軽負荷用フロートボードの製作(その3)

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 フロートボード(金具)組み立ての続きです。

 ワイヤーの端末処理が出来たら、いよいよ金具の組立てです。
圧着端子の付いていない方のワイヤー端で2個の金具の折り曲げた端の穴をくぐらせます。この時金具の面と方向を間違えないように。一旦カシメてしまうと修正が効きません。写真を見ながら良く考えて組み立てます。

 通したワイヤー先に写真の様に最初と同様に圧着端子を1ターンからげて通します。

 カシメる前にワイヤーをピンと張った状態で圧着端子のM3の穴中心間距離が85mmになる様に調整します。此処はなるべく精度良く±数mmぐらいに慎重に。片側を引っ掛けてテンションを張った状態で長さを合わせ一気にカシメます。出来上がったら穴間距離を確認しましょう。

 後はネジとワッシャ、ナットを使って最初の写真の様に圧着端子付きのワイヤーと金折りを組み立てます。

 次はボード(板)への組み込みです。

軽負荷用フロートボードの製作(その2)

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フロートボードの製作ですが、その要素となる金具を作ります。

 まず材料のL字金折の一部を写真(上)の様に折り曲げます。金折には各辺に3つづつ穴が開いてますが、その中央の穴より少し端を折り曲げる感じで、万力などに加えて折り曲げます。角度や面などはペンチなどで調整しますがそれほど精度は要りません。これを用意した12枚分作ってしまいましょう。

 準備が出来たら、組み立てに入ります。

 最初ステンレスワイヤーを圧着端子でカシメますが、端子を通しただけでは弱いので抜けてしまう場合があります。それでカシメ部分はワイヤーを1ターンさせてからカシメると強度が取れます。(写真下)
 この時ワイヤーにテンションを掛けておくとターンさせた部分が小さく収まります。
 ステンレスワイヤーの端末は解けると指に刺さったりして厄介ですから、なるべく痛めない様にしたほうが良いです。圧着端子からかなりはみ出るようなら切っておいたほうが良いと思います。

 その3に続きます。

軽負荷用フロートボードの製作(その1)

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 以前作ったフロートボードをサブスピーカ用にもう一組欲しくなったので製作してみました。ついでに細かい手順も順次UPしているつもりです。
 フローティングボードとは吊り下げ式の機構を組み込んだ金具を挟んだ上下の板をフラフラ状態で支え、この上下の板の間の振動遮断を行うものです。スピーカ、CDプレーヤなどの振動発生機器の置き台などに効果的です。
 ちなみに写真はフローティングボードの要である金具の組みあがった部分を横から見たもので上下に板が付きます。

 今回のボードの用途は金具が片持ちのため5kg程度までの軽量用で、重量用の場合には金具に垂木押さえなどのような両持ちのタイプを使用します。

 まずは材料ですが、ホームセンターあたりで購入できるものばかりです。金具は2個の金折からつくり、片側に3組づつ使用するので金具は全部で6組を製作します。

 1.L字金折      1.2mm厚50mm長  12個(4枚x3袋) 261円
 2.ステンワイヤー   0.8mm径       1m         162円
 3.板         220x200x15mm 4枚         759円
 4.圧着端子      R2x3         12個
 5.鍋ネジ       M3x6         12本
 6.ナット       M3           12個
 7.スプリングワッシャ M3           12個
 8.木ネジ       3x12         24本


 金折とはL字型の金具で隅の補強などに使います。以下金額は近所のホームセンターでの参考価格です。
 板は使用目的に合わせてサイズ等はお好みで作ってください。今回は小型スピーカ用と考えています。

 板代を別にすれば1000円でおつりが来る程度だと思いますので試してみてください。なお工具としては簡易版でも圧着端子のカシメ具と万力等ホールドできる物があった方が便利かと思います。

 次回から組み立て手順を説明します。

バスレフポートの功罪

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 SeasExcelシリーズを使ったNew3Wayは2Wayのスピーカをベースにしている関係でミッドのエンクロージャはバスレフタプのまま使用していいます。しかし現在の低域側のクロスは300Hzなので現在はミッドのバスレフポートは意味が無く、むしろ無いほうが良いのではと考えつきました。

 つまり中音域ではバスレフポートはエンクロージャ内の共振音に対して音響フィルターの効果で減衰はあるのですが、音漏れ口となっていることは確かで、更にポートにまつわる共振音が加わるなどバスレフポートは低音増強以外は望ましくない影響も持っています。

 ですので今回のようにデバイダーで低域をカットし、低域の増強する目的が無いバスレフポートは無用の長物とも考えられるので、むしろ塞いだほうが良いようにも思われます。

 そこでその影響を確認してみるためにバスレフポートをスルー(そのまま)にした場合と塞がないまでもポートに吸音材を詰めてポートを殺した場合のミッド出力の比較をして見ました。

 グラフは黒線がユニット直前のニアフィールド音圧、青線がバスレフポート出口直近、赤がポートに吸音材を詰めた時のポート出口直近のデータです。ユニット前の特性の600Hz以下はバッフル補正でシェルピングブースとされています。

 特徴的な違いは2点で200Hz以下の低域がチャンデバでカットされているとはいえ、結構レベル的は残っていて、ポートを塞いだ場合の影響が確認できます。また500Hzあたりのエンクロージャ内の共振音は吸音材では取れていませんが、1,1kHzあたりのポート共振音?は吸音材で減少しているなど、ポート塞ぎの効果はデータからも見えましたが予想よりは小さい差ですね。

 それでも肝心な点はポートの吸音材の有無で3Wayとしてトータルで聞いた場合、ポートの吸音材有無でも聴感上システム的には結構音質差があることで、この程度のデータ差で聞き取れるのが不思議です。元々は両者の聴感上の違いから原因を探求して行き着いたので、データからの思い込みではないのは確かです。
 理論的には吸音材ありの方がよりHifiなはずですが、聴感上は無い方が音の厚みがありゆったりと聞けます。吸音材を入れると隆かに解像度は上がりますが、どこかさっぱりし過ぎて物足りない感じがします。

 この辺の理論と実際がマッチしないのも面白いですね。まあまた条件が異なれば優位さも逆転するかもしれないので都度チェックして見る必要があると思います。

 

Dayton+Tymphany 2Wayの完全マルチ化

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 サブシステムのSeas2Wayがメイン化してしまったので、その後釜にDayton+Tymphanyの2Wayを簡易マルチをminiSHARCのデジタルチャンデバによるマルチシステムに移行させてみました。

 アンプ系などはSeasの時のそのままでクロスは2500Hz、フィルターはLR-12dBを使用。2次なのでユニット間は逆相接続です。各帯域毎にPEQによるフラット化の後でクロスフルターをかませ、アライメントは物理的にとってあるので特にそちらの調整は不用でした。

