RasPi4B対応Symphonic-MPD(その3)

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 ラズパイ4BもLight-MPDに加えSymphonic-MPDも使えるようになり、落ち着いて比較も出来るようになったので聞き(使い)比べてみた個人的な感想です。ハード的には両者とも同じです。

 それぞれ特徴があり、全体的に見ればどちらがベターとも言い難い面があり、今の所気分で使い分けています。

          SMPD(V4ベータ版)  LMPD(UPnPV4)
コントローラ       yaMPC      fiDataApp
操作性                    ○
広がり                    ○
音像            ○
解像度           ○
低音                     ○

 操作性はyaMPCがiPad専用で手持ちのiPadが初代のためチョッと力不足の為なのが大きいです。iPadが新しいものだとそれほど不満はないかも。途中からの再生が出来ないというfiDataAPPの残念なところもあります。後はSMPDのshutdown操作が必要なのも面倒ですが起動SDメモリーのセッティングは大分楽になったのでその辺は両者あまり差はなくなりました。

 音像的な広がりはLMPDの方に分がありそうですが、その分密度感や音像定位的には個人的にはSMPDの方が好ましいです。逆に低音の量感はLMPDの方がありますが、SMPDが締まってとも言えるのでその分量感が減っているのでしょう。

 総合的に見て音的にはSMPDですが、使いやすさを考えるとLMPDも捨てがたいかも。

RasPi4B対応Symphonic-MPD(その2)

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 ラズパイも4になって消費電力も増え冷却も必要といわれる様になってきたので、色々な条件でその温度上昇を測って見ました。

 測定環境はSymphonic-MPD(SMPD)でCD音源の連続音楽再生の状態です。ラズパイはオープンの状態で平置きです。計測温度はSMPDのDashboradから読み取っています。室温約20℃。

 グラフの4Bは3Bより安定状態で平均約1.5倍(0.6A)の電流が流れています。それでも3Bの2倍近く流れる4B対応のlight-MPDよりはソフトとしてかなり省電力な電力制御になっていますね。4B対応のlight-MPDでは直接温度は計測していませんが、その場合の温度上昇は3Bと4Bの差分の5℃以上更に上乗せになりそうです。

 4B+fanはかなり低速の微風ファンですが流石に温度上昇は少なく、時間が経っても安定して推移していますね。

 4Bでもこのくらいならファン無しでも空気の流れを上手く考えればファン無しでもいけそうですが、夏場は更に10℃以上加算されますから時間経過からやはりかなり厳しいかと思います。

 ちなみに小さな放熱フィンが売られていますがあの程度だとほとんど効果はありません。せめて基板サイズのが必要でしょうし、熱伝導に注意しないと放熱器は思ったほど効果が見込めない場合もあるので安全のためにはファンがあった方が良さそうです。


 

RasPi4B対応Symphonic-MPD(その1)

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 Symphonic-MPD(SMPD)もようやくラズパイ4に対応してベータ版が出てきました。早速ためしてみたDashboardが添付画像です。

 基本はほぼ同じですが、WebUI上からオプションやパラメータのセッティングが色々できるようになり、使い勝手も大分改善されてきています。ネットワークやサウンドボード、アップサンプリングや入出力対応などもGUIでできるようになり、普通の使い勝手に近づいています。

 まだベータ版ということでメモリー拡張やyaMPD対応などはSSHが必要ですが、反応は良さそうです。音の方も本格的なチューンはまだとのことですが、評判は良さそう。これから本格的に試してみようと思っています。

 色々と細かいところを試せるのもラズパイの良さですが、本質的にもレベルが高い(というか今までのPCオーディオをはるかに凌ぐレベルな)のがうれしいですね。

 ps:Alertはメモリー拡張前なので拡張後は消えています。

UcD34MPアンプ

UCD34MPamp.jpg
 HypexのUcDシリーズのデジタルアンプは以前UcD180STを作っています。

https://milestone.at.webry.info/201604/index.html
https://milestone.at.webry.info/201605/article_1.html
https://milestone.at.webry.info/201605/article_3.html
https://milestone.at.webry.info/201605/article_11.html
https://milestone.at.webry.info/201605/article_14.html

 それ以外に小物のマルチアンプ用にと小パワーのUcd34MP(1台で10Wx4、電源内蔵、現在はディスコン)を持っていましたが、やはりchあたり10Wではチョッと出力が寂しいのでそのままお蔵入りになっていました。
 でも良く見ると出力段の形態はシングルエンドなので2ch分をBTLにすれば2chアンプとしてパワーが取れそうなことに気が付きました。入力形態もバランス仕様なので接続変更だけでBTLアンプになります。

 実際に確認してみるとやはり上手くいくようで、1台(枚)で35W(8Ω)x2のステレオアンプになり、ついでに手持ちの2枚を何時もの100均ケースに入れ込んで35W2chステレオアンプとして使えるようにしてみました。
 贅沢に使えば片chのみでモノアンプx2としても使えますし、確かにその方が左右の分離は良さそうです。

 電源はユニバーサルなのでAC200Vやパワータップにも対応しています。

マルチ用ハイパワーデジタルアンプ(その2)

TPA3255amp2.jpg
 ようやくTAS3255ampをチョイ変してメインで試してみました。

 全面的な初段の改造は後回しにして、まずは電源のノイズフィルターの強化とLEDの調光とに絞り改造し、メインスピーカのドライブアンプとしての中域と低域アンプと入れ換えて試聴してみます。
 対策はこのアンプの前段に必要な12Vを48Vの電源から降圧していますが、発熱の点からSWで降圧しているのでそのノイズ対策に電源フィルターを追加しています。

 対策で若干音の荒さは減っていますが、もう一つといった所。低域ではパワフルで切れも良く、従来の5630よりは良さそうなのですが、中域ではHypexのUcD180STと比べると音色が少しキツ目で荒さが残っているような感じです。やはり前段にかなり手を入れないとこのまま使うには難しそう。

