ルビジュームクロックの故障と修理(その2)

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 クロックを交換して再生サンプルレートが88.2kHzfsになったminiSHARCのデジタルチャンデバを聞いてみました。

 再生クロックのルビ周波数が故障前の周波数に変えられなかったので、暫定的に今までの96kHzfsから88.2kHzfsに変わったチャンデバで試聴してみました。聞いてみるとクロックモジュールの違いかfsの違いかは不明ですが、同時比較ではないので自信はありませんが結構両者の差がある様に感じます。
 今回fsが変わってからは音像が全体ふわっと柔らかめで、解像度は細かいところまで表現力はある様ですが、低域が少し甘いです。

 そのためか周波数バランスも少し低域よりになって緩い感じがします。そこでウーファ側のゲインを少しおさえてバランスを修正しました。まだ少し変な感じはありますが、それなりに描写力はあるようで音に厚みがあり、これはこれで良さそうです。

 正直fsの違いのせいなのか、モジュールの違いによる差なのかはっきりしませんが、こうなると何とか現行のモジュールでfsを変えて確認したくなりますね。いっそのことクロックにfs切替器を取り付けられるようにしてfsの差を聞き比べてみようかとも考えています。上手くいけばアタッチメント風に付けらるかな。

ルビジュームクロックの故障と修理

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 突然メインの音が出なくなってしまったので、色々調べてみるとデジタルチャンデバに使っているminiSHARCボードの読み出しクロック用のルビジュームクロックが間欠的にしか出力していないという異常でした。
 miniSHARCはサンプルレートコンバータの機能もあるので外部の読み出しクロックを独立して設定していたのですが、当然このクロックに異常があると音声データの読み出しが出来ず、DACからは音声が再生できなくなります。

 クロック以外には他に異常は無さそうなのでこのクロックを修理すれば良いわけですが、流石にルビジューム本体の修理は出来ないので、クロックモジュール(FE-5680A)を代替品と交換することにします。

 予備のモジュールはまだ数台のこっているので単純に交換すれば良いのですが、生憎代替機の周波数が元のクロックの96kHzfs(12.288MHz)になっていませんでした。本来はPCのソフトで周波数を変更することができるのですが、このところ使っていなかったせいか上手くソフトが起動できません。しょうがないので現在の88.2kHzfs(11.2896MHz)のままいってみることにします。

 といってもこのため実質的には出力サンプルレートが若干低くなるだけなので、大きな問題は無さそうです。まあコンバータとしてはソース(CDの44.1kHzfs)の2倍ぴったりではなく非整数倍の方が良いという意見もあるので、最終的には聴いてみての判断になるかと思います。

 まあ一応クロックの交換で音は出ているようですから、修理としては何とかなっているようです。

PS: 久しぶりにminiSHARCをいじったので、少し勘違いをしていました。実はminiSHARCの入力は別のSRCですべて96kHzfsに変換していたのでした。なのでクロックが11.2896MHzになったことで従来が1:1fs変換だったのが1:0.91875変換とむしろ整数倍で無くなったことになります。

STAX EarSpeaker

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 静電型ヘッドホンの元祖ともいえるSTAXのΛproとアダプタのSRD-7MarkⅡです。このところしまいっ放しになっていましたが、久しぶりに引っ張り出して動作を確認してみましたがやはりいい音ですね。

 一時は存続も危ぶまれていましたが、現在は中国企業に編入されながら有限会社として何とかやっているようです。大昔、雑司が谷の本社に試聴に行って林社長に対応していただいたのが懐かしいです。

 静電型なので特別なアダプタが必要ですが、これはトランスのみのタイプで今はアンプも込みの物だけらしく、このタイプは無さそうですね。まあダイレクトドライブがベストでしょうが、結構トランスでもヘッドホンくらいだと良さそうです。それにこの専用タイプだとトランスも結構大きいのを使っているのでアンプ込みのものより使い勝手が良いです。

 しばらくぶりのSTAXでした。


 




















光LANのリニア電源化

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 以前導入した光LANアダプタの電源をリニア電源化しました(’下段ののBOXが電源、上段の中央にアダプタ)。再生本体とは絶縁された先のアダプタなので電源も購入時のDCパックで良いかと思っていましたがなんとか一応まとも?なトランス電源に交換しました。

 デジタルのパワーアンプの除いて今の所SW電源はなるべく排除したいのでようやくメインシステムのリニア電源化は終わりました。まあ音の方の影響はどのくらいかはわかりませんが、気分的にすっきりといった所です。

 NASのHDDの時もそうですが、意外とこういうところの蓄積がトータルでは聞いてくるのではないかと思います。とはいえ外部刺激が無いと細かいところでもそろそろやることがなくなりそうです。

声の通るマスク?

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 コロナ禍でマスクは必須となってしまっていますが、声がくぐもって中々声が通りません。マスクも色々あるのでその中でどれが一番声が通り易いかを調べてみました。

 オーディオとは関係ないような気もしますが、これからは話をする機会も増えてもマスクは手放させそうにはありませんから実際には結構気になる点です。そこで通常使うマスクとしてガーゼ、不織布、ウレタンが一般的ですからこれらの透過ロスを比較してみました。

 実験としては8cmの小型SPの上にスルーを基準に各マスクを被せて周波数特性を測定してみました。黒が基準で茶がガーゼ、青が不織布、緑がウレタンの特性です。

 こう見ると結構種類によって違いが見られグラフを見て分かるように3kHzあたりはガーゼに負けますが不織布が割りと減衰は少ないですね。その次がガーゼで、一番悪いのがウレタンになりました。1kHz以下の周波数ではほとんど差は出ていません。

 不織布が良さそうですが、声の周波数は300~3kHzと言われますので3kHzあたりまでのデータから見るとガーゼも良いのかもしれません。多分にその上の高調波も聞き取り易さには結構影響が大きいので結果的には不織布がやはり良いかも。

 ワクチン接種が広がったとしてもこれからはマスクは手放させそうにもありませんから、会話の必要な場合は話が通りやすいマスクを選んだほうが良さそうです。

ウーファの特性(その2)

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 ウーファに使っているAudioTechologyの23I52の歪率特性を取ってみました。ついでにバスレフと密閉での比較ができるように同じ条件でとっています。上がバスレフ、下が密閉のグラフで、マイク距離は軸上50cm音圧90dBなのは他のユニットと同じです。

 理論どおりバスレフでの歪みは密閉より30~50Hz辺りが10dBほど良くなっていて、歪率でも数%の範囲で収まっています。ただし20Hz辺りになるとやはりバスレフの方が音圧が下がるので歪率は見掛け増えてしまいます。