 エンクロージャはポン置きでもf特を調整すればそのまま上手く繋がりました。部屋もそれほど広くないので低域も50Hzぐらいまでは充分にのび、音の方も小型とは思えない充実ぶりで、このユニットの良さをにも納得でした。

 6畳間横使いぐらいだとこのぐらいの小型システムでも充分楽しめそうです。

Symphonic-MPD お出掛け版もラズパイ4Bに更新

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 ポータブルといえるかどうかは判りませんが、お出かけ用のルータ一体型のラズパイも3Bから4Bにアップグレードすることにしました。

 最初はやはりファン付きで無いと難しいかと思っていましたが、真夏を除けば結構使えそうなのでその辺はお出かけ用は割り切り、ファンレスで使うことにしました。

 内容は2トランス3電源でルータ、ラズパイ、クロック用にそれぞれ別電源を用意しています。何時もの村田のブロックエミフィルも追加しました。
 4BはUSBが自動マウントで使えないのは痛いですが、NASももう一台用意したので、メイン用から一々外さずに専用で組み合わせられます。

 出力は同軸、光(以上SPDIF)、HDMI(I2S)とフル対応、クロックもNDKの最新版SDAに交換済みです。


 

SMPD Ver1.0.10

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 ラズパイ4のSMPDがマイナー(オンライン)アップデートでV1.0.10に更新されました。

 細かい変更内容はともかく、やはり更新ではそれなりに音の雑味が減って、スッキリした変化がありました。色々とまだ改善点があるものですね。
 今回肝心なのはそれだけでなく、どうも以前からDSDのPCM変換による再生が上手くいかなかったのですが、たまたま通常のハイサンプリングデータでも不具合が出るものが出てしまって、色々試している内に何とか解決したようです。原因は使用している中華DACの問題らしく、32bitデータではなく24bitデータで送る必要があったようでした。この辺詳細は「設定プルダウンメニューのMPD」の項目から設定できます。

 今までDSD(DSF、DIFFファイル)はそれほど必要性が無く放置していたのですが、今後は上手く活用できそうです。

New3Way(その2)

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 前回紹介したSeasとの新しい組合せで色々調整してみた結果がこちら。3mほど離れたリスニングポイントでスピーカ間隔は2.3m、時間窓は室内残響を取り込むために長め(250ms)の設定で測定。スムージングは1/6hoctと少し細か目。

 聴感では音質はやはり全体にすっきりとクリアな感じで、サブスピーカセットとしてSeasの2Wayの素質を引きついでいます。帯域、音像とも元の2Wayをワイドレンジに拡大していて、大体当初の狙い通りのようになりました。

 まあ音質的にはまだチョッとすっきりし過ぎの所もありますが、ATCとはまた違った面が出てこれはこれで面白いかと。ATCのセットとはSPコネクタ切替とチャンデバセットの変更で割りと簡単に切替できます。


 測定は参考値でそれですべての音質を語れる訳ではないのですが、健康診断と同じで悪くては健全な結果は望めません。というより此処をしっかり追い込んでおかないとこの後の聴感による微調が思わぬ隘路に陥り、余計な回り道にもなりかねません。むしろ此処をしっかり押さえておくと後が楽になりますね。
 マルチアンプシステムの調整手順としては私は
1.ユニット間の位相確認(最終極性は遮断特性による)
2.ユニット単品の特性確認とEQ補正によるフラット化
3.クロス周波数と遮断特性の決定
4.ディレイタイミングの調整
5.左右の整合、及び各chの総合周波数特性の補正 
のような感じで進めています

 

New3Way

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 Newと言っても新規ユニットの構成ではなく、サブとして中々良くなってきたSeasの2Wayをベースに従来のメイン切り替えられる様に3Way化してみました。

 Seasの2Wayはまとまりと微細な表現力が良いのですが、ウーファの制限からやはり実質40Hz以下の再生は難しく、超低域の過大入力ではウーファがばたついてしまいます。そこでメインのウーファをこれにあてがって3Way化すれば、サブとメインの良い所取ができるのではないか?と考えた訳です。

 新しい使用ユニットの組み合わせは
ウーファAudioTechnology 23I52(左下)
ミッド Seas W18EX001(右中)
ツィータ Seas T29MF001(右上)
でクロスは暫定的に300Hzと2kHzにしていてLRの-12dB:oct(IIR)で組んでいます。

 構成の特徴はそれぞれ3つのユニットともエンクロージャ全体は床からフローティング構造で、ウーファとミッドはユニットもエンクロージャからフローティングされています。

果たして目論みどおり上手くいくかな?

SMPD Ver1.07

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 久しぶりにラズパイV4対応のSymphonicMPDを見てみるとオフラインのVerUPが有り、HPには新たにV1.07のイメージファイルが載っていました(最新はV1.09でオンラインアップデートが可)。

 試してみるとPCのWebUIであるYMPDインターフェースでも従来のテキスアルバムトタイトルからの選択だけでなく、アルバムのカバーアートでの選択ができるようになっていました。フォルダーのサムネイル画像にも対応しています。

 やはりアルバム選曲の使い勝手はやはりカバーアートからの選択の方が便利ですね。ただしサムネイルの大きさは変更できないので同時表示枚数はあまり多くはありません。この辺はもう少し選べると完ぺきなのですが。

 表示速度は最初の表示には少し時間が掛かりますが、2度目からはスムーズで問題にはならないでしょう。再生キューへの登録もサムネイルから一発で行きます。

 新Verの音的な特長はまだそれほど見極めてはいませんが、よりすっきりとシャープになった感じで悪くは有りません。SMPDの進化もますます素晴らしいですね。
 

NAS電源

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 ゴンザエモンさんの電源製作のついでにNAS(HDD)の電源用に余剰の電源を改造してみました。

 基本はHDD用の電圧(12,5V)への変更とノイズ対策です。トランスから見ると従来の流用なので最適とは行きませんが用途には足りるはずです。それよりもやはりノイズ対策の方でしょうか。最近はレギュレーションよりフィルター系の改造を重視しているのそちらがメインです。

 肝心のNASの方もまだバラしていないので、電源系がどうなるか分かりませんが、電源の変更でどれだけ効果があるかはやってみないと判りません。最近はボチボチなのでまあ楽しみながらゆっくりです。

サブシステム(その2)

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 前のサブシステムのスピーカ下にフローティングボードを入れてみました。

 高域ユニットのフローティング構造で大分音場は良くなってきてはいたのですが、更に改善のためにウーファ側にも以前作ったフローティングボードを入れてみました。小型スピーカなのでこの簡易型でも充分効果は有りそうです。実際にいれてみてもやはり流石に音場の奥行きが広くなって、キツさもいくらか感じなくなるなど、やはりボードはあった方が良さそうです。