 そこでこの後はこの2ch分の独立したステレオアンプを2台のモノアンプとして低域に使うこと試してみようかと思っています。

Wavelet波形

Left-wavelet.jpg
 正直余り学術的な意味でのWaveletは良くわかりませんが、音響測定のOmniMICについているWavelet解析は中々便利で使い易いです。図は自宅の3Wayスピーカのリスニングポイントでの解析結果です。

 Waveletをどう役立てるかはそのグラフの見方が判らなければなりませんが、この場合は図は縦軸が周波数、横軸が時間で色合いが音圧強度を表わしています。判りやすく言えば系のインパルス応答を周波数的上下に表わしているといえばよいのでしょうか。
 低周波では波長が長いので分解能は取れず幅は広くなります。高域では逆に狭くでき、結果として素直な系ではロート型のグラフになるのが正解です。(周波数上の凸凹はこの結果ではフラットに補正済み)

 そのため系の位相的な乱れや音源の時間(等価的には距離)のズレなどが有るとグラフが曲がったり、切れたりします。また離れ島があれば何らかの音源の反射があるとも言えます。

 実は久しぶりにWaveletで再測定して見たところ中高域が切れているのが見つかりました。どうもアンプ系を交換したときにまちがえて高域側を逆相にしていたようです。周波数特性でも厳密に見ればReverseNullが見えるはずですが、厳密に環境を整えないと中々綺麗には見えません。その点Waveletは環境を含めた全体を見易く、解り易い点があります。各ユニットのタイムアライメントを視覚的に捕らえられることができるのも大きなメリットですね。当然ながらその場合は時間軸的には数msの範囲で見る必要があります。REWなどもこの機能があります。

 修正後は当然ながらしっかりと音像も安定してきて、最近はストレス無く音楽が聴けます。やはり時々はチェックしないとマルチは難しいのが難点ですが、上手く使えばCPは高いですね。

SATRI-ampのBTL化

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 マルチアンプのディスクリート化の一環で高域アンプにSATRI-ampを復活させようと思いますが、そのままでは15W/ch程度とパワーが少し足りません。構成としてはこの1筐体で4ch(ステレオ2ch)アンプなのでBTLにすればパワーアップが望めますし、音的にも良い感じかと。

 当初は外付けで反転アンプを付けてBTL仕様にしていましたが、中々良さそうなので反転アンプを内蔵し、BTL専用機(ステレオ)として復活させることにしました。
 まあ外見上は何も変わりませんが、余計なオプションが無くなってレイアウトがスッキリします。これで40Wx2(8Ω)ほどのアンプになり、中低域を前回のTAS3255に任せれば電源分離のマルチアンプ系でも全体がスッキリしそうです。

Symphonic-mpdを試す(その15)

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 最近はLightMPDばかりになっていますが、SMPDの方ではゴンザエモンさんの所で取り上げられていたUPnPバージョンを試してみました。こちらは非公式バージョンなので動作の保証はありませんが、何とか動くようです。

 基本raspiはSMPDなのでVer3ですが、その中でも3B+が良いようです。3Bだとどうもfoobarではプチノイズが取りきれないようでCDレベルの44.1kHzfsでも音が切れますが、fi data Music AppなどのUPnPコントローラで動かすとノイズは出ずにハイサンプリングまで上手く再生するようです。

 画像はfoobar2000での動作状況ですが、一応UPnPにはなっている様ですが、componentsが上手く対応していないのかもしれません。

 音の方も線の細さも無く良い感じですね。もう少し他の方式とも比較してみたいと思います。

追伸
 もう少し聞き込んでみました。UPnPモードでは中低域が厚めになりますが、全体に緩くなる感じです。余韻が伸びているように感じるためかもしれませんが、システムのグレードが上がればバランスが良くなるかも。けれんみの無い音ですね。自宅だともう少しバシッとしたノーマルのSMPDの方が合いそうです。
 面白いことにUPnPモードでもWebUIコントロールが使えますが、音はUPnPモードとは異なる様に聞こえ、通常のSMPDに近い感じに聞こえます。このときはUPnPにはなっていない?のかな。LANは詳しくないのでその辺の詳細はわかりませんが。
 SMPDに比べるとLightMPDは低域は伸びますが高域は少し線が細いような感じです。まあV4になるとまた違った味が出てきますが。
 

lightMPD(その7)

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 その3でraspiV4に対応したセットを作りましたが、すこしフィルター部品を替えて新たに作ってみました。

 基本構成や使用部品もほとんど一緒なのですが、聞き比べてみると前回のものとすこし違います。以前のは切れは良いのですが、音がやや雑未があり強い感じがします。それに比べ今回のは控えめで大人しい分滑らかさが優れているようです。前作の他の所での試聴でも前作は解像度が高く聞こえますがチョッときつ過ぎる感じもしたので今回のはその辺が改善され良さそうです。

 変更部分はフィルターを従来の5穴フェライト+ファインメットビーズから村田のブロックエミフィル(BNX1601)に変更しています。更に同じものをレギュレータの前後に入れてフィルターの強化とレギュレータの安定動作を計ってみました。まあこちらの方がノイズフィルターとしてブロック単位での性能が確保されているので良さそうに思ったからですが、案外この辺が効いているのかもしれません。

 ソフトはともかくハードでも結構ノイズの影響は大きいようです。 

マルチ用ハイパワーデジタルアンプ

TPA3255amp.jpg
 マルチのパワーアンプとしてTAS-5630の3chアンプを使っていましたが、電源を共通としていたのでノイズ回りやレギュレーションが気になって、暫定的に3台に戻していました。流石に邪魔なのでまずは2chステレオ分の電源独立パワーアンプを作ってみました。

