室内の音響分布 OmniMICのポーラディスプレイの平面版を利用してリスニングポイントの移動でどの様に周波数特性が変わるかをイメージグラフ化してみました。 スピーカは一人で聞く分にはよいのですが、人数が多くなると同じポイントでは同時に聞けません。隣り合った席でも狭いリスニングルームとなると結構差がでそうですが、具体的に実測をしたことが無い… トラックバック:0 コメント:2 2017年07月19日 続きを読むread more
omniMICの測定上の問題 思わぬところからomniMICの周波数測定上の問題に気がつきました。 通常周波数特性の測定では中央メニュー欄のインパルス処理のwindow時間は(本来は反射を見て調整する値ですが)あまりいじっていないと初期的には5msecあたりになっています。そしてその脇のラジオボタンが(赤の上矢印)only toだと下矢印のグラフのよう… トラックバック:0 コメント:2 2017年07月16日 続きを読むread more
nearfiled音響測定 測定環境(室内)の影響を受け難い音響測定としてスピーカにマイクを隣接させるnearfiled測定方法があります。しかしneafiledは振動板半径が半波長までという高域限界があるとされています。 そこで周波数特性を測定するにはfarfiled(つまり1m程度離した測定)と合成するということになるのですが、流石にそうなるとそれだけで… トラックバック:0 コメント:0 2017年07月11日 続きを読むread more
ポーラディスプレイ スピーカ測定のOmniMICの機能でポーラパターンの表示があります。そこで普通のドームツィータの2Wayと対向3Wayのデータをとって比較してみました。 対向型は基本バイポーラ特性なので、全体の指向特性がどうなっているのか以前から興味があり、今まで使ったことがなかったOmniMICのポーラディスプレイ機能を使い表示を試して… トラックバック:0 コメント:2 2017年07月05日 続きを読むread more
DCU-F081PP対向スピーカ(その7) DCU-F081PP+T114Sの対向SPですが、ネットワークもmini対向と同様にSpeakerWorkShopでシミュレショーンして決めています。 まあツィータが同じですからあまり代わり映えしないのですが、相手のユニットの能率が違うのでその辺も合わせて決める必要があり、細かい微調はシミュレーションでする方が楽です。… トラックバック:0 コメント:0 2017年05月18日 続きを読むread more
DCU-F081PP対向スピーカ(その6) PARCスピーカ鑑賞会も後10日ほどと迫ってきましたが、対向DCU-F081PPも結局T114Sとの2Wayにしました。 ボイド管だけでなくバッフルもカッティングシートを張るつもりでしたが、手抜きで木地のままです。 低域はセッティングでかなり変わるのでその辺を詰めると結構フラットに伸びました。またハ… トラックバック:0 コメント:0 2017年05月16日 続きを読むread more
mini対向スピーカ(その3) W2-852SHにツィータ(DCU-T114Sこれも対向を横向き使用)を追加する検討をしてみました。 W2-852SH横向き配置では高域はほぼ-6dB/octでのローパス特性をしていますので、1次フィルター追加も検討してみましたが、今回はそのままスルーでも良さそうです。そこでツィータ側のみネットワークフィルターを検討してみ… トラックバック:0 コメント:0 2017年05月08日 続きを読むread more
Seas2Wayのユニット間ディレイ Seas2Way(W18EX001、T29MF001)のユニット間ディレイ(オフセット)を測定しました。 流石にそのままではインパルスが重なって判別できません。ツィータのみを約17cm(0.5msec)下げて測定してみました。 その時両ユニット間のディレイは340μsecでしたから面一の場合は160μsecつまり約5.… トラックバック:0 コメント:0 2017年03月31日 続きを読むread more
1次反射の吸音 スピーカをコーナー設置すると脇の壁面が近いのでその反射音の影響が考えれらます。そこでその吸音のために吸音板?を作ってみました。 ホームセンターで安そうな物を漁ったところ、ご覧のとおり枕が安くて大きく結構良さそうなので採用してみました。枕カバーもなし、ハンガーも手製なのでワンコインでおつりが来ます。見栄えはもうひとつ(^^;… トラックバック:0 コメント:3 2015年10月06日 続きを読むread more
OmniMICによるスピーカアライメント測定(その3) 相変わらずのwaveletですが、新旧メインの調整結果を比較してみました。 左が従来のユニット振動板物理位置を基準にした合わせ方、右側が今回のwaveletの波形が自然になるように調整した結果です。調整パラメータは以下のようでした。 旧 新 W 457Hz But12 Rev 66… トラックバック:0 コメント:0 2015年04月23日 続きを読むread more
OmniMICによるスピーカアライメント測定(その2) 相変わらずWaveletによるスピーカアライメントの測定の続きです。 大まかな調整はWaveletやインパルスでも可能ですが、最終的な細かい追い込みは周波数特性を見ながらクロス点近傍の出力を0.5dB/DIVぐらいにして極大になるところを見つけることで0.01msレベルまで可能です。 所が色々やってみるとどうも極大… トラックバック:0 コメント:0 2015年04月22日 続きを読むread more
OmniMICによるスピーカアライメント測定 OmniMICのWaveletSpectrogramによるスピーカアライメントの測定例を挙げてみました。 当初はRINKAKUによる測定を試してみたのですが、どうも問題が有りそうなのでむしろ最初は難しいかと思っていたomniMICを見直す結果になりました。 測定対象は自宅メインのMID(ATC SM75-150S)… トラックバック:0 コメント:2 2015年04月16日 続きを読むread more