 スピーカ自体はまあ軽い度ですのでこの簡易型でも良さそうですね。

サブシステム

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 Seas2Wayスピーカを使ってマルチのサブシステムを組んでみました。
 システム構成は

ソース ラズパイ3B(OS;SMPD)にHifiBerry Digi+Pro(AOIDE製、水晶NDK NZ2520SDAに換装)リニア電源
チャンデバ miniDSP(miniSHARC OptionFullSet;without Wifi) リニア電源 HDMI(LVDS I2S) Oout
DAC ES-ED9038Q2M2chリニア新電源 HDMI In
AMP TAS5630 120W3chStereoDigitalAmp +PowerTap
SP SeasExcel Wofer:W18EX001 Tweeter:T29MF001

といった所で、クロスは2kHz、-12dB/octのLRフィルターで基本的な逆接続です。

 棚置きなので周波数特性は色々補正していますが、結構敏感で追い込むと丁度良い狙いのバランスになりました。構成もシンプル?なので比較的手軽に聞けるのがいいですね。
 フローティングスピーカとDACの新電源のお陰で伸び伸びとした音楽が聴けています。

ES9038Q2MDAC(その6)

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 前回のDACをデュアルにして入力回路などを整え使い易くしてみました。

 マルチアンプでも使えるようにと元々DAC基板自体は追加分も買ってありましたからデュアルDACにしました。入力系はHDMIとUSB(amaneroモドキ)のI2S入力を追加、更に高音質を目指します。

 電源はお出かけ用ということで我慢してこのまま2台分をパラに賄うようにします。水晶、本体、(ドライバ等の)オプション、アナログと4系統を分けて供給しています。ポイントはやはり村田のEMIフィルターですかね。これはなかなかCPが高く優秀だと思います。雰囲気が良く出るようになりました。

ES9038Q2MDAC(その5)

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 以前のお出かけ用DAC(ES9038Q2M)がチョッと物足りなくなったので、据え置き用に習ってDCバックから強化電源に交換してみました。

 デジタル系の低電圧側(3.3V)は2トランス4電源、それとOPアンプ用の正負電源(正負12V)の3トランス6電源ですが、何とか2DACにも対応できるようトランス、低電圧回路は共通としてフィルターのみを追加しています。

 流石に音の方は滑らかになりますが、2DACの場合どの程度まで行きそうか楽しみです。

 前回から大分間が空きましたが元気でやっています。

簡易マルチ

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 自宅のマルチウェイのスピーカはminiDSPなどのデジタルチャンデバで帯域分割していましたが、もう少し手軽にということでSPネットワークによる分割も考えましたが、今回はCRによる簡易チャンデバを試してみました。

 使用したスピーカはウーファにDaytonのCF120-04、ツィータはXT25SC90-04でクロスは標準的な3kHz辺りで、高域はCR2段、低域はCR1段です。タイムアライメントは物理的に段差をつけているので細かいEQ以外はアナログでも何とかなる様です。ツィータをもう少し低域に伸ばしたいところですが、これでもまあまあ逆相でそこそこ繋がっているようです。この手の2Wayだと汎用的にも使えそうですね。

 音質的にはやはりマルチの良さは感じられるので、デジタルアンプで手軽にアンプが揃えばネットワークよりは簡単で良いかもしれません。こうなるとこちらのツィータも浮かせた方が良いかも。

Seas2WaySPの簡易フローティング(その2)

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 前回のTymphany(Peerless)のXT25TG30-04の場合を見ても、ツィータの振動遮断はサンペルカの貼りこみによる簡易フローティグではどうも未だ足りそうも無いので、Seasの2Wayもこの際なのでツィータを分離して完全?フロートに挑戦してみることにしました。

 フローティング台はPARCの時のを流用することにして、ツィータをエンクロージャから外し、100均枡を利用したスタンドに取り付けてウーファエンクロージャの上に載せるようにしました。

 やはりフローティング強化の分離設置はPARCの時と同様に高域の切れが良くなり静かになる様です。ツィータバッフルが小さくなるせいかバッフルから反射が減り音像にもより奥行きが感じられます。前回は甘かった音像がかなり明確になってきた感じですね。




 

PARC対向SPの復活(その6)

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 その後色々実験してみると、やはり前回の振動対策ではやはり足りない様でしたので、完全?フローティングスタンドを追加で作ってみました。

 ツィータとの振動遮断は間にメカニカルフィルターを入れるわけですが、5mm厚のエチレンフォームではまだ固かったので、今度はゴムベルトの上に載せ、ツィータがフラフラの状態で置けるように振動遮断周波数を下げることにします。これだと共振点は数Hzぐらいなので触診でもツィータには下のスピーカの振動はまったく伝わらないようになりました。

 結果全体の音の方もやはり切れが良くなると共に、癖が無く静かになり、音場もはっきり見える様になります。面白いことに低域の音色も変わってきてふくらみがなくなりました。
 やはりツィータへの振動の影響は徹底的に除かないとその影響は結構ありそうですね。

 そうするとバッフルに直接ツィータが付いているSeasの2Wayもあの程度の対策ではまだまだ改善の余地がある様で。。。

PARC対向SPの復活(その5)

seas2way4.jpgPARC(DCU-F131PP対向)スピーカですが、やや高域に癖が乗るので見てみるとやはりツィータがかなり振動しています。ウーファが対向で打消しているはずなのですが、アライメントの関係で相対にディレイが掛かっているのと、エンクロージャの弱さや空気振動なのでまだ完全に振動が取り切れていません。

 そこで姑息ながらツィータの底とウーファとの間にエチレンフォームを貼り付け様子を見てみました。
聞いた限りでは大分マシになってきて、まあこれでも結構効果はある様です。簡易的にはこれでも充分かもしれませんが、触った感じではまだ振動は残っていて、将来的には設置方法をもう少し改善して見る必要がありそうです。

 ツィータとは関係ありませんが、面白いことにこのスピーカは13cmデュアルのためばかりとは思えないほど低域がのびていてチョッと不思議です。容積的には最適にはまだ小さいはずで、バスレフとしてもそれほどfsは低くない(45~50Hz)はずなのですが、ボートが管の中央にある点とボート系が5cmと大きいのが効いているのか自宅だと少し出すぎぐらいの感もあります。この辺の設計上のコツを上手く他のスピーカにも活かせるといいのですが。

Seas2WaySPの簡易フローティング

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 最近はデジチャンやDACを変更しアンプ系を改定したので、マルチアンプセットをサブ用に専用に使用できるようになりました。そこでこれらに合わせるサブスピーカも追々見直すようにしています。