 データ的に見ればバスレフの方が有利と言えそうですが、実際に聞いてみるとそれぞれ利点欠点があり判断は難しいところです。この辺はデータ(測定)では捉えきれない部分も重要なポイントが残されているオーディオの面白いところでしょう。

 聴感ではバスレフはデータから分かる様に密閉より低域の量感がひと周り上回っているので迫力があります。音色の太さもあるので再生される楽器などはスケールが大きくなり、より豊かに鳴っている様に聞こえます。しかしその分音像が少しボケて奥行き感が薄れる傾向があるのが欠点でしょう。
 密閉の場合はその逆で、音像はタイトで締まった透明感のある音場となり、全体に静寂間が広がって奥行きが分かり易くなります。この辺は以前調べたようにバスレフではポートから源信号とは相関の薄い音が漏れて、メインの音の余韻をマスクしてしまい音場を曖昧にしているためではないかと思っています。

 バスレフの低域の迫力も捨てがたいのですが、やはり好みは密閉かな。

ウーファの特性(その1)

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 スピーカ測定のついでにウーファ単体の特性を測ってみました。今まではリスポジでの測定が中心だったので、ウーファ自体の特性を見るために50cm近辺のデータを取ってみたものです。(使用ウーファユニットはAudioTechnologyの23I52(23cm))

 測定はついでに50Lエンクロージャでの密閉とバスレフの特性違いも測ってみました。ポートの蓋を作っていたので簡単に比較できます。

 グラフの赤線がバスレフ、黒線が密閉の特性で概ね理論どおりの特性です。クロスフィルターは無しで、EQはパラメトリックを適当に掛け凸凹は補正しています。
 バスレフの場合はfsの40Hzあたりで密閉より数dBUPしていて35Hzあたりから下は12dB/octで低下しています。密閉の場合は60Hzあたりから6dB辺りで低下しています。

 特性だけを見ればバスレフの方が優秀ですが、結果的にどちらが好ましいかはまた別で、この辺が難しいところです。次回は歪みデータを載せたいと思います。

 

ATCのMID(その2)

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 ツィータと同様にミッド(ATC SM75-150S)も歪率を測ってみました。条件は軸上50cm音圧90dBと他と同じ条件です。

 図の様に流石に中々優秀なデータです。90dBでも0.1~0.2%ぐらいで低域でも極端には増えていません。まあプロ用ならこのぐらいの音量は平均でも出すかもしれませんが自宅ではそんなに出さないのでこのぐらいで充分です。本来の能率の良さも効いているのかもしれませんが特性の良さは見直しました。

 低い帯域はレベルも下がって使えないと以前のメインの時は400Hzぐらいまでかと思っていましたが、これなら少しぐらい持ち上げても300Hzぐらいまでなんとかいけるかも。高域も本家が4~5kHzまで使っているのもうなずけますが、10kHz辺りの共振はやはり気になるところですのでこちらは余り上の方は使う気はないですね。

 ショートホーンを外した使いかたも一度やってみたいと思わせるデータでした。

ATCのMID(その1)

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 測定のついでに今はお休み中のATCのMIDを計ってみました。距離50cm正面25cm角バッフル付き。

 型番はSM 75-150Sで文字通り75mmΦの大型振動板を備えたドームミッドです。ATCのプロ用モニターSCMシリーズに使われて、ショートホーンを備えた特徴ある外観で知られています。
 単体で見ないと分かり難いのですが、75Φのボイスコイルをカバーするために後には巨大な磁気回路が付いていて(Sタイプは強化版)重量も単体で7.4kgもあり、下手なウーファより重いです。

 特性的にはレンジは300~10kHzぐらいまで伸び、かなりのワイドレンジです。1kHzを中心とする山はショートホーンの影響でATCの音色の特徴となっていますが、ショートホーンを外すかEQで抑えれば消せます。前者は指向性の改善に後者だと歪率の低減に効果があるでしょうがfoのインピーダンスピークもあってネットワークだとちょっと使いづらいかも。
 高域は伸びていますが指向性の面や10kHz辺りの共振があり、余り上までは使えません。まあへんなピークは無いのでその辺は使い易いとは思います。

 残念ながら最近はユニットは入手難で、代替にVoltの同等品がありますがこれも簡単には入手できないかも。

ツィータの歪率(その4)

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 前に紹介したUniWave仕様の2WaySPに使用したDynaudioのツィータT-330Dの歪率を測ってみました。(距離50cm音圧90dB)

 もう大分古い個体なので初期性能を保っているか不明ですが、Seasなどと比べると少し落ちるようですね。50cm距離で音圧80dBでは流石にほとんど歪みは見られませんが、掲示のグラフの90dBだと3次で0.3%ぐらいはあり、1.5kHzあたりでも少し山があります。

 この程度では実質的には問題があるレベルではありませんが、データ的にはSeasExcelやBlisNaなどから比べるとチョッと落ちるかも。

 とはいえ勿論ツィータの良さは歪みだけでわかるほどではなく、むしろ充分条件として良いツィータは歪が少なそうと考えたほうが良いでしょう。

UniWaveの復活(その2)

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 今回はマルチでもLCネットワークで組んでみました。ただし通常の2次フィルターでオリジナルの6dB/octという訳ではありません。

 素子は手持ちの流用なので値は変則的ですが、何とかこれで間に合いそうです。L1が大きいのはツィータのレベルを下げそれを利用してバッフルステップ補償を兼用させているためです。

 周波数特性データは室内(70cmユニット中間)なのでリスポジでは更に中低域は乱れが出ます。スピーカやリスニングポイントから壁が2m以上離せる様な余裕のある環境ならいざ知らず、普通は補正が必須なのがスピーカというのものなので、単体での特性だけでは余り意味がありません。
 またスピーカ調整で測定は無しにとは行きませんが、それ以前にもやることが色々ありそうです。

 まあ今回はインパルス応答も綺麗に落ち着いていて、中々良い感じにまとまりました。流石にこのクラスは聞いていても耳辺りもよく、ゆっくりと聞ける感じですね。

UniWaveの復活

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 前のメインに使っていたツィータ(Dynaudio T-330D)はエンクロージャから外せなくなってしまっていたので、やむを得ずそのまま2Wayのエンクロージャに入った状態で使用していました。流石にウーファが無しではみっともないので、穴塞ぎにScanの18W8545を入れています。
 このエンクロージャの2Wayで使っていた時はウーファにはAudioTechnologyを使っていたので、余りこのScanの組合せとでは鳴らしていません。