OmniMIC隠れ?機能 徐々にユーザも増えているOmniMICですが、和文マニュアルが無いので使い方が解り難い点があります。一般に室内での周波数特性を測るにも、そのままの設定だと変なデータになる面もありそうなので、簡単な注意点を書いておきます。 詳しい説明は後にして、立ち上げ直後は周波数特性タブのsin sweepでは中央のメニューではblend… トラックバック:0 コメント:2 2014年01月29日 続きを読むread more
メインスピーカの歪率 メインの3Wayスピーカですが、当初リスニングポイントでの歪測定をしていましたが、暗騒音にマスクされているのではないかと指摘もあり、ニアフィールドで再測定してみました。 距離は60cm、音圧は90dBと聴感でもかなり大きなレベルでの測定です。以前のデータではリスニングポイント音圧80dBで3次歪は-50~55dB程度でした… トラックバック:0 コメント:2 2014年01月13日 続きを読むread more
スピーカのコーナーセッティング(その3) ようやくATCのMIDが使えるようになったので当初の構想した3Wayが組み上がりました。各ユニットは 低音 AudioTechnology 5I52(17Lバスレフ) 中音 ATC SN75-150S 高音 Dynaudio T-330D(デッドマス付き) とかなり各々古くからのシリーズのユニットで… トラックバック:0 コメント:0 2013年09月17日 続きを読むread more
OmniMic(その9)ホーンスピーカの音源位置 マイクによる距離測定のおまけついでに解りにくいホーンスピーカの音源位置を測ってみました。 通常のコーンやドームスピーカなどは音源といってもそれほど奥行きがあるものでもないのであまり問題になりませんが、全長の長いホーンスピーカの場合はどうでしょう。 ホーンスピーカは音源はホーンの中心辺りにあるとかいう説も聞いた事が有るの… トラックバック:0 コメント:0 2011年07月17日 続きを読むread more
OmniMIC(その8)距離測定 OmniMICですが、最後におまけでスピーカまでの距離測定をしてみました。 とはいえこれはそのままでは行かずにHelpにあるように小型のスピーカをマイク近傍に付け、同時に鳴らす方法で測定します。写真はその一例ですが、手持ちの小型スピーカを簡易的にマイクにぶら下げてみました。アンプとはパラ接続でも良いですし、左右で分けて鳴ら… トラックバック:0 コメント:0 2011年07月07日 続きを読むread more
OmniMIC(その7)ウォーターフォール表示 OmniMICの最後はいわゆるウォータフォール表示で、ここでは2種類の測定表示ができます。この機能はAdvanced Functionsのチェックが入っていないとアイコンが出ないので注意。 ひとつは普通ウォータフォールでよく見られる「Cumulative Spectral Decay」で図の上の方です。もうひとつは To… トラックバック:0 コメント:0 2011年06月14日 続きを読むread more
OmniMIC(その6)低音減衰特性 最後は低音減衰特性(BassDecay)です。といってもこの形の形式を見るのは私は初めてで、ウォータフォールの2次元版のような気もします。CSD(Cumulative Spectral Decay)では低音部分が表示し難いのでその代わりかもしれません。 ざっくり言ってみれば、低音での長く続く共振モードを見つけて対処しようという… トラックバック:0 コメント:0 2011年06月13日 続きを読むread more
OmniMIC(その5)残響特性 5番目は残響特性です。これはスピーカというより室内の音響特性で、残響時間というは発音が止まってから-60dBまで減衰する時間で表わします。 とはいっても余程暗騒音の低い所でないと-60dBまで測れませんので、ここではリニア(といっても対数上リニア)に見える減衰カーブを延長して-60dB相当の時間を演算しています。 … トラックバック:0 コメント:0 2011年06月10日 続きを読むread more
OmniMIC(その4)歪測定機能 4番目の機能は歪率測定機能で、2次から5次までの高調波歪の測定ができます。 結構スピーカの歪率は低域を除けば1%を軽く割るほどかなり良いので、中々精度良く測るのは難しい項目です。 それは歪率成分の音圧が周りの環境音以下で無いと正確な歪率が表示できないからです。たとえば80dBの音圧出力は結構大きな音ですが、0.1%歪の… トラックバック:0 コメント:0 2011年06月09日 続きを読むread more
OmniMIC(その3)オシロスコープ機能 3番目の機能は普通のオシロスコープの様に入力波形を見る機能です。 通常は音圧はレベルを見れば充分で波形を見る必要はほとんど無いのですが、おまけの機能でマイク入力の波形が見られます。 トリガーとか時間軸ゲイン軸(ご丁寧にパスカル表示)も調整でき低域カットフィルターも付いて見やすくなっています。ただし、スピーカの波形再生の… トラックバック:0 コメント:0 2011年06月06日 続きを読むread more
OmniMIC(その2)音圧・スペクトラム測定機能 2番目の測定機能は音圧・スペクトル測定機能の紹介です。 SPL/Spectrumタブをクリックすると右側にはアナログメータを模したメータでマイクでの絶対音圧レベルがリアルタイムで表示されます。そして左側では連続的なFFTグラフかオクターブバンドによるバーグラフによるの周波数スペクトラム表示を選べます。 音圧は感度の… トラックバック:0 コメント:0 2011年06月04日 続きを読むread more
OmniMIC(その1)周波数特性測定 簡単な和文マニュアルを作ろうとは思いますが、一応測定項目ごとに概略を紹介しておきましょう。 まずプログラムのインストールが必要ですが、CD-ROMから簡単にできます。無ければUSBメモリーにコピーしても可能です。後はマイクをUSBに接続するだけ。おっとソフト立ち上げたらマイクに貼られている個別コードを入力して、校正を忘れな… トラックバック:0 コメント:0 2011年06月02日 続きを読むread more