 そのサブスピーカの中でSeasのEXCELシリーズを使った2WaySPは大分前に作ったキットですが、比較的大きいせいか最近はあまり出番がないですね。
 改めて聞き直してみると音色的にはなかなか良いのですが、他のサブシステムと比べても音像がややふくらみ、音場的にもまとまりに欠ける所があるのでのでどうも不満が残ります。まあスピーカユニットの取り付け方はオーソドックスなシングルユニットのエンクロージャに直接のネジ止めなので、余り芸が無いためかもしれません。
 普段使うスピーカはユニットのほとんど対向かフローティングなりで振動対策をしているので、その辺の音を聞きなれていないからでしょうか。そこで、このSeasSPも何らかの対策をと考え、簡易的なフローティング構造に改良してみることにしました。

 対策としてはスピーカシールに5mm厚のポリエチレンフォーム(サンペルカ、写真の青色)をエンクロージャとSPフレームとの間に挟んで、なるべくエンクロージャからユニットを浮かせます。本来ならフレーム全体をフローティング構造で浮かせるのですが、今回は簡易的なものです。
 一応スピーカユニットを固定している木ネジにも、フレームと間にサンペルカを挟んでなるべく止め、振動をエンクロージャに伝えないようにしていますが、この部分はサンペルカがつぶれてしまうのであまり効いていないかもしれません。

 それでもこの改良した形で聞いてみると、スピーカ再生の音場感はかなり改善されてきて、音像の明確化と音離れの良さは以前より大分良くなったように思います。簡易的なものでもそれなりの効果は有りそうです。
 このシステムはウーファユニットも比較的大きいので低域にも余裕があり、結構万能に使えそうです。

PARC対向SPの復活(その4)

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 PARCのDCU-F131PP対向スピーカに使っているツィータはTymphany(Peerless)のXT19TD00-04と同系統のOT19NC00-04です。デュアルコンセントリック・ソフトドームツィーターとしてこのタイプはCPも高く有名ですね。OT19NC00-04はネオジ系の磁気回路なので小型でフランジが無い分固定には工夫が必要ですが、形状が小さく出来るので点音源的な使い方が出来るのが特徴でしょうか。

 勿論OT19NC00-04でも充分音は良いのですが、手元に同じリングツィータとして25Φの振動板で上位のXT25TG30-04が遊んでいたので、代わりにこちらも試しにと繫いでみることにしました。

 周波数特性的にはOT19NC00-04の方がフラットで使い易いくらいですが、XT25TG30-04は能率が良いので中低域のレベルがかなり高くなっているので補正が必要になりそうです。まあマルチで使えばその辺は簡単ですが、ネットワークだと少し工夫がいるかもしれません。

 鳴らしてみるとツィータの振動板が25mmΦと大きいためか音圧もしっかり出て、流石に高域の品位も高いようです。まあ大きさから考えればOT19NC00-04もかなり頑張っているとはいえると思います。

 XT25TG30-04だと現行のクロス2.5kHzよりもっと下げても良いかもしれません。今度はウーファを左右向きの対向としてクロスをもっと下げてみましょう。

RasPi4B対応Symphonic-MPD(その6)

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 ようやくSymphonic-MPD(SMPD)の4B対応がベータ版から正式版(現在1.01)となりました。

 UPnPはまだそのままでは未対応のようですが、これもその内実現しそうです。最近のSMPDはWebUIからIPaddressとNASの設定さえ行えば簡単に移行できるので(とはいえこれも慣れないと戸惑う点もありますが)楽になりました。

 トランスポートの音の違いは大きくもあり小さくもあり、それぞれのシステム上の捉え方次第ですが、音の追求を楽しむという面から言えばラズパイのようなプラットフォームは安価で高性能、ヴァリエィションも豊かで昨今の暇潰しには最適かもしれません。結果音質も向上すればいうことはありません。

 正式版になっても音質は更にチューンが進んできたようで、寧ろすっきりとしすぎではないかと思えるくらいなので全体のバランスから言えば悩ましいところもありますね。この辺は終着駅は無いので更なる発展を期待しましょう。

mini対向スピーカ(その8)

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 前回書いた新作で余ったマルチ用サブアンプ系(miniSHARCチャンデバ+ES9038Q2M3chDAC+TAS5630 3chAMP)を生かすために3Wayサブスピーカ駆動用に試用してみました。 

 適応してみたスピーカは3年前に開発したmini対向3Wayスピーカで、更にMIDをTnagBandのW2-852SHからPARCのUCD-F101Gにも変更してみました。

 このスピーカは3chともスピーカエンドを対向結合させ、無限大デッドマス効果を発揮させ、形態的にも中々面白いスピーカシステムです。クロス周波数は元は400と2.5kHzですがMIDは音色にパンチはあるのですがその分固めでやや解像度に欠けるのでPARCに交換してみました。少し大きくなりますが口径に余裕があるのでクロスは300Hzに落としてあります。勿論PARCも同様にユニットは対向型になっています。

 PARCだとTangBandよりより音色は滑らかで細かい表現ができると共に、全体の五月蝿さが減るようです。お陰で全体に深みが出て、音質のランクが一段上がった様に感じます。やはりこの辺はPARCのユニットは流石ですね。

 このセットだと大掛かりになる3Wayマルチシステムをなるべく簡易に組むというアンプ系のコンセプトが生きる様に思います。

初代のminiSHARCをI2S出力に戻す

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 DACの更新に伴い旧DACとAMPが余ったので旧チャンデバと組み合わせられる様にチャンデバのデジタル出力をI2S(HDMI)に戻しました。

 これでサブシステム用にチャンデバ(プリ)+DAC+AMPが各1筐体に収まり、マルチアンプでも全体構成シンプルにまとまります。当面はミニ対向の3Wayでも繫いで聞けるようにしましょうかね。

 メインの方は流石に色々な対策がまとまってきて、どの様なジャンルでも安心して聞けるようになってきましたのでサブシステムも少し見直す頃合かも。

2ch ES9038Q2MDAC

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 前回の電源改造版ES9083Q2MDACが良かったので、マルチアンプ用に後残りの2ch分のDACを作りました。ケースは相変らずの100均プラ籠です。

 最終的な電源は3トランス5レギュレータで、各ch毎に別電源としています。また全レギュレータの前後にはそれぞれRFのブロックフィルターを入れているのも特徴です。色々試してみてやはり2段入れるのが効果的のようです。勿論AC100V側にもノイズフィルターは入れてあります。

 昔は電源のレギュレーションのためにトランスを大きくしたり平滑コンの容量を増やしたりしていましたが、パワーアンプはともかくDAC辺りはノイズ対策の方ガ重要そうで、電源の作り方も大分考え方が変わってきました。これでも締まった軽い低音から、余韻の染み渡るような高域まで安価な中華基板がベースのDACとは思えないコスト不相応な音が出るのが面白いですね。