 ということなのでこの2WayをサブSPに復活させて聞いてみようとか思いましたが、良く見ればこの組み合わせはかつてのUniWaveの定番セットの2Wayですね。エンクロージャもちゃんとアライメントが取れるように段付きになっていますので(フェルト巻きはしていませんが)ぴったりです。

 マルチも良いのですが、ここは普通のネットワークでとりあえず鳴らしてみようと思います。クロスは2~3kHzで本家の1次ではなくやはり標準的な2次フィルターにして手持ちの部品で何とか組み上げました。定数は適当ですが、一応シミュってあります。変則定数設定でバッフル補正も込みでいれてあります。

 アンプは中華のTPA3116D2アンプを使いました。通常のステレオアンプ仕様と折角2台あるのでモノアンプ仕様でも使える様にしましたが、思いの他モノアンプが良かったです。まあこれはモノにしたからとうより電源分離が効いているのかもしれません。やはり鉄板組み合わせの音は結構いけています。特性は次回に。

NAS分解比較

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 やはりNAS自体の差が気になるので、もう一台もケースを分解してみました。中身的に言えば使われているHDDメーカ、型番(WD30EZRZ)は同じでコントロール基板も外観は差が無い様でした。

 でもケース有りで音質比較した差は裸にしても埋まらず、むしろはっきりするくらいです。何が違うんでしょうね。HDDあたりの差かと思っていましたがこうなる良くわかりません。まあ良くなったんだから言いか。それよりやはり電源の差の方が大きいのであまり気にしてもしょうがないかも。

 

NAS防振

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 NASのHDD防振で直接アルミブロックにはネジ止めできませんでしたが、とりあえずブロックでサンドイッチして圧接で防振することにしました。ブロックサイズは250x150で上が30mm厚、下が20mm厚です。

 写真の様に重ねただけですが、HDDの上面は直接ブロックに接して、下面のケースもブロックとしっかりと面接触しているので結構防振効果はありそうです。

 聞いてみても電源ほどではありませんが、音質に影響があるようです。基本的に音の粒立ちが良くなりS/Nが上がるので全体のコントラストが改善されるような変化があります。まあ完全にネジ止めせずともこれでも良さそうですね。

NAS分解

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 NAS(Buffalo LS210D 3Gtype)のケースを開けてみました。

 明けたのは以前のようにHDDのアルミブロックでの振動ダンプと2系統の電源の分離供給ができないかと考えたものですが、ケースが殻割タイプのケースなので爪割れで完全復旧は諦めて強引に開けてみました。

 使用されていたHDDのメーカはWDでこれ以前の使用実績でも良かった方ですが、使用されている基板の構造などからはこのHDDを直接ブロックに取り付ける様にするのは難しそうでした。また電源分離も簡単には行きそうに無かったので、チョッと残念。

 そうはいっても折角開けたのですから、何らかNAS(HDD)にも対策を打てるように今後考えてみるつもりです。

NAS2台の差

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 Backup用にもと2台の同じタイプのBuffaloの格安なNASを利用しているのですが、少し改造をしてみたいと考えてその前に2台の音の差が無いかを確認するために聞き比べてみました。以前のeSATAの時代には結構HDDの差にも気を配っていたのですが、最近はあまりそちらには注意を払っていなかったので事前準備です。

 ということで電源環境の違いとも含め、2台の差をききくらべてみるとやはり同じ型式でもそれなりに音が違うのを再確認してしまいました。比較したのは購入時点は異なるのでファームも少しVerが違うのですが、基本は同じLS210Dシリーズの3Gタイプの2台です。

 勿論電源環境(対策済みリニアと添付SW電源)でも音は違いますが、電源の違いは解像度の方に影響するようで、SW電源では細かい音がマスクされます。機種の違いの方は周波数特の違いのようなエネルギー特性のバランスの差としての様に聞こえます。好みとしては最初に買った古いほうが低域が締まってシャープで解像度が高くなる様に聞こえて好みです。

 NASのケースは殻割タイプなので中が簡単には開けられずHDDメーカに違いがあるかどうかはまでは不明ですが、その内改造用にケースをばらして確認してみたいですね。やはりLANタイプでもNAS(HDD)での違いの音への影響結構ありそうです。

中高ユニットの整理

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 同じところにスピーカを何組も置くと相互影響があって良くないとは聞いてたのですが、中々片付けるのも面倒でようやくお休み中の中高域ユニットを移動させました。

 スピーカはかさばるのでどこに置くにも家人には不評ですから、移動先も苦労します。

 流石に移動すると視覚的にはスッキリしますが、それでも音の方はそれほど変化は感じられませんでした。低音が少し伸びやかになったかな?ぐらいの変化で、バスレフボックスがヘルツホルム吸収していたのかな。

 まあ邪魔なものは無いに越したことは無いので、また物が増えるまでは少しはスッキリしてそうです。

中高スピーカスタンドのフローティング(その4)

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 暫定版では収まりが悪いのでスタンド上に吊り下げ方のフローティング冶具をとりつけて、ツィータを移動しました。

 工作自体は大したことは無く、ベルト(または紐等)で下げることも考えたのですが、ツィータが軽いのでアイソレーションがあまり取れず前回と同様にゴムバンドの吊り下げにしました。

 基本は変わっていないので音も同様かと思っていましたが、どういうわけかなり違います。前回は音量的にかなりおさえられて響きもストイックな感じでしたが、今回はノビノビと鳴る感じで音量感も高めです。結果的には悪くないのですが、なんだか原因が判りません。暫定版はアライメントがちょっといい加減だった性でしょうか。周りの電源環境かな?とりあえずは良くなったのでOKかも。しばらくは見守っていきます。

中高スピーカスタンドのフローティング(その3)

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 スタンドで音質改善が見られたのでやはりツィータの完全フロートを目指してみます。暫定的に吊り下げ方式でミッドの下にぶら下げてみました。吊り下げ方式は柔らかいゴムベルトなどを使えば充分共振周波数を下げられるので、ほぼ完全に振動遮断ができます。

 試聴してみるとやはり追加の完全振動遮断の効果はかなりある様で、吊り下げた時の音場の広さは一段と増して、微細な表現が浮き上がります。やはり以前の固定式でのフローティングボードだけでは限界があるようです。色々聞いて見ても落ち着きがありながら浸透力のある中高域でより全体の完成度が上ってきたように感じられます。

 でもこの形状は暫定的なのでやはり最終的には根本的な吊り下げの設置方法を工夫する必要がありそうです。

 

中高スピーカスタンドのフローティング(その2)