 とはいえ基本はTPA3255を使用した中華アンプ基板とNIPRONのSW電源を組み合わせただけです。今回はチョコッとノイズフィルターを足しただけですが、その内前段のバッファ(位相反転)部を作り直してノイズ対策ももう少し追加する予定です。
 作って気がついたのですが、LEDもチョッと明るすぎでこの辺も後で直さなければならないでしょう。

 性能的にはパワーはクリップで100W(8Ω)/ch、ゲインは28dBといった所。電源はピーク400W/台なので十分です。音質の確認はこれから。

lightMPD(その6)

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 NAS(DLNAサーバー)が無くともlightMPDが動くように、PCにminimServerを稼働させ、それをDLNASeverとして使用してightMPDを動かすことが出来ました。

 minimServerはJPLAYの時も使ったことがあるので何とかなるかと思っていましたが、やはり中々最初からは上手く行きませんでしたが、色々やってJAVAとminimServerを最新版にしてようやく何とか動きました。

 これでNAS無しでもPC1台でlightMPDのUPnPモードが使える様になりました。NASを一々移動させるのは中々面倒なので、PCとセットで動くならお出かけ用デモ装置としてもPC版UPnPモードのlightMPDは使い易そうです。

lightMPD(その5)

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 画像は変わり映えしませんか、ようやくraspi3BでもUPnPモードが動きました。UPnPの方が設定は簡単なはずなですが、どうもうまくいきませんでした。まあなんとか4Bのテキストを参照に動くまでになりましたが、これで4と3Bでより本体のみ違いの比較に近づいた感じがします。

 で、肝心の3BのUPnPモードの音は3Bのスタンドアロンを基準にするとVer4よりむしろ反対側のすっきりとした方向になっているようです。この辺はチョッと意外でしたが、自宅では今回のUPnP3Bはチョッとすっきりし過ぎの様で、多少音に面白みが欠ける様に感じます。もう少し余韻とコクが欲しい感じで、UPnP3BはスタンドアロンよりUPnPVer4に近い感じを想定したのですが、反対でした。こうなるとVer4のスタンドアロンもやってみたいですね。

 ただし、前回Ver4の起動安定性もクリアしたかと思ったのですが、どうも原因はそれだけでは無さそうでまだまだVer4の安定稼働は遠そうです。

lightMPD(その4)

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 raspi4のlightMPDの立ち上げが安定せず困っていました。サーバーが見つからなかったり、レンダラーがうごかないなどの不具合が多発します。考えてみると電源のデカップリングコンデンサ容量が大きいいので、電源の立ち上がりが鈍り上手く起動リセットが掛かっていないようです。早速確認用にraspi4の5V用に後からもう一つSWを追加して(写真右)、十分電圧が上がってからraspiを起動する様にしてみました。

 やはりこれでほぼきちんと立ち上がるようで、機能的にも問題無さそうです。本来だと遅延リレーでも入れたほうが良いかもしれませんが、まあ自分で使う分はこれでも良いかと。

lightMPD(その3)

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 RaspberryPi Ver4のlightMPDをSMPDのRASDAC(HifiberryDAC+)と入れ換え(写真)ちゃんと電源とクロックを整備して以前の3Bに入れたlightMPDと聞き比べてみました。

 ただし、V4はUPnpモード(ServerはNAS)でコントローラはfiMusicAppを使用、3BはスタンドアロンモードでコントローラはyaMPCです。
ちなみに電源は3電源2トランス出力はどちらもHDMIのI2S出し、クロックはNDKのNZ2520SDA、音源は同じNASからです。

 V4はB3と比べると同じlightMPDでも大分音の質感が異なります。B3がすっきりと明快なのに比べてややマッタリ、ゆったり系でソフトな印象です。その分中低域の厚みがあり、高域の緊張感を感じずに済みます。どちらかというとクラシック向きという感じでしょうか。V4は余り音を考えずに落ち着いて音楽が聞ける感じですね。
 それぞれで音の印象が変わるので実際にはレベルバランスをそれぞれ最適に取り直す必要がありそうです。

 なおV4はハードがきちんと立ち上がってからソフトを立ち上げないと上手く認識しないようです。初回にミスる確率も高いようで、まだ調整が必要な点が残っているのかも。

lightMPD(その2)

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 RaspberryPiも昨年来、新モデルのVer4が登場してようやく入手も楽になってきたので購入してみました。
RAM2Gモデルだと従来のよりそれほど高いという感じはありません。

 ネットプレーヤとしてSMPDは残念ながらVer4対応はまだしばらく時間が掛かりそうですが、早くもlightMPDは対応したファームが出ているので早速動かしてみました。
 とはいえ自力ではインストールは中々手強く初回は撃沈してしまいましたので、ゴンザエモンさんにも手伝って頂く事で何とかUPnPモードで動かすことが出来ました。

 コントロールアプリはfidata Music Appを使用、とりあえず再生まではこぎつけました。ハード環境も整えなければなりませんし、音質はこれから。

lightMPD(その1)

lightMPD1.jpg
ラズパイでのSymphonic-MPD(SMPD)と同様にフリーでlightMPDというネットプレーヤがあり、こちらも試してみました。

SMPDと違ってこちらはインストールもかなり手強いのでゴンザエモンさんなどに手伝っていただきようやくインストールできました。Typeも色々あるのですが、こんかいは一番簡単そうなスタンドアロンで動かしています。

コントロールはSMPDと同様、YaMPDも使えるのですが、相変わらず未だCoverArtが上手くいっていません。PCからはGMPCが使えるので画像はこちらのものです。

肝心な音質はSMPDよりすっきりと余分な響きが少なく解像度と透明度は高そうです。RAM上で動作する様になっているらしくノイズが少ないのかもしれません。シャットダウンもいきなり電源OFFができるのも使い易いですね。