 機能的には入力がHDMI(I2S),同軸、光(TOS)の切替、連動デジタルVR、3ch出力用(1ch分は外部から入れる)出力の9Pコネクタなどです。出力電圧は少し大きく2.4Vrms(0dB)ほどになっています。
 メインシステムに組み込んで試聴が楽しみです。

RasPi4B対応Symphonic-MPD(その5)

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 ラズパイ4B対応のSymphonic-MPDも大分バグフィックスが進んでβ12までになり、もう少しで正式版になりそうです。

 インストールも大分楽になり、解凍後のイメージをSDメモリーに焼き付けるだけで、設定もChromeなどのWebUIからほとんどできる様になり便利になりました。ただしコントローラのyaMPC対応はまだソースのコメントを外してポートを開放する必要があります。

 音質もチューンが進んで更に抜けが良くなり余韻もしっかり出ます。このままでも充分ではないかと思うくらいです。自宅でのLANの安定性もβ12になって落ち着いてきたようでうれしいですね。

 正式版はUPnP対応も視野に入るらしいので楽しみです。

2P LANケーブルの製作

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 LANケーブルカシメ工具が入手できたので色々ケーブルを作ってみています。主な目的だった2P(4芯)ケーブルも色々作っていますが、折角なので写真の様に間にコモンモード用の小型ヴィトロパームコアを挟んだ物も作ってみました。

 このコアは小型で少し非力ですが、信号系なのでよいかと。まあ安価なのがとりえで効果があればめっけもんです。大型コアの様に場所を取らないのもよいかも。結構使用しているLANケーブルも本数が増えてきているので全部交換するには大変そうです。

LANカシメ工具

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 以前に試したLANの2P(4芯)ケーブルが追加入手できそうに無いので、LANケーブルから作ってみることしました。まあ製作用のカシメ工具セットが案外安価なこともあって自作してみるのも面白そうと思っただからです。

 今回購入したのはIWISSのカシメ工具セットで2k円ほどで色々あります。中華製?なのでハズレを心配しましたが特に問題は無さそうです。ケーブルチェッカーはクロスケーブルの識別や配線トラブルの発見にも便利そう。

 ケーブルの先端を間違いなく入れるのはチョッと面倒かもしれませんが、自分用なので大量に作る訳でないので大丈夫でしょう。作り方(配線方法)はあちこちに詳細が出ていますので問題なく出来ます。

 まあ2Pを作るだけなら、スマートではないですが既存の線を途中で切ればよいのですが、丁度良い長さのケーブルが作れるとやはり便利ですから、まあ暇つぶしの一環として面白いかと。

アナログ(LP)のオンライン再生

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 従来アナログは自宅再生のメインがデジタルチャンデバ経由の関係で一旦ファイル化してオフライン再生でしたが、その時のA/D用のオーディオインターフェースに使っているPCが使えなくなりしばらく休止状態でした。

 そこで以前のFreeDSPを活用してHDMIのデジタルアウトを付けA/Dコンバータとして復活させ、イコライザから直接チャンデバに繫げるようになり無事アナログのオンライン再生が復活しました。

 このFreeDSPボードはDACも付いているのでアナログ入出力が可能なのですが、勿論内部処理はデジタルなので入力信号をA/D処理しています。出力には同時にI2Sが出ているので、LVDSのトランスミッターをつければそのままデジタル出力が取れます。今回は肝心のDSPは何もしていないスルーでもったいないのですが、やればRIAA以外のイコライザ対応なども出来ますね。

 FreeDSPボードのケースが少し小さかったので、上につけたHDMIへのトランスミッター子基板は少々窮屈ですが、何とか入りました。電源ON一発で変換してくれるので問題無さそうです。音の方は流石にダイレクトよりは若干落ちますが、I2S接続なのでまあまあでしょう。これでアナログも気軽に聞けるようになったかな?

ES9038Q2Mの電源強化テスト

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 現在使用してるES90938Q2MDACですが、最終的な電源の強化版のテストのために試作電源を作ってみました。

 これまでも電源トランスの分離やローノイズ安定化電源など比較しながら詰めてきましたが、今回更にノイズ対策を強化した電源を用意して、従来の最終電源との音質比較を行います。

 これまでの最終案は写真の右側の電源で3トランス4レギュレータ、整流はショットキーで各所に6穴フェライトとファインメットビーズを挟みレギュレータはTIの低ノイズタイプを使用しています。

 新作は左側でやはり3トランスの5レギュレータ、整流もショットキーですが、ノイズフィルターに6穴フェライトとファインメットビーズに加え各レギュレータ前後に村田のブロックエミフィルを挟んでいます。

 給電は以前と同じ様に水晶、本体IC,、コントローラPIC、アナログ段となるべく個別に分けて分離供給している点は変わりません。

 まだサブシステムでの試験試聴ですが、新旧で思った以上の差がある様です。この後、後段の試聴システムのグレードをもう少し上げ、じっくり比較してみたいと思います。

 まあ多分に新電源タイプで現行のDACを作り直すことになりそうです。

RasPi4B対応Symphonic-MPD(その4)

LANcable.jpg
 Raspia4BのLANケーブルを写真の100BASE-Tの4線ケーブルに交換してみました。通常今のLANケーブルはツイストペアx4の8線が普通ですが、100BASE-Tは基本ツイストペアx2の4線で行う規格の様ですから4線でも充分使え、その方が音が良いという話を聞いて試してみました。

 4線でも接続は問題なく、音出しも普通にできました。肝心の音質はプラセボかもしれませんが、確かに若干見通しが良くなり、音像も安定してきているようで、やはり効果は有りそうです。
 たまたま4線のLANケーブルが有ったので交換してみましたが、中々市販では無さそうなので、自作用の端末カシメ器が手元に無い場合は4線分カットするアダプタを作るのが早いのかも。

 低音側のアンプ交換もあってメイン装置は音量にかかわらず音質が安定し、この所グッと良くなってきました。まあ余り外出はできないのでじっくり音楽を楽しむのも良いかと思います。

マルチ用ハイパワーデジタルアンプ(その3)

TPA3255amp3.jpg
 低域用のパワーアンプをTAS6530から以前に紹介したTAS3255のモノアンプに交換してしてみました。

 TAS3255ampは元は2台のステレオですが、2台の片chつづを使ってモノ仕様としています。TAS6530とは若干ゲインが異なるので、抵抗を調整して同じゲインに合わせ、比較交換をスピーディに出来るようにして聞き比べてみました。