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 フロートボードに載せた中高スピーカスタンドですが、どうも軽すぎて振られやすいのと安定度からみてボード上に直接ウェイトを載せてフローとの振動を抑えるようにしてみました。

 フロートボードのつり構造は一種のバネですから載せる重量で共振周波数は変わります。つまり重いほうがカットオフは下がりますから振動には強くなるはずです。ということで真鍮の錘などを載せたりして再生音の変化を聞いてみました。

 見かけの振動の変化はともかく、こんなものでも再生音には結構影響がある様です。錘を載せると落ち着きが出て音が締まります。その分広がりは少なくなる様ですが、これはこれで面白い。
 元々スタンドは音への影響が大きいのでこの辺はうなずけないことも無いのですが不思議な感じもしますね。まあやはり適当なダンプは必要そうですので、オモリは載せる方向になりそうです。

中高スピーカスタンドのフローティング

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 中高域のスピーカスタンドはウーファとは独立していますが、それでも床が柔なせいかやはりかなり低音で振動しています。そこでスタンドへの低域振動を遮断するためにスタンドごと自作の軽負荷フロートボード(初代)に載せてみました。

 ツィータへの低域での振動伝播は従来よりはかなり少なくなり、音場表現も広くなりました。

 しかしやはりそれでも振動防止は完全じゃないですね。フロートボードは原理的に横振動には強いのですが、縦振動には弱いです。何らかツィータを浮かして取り付けられるような方法を考えたほうが良いかな。まあ今後の課題です。

ミッドの歪率(その1)

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 ツィータの歪率測定のついでに現行のミッドレンジ(PARC DCU-F081PP対向ツィン)の歪率も測定してみました。

 左がツィータと同等の条件で50cm80dB、右が90dBの再生レベルの時です。80dBではまあまあ0.3%レベルで何とか合格ですが、やはり90dBだとツィン対向でもかなり苦しいですね。空気室が狭いためか特に300Hz以下は問題がありそう。クロスを300Hzぐらいに上げる検討したほうが良いかも。まあこの辺は聴感でも確認しながら進めましょう。

追伸:低域のクロス周波数を確認してみたら既に300Hzになっていました。200Hzは思い違いだったかな。
 それでも少し緩い感じがしたので最終的に270Hzで落ち着きました。まあ見直してみるものですね。

ツィータの歪率(その3)

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 Peerlessのリンクツィータは比較的安価で音の方もまずまずなので良く使われていますがいくつか種類がありますf。同じような振動板だが磁気回路違いでどの様な違いあるかを歪み率で比較してみました。

 型番は左がOT19NC00-04で右がXT25TG30-04です。歪率測定条件は以前と同じでOmniMIC使用、距離50cm時間窓5msで1/6octスムージングの上2,3次と総合歪率を表示しています。

 見て分かるように低域の周波数特性はかなり伸びていますが、歪率は全般に高く、特に低域ではかなり上昇しています。流石に高価なXTの方が歪は低く、特に低域はかなりの差が見られます。

 元々このユニットはそれほど低域まで使うべきものではなく、やはり2kHzあたりが限界でしょう。

 両者の比較ではやはり高価なXTの方が歪率はかなり低く、周波数によってはNCより10dBほど低くなっています。やはりこの辺は磁気回路の余裕の違いでしょうか。当然コストに跳ねかえって来る問題ですね。

ツィータの歪率(その2)

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 暇なので無駄?とはいえやはりベリ(BlisNa T25B-6 以前BlisMaと書いていましたが勘違いでした)の歪率を一応測ってみました。

 上が測定距離50cm音圧90dBで下が80dBの場合です(1kHz以下カット)。80dBではほとんど測定下限になっていてここでは歪みは見えません。90dBでようやく2kHz以下は0.3%ほどの歪が見えます。ということでやはりこのレベルになるとやはり歪みからでは特徴をつかみ難いようです。

 基本的にこのツィータはfoも高く低域のレベルはだら下がりでなので元からは余り低い帯域は期待できません。総合的に見ても2kHz以上のクロスがお勧めで、かつ10kHz以上もかなりだら下がりなのでPEQで4dBほど補ってあげたい所です。スーバーツィータを載せるのでなければネットワークでは少し使いづらいかも。

 まあ音質的にはベリらしくすっきりと切れの良い音なので、使いこなせばかなりのレベルの音が出ます。あと感度(能率?)がカタログスペックよりかなり高いように見えます。正確な測定は難しいのですが、相対的に見ても数dB高いように見え、その分低歪率になりますね。

バナナプラグの不具合

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 写真のバナナプラグをスピーカの端子に使っていたのだがどうも欠陥がある様だ。

 時々スピーカから音が出なくなる不具合が有って、アンプやスピーカユニット接続線などを調べてみたが良くわからなかったが、ある時バナナ端子の具合で音が切れることを見つけた。

 この端子、バネ部分が回転する様になっているが、その部分と本体との間にはばね要素が無いので単なるはめ込みに過ぎない。どうも部品によってそこにガタがあり、接触不良を起こしていた。

 この構造だと原理的にカシメ方が不十分だと接触不良を起こすことは防げないので、どうも欠陥のように思える。相手に食いつくバネ部分自体はあまりヘタラない様だし、本体に追加でもう一本バナナ端子を挿せる様になっているのは良い点なのだが、これでは接触が曖昧でバナナ端子の基本がなっていない。時々切れるような不具合はなかなか気が付きにくいので見つけるまでに遠回りをしてしまった。注意してみないといけないな。

ツィータの歪率

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 ベリリュームツィータとマグネシュームツィータの個性の差の原因をつかむためにとツイータの高次調波歪みをとってみました。

 とりあえず悪い?と思われるマグネシュウーム振動板のSEAS-EXCELのT29MF001を測定対象にしてみます。

 測定装置はOmniMICで音圧は軸上50cm(時間窓5ms)で音圧レベルは約90dBと聴感でもかなり大きな音にしていますが、これはグラフを見て分かるようにこのくらい音量を上げないと歪が見えないからです。80dBでは歪みは室内の暗騒音レベル以下で判別不能。(2次ー赤、3次ー紫、4次ー緑、2-5次総合ー青,600HzHPF-LR24dB入り)

 結果から見ると全帯域に渡って調波歪みは総合でも0.3%以下とかなり低く、2次でも0.1%強、特徴的なピーク周波数もありません。残念ながら歪では個性は判りそうにないという結果ですね。ベリを測っても無意味かな。

 

低域のfoダンプ(その2)

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 実際のfoダンプのインピーダンスグラフは上の様になりました。