しかし、まだ問題点もいくつかあってCoverArtの件と曲名の日本語が化けるアルバムもあってまだまだです。NASが必須というのも条件は厳しいかもしれません。ただし、ラズパイ4も対応しているらしいとかUPnP接続も可能でレンダラーとサーバーを分けた分離型も可能なようでまだまだ良くなる可能性があり、今後が楽しみです。

3AMPマルチ

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 自宅のメイン3Wayのパワーアンプはシュリンクして1電源のパワーアンプ(写真右)ですが、流石にコモンモードノイズが入ったりして苦労して使っています。そこでやはり本来の個別電源の3台体制に戻してテストしてみました。

 中域は同じTAS5630(左下)で高域はUcDアンプ(左上)を使用、流石に3台でアースを切り離すとノイズはかなり減ります。それに伴って音の濁りも減りすっきりとしますね。やはり電源別は有効の様で、今のアンプ構成でも電源のみ別体勢にしてみようかと考えています。

Symphonic-mpdを試す(その14)

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 SMPDのマイナーバージョンアップがあり、V0.9.3になりました。ですが、システムリビルドのためか今回はオンラインバージョンアップはできません。ダウンロードして直接SDメモリーに書き込む必要があります。

 内容的に判り易いのはWebUIからのSETTINGpanelが変更になり、WebUIからSoundCardなどが変更できる様になっているようです。他にも項目が増えていますね。
 少しづつですが、ympdでも使い勝手は良くなっています。

 感じの音の方もすこし変わってきていて、位相回りの不自然さが減り、よりケレンみのない素直な音になってきた様に思います。私のオンボードのクロックのアップデートと合わさってまだまだ良くなりそうです。

 コントロールアプリのYaMPCも思わぬところで作者さんと直接コンタクトがとれ、色々アドバイスを貰いようやく使える様になりました。まあ折角ですからタグの整理もこれからボチボチ進めましょう。

 

光LAN

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 ネットプレーヤのSMPDのコントロール&データ通信のLANには有線を使っていましたが、Takeさんに教わって光LANを導入してみました。ギガLANも通る10Gtekという所のマルチモード デュアルLCファイバを使ったものです。

 正直この手の細かい仕様等は余り良くわかりません。値段もピンきりで1桁以上違うものがあって、それぞれがどう異なるのかも良くわからないのですが、昔持っていた光LANのイメージからすれば今回買ったの(アダプタペア+光ケーブルで12kほど)はかなりお安いと思います(もっと安価なのもあるのですが)。まあ高級オーディオケーブルやUSBのアイソレータを買うこと考えたら機能性を考えればこのくらいは安いともいえますね。

 機能的には自宅では10mぐらい引き回す必要があるという点と、ノイズ対策で光のアイソレーション機能に注目していて導入しました。takeさんの所でもその音質への効果は確認しましたが、自宅でもそれなりの効果はありました。

 使い方は簡単で通常のLANと同じ様につなぐだけで、特に何も必要とはしません。まあ電源が別途必要な点はありますが、シンプルですね。効果もそこそこ感じられたのでお買い得だったかも。


MITアンプの復活

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 大分前に作ったMITアンプ(といっても解りませんがOPamp+バッファタイプのアンプです)のゲインを再調整して復活させました。

 シンプルな構成のアンプ回路なので、これでも中身はステレオアンプが2組入ったバランスタイプです。電源トランスは左右別に250VAトロイダルが入った豪華版ですが、パワーは25Wx2と控えめ。ゲインはそれぞれ20dB強となっています。

 相変らずのプラケースですが、6.6kgと重い割には取っ手も付いて持ちやすいかも。

Symphonic-mpdを試す(その13)

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 SMPDの初号機もクロックの電源を別にしてみました。2号機がクロックの電源を換えてかなり音調が変わったので、全体的に好ましかった初号機もクロック電源を別に比較切替できる様にして追加しました。

 追加したクロック電源はトロイダルの7.9Vをショットキーブリッジで整流、普通の5V3端子レギュレータで定電圧化、何時もの5穴フェライトとファインメットビーズを正負それぞれ直列に噛ませて供給しています。

 元々初号機はデジタル部とアナログ(DAC)部が別電源でクロックはそのアナログ部より専用レギュレータで供給されています。なので本来は別電源は不要なはずなのですがそこがやってみないと判らないオーディオの面白いところですね。
 ですのでこれで初号機はトータルでは3電源になります。

クロックの電源を換えるまえまでは割とマッタリ系で豊かな音を聞かせていましたが、専用電源にすると非常に解像度の高い、澄んだ音になる様です。低域が締まる分バランスは高域よりになる感じで、どちらが良いかは結構好みがでるかもしれないですね。

Digital Phono(RIAA) EQ(その2)

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 既に基本部分は確認していたのですが、ようやくトータルでDigitalPhonoEQの動作確認をしました。

 構成は初段をフラットアンプとしてPhono出力(MC)をラインレベルまで増幅します。これをA/DしDSPによるデジタル周波数補正を行いDAC出力でアナログに変換することでトータルでPhonoEQとしての動作をさせています。

 メリットが有るかどうかというより何となく出来そうで面白そうという考えで試してみたのですが、確かにこれでもちゃんと使えますね。音質的にどうかはまだしっかり確認していないので何ともいえませんが、中々すっきりとした出音です。

 まあこれで手作りアンプの会の年末恒例お寺大会の課題にはなったかな。

 

Symphonic-mpdを試す(その12)

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 その10でDigi+Proのクロックをルビクロック化して試してみましたが、やはりチョッとオンボードの水晶では専用電源にしてもまだ定位などが定まらず気持ち悪い音なので、ルビでも良いのですが、持ち歩きを考え水晶発振器を換装することにしまいした。使用するのは手持ちなので直ぐ試せるNDKの低ノイズ発振器にしました。