 やはり3255の方がしっかりした安定感があり低域も伸びているようです。これと比べるやはり6530はエッジに甘さが残り、音像が膨らみます。この辺3255が実質で2倍の電源容量となっているのが、音に違いが出ている様に思います。
 ただ3255の方が単純に低域の音圧が出ているというより、音全体の落ち着きというかどこと言えない安定感を感じます。低域の厚みという点ではむしろすっきりして物足りないようにも思いますが、音像全体としてはしっかりと根を張った落ち着きを感じて、6530の低域が軽く聞こえてくるような気がします。

 アンプの差としては微妙なのかもしれませんが面白いものですね。

RasPi4B対応Symphonic-MPD(その3)

raspiV4MPD.jpg
 ラズパイ4BもLight-MPDに加えSymphonic-MPDも使えるようになり、落ち着いて比較も出来るようになったので聞き(使い)比べてみた個人的な感想です。ハード的には両者とも同じです。

 それぞれ特徴があり、全体的に見ればどちらがベターとも言い難い面があり、今の所気分で使い分けています。

          SMPD(V4ベータ版)  LMPD(UPnPV4)
コントローラ       yaMPC      fiDataApp
操作性                    ○
広がり                    ○
音像            ○
解像度           ○
低音                     ○

 操作性はyaMPCがiPad専用で手持ちのiPadが初代のためチョッと力不足の為なのが大きいです。iPadが新しいものだとそれほど不満はないかも。途中からの再生が出来ないというfiDataAPPの残念なところもあります。後はSMPDのshutdown操作が必要なのも面倒ですが起動SDメモリーのセッティングは大分楽になったのでその辺は両者あまり差はなくなりました。

 音像的な広がりはLMPDの方に分がありそうですが、その分密度感や音像定位的には個人的にはSMPDの方が好ましいです。逆に低音の量感はLMPDの方がありますが、SMPDが締まってとも言えるのでその分量感が減っているのでしょう。

 総合的に見て音的にはSMPDですが、使いやすさを考えるとLMPDも捨てがたいかも。

RasPi4B対応Symphonic-MPD(その2)

temp1.jpg
 ラズパイも4になって消費電力も増え冷却も必要といわれる様になってきたので、色々な条件でその温度上昇を測って見ました。

 測定環境はSymphonic-MPD(SMPD)でCD音源の連続音楽再生の状態です。ラズパイはオープンの状態で平置きです。計測温度はSMPDのDashboradから読み取っています。室温約20℃。

 グラフの4Bは3Bより安定状態で平均約1.5倍(0.6A)の電流が流れています。それでも3Bの2倍近く流れる4B対応のlight-MPDよりはソフトとしてかなり省電力な電力制御になっていますね。4B対応のlight-MPDでは直接温度は計測していませんが、その場合の温度上昇は3Bと4Bの差分の5℃以上更に上乗せになりそうです。

 4B+fanはかなり低速の微風ファンですが流石に温度上昇は少なく、時間が経っても安定して推移していますね。

 4Bでもこのくらいならファン無しでも空気の流れを上手く考えればファン無しでもいけそうですが、夏場は更に10℃以上加算されますから時間経過からやはりかなり厳しいかと思います。

 ちなみに小さな放熱フィンが売られていますがあの程度だとほとんど効果はありません。せめて基板サイズのが必要でしょうし、熱伝導に注意しないと放熱器は思ったほど効果が見込めない場合もあるので安全のためにはファンがあった方が良さそうです。


 

RasPi4B対応Symphonic-MPD(その1)

smpd4-1.jpg
 Symphonic-MPD(SMPD)もようやくラズパイ4に対応してベータ版が出てきました。早速ためしてみたDashboardが添付画像です。

 基本はほぼ同じですが、WebUI上からオプションやパラメータのセッティングが色々できるようになり、使い勝手も大分改善されてきています。ネットワークやサウンドボード、アップサンプリングや入出力対応などもGUIでできるようになり、普通の使い勝手に近づいています。

 まだベータ版ということでメモリー拡張やyaMPD対応などはSSHが必要ですが、反応は良さそうです。音の方も本格的なチューンはまだとのことですが、評判は良さそう。これから本格的に試してみようと思っています。

 色々と細かいところを試せるのもラズパイの良さですが、本質的にもレベルが高い(というか今までのPCオーディオをはるかに凌ぐレベルな)のがうれしいですね。

 ps:Alertはメモリー拡張前なので拡張後は消えています。

UcD34MPアンプ

UCD34MPamp.jpg
 HypexのUcDシリーズのデジタルアンプは以前UcD180STを作っています。

https://milestone.at.webry.info/201604/index.html
https://milestone.at.webry.info/201605/article_1.html
https://milestone.at.webry.info/201605/article_3.html
https://milestone.at.webry.info/201605/article_11.html
https://milestone.at.webry.info/201605/article_14.html

 それ以外に小物のマルチアンプ用にと小パワーのUcd34MP(1台で10Wx4、電源内蔵、現在はディスコン)を持っていましたが、やはりchあたり10Wではチョッと出力が寂しいのでそのままお蔵入りになっていました。
 でも良く見ると出力段の形態はシングルエンドなので2ch分をBTLにすれば2chアンプとしてパワーが取れそうなことに気が付きました。入力形態もバランス仕様なので接続変更だけでBTLアンプになります。

 実際に確認してみるとやはり上手くいくようで、1台(枚)で35W(8Ω)x2のステレオアンプになり、ついでに手持ちの2枚を何時もの100均ケースに入れ込んで35W2chステレオアンプとして使えるようにしてみました。
 贅沢に使えば片chのみでモノアンプx2としても使えますし、確かにその方が左右の分離は良さそうです。

 電源はユニバーサルなのでAC200Vやパワータップにも対応しています。

マルチ用ハイパワーデジタルアンプ(その2)

TPA3255amp2.jpg
 ようやくTAS3255ampをチョイ変してメインで試してみました。

 全面的な初段の改造は後回しにして、まずは電源のノイズフィルターの強化とLEDの調光とに絞り改造し、メインスピーカのドライブアンプとしての中域と低域アンプと入れ換えて試聴してみます。
 対策はこのアンプの前段に必要な12Vを48Vの電源から降圧していますが、発熱の点からSWで降圧しているのでそのノイズ対策に電源フィルターを追加しています。

 対策で若干音の荒さは減っていますが、もう一つといった所。低域ではパワフルで切れも良く、従来の5630よりは良さそうなのですが、中域ではHypexのUcD180STと比べると音色が少しキツ目で荒さが残っているような感じです。やはり前段にかなり手を入れないとこのまま使うには難しそう。