 緑の線がダンプなしのウーファの密閉時インピーダンスカーブで、赤が高いほうの共振周波数(P2)のLCR共振回路のダンプを掛けた時で、黒が低い方(P1)も両方掛けた場合です。

 グラフを見ても分かる様に、密閉状態でfo周波数がP2より少しさがったのでP2のみの共振ダンプではピーク周波数が少しずれて少しダンプしきれない感じです。まあそれでも無いよりは大分良いのですが、更にP1を加えるとようやく全体的に抑えられている様に見えます。

 まあ本来ならP2のみ周波数を合わせ直せば良いのですが、まあP1の有無で音質的にも色々変化が楽しめそうなので、当面これでいこうかと思います。

低域のfoダンプ

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 中高域のfoダンプを考えてみたが、低域もバスレフから密閉に変更しているので変更が必要か再考してみた。

 元々低域はバスレフに合わせて2山のfoダンプしていたが、密閉になれば当然低域インピーダンスは単峰となるのでその差を確認してみた。結果元々バスレフポートのチューニングが低く設定してあったので、図の様にバスレフのインピーダンスの山(低いほうからP1とP2とすると)P2は密閉のfoのピーク周波数とそう変わらなかった。

 それでバスレフの場合でも対応するようP2のダンプはそのまま残し、P1のみSWで切り離せるようにしたがそこまでする必要は無さそう。ただしP1のfoダンプの有無でも低域の質感は若干異なるようで、入れたほうが締まり外すと量感が増える。まあこの辺は気分で変えても面白いかも。

中高ユニットのfoダンプ(その2)

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 前回行ったインピーダンス補正の回路はこのようなものです。単純にLCRの直列共振でfoのピークにあわせています。共振周波数はLCで決まりますが、裾野のブロードさはQ値で決まるのでスピーカのインピーダンスカーブに合わせます。つまりL値が大きくなると広がる訳です。

 実際にインピーダンス補正をスピーカに付けて色々聞いてみると、若干ながらやはり違いは出ますね。補正が有った方が音像が締まり、ピントのあってくるような感じです。無しのホワッとした軽い雰囲気もそれなりなので、この辺は求める音像の好みかも。

 周波数特性は若干ながら変わりますが、それほどのことは無いのでやはりユニットのfo共振をダンプしているのかな。

中高ユニットのfoダンプ

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 PARCのミッドとBliSNaのツィータにパラに直列共振回路を入れてfoをダンプしてみました。以前のATCとDynaudioのユニットの場合にもしていたので、同様に今回のユニットでも試してみようと思ったところです。

 補正の具合はグラフの様で、左がツィータの右がミッドのインピーダンスカーブになります。緑線がユニット自身の、黒線がダンプ後のカーブを示しています。ネットワークの場合にはユニットインピーダンスの補正は必須ですが、マルチの場合には通常定電圧駆動(低インピーダンス駆動)ですから基本的には特性に影響は無く、余り意味の無い付加回路のはずですが、微妙に音に影響が出る様に思います。

 ということで物は試しでFoダンプ回路を付けてみました。SWで簡単に切り離せるのでオン。オフでじっくり比較してみたいと思います。

バッフル違いによるツィータのポーラパターン(その4)

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 70角ツィータボックスの背面の蓋有無での水平ポーラパターンを比較してみたが、データには差は見られなかった。今回は無駄足でした。

 左が蓋なし、右が蓋ありで条件は前回と同じ。聴感では違う様に思ったのだがデータ的には差がわからない。まあ違いを感じるのはプラセボかもしれないが、必ずしも全てデータに出るかどうかは判らないのでこの辺は継続調査ですね。

バッフル違いによるツィータのポーラパターン(その3)

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 色々水平ポーラパターンを録ってみると前回のSeasのデータを見ても周波数特性の凸凹に特徴があり、バッフルだけでなくツィータボックスの形状による影響が思ったより大きいのではないかと気が付いた。サイドエッジの反射もあるが側面や背面の形状が効いていると思われたので、実験としてSeasのツィータスタンドとして使っていたロの字型のバッフルの縦横の場合を比較してみた。これはサイドの面があるかどうかがポイントとなる。

 結果は図の上のポーたパターンで下の写真と対応している。条件は前のパターンと同じ。

 パターンを見て判るように左の側面が無い縦置きのスタンド(ボックス)では周波数特性の凸凹が大きく、軸外の周数特性も中域よりになっている。右側の横置きとした側面のあるパターンはそれと反して全体に滑らかで特性もフラットに近い。

 実際音を聞いても思っていた以上にかなり違いがある。縦置きの場合はメリハリはあるが中域にピークを感じうるさい場合もあるが、横置きは滑らかで大人しく、響きの細部も良く聞きとれるなど結構違う。

 縦置きのサイドが空いているツイータボックスでは前後の板からの反射で指向特性が乱れているのではないかと思われる。こうなるとベリのボックスは背面が空いていたのでこれも影響があるのかもしれない。次回はベリの背面を塞いでも確認してみた方が良いかも。

バッフル違いによるツィータのポーラパターン(その2)

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 前回のバッフル付きのポーラバターン測定が簡易的なのものだったので、きちんとしたエンクロージャの、ツィータ(Seas T29MF001)埋め込み状態でのエンクロージャで録り直してみました。

 エンクロージャは以前のSeas2Wayのものでサイスは22Wx35Hx33Lです(バッフル板外周はR10で面取り)。測定条件はほぼ同一ですが、測定角度を7.5度おきと倍にして、低域のクロスも500HzBW-48dB/octと下げました。

 図を見ても判るように大分前回と様相が異なります。中央のディップは左右バッフルのエッジ効果だと思います。また中央から後後方に延びているディップも同様にエッジ効果の延長だと思いますが、自信はありません。
 また1kHz以下の周波数一定のギャップもエンクロージャ前後間の反射行路差による干渉かも。

 以前とのグラフの違いは大きいですが理由はまだ良くわかりません。

 このツィータは意外に中域のエネルギーが強いようですね。

バッフル違いによるツィータのポーラパターン

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 前回ボックスサイズの違いによるツィータの水平ポーラパターンの変化が面白かったので、通常のバッフル取付けと単独ユニットとの違いがどう出るか確かめてみました。

 今回のユニットはベリではなくSeas T29MF001を使いました。信号レベルは同じで保護用に1kHz4次のLRのHPを入れてEQはフラットです。測定はomniMICV2を50cmの距離で時間窓は5msスムージングは1/6th oct、15度おき片側0-90度の7ポイント測定は前回と同じ条件です。