 換装とはいえ現在の表面実装の水晶を外すのは中々大変なので、別基板に載せ替え用の水晶発振器をおいて配線で付け替えるようにしました。
写真下の小さな四角が従来の水晶発振器で右上の四角がNDKのものです。

 電源供給と出力のプラグ切替で従来のものとの比較も出来るようにしましたが、まだ動作確認まででちゃんとは聞いていません。ルビとの比較もできるので3者のクロック違いが比較できそうです。

 

Symphonic-mpdを試す(その11)

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 通常メインにはRaspberryPiとHifiberryDac+Pro(相当)を使用していますが、オプションボードを汎用のHifiberryDigi+proの組み合わせも使っていますが、こちらはテストで持ち歩き用ということで簡易的にDCパックで済ませていました。

 RaspPiも電源の影響が大きいので両者の比較ができるようにDigi+Proの方も電源を強化してみました。ついでに運び易いようにルータともセットで組み込みこのパッケージのみでネットプレーヤとしてのトラポが完成します。後はコントロール用のPad端末等があればOKです。

 電源は3系統あり、RaspPi本体とクロック、それにルータ用です。クロックはオンボードの水晶のままですが、今回は電源を独立に切り離してみました。電源はそれぞれには最低限のコモンモードやディファレンシャルモードのノイズ対策をしてあります。まあこの辺がリニア電源とともに重要だと思います。

生録

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 AAFCのコンサートで久しぶりに録音をさせて頂きました。ボータブル(PCM-D50)による簡易録音ですので余り音質には期待できませんが、まあ記録といった意味では簡単にセッティングが出来るのが気楽です。

 演奏はピアノとヴァイオリンのデュオで色々なコンサートもこなしている現役の方々なので演奏も中々のものです。会場はホールというほど専用の場所ではありませんが、天井も高くまあまあといった所。

 今回の録音は最前列の座席でミニスタンドを付けて内蔵マイクでの録音です。写真は練習風景で左下の円にマイクがあります。
 スタートとエンドで動作は確認できたので上手くいったかと思ったのですが、どうしてか片チャネルのマイク入力が途中で切れてしまっている所があり、まともには半分ほどしか録れませんでした。こんなトラブルは初めてですが、内部の接触不良でしょうか。チョッとがっかりです。
 まあ全部駄目だった訳でないので、生きた部分を編集してCDにまとめることが出来何とか格好はつきそうです。

Digital Phono(RIAA) EQ

RIAA4.jpg
 前回逆RIAAフィルターを作成したので本番のデジタルRIAAイコライザーを作成しました。とはいっても以前のFreeDSPボードのパラメトリックイコライザーを応用してRIAAカーブのフィルタを作っただけ?です。

 上の図がそのパラメトリックイコライザーのカーブで大体それらしく合わせ込んでみました。そしてFreeDSPの入力に逆RIAAを付けてアウトの周波数特性を測ったのが下の図です。まあほとんどフラットで若干高低域が落ちていますね。むしろ高域はノーマルでは数dB下がっているのが元の特性なので実際上はRIAAとしては落としきれていませんが、まあこのくらいならいいでしょう。

 音質、s/n的な所はヘッドアンプとの組合せで決まるのでその辺はこれからです。

 

symphonic-mpdを試す(その10)

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 RaspberryPI3BにHiFiBerry Digi+Proを載せsymphonic-mpd(SMPD)で動かしていますが、ボード上のDigi+Proの水晶発振器22/24MHzをルビクロックに置き換えてみました。(水晶に戻せるので比較が出来そう)

 写真の様にSMAコネクタでクロックを供給しています。左側の子基板はI2S出力用でHDMIコネクタ出力ですが、こちらはまだどこかおかしいらしく音が出ていません。同軸で動作確認中。

 ルビ出力が小さ目なこともあってこの状態ではまだ安定性に難がありますが、とりあえずは動いているようです。クロック切替は手動ですが、ラズパイの方でアップサンプリングして固定周波数にしてしまう方が楽かもしれません。

 果たして音はどの様になっているでしょうか、楽しみですがHDMIが動くまでは本格的な比較はお預けかな。

 

PhonoEQの準備で逆RIAAフィルターを作成する

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手作りアンプの会の年末お寺大会課題はPhonoEQなので評価用に逆RIAAフィルターを作ってみました。

 逆RIAAとは通常のRIAAEQとはまったく逆に低音が下がり高音が上がるカーブのフィルターで、1V程度の入力を入れてPhonoレベルの信号が取り出せるテスト用のフィルターです。
 試作のPhonoEQをカートリッジ出力ではなく、通常のCDPや発振器などの高レベルの出力に繫いでテストできる様にするもので、定数はネットを調べれば出ています。まあ細かい値を(特にコンデンサ)を作りこむのはチョッと面倒ですが、EQカーブの評価は楽になります。

 今年の課題のPhonoEQはすでに作ってあるので、チョッと変わった視点からデジタル処理によるEQの作成を予定しています。そこで評価にはやはり有った方が便利かなと作ってみました。

 作ってみて試作品の結果は理論値からの偏差は±0.2dBほどで、ほぼ読み取り誤差のレベルくらいですから充分でしょう。これでデジタルPhonoEQの準備が出来ました。

スーパーステレオの復活(その3)

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 前回書いた様に、上手くはまってくれたスーパーステレオ(SS)ですが、なかなかこれも今までは思うような効果になってくれませんでしたが、少しは光が見えてきたように思います。

 アンビエント効果は時々思い出したように試してみるのですが、音場が前方に広がるのは良いのですが、音像そのものも前に出てしまい奥行きが狭くなってしまう傾向があります。
 この点SSとSMPDとの組み合わせが良かったのか、今回は元の音像に余り影響を与えずに音場をうまく広げる効果がある様に聞こえます。また音色的にもすっきりとしながら温かみのある音色になって、それが今までどうしても硬さが残っていた部分を上手く補ってくれるような感じがします。