 そこでこの後はこの2ch分の独立したステレオアンプを2台のモノアンプとして低域に使うこと試してみようかと思っています。

Wavelet波形

Left-wavelet.jpg
 正直余り学術的な意味でのWaveletは良くわかりませんが、音響測定のOmniMICについているWavelet解析は中々便利で使い易いです。図は自宅の3Wayスピーカのリスニングポイントでの解析結果です。

 Waveletをどう役立てるかはそのグラフの見方が判らなければなりませんが、この場合は図は縦軸が周波数、横軸が時間で色合いが音圧強度を表わしています。判りやすく言えば系のインパルス応答を周波数的上下に表わしているといえばよいのでしょうか。
 低周波では波長が長いので分解能は取れず幅は広くなります。高域では逆に狭くでき、結果として素直な系ではロート型のグラフになるのが正解です。(周波数上の凸凹はこの結果ではフラットに補正済み)

 そのため系の位相的な乱れや音源の時間(等価的には距離)のズレなどが有るとグラフが曲がったり、切れたりします。また離れ島があれば何らかの音源の反射があるとも言えます。

 実は久しぶりにWaveletで再測定して見たところ中高域が切れているのが見つかりました。どうもアンプ系を交換したときにまちがえて高域側を逆相にしていたようです。周波数特性でも厳密に見ればReverseNullが見えるはずですが、厳密に環境を整えないと中々綺麗には見えません。その点Waveletは環境を含めた全体を見易く、解り易い点があります。各ユニットのタイムアライメントを視覚的に捕らえられることができるのも大きなメリットですね。当然ながらその場合は時間軸的には数msの範囲で見る必要があります。REWなどもこの機能があります。

 修正後は当然ながらしっかりと音像も安定してきて、最近はストレス無く音楽が聴けます。やはり時々はチェックしないとマルチは難しいのが難点ですが、上手く使えばCPは高いですね。

SATRI-ampのBTL化

NewSATRI-7.jpg
 マルチアンプのディスクリート化の一環で高域アンプにSATRI-ampを復活させようと思いますが、そのままでは15W/ch程度とパワーが少し足りません。構成としてはこの1筐体で4ch(ステレオ2ch)アンプなのでBTLにすればパワーアップが望めますし、音的にも良い感じかと。

 当初は外付けで反転アンプを付けてBTL仕様にしていましたが、中々良さそうなので反転アンプを内蔵し、BTL専用機(ステレオ)として復活させることにしました。
 まあ外見上は何も変わりませんが、余計なオプションが無くなってレイアウトがスッキリします。これで40Wx2(8Ω)ほどのアンプになり、中低域を前回のTAS3255に任せれば電源分離のマルチアンプ系でも全体がスッキリしそうです。

Symphonic-mpdを試す(その15)

UPnP-SMPD.jpg
 最近はLightMPDばかりになっていますが、SMPDの方ではゴンザエモンさんの所で取り上げられていたUPnPバージョンを試してみました。こちらは非公式バージョンなので動作の保証はありませんが、何とか動くようです。

 基本raspiはSMPDなのでVer3ですが、その中でも3B+が良いようです。3Bだとどうもfoobarではプチノイズが取りきれないようでCDレベルの44.1kHzfsでも音が切れますが、fi data Music AppなどのUPnPコントローラで動かすとノイズは出ずにハイサンプリングまで上手く再生するようです。

 画像はfoobar2000での動作状況ですが、一応UPnPにはなっている様ですが、componentsが上手く対応していないのかもしれません。

 音の方も線の細さも無く良い感じですね。もう少し他の方式とも比較してみたいと思います。

追伸
 もう少し聞き込んでみました。UPnPモードでは中低域が厚めになりますが、全体に緩くなる感じです。余韻が伸びているように感じるためかもしれませんが、システムのグレードが上がればバランスが良くなるかも。けれんみの無い音ですね。自宅だともう少しバシッとしたノーマルのSMPDの方が合いそうです。
 面白いことにUPnPモードでもWebUIコントロールが使えますが、音はUPnPモードとは異なる様に聞こえ、通常のSMPDに近い感じに聞こえます。このときはUPnPにはなっていない?のかな。LANは詳しくないのでその辺の詳細はわかりませんが。
 SMPDに比べるとLightMPDは低域は伸びますが高域は少し線が細いような感じです。まあV4になるとまた違った味が出てきますが。
 

lightMPD(その7)

raspi4-5.jpg
 その3でraspiV4に対応したセットを作りましたが、すこしフィルター部品を替えて新たに作ってみました。

 基本構成や使用部品もほとんど一緒なのですが、聞き比べてみると前回のものとすこし違います。以前のは切れは良いのですが、音がやや雑未があり強い感じがします。それに比べ今回のは控えめで大人しい分滑らかさが優れているようです。前作の他の所での試聴でも前作は解像度が高く聞こえますがチョッときつ過ぎる感じもしたので今回のはその辺が改善され良さそうです。

 変更部分はフィルターを従来の5穴フェライト+ファインメットビーズから村田のブロックエミフィル(BNX1601)に変更しています。更に同じものをレギュレータの前後に入れてフィルターの強化とレギュレータの安定動作を計ってみました。まあこちらの方がノイズフィルターとしてブロック単位での性能が確保されているので良さそうに思ったからですが、案外この辺が効いているのかもしれません。

 ソフトはともかくハードでも結構ノイズの影響は大きいようです。 

マルチ用ハイパワーデジタルアンプ

TPA3255amp.jpg
 マルチのパワーアンプとしてTAS-5630の3chアンプを使っていましたが、電源を共通としていたのでノイズ回りやレギュレーションが気になって、暫定的に3台に戻していました。流石に邪魔なのでまずは2chステレオ分の電源独立パワーアンプを作ってみました。

 とはいえ基本はTPA3255を使用した中華アンプ基板とNIPRONのSW電源を組み合わせただけです。今回はチョコッとノイズフィルターを足しただけですが、その内前段のバッファ(位相反転)部を作り直してノイズ対策ももう少し追加する予定です。
 作って気がついたのですが、LEDもチョッと明るすぎでこの辺も後で直さなければならないでしょう。

 性能的にはパワーはクリップで100W(8Ω)/ch、ゲインは28dBといった所。電源はピーク400W/台なので十分です。音質の確認はこれから。

lightMPD(その6)

fig6.jpg
 NAS(DLNAサーバー)が無くともlightMPDが動くように、PCにminimServerを稼働させ、それをDLNASeverとして使用してightMPDを動かすことが出来ました。

 minimServerはJPLAYの時も使ったことがあるので何とかなるかと思っていましたが、やはり中々最初からは上手く行きませんでしたが、色々やってJAVAとminimServerを最新版にしてようやく何とか動きました。