 グラフは左側が28cm角のバッフル付き、右側はほぼユニット単体(トッププレート11cmφ)です。

 今回は優劣の判定は単純には難しいですが、それぞれの特徴は良くわかります。

 左のバッフル付きは思ったより指向性は広いです。5kHzまではむしろ均一性も高くバッフル効果により低域も比較的伸びていますが、5kHz以上だと広がりがなくなり、軸上の特性も凸凹が多いようです。
 その点右図のユニット単体では4kHzまでの軸上のレベルは高いものの、全体のレベルの均一性は高く、それ以上の周波数での周辺での落ち込みが少なく、均一性も高く滑らかで、余り癖は無い様に見られます。

 この結果から類推するにクロスを2kHz程度とレンジを広く使うならバッフル有りが有効で、2.5kHz以上でよければユニット単独レベルの最小バッフルで使う方がメリットはありそうです。


 追伸 バッフルが簡易のため段差の影響による干渉が大きかったかもしれない。この辺はもうチョッときちんと取り直してみようかな。2/6

BlieSNaのベリリュウムツィータ(その5)

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 ベリのツィータボックス違いによるomniMICでの水平ポーラパターンを比較してみました。

 左が100角、右が70角でユニット、1kHzクロスの保護フィルターを入れ入力レベルはフラットでどちらも同じです。ボックス形状は下の写真に対応しています。測定距離は50cm、時間窓は5msで15度間隔で0-90度6ポイントのデータを対称展開しています。事前にはそれほどデータでは差は出ないかと思っていましたが、結構面白い結果になっています。

 一見して判るのは70角の方が全体に滑らかな音圧変化で、かつ左右の広がりも広帯域です。また全体のレベル差も少なく、均一度が高いですね。特に軸外の特性の滑らかさに差が出ています。これだけ差が有ると聴感でも判るというのはうなずけます。

 70角で中央の音圧が下がったのはやはりバッフル効果が少なくなったのでしょうか、その分周辺は上がっていますね。まあたまたま左右のエッジ反射が上手く打ち消しあったとも考えられますが、この辺は更に色々な形状でのデータが必要そうです。

BlieSNaのベリリュウムツィータ(その4)

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 70角のアクリルボックスに入れたBliSNaですが、やはりこちらの方が良さそうです。

 見た目もあるのかもしれませんが、解像度や音場の広がりがアップして、より全体が滑らかな感じになったようです。このぐらいのケースの違いで聴いて判るかなとは思ったのですが、結構差は有りそうです。

 ただしケース自体が軽いのでチョッと音圧で振られるような感じです。正面音圧が下がるのか高域の線がやや細くなるのでデッドマスでも付けたいぐらいです。そこで当面は上に真鍮の錘を載せて(写真は下に敷いたが上の方が効果的)、振動ダンプと重石代わりに載せるようにしていますが、やはり重しのあるほうが音が落ち着きます。

 ボックスサイズの違いで結構効果がありそうなのでポーラパターンでもとって見ましょう。

BlieSNaのベリリュウムツィータ(その3)

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 BliSNaのツィータボックスを小型のものに作り直してみました。

 折角の小径フランジになっているT25B-6ですから、回り込みを改善するようにギリギリのサイズでボックスを作り直してみたいと思っていました。そこで何時もの100均巡りでダイソーのアクリル70角の立方体を見つけましたので、これを利用してみることにします(写真右)。

 ダイソーのアクリルケースは流石に100円なので厚みはかなり薄いです。鳴きがチョッと心配ですが、後でダンプしてどの程度影響があるかは確かめてみるつもり。
 前の木製のボックスrが100角(写真左)ですから今度の70角だとバッフル面積は半分になるので反射の影響が大分減るのを期待しましょう。

 左のバッフルについてるのは他のツィータ取り付け穴にあわせた3Dプリンターで作ったアダプタだそうで、今回Seasとボックスを共用するために使用していました。

 試聴結果は次回に。

Spotifyを聞く

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 最近はストリーミングも話題になっているので大手のSpotiyを聞いてみました。音源メディアもCDなどの物理媒体からファイル、更にストリーミングへの変遷は流れでしょうがそれぞれ長短があるところで合った物を選ぶことになりそうです。

 ストリーミングの良いところは一部は聞けないものもある様ですがやはり曲数の多さで、大手となればまず不自由しないでしょう。基本は有料になりますが、いずれもお試しのfreeプランもあります。Spotifyも最近月間再生時間の制約が無くなって試しやすくなりましたし、料金的にも安い方でしょう。
 それでも最初はコースなどの説明がわかりにくいなど戸惑うところもあったのですが、ジャンルごとのプレイリストなどBGMにはうってつけですね。

 肝心の音質的には320kBPSとはいえ聞いてみても個人的にはやはり今一つで、ここはロスレスが欲しいところです。

BlieSNaのベリリュウムツィータ(その2)

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 Taxsisさんからお借りしたBliSNaのツィータ(T25B-6)を早速メインでSeas(T29MF001)と聞き比べてみました。

 クロスは2.5kHzのLR24dBです。ゲインはSeasよりは数dB高いようで、とりあえず繫いでみたというレベルでの感想です。

 BliSNaはSeasより更に刺激は少なく、チョッと物足りないくらいにアッサリとした感じです。華やかさという面はあまり無く、大人しいですね。その分耳障りな所も無く、かなりレベルを上げてもOKな点は有りがたいです。ですので声楽も張りがありながら耳に刺さることはありません。
 それでも高域の伸びは良く、解像度もそこそこ有りそうで、流石にベリです。

 全体のバランス的には高域が上品になった分ウーファの低域をもう少し絞めた方が良いかも。ツィータのバッフルももう少し小さく作り直したくなります。しばらく色々と聞いてみたいと思います。

 

BlieSNaのベリリュウムツィータ

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 友人のTaxsisさんから新進のBlieSNaのベリリュームツィータをお借りすることになりました(T25B-6)。BlieSNaはSB Acousticsと同様最近になって相次いでベリリュームツィータを発表しているメーカで比較的値段も手ごろ?です。

 こちらのはフランジサイズも68Φと小さくその点ポイント高いですが、今回は取付けバッフルの都合でまずは写真左のように添付(特製)のスペーサを介して取り付けて試してみます。まあ個人的に好評なら追加で小フランジを活かした取り付けも試してみるかも知れません。

 ダイヤフラムは25mm径ですが、SB AcousticsやScanとは違ってエッジはそれほど広くないのは好印象です。ただしそのため低域はそれほどのびていず、特性的にみても2kHzぐらいが下限でしょう。一応従来のクロスの2.5kHzでも何とかなるかとは思っていますが、この辺は実際に調整してのお楽しみです。