 ただし今回はDACの直後にスーパーステレオアダプタ(SSadp)を置いたために若干入力オーバーで歪みが出ている様に感じられました。SSadpの入力を確認したところやはり1Vrmsぐらいが適性入力レベルだったので、ゲインを落としてDAC出力の2Vrmsまで許容入力を上げる様に変更しました。後はついでライン系にコモンモードフィルターを若干追加しておきました。

 改造後最終確認をしてみましたが、入力レベルの改善でやはりアンビエント音がすっきりとして、改善した意味はありそうです。

 SSadpはダイナベクターさんの商品ですが、今は残念ながら販売されていないようです。方式の理論的な説明は私には理解不能ですが、この手の音場創生アダプタとしては不自然さが少ないように思います。

 イコライザ以上にオーディオファイルにはこの手の装置を使うことはあまり好まれないようですが、スピーカで聞く以上リスニング環境の部屋の音(場)への影響はとても大きいのは解っているのですが、部屋は装置の様にそう簡単にとり変えられず実際上の制約が大きいのは理解されていると思います。ならばこれを電気的に上手くコントロールすることが出来れば一般のオーディオファイルには福音となるに違いありませんが、しかしながら実際には中々これが難しく、現状はおもちゃ程度のものしかないことから諦められている部分もあると思います。SSadpも中々簡単に思い通りにはならないかったのですが、少しは光が見えてきたのかなという所ですね。

 

 

スーパーステレオの復活(その2)

supeerST.jpg
 半年前に復活?させたスーパーステレオですが、SMPDになってからはメインの音調を見極めるためにもアクセサリーはしばらくお休みでした。

 デジタル出力系もHDMI一本なので余分なアンビエント系のための出力も取れないのでやむをえなかったのですが、良く考えればオプションボードのHifiberry DAC Plus(相当のカスタムボード)には通常のアナログ出力もあることを思い出しました。折角のアナログ出力ですから上手く役立てないと無駄になってしまいます。

 そこで早速その出力にSSアダプターとパワーアンプをつなぎ、天井に設置していたアンピエントスピーカを鳴らしみました。SMPDのお陰かfoobarの時よりは前後の音場があまり狭くならずに広がりが出て良い感じです。若干まだキツ目だった音調もほぐれて聞きやすくもなっているようです。ようやくスーパースレテオの擬似音場も板についてきたようで調整が楽しみです。

symphonic-mpdを試す(その9)

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 Symphonic-mpdがメジャー?アップデートしてV0.9(最新V0.9.2)になりました。

 逐次更新されているSMPDですが、私はソフトには詳しくないので中身は良く分かりません。それでもキチンと中身のある改良で更新されているらしいのは頼もしいですね。
 早速アップデートしたSMPDを試してみましたが、やはり音の印象としてもV0.8とは少し違う様です。

 V0.8はどちらかというと音像はシャープで響きも控えめですが、V0.9は少しリッチな響きで音像に厚みが出てくるようです。どちらが良いかと単純に判別するのは難しそうですが、個人的V0.8も捨てたものでは無い様に思います。

 とはいえやはりV0.9はそれなりに音楽を楽しく聞けそうな雰囲気があってこれが更に練れていけば面白そうです。

symphonic-mpdを試す(その8)

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 SymphonicMPDのコントローラとしては主にiPadでyaMPDを使用していますが、このたびVerUPして1.3になりました。主な変更点はiPad向けに画面を分割表示したことと、カバーアートの縮小化でしょう。

 iPadの画面はそこそこ広いので詰め込んでも結構見られます。まあこの辺の表示数を少なくすることも調整でできますので特に問題はありません。勿論縦画面での表示もOKです。
 贅沢を言えばスプリットとフル画面が切り替えられるとなお良かったですかね。

FreeDSP SMD A/Bボードプロジェクト(その6)

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 FreeDSPのデジタルチャンデバのサンプリングレート違いの音質比較は折角なので192KHzfsと96kHzで試してみました。

 周波数特性的にはポストのアナログフィルターが効いてきているのでグラフで判るように40KHzぐらいまではほとんど変わりません。でもやはりその上の周波数では192kHzfsの方が伸びいるのが分かります。とはいえ可聴範囲では特性的にはほとんど96kHzfsと変わりません。

 それでも音の方はやはり結構違って、96kHzfsはシャープでキリッとした音の切れがあり、192kHzfsはどちらかといえば滑らかで余韻を際立たせますがエッジは柔らかくなるように感じます。

 処理上、原理的には分解能が高い192kHzfsの方が有利に思いますが、内部クロックが高くなる分ノイズ成分は増える様に思います。詳細は不明ですが、マスタークロックの周波数は変わらないのでのサンプリングレートが上がる分内部のデジタルフィルターの性能も落ちてくる様に思います。なので一概にハイサンプリングレートが音質的に有利かともいえないところが難しいです。まあこの辺の選択は音質的な好みで決めてもよいように思います。ちなみに私は96kHzfsの方が好きですね。

 今回のDSPボードはPCが無くても2種類のプリセットが切替できるので比較は割と簡単なのが便利でしたが、PC無しでは細かい調整が出来ない分できればもう少しプリセット数が欲しいですね。

ネット回りのリニア電源化

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 メインのネット回りの電源をリニア電源に変更しました。

 ラズパイのネットプレーヤは光回線のインターネットアダプタとルーターに有線LANで繫いでいます。音楽データをNASに入れルータ直結です。

 当初はこれらの電源は付属のDCパックをそのまま利用していましたが、やはりここプレーやラズパイまで有線でつながるだけに各機器間のノイズ対策が肝心とすべてマルチのリニア電源(下のタッパ内)に変更しました。それに伴って各電源ラインのノイズフィルターと、LAN間のすべての配線にもコモンモードフィルターを配置します。
 コントロール系はこれにWifi接続ですが、ラズパイには5mほどの有線LANで繫いでいます。