 これでNAS無しでもPC1台でlightMPDのUPnPモードが使える様になりました。NASを一々移動させるのは中々面倒なので、PCとセットで動くならお出かけ用デモ装置としてもPC版UPnPモードのlightMPDは使い易そうです。

lightMPD(その5)

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 画像は変わり映えしませんか、ようやくraspi3BでもUPnPモードが動きました。UPnPの方が設定は簡単なはずなですが、どうもうまくいきませんでした。まあなんとか4Bのテキストを参照に動くまでになりましたが、これで4と3Bでより本体のみ違いの比較に近づいた感じがします。

 で、肝心の3BのUPnPモードの音は3Bのスタンドアロンを基準にするとVer4よりむしろ反対側のすっきりとした方向になっているようです。この辺はチョッと意外でしたが、自宅では今回のUPnP3Bはチョッとすっきりし過ぎの様で、多少音に面白みが欠ける様に感じます。もう少し余韻とコクが欲しい感じで、UPnP3BはスタンドアロンよりUPnPVer4に近い感じを想定したのですが、反対でした。こうなるとVer4のスタンドアロンもやってみたいですね。

 ただし、前回Ver4の起動安定性もクリアしたかと思ったのですが、どうも原因はそれだけでは無さそうでまだまだVer4の安定稼働は遠そうです。

lightMPD(その4)

raspi4-3.jpg
 raspi4のlightMPDの立ち上げが安定せず困っていました。サーバーが見つからなかったり、レンダラーがうごかないなどの不具合が多発します。考えてみると電源のデカップリングコンデンサ容量が大きいいので、電源の立ち上がりが鈍り上手く起動リセットが掛かっていないようです。早速確認用にraspi4の5V用に後からもう一つSWを追加して(写真右)、十分電圧が上がってからraspiを起動する様にしてみました。

 やはりこれでほぼきちんと立ち上がるようで、機能的にも問題無さそうです。本来だと遅延リレーでも入れたほうが良いかもしれませんが、まあ自分で使う分はこれでも良いかと。

lightMPD(その3)

raspi4-2.jpg
 RaspberryPi Ver4のlightMPDをSMPDのRASDAC(HifiberryDAC+)と入れ換え(写真)ちゃんと電源とクロックを整備して以前の3Bに入れたlightMPDと聞き比べてみました。

 ただし、V4はUPnpモード(ServerはNAS)でコントローラはfiMusicAppを使用、3BはスタンドアロンモードでコントローラはyaMPCです。
ちなみに電源は3電源2トランス出力はどちらもHDMIのI2S出し、クロックはNDKのNZ2520SDA、音源は同じNASからです。

 V4はB3と比べると同じlightMPDでも大分音の質感が異なります。B3がすっきりと明快なのに比べてややマッタリ、ゆったり系でソフトな印象です。その分中低域の厚みがあり、高域の緊張感を感じずに済みます。どちらかというとクラシック向きという感じでしょうか。V4は余り音を考えずに落ち着いて音楽が聞ける感じですね。
 それぞれで音の印象が変わるので実際にはレベルバランスをそれぞれ最適に取り直す必要がありそうです。

 なおV4はハードがきちんと立ち上がってからソフトを立ち上げないと上手く認識しないようです。初回にミスる確率も高いようで、まだ調整が必要な点が残っているのかも。

lightMPD(その2)

raspi4.jpg
 RaspberryPiも昨年来、新モデルのVer4が登場してようやく入手も楽になってきたので購入してみました。
RAM2Gモデルだと従来のよりそれほど高いという感じはありません。

 ネットプレーヤとしてSMPDは残念ながらVer4対応はまだしばらく時間が掛かりそうですが、早くもlightMPDは対応したファームが出ているので早速動かしてみました。
 とはいえ自力ではインストールは中々手強く初回は撃沈してしまいましたので、ゴンザエモンさんにも手伝って頂く事で何とかUPnPモードで動かすことが出来ました。

 コントロールアプリはfidata Music Appを使用、とりあえず再生まではこぎつけました。ハード環境も整えなければなりませんし、音質はこれから。

lightMPD(その1)

lightMPD1.jpg
ラズパイでのSymphonic-MPD(SMPD)と同様にフリーでlightMPDというネットプレーヤがあり、こちらも試してみました。

SMPDと違ってこちらはインストールもかなり手強いのでゴンザエモンさんなどに手伝っていただきようやくインストールできました。Typeも色々あるのですが、こんかいは一番簡単そうなスタンドアロンで動かしています。

コントロールはSMPDと同様、YaMPDも使えるのですが、相変わらず未だCoverArtが上手くいっていません。PCからはGMPCが使えるので画像はこちらのものです。

肝心な音質はSMPDよりすっきりと余分な響きが少なく解像度と透明度は高そうです。RAM上で動作する様になっているらしくノイズが少ないのかもしれません。シャットダウンもいきなり電源OFFができるのも使い易いですね。

しかし、まだ問題点もいくつかあってCoverArtの件と曲名の日本語が化けるアルバムもあってまだまだです。NASが必須というのも条件は厳しいかもしれません。ただし、ラズパイ4も対応しているらしいとかUPnP接続も可能でレンダラーとサーバーを分けた分離型も可能なようでまだまだ良くなる可能性があり、今後が楽しみです。

3AMPマルチ

3amp.jpg
 自宅のメイン3Wayのパワーアンプはシュリンクして1電源のパワーアンプ(写真右)ですが、流石にコモンモードノイズが入ったりして苦労して使っています。そこでやはり本来の個別電源の3台体制に戻してテストしてみました。

 中域は同じTAS5630(左下)で高域はUcDアンプ(左上)を使用、流石に3台でアースを切り離すとノイズはかなり減ります。それに伴って音の濁りも減りすっきりとしますね。やはり電源別は有効の様で、今のアンプ構成でも電源のみ別体勢にしてみようかと考えています。

Symphonic-mpdを試す(その14)

smpd-disp2s.jpg
 SMPDのマイナーバージョンアップがあり、V0.9.3になりました。ですが、システムリビルドのためか今回はオンラインバージョンアップはできません。ダウンロードして直接SDメモリーに書き込む必要があります。

 内容的に判り易いのはWebUIからのSETTINGpanelが変更になり、WebUIからSoundCardなどが変更できる様になっているようです。他にも項目が増えていますね。
 少しづつですが、ympdでも使い勝手は良くなっています。

 感じの音の方もすこし変わってきていて、位相回りの不自然さが減り、よりケレンみのない素直な音になってきた様に思います。私のオンボードのクロックのアップデートと合わさってまだまだ良くなりそうです。

 コントロールアプリのYaMPCも思わぬところで作者さんと直接コンタクトがとれ、色々アドバイスを貰いようやく使える様になりました。まあ折角ですからタグの整理もこれからボチボチ進めましょう。