New3Way(その7)

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 中高音スタンドを両持ちにしてツイータも載せ換えられるようにしたので、Seas T29MF001を付けて試してみました。特性は前回のグラフ参照。

 元はPARCのUCD-T114の左右対向なので指向性の面からはSeasはシングルユニットで弱いですが、やはり音質的にはやはりこちらの方が分があるのではと考えられるので、試してみる意味はあると思います。


 調整して聞き比べてみると比較すれば指向性の狭いSeasでも奥行きや臨場感はそれほど落ちない様に感じられ、いけそうです。
 音色的には全体に少し大人しく、品の良さがわかるような音です。やはりこちらの方が歪みは少ないのでしょう。PARCもこうやってSeasと比べてみるとそれほど遜色はなく、少し明るめの音に感じられるくらいで結構これでもいけるようですね。値段を考えるとかなり健闘しています。

 次はベリがお借りできる様なので、メインでもツィータ3社間で比較が出来そうです。

 

臨界距離

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 チョッと見慣れない用語ですが、こちらに紹介があったので援用させていただきます。臨界距離というのは概念的には音源からの直接音とその環境(部屋など)からの反射音が等しくなる距離という意味です。

 リスニングポイントがそれよりかなり近ければ直接音中心、離れれば間接音中心で聞こえるといって良いことになります。この場合どちらが好ましいは用途によるので必ずしもどちらかが良いという意味では有りません。所謂モニター用途なら前者、鑑賞用なら後者になるかも。

 自宅の場合は計算すると大体1.5mぐらいですので2.5mほどのリスポジではかなり間接音の占める割合が多くなっています。

 この辺を確かめるデータとして図に上げたのは現行の3Wayでツィータを通常のSeas(シングル)にしたものの、時間窓を5msと250msを切り替えたデータです。この時間窓はインパルスから周波数特性を演算する場合のエネルギーの取り込み範囲ですから、短ければ直接音、長くとって残響時間分まで取り込めば間接音込みの周波数特性になり、この差を見れば測定ポイントがどの範囲にあるかが大体判るはずです。
 ですので多分短時間窓の方が長時間窓の周波数特性より3dB程度低くなる距離のところが臨界距離に近いと考えられます。ですから、現状のリスポジは間接音中心の音場だということが分かります。また高域はシングルユニットで指向性が強いので直感のレベル差が少なく、無指向性に近い(指向係数が小さい)中域は両者の差は大きくなっていると考えられます。

 まあ鑑賞用としては理想的には全帯域で同じ様なレベルの間接音を含み、その間接音の質?を上げるのが望ましいのでしょう。
 

PARC用両持スタンド

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 メインのミッドレンジをPARCに交換して音質的にも不満はないのですが、このスタンドに最初についていたTang-bandと比べるとやはりかなりの重量増となっているので、当初の片持スタンドのままでは左の画像の様にステムが曲がってしまってやはり無理が有るようです。

 そこで当面このシステムが中心になるので、右写真の様にステムを増やして安心できる両持スタンドに変更しました。これなら結構な重量のミッドでも(といっても2kg程度ですが)大丈夫です。
 改造は簡単ですが、これだけでは面白くないのでついでにSeasなどの他の大型ツィータも付けられる様に若干の変更をくわえてあります。

 現状音質的に満足しているとはいえツィータはPARCの最安品ですから更に良くなるかは気になるところです。ですのでまだ調整もこれからですが、とりあえず他のツィータも取付けられるようにしてみました。

 まあ自前のツィータとの比較もありますが、実は後ほど面白いツィータを借りられそうなので、その時の準備といった所もあります。

CD Driveの怪

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 CDのリッピングでどうも普通より時間が掛かる(10分くらい)という現象が起こりました。

 それも他のCD盤では同じドライブでも高速でリップできるものもあり、悪いCD盤でも遅くても読み取り自体は出来てしまうので最初はドライブの故障ではなく、特定のCD盤が悪かったのかと思ってしまいました。(ドライブのスペック上はこの程度の高速読み取りは可能なので)

 ところが高速読み取り出来なかったCD盤でも他のPCのドライブでは特に問題が有りません。色々調べてみるとどうもこの高速読取できなかったドライブ自体が特有で、高速読取ができなかったために読み取り時間が掛かっていたものでした。

 結果考えられるのはどドライブ自体の不良で、まあレーザダイオードやピックアップの劣化などが原因でしょうね。けどでもチョッと私的には珍しい故障モードです。リップの遅い時はドライブの異常も疑ってみる必要がありそうです。

New3Way(その6)

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 結局PARCのMIDを組み込んだ3Wayは色々聞き込んで現在のレイアウトは写真の様になりました。(ATCとDynaudioはまだ撤去していないので写真ではマスクしています)バックのSeas2wayは撤去しましたが、スタンドは吸音にもなるので残しています。

 3Wayですが、中高域のモジュールが従来より小さくなったのでかなり構造的にはシンプルになっています。(ブログの自宅使用機器リンク先は今は更新できなくなってしまったので変更していません)

 低域はAudioTechnologyの25cmウーファ23I52を50L密閉にフローティングマウント、中域はPARCの8cmDCU-F081PPを片側2個づつ密閉エンクロージャで対向横配置、ツィータも同じくPARCのDCU-T114のフランジカットしたものを同じく対向横配置の構成です。
 クロスはminiSHARCのIIRデジチャンで300,2.4kHzのLR24dBで同相駆動にEQで補正を掛けています。

 最終的に現状が気に入っている理由を考えてみるとやはり大きなポイントは臨場感(奥行き表現)の豊かさだと思っています。シングルユニットでも最近はバッフル面積を小さくしたり肩を滑らかにしたりするのはバッフル端部の前方への干渉を減らす以外にも、後方への音の回りこみを助けて音場感を出すことを考えている面も大きいと思います。
 その点で前後両方向にも音が出る平板型やリボン型が豊かな音色表現で手堅く好まれる理由にもなっているのでしょう。また無指向性タイプなどはその究極になりますが、機種は限られるので余り普及はしていませんが、一部はその特徴で人気のあるものもあります。
 今回のは横8の字指向ながらポーラパターンは無指向性に近い特性になっていますし、ユニット対向による反動打消しの音質向上も見逃せません。いずれにしても広い指向性が間接音による音場の豊かさを演出している点で今までに無い良さを感じることにつながっている様に思います。