 音質的にはやはり電源の対策効果は大きく、解像度とS/Nが良くなりましたが録音の優劣も逆にはっきり出てしまいますね。 

 NASもノイズ対策済みPCの共有ファイルの方が最初は音質は良かったのですが、ここまで対策すると未対策の購入したNASそのままでも結構使えそうです。SMPDも大分安定してきました。

FreeDSP SMD A/Bボードプロジェクト(その5)

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 久しぶりのFreeDSPのチャンデバボードで、内部処理のサンプリング周波数を変更できることが分かったので動作を試してみました。

 当初のサンプリング周波数は48kHzfsでしたが96kHzfsや192KHzfsまでDSPの内部レジスタの変更で変えられるようです。この辺もDSP内部までユーザに手が入れられるFreeDSPのお陰ですね。96kHzfsのチャンデバは普通に有りますが、192kHzfsはデジタルチャンデバとしては珍しい部類かと思います。
 まあそこまでは実用上必要かどうかは不明ですが、まず妥当な96kHzfsを試してみました。

 アナログのIN/OUTなので内部サンプリングを確認しずらいため、分かり易くチャンデバの高域通過帯域幅を見てみました。
添付のグラフがそれで、赤線が48kHzfs、黒線が96kHzfsです。通過帯域幅はサンプリング周波数の約半分ですから、きちんとサンプリング周波数が変わっていることが確認できます。

 実質的に可聴帯域ではサンプリング周波数が変わっても周波数特性に影響はありませんが、あとは音質的な影響がどの程度かですね。192kHzfsなどで帯域幅が広くなるのはいいのでが、その反面ノイズも増えるデメリットもあるのでこの辺は総合的に見極める必要がありそうです。

 FreeDSPはA/B切替ができるので、今度それぞれにサンプリングレートが異なるチャンデバを入れて比較試聴をして見ましょう。

Diretta target PCとUSB DACの試聴会

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 先日OLIO.SPECで催されたDiretta Target PC&USB DACパックの試聴会に行ってきました。

 聞き慣れないDirettaというは新しく開発されたLAN接続用のプロトコルの名称で、今回はそれを実装したミニPCとUSBDACのセットの試聴です。
 構成は通常のネットプレーヤと同じですが、IPv6を使用するのでルータ(DHCP)は不要です(Direttaが自動的に探索、割振る)。メリットは接続の手間要らずと安定動作で、転送データの均一化によるノイズ削減等、転送方法による高音質化がうたわれています。

 今回のパッケージはソフト単独では無く、インストール済みのミニPC(写真中央とUSBDAC、SU-8写真右)でこの手のソフトのインストールによるトラブルやメンテナンスの複雑さを避ける意味でも面白い取り組みです(ソフトはハード込みのセットで保証)。まあOLIOがPC屋さんですから、その面を生かした商品展開方法かと思います。基本はこれ以外にHostPCが必要で、こちらには専用のASIO-Driverを組み込む必要があり、(必須ではないがサイクルタイムを上げるため)少なくとも4コア以上の少しパワフルなPCが必要です。


 試聴はまずは単純な効果比較でHostPCから直接USBDACにつないだ場合と、その間にDirettaTagetPCをシリーズに挟んだ場合です。面白いことにこれでも充分良さが解り、Direttaを入れた方がすっきりし音像も締まります。

 Direttaの効能にうたわれているのはアクセスの平坦化によるノイズ削減ですが、この場合単純にDriretta分deviceが増えるのでノイズは増えこそすれ減らないと思います?
 まあ考えられるのはHostPCのUSB接続が無くなり、その代わり電流消費が平坦化されたLANで総合でノイズが減るということでしょうか。ただしDACとのUSB部分は同じでしょうから音が良くなる理由は理論的にはチョッと解りません。
 後はHostPCとDAC間のLANによるアイソレーション効果も考えられるので、こちらの方が大きいでしょうか。この辺はもう少し突っ込んだ比較試聴が必要ですね。

 それと先ほど比較より、TagetPCの接続はHub経由より、HostPCに別セグメントのLANで直接繫いだ時の効果(差)が大きかったです。

 まあお店の試聴環境ですから、絶対レベルは不明ですが、少なくともDirettaの効果はあるようなので、今後アプリケーションが増えれば面白い選択手になると思います。例えば写真左のはSoundGenicにDirettaを入れた試作版らしいのですが、このように色々な所にインストールされる可能性がありますし、実際いくつかの製品が進行中とのことです。

 今回はUSBDACと接続できる小型PCで、Direttaを使った汎用性のあるシステムを狙ったものの様ですが、出力に出来ればUSBだけでなくI2Sなども付けられるような形があれば個人的には欲しいですね。



GigabitLAN

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 テスト的にNASを導入したのでLAN環境をGigabitLANに整えようと廉価なLANアダプタとSWハブを仕入れました。

 SMPDのラズパイは有線LANが基本でUSBは使いません。最近はDirettaに見られるようなLAN 接続が注目されるようですが、良く見ればLANはUSBと違って元々アイソレートされた接続(カテ7を除く)なんですね。結構その辺が音に効いているのかも。

 アダプタ(写真上中央の黒いチップ)やハブ(中央ずらっと並ぶトランス群)をみても廉価ながら仕様ですから、この辺はしっかり押さえています。アダプタはご丁寧にコモンとディファレンシャルのトランスがしっかり4ペアとも入っています(当たり前ですが)。
 USBで高価なアイソレータなど買わずともLAN接続を基本にすれば幸せに成れるかも。まあ高周波はどこまで切れるかは分かりませんが、その辺はフェライトなどで何とか行きそうですね。