 具体的に言えば臨場感の豊富さは実際的に直接音による音のきつさを緩和し、独特の柔らかさをかもし出しています。それでもトータルの高域のエネルギーは通常のシングルユニットよりも強いので、音の輪郭がボケずにかつ柔らかい表現が可能になっている点がポイントで、これがユニットの質的なレベルをカバーして全体的な音質が好ましく思えているのではと考えています。

New3Way(その5)

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 メインSPのMidの変遷もATC>Seas>Tangbandときて最後に前回の紹介したPARCの対向ユニットとなりましたが、それぞれ形態も価格もパラバラながら不思議に完成度は段々上がってきているように思います。

 Seasは解像度は高いのですが、どうもなにか高域に硬質感が残り弦や声が中々満足する音になるまでいきませんでした。対向のTangbandは臨場感や解像度は素晴らしいのですが、音圧が上がるとどこか歪み感が増え、音が濁るのが残念です。この辺はやはり5cmx2のユニットでは耐音圧がパワー的にきつかったのでしょうか。

 その点PARCのDCU-F081PPはさすが8cmx2なのか耐音圧的にも歪感が少なく全体に滑らかになり、今のところ自宅の音圧レンジでは限界には至らないようで、音圧ピークでも歪感はあまり感じられません。
 そしてこの組合せが声や弦の張りを活かしながら滑らかに再生するという矛盾を上手く克服している様に聞けます。PARCの8cmシングルコーンとツィータの組合せで値段としてはこのクラスとしては最安の価格帯ですが、そうは思えないレベルの滑らかな音になっているのもが不思議です。まあ好みとしてかなりかっちりとした輪郭を出すようなギリギリの線を狙っているのでボロがでないか色々なソースを当たっていますが今の所問題は無さそうです。

 グラフは合わせ込み初期の特性ですが、ここまで来ればその後の微調の追い込みは測定では判り難く、むしろ聴感での追い込み方が調整しやすくなる様に思います。

 しばらくこの状態で聞いていますが、こんな組み合わせでベストが出るとは思いませんでしたが中々スピーカは奥が深いですね。
 

New3Way(その4)

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 メインSPのMidをTangBandのW2-852SHに替えて見てよかったのでPARCのDCU-081PPの対向を検討してみました。

 以前アンビエント用に作っていた小型の対向スピーカですが、90度真横配置で2.5mのリスポジ位置でもEQを掛けて調整してみるとグラフの様に200~4KHzぐらいは使えそうです。

 これで300~2.5kHzぐらいなら結構いけそうです。こちらの方が8cmユニットx2なのでパワー的にも余裕がありそうです。

バスレフポートの功罪(その3)

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 Midのバスレフポートの処理で思わぬ影響を感じたので、ウーファのポート処理も見直すことにしました。

 当初はやはり25cm程度のウーファでは最低域の増強と低歪化のためにはバスレフは必須かと、ウーファは何も考えずにバスレフをデフォルトとしていました。良く考えれば現状ではむしろ低域は設置条件で持ち上がり、少しEQで押さえるくらいですので密閉にしても若干のレベル低下は対応できそうです、
 実際にバスレフをやめても測定してみれば50Hzで3~5dB程度の低下なのでEQを戻すことで何とかなりそうです。ただし30Hz以下は同様にするのは厳しそう。

 具体的には写真上の様な蓋を作り、下のようにポートの中に押し込みます。これだと蓋の取り外しが正面から出来、ポート有無の比較が簡単にできます。まあこの時できれば同時にレベル補正もした方が音質的な差異と区別がつきやすいでしょう。
 というか実際的には音量差よりも音質差の方が大きいのでレベルはともかくやってみてはっきりと判りました。つまりバスレフだと雰囲気はありますが、音像が甘くなり膨らみます。一見聞き易いのですが、解像度は落ちているように感じます。そしてその分臨場感や距離感も損なわれている様に思います。

 その分密閉では確かに音楽が素のまま出るというか、ストレートでスッキリしすぎる感じはあります。この辺はスピーカの再生音に慣れてしまっているからなのかもしれません。

 それに現在の中高域が前回書いた無指向性に近い対向型のために臨場感が良いのでポートの影響がなおわかり易いようです。

 まあ、まだ試し始めたばかりなので変化した方が良く感じられますから、しばらくはじっくり聞き比べてみる必要がありそうです。

New3Way(その3)

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 以前中高域をSeasに換えた3Wayですが、以前の小型対向スピーカの中高域ペアもそのまま使えるはずだと思いチョッと試してみました。

 使用ユニットはツィータはPARCのDCU-T114でミッドはTangBandのW2-852SH、それぞれツィンを対向に固定して使用しています。(写真左の球と円筒)クロスは下が300HzのLR12dB/oct、上が2500HzのLR24dB/octです。ウーファはオーディオテクノロジーの23I52のままです。(写真右下)

 PEQとディレイ等調整したのが下の特性図で3mほどのリスニングポイントでの測定です。10kHzあたりからツィータレベルが落ちるのはユニットが90度横向きなためもありますが、エネルギー的には指向特性がユニークなためこれでも結構強いです。

 コスト的には他の組み合わせから見れば、かなりお安く仕上がっていますが音質的にも不満なく結構聞けます。奥行きや臨場感の深さは他のスピーカには無い特徴なので、まあ満足できるレベルではないでしょうか。なのでこの組み合わせの3Wayも結構面白いかも知れません。

 MidをPARCの8cm対向にしても面白いかもしれませんね。

 

バスレフポートの功罪(その2)

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 ミッドレンジに開いているバスレフポートの処理の続きですが、色々聞いているとやはりダンプした方が解像度が高く、スッキリした音調になるのででこちらの方が私の好みのようです。
 そこで更にポートの影響を少なくするために、ポートを完全に塞ぐことを考えました。

 写真の左側は前述のダンプ用の吸音材ですが、右側のはホームセンターで見つけたPVCパイプの蓋で、丁度ポートを塞ぐのにぴったしそうで早速購入。少し小さかったのでゴムバンドを一重まくと丁度圧入できるようになり、完全にポートを塞ぐことがでるようになりました。

 完全に塞いで見ると音は更にクリアーになり、音量を上げても歪感も減るようです。リスポジでの測定上はポートの処理でも検出できるレベルの変化はありませんが聴感でははっきりとわかるところが面白いですね。この辺は測定の限界というより向き不向きの問題の様に感じます。

 こうなると普段バスレフポート付きのスピーカを聞いていても郡遅延的な遅れは余り判らないのですが、音の滲みのような音像のクリアさには結構影響が大きいのかなと考えたりします。