小物用電源

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 プレーヤのサブシステムの電源はACパックで済ませていましたが、やはりここはちゃんとノイズ対策した電源が必要です。

 そこで12V1,2Aの汎用電源を用意しました。以前にも色々作ってはいたのですが、当時はあまりノイズのことは考慮せずに組んでいました。精々整流ダイオードにショットキーを使うくらいでしたので、この辺をしっかり押さえておきます。

 ACラインのノイズフィルターは勿論、出力側にもフィルターを入れておきます。トランスはむしろEI型の方が良さそうですが、手持ちであるのでトロイダルを使用します。

 この手は小電力なのでレギュレータの放熱もこんなもので良いかなと思っていましたが、キャラメル大ではチョッと役不足でかなり熱くなりますね。放熱板はもう少し大きめに作り変える必要がありそうです。

 アナログ電源はやはり音的に良い感じです。

RasberryPi増強と比較試聴

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メインのラズパイによるSymphonic-mpdマシン(SMPD)の機能強化と話題のMFPCとの比較試聴を行いました。

ラズパイの方の改良点は
1.ファンの交換
2.電源増強
3.SPDIF追加
4.アナログアウト追加
5.電源フィルター追加
などです。

1は従来のファンが仮ものなので、流石にちょっと五月蝿いのです。今回は格安のファンを見つけて12V用なのですが、5V駆動ができて静音仕様に変更できました。4隅にBlueLEDが点いて派手ですが黒のタッチアップを付けて光量を抑えています。外部電源駆動可。
2.電源は5V系の電流、平滑コンを増強して電圧も5.1Vほどにロス分を加味してUP.これでローレベル警告もなくなりました。
3.SPDIFは下記のTさんの所での試聴用で追加。勿論VPリング、ファインメット+5穴フェライトフィルター入り。
4.DAC+ProのPCM5122のアナログ出力も(多分使わないけど)一応出してみました。
5.元々電源コモンモードフィルターは簡易的には付けていたのですが、TDKのRSMN-2003を増強追加

これで最近話題のミニPCプレーヤのMFPC(Tさんバージョン電源改造版)とTさんの所で比較してきました。
MFPCはラテパンダ3台に特別仕様の電源7台andトランス、フィルターがベースボードに山盛りになっています。

FMPCがUSB接続で、こちらはSPDIF接続なので劣勢ですが、結構充分張合える音質でした。

RasberryPiの空冷ファン

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 簡易型のラズパイも最近の暑さでは難儀だろうとファンを付けてみました。

 使ったのは秋月の3cm角の100円ファンですが、定格12Vの所を5V駆動にすると丁度静音ファンになっていい感じです。サイズもラズパイに丁度良い大きさです。取り付けは基板のベースにアルミアングルを付け、そこにファンを取付けています。

 音楽ファイルをUSBメモリーにすればVolumioとかSMPDでも気軽に使えますね。

 SMPDでもアップサンプリングを使えばDSDでも直接PLAYでき、アップサンプリングの良さも活きてきます。

ES9038Q2MのHDIM入力

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 ES9038のお出かけDACも最近はUSB接続よりもHDMI(I2S)接続の方使い道が増えてきているので、USB入力用のAMANERO基板を外しHDMI入力レシーバに変更しました。

 元々アイソレータ内蔵なので単純なHDMIレシーバでOKです。まあコネクタ切替でアイソレータも外せますが、音質的にもその必要は多分無いでしょう。

 XMOSのUSBDDCを介してテストしましたが音質共にOKですね。これでSMPDのテストDACとしても使えると思います。

symphonic-mpdを試す(その7)

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 SMPDのコントロールソフトはyaMPCを使っていますがこちらも最近1.2.1にVerUPしましたね。

 音楽データはPCの共有フォルダーからとっていますが、当初はノートPCを利用していました。PCで余り音はかわらないとおもっていたのですが、ノイズ対策済みのmini-ITXを使ってみたところかなり変わったので、今度は従来メインの高速?PCはどうかと試してみました。

 メインPCはi7といえども初期バージョンなのでたいしたことは無いのですが、比較のmini-ITXからみればやはりかなり高速です。ノイズ対策も少しはしてあるので大雑把な比較ですが、将来どちらをデータ用PCに使おうかというための実験です。

 最初は外付けドライブを共有フォルダーに上手くできなかったのですが、その辺は何とか上手くいったので中々便利になりました。

 比較した感じではi7マシンでは雑実が少なくなりすっきりとした音になるようです。音質的にはクッキリして良さそうなのですが、どこかさっぱりしすぎの様な感じもします。ITXマシンのどこと無く雰囲気のある感じが好きなのですが、i7だとチョッとやりすぎとういう面も感じられ、一長一短のようです。

 省エネもあって当面はmini-ITXで行こうかと思っています。

 

symphonic-mpdを試す(その6)

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 相変わらずSMPDですが、外部(共有)データのPCをノートからmini(ITX)PCに変更しました。基本的には音楽データの保存場所はあまり音には関係無さそうなのですが、せっかく余っているminiITXPCを有効活用するようにと使ってみます。

 このPCは以前サブ用に使用していたPCでノイズ対策も結構されているので好都合かと思います。

 データ用PCにはディスプレイなどのI/Oも不要なので本体のみのminiPCは丁度良い感じです。データ用にHDDも2Tを入れWIN10をインストールしてつないでみます。古いのでLANは」100MBPSですが、音楽再生には問題ないかと。

 ノートと比較してみるとやはりぐっと落ち着いた音になり奥行きも深くなっている様です。データ用PCだけでも結構変わるのに驚きました。まあまだまだ色々やることがありそうです。

symphonic-mpdを試す(その5)

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 動作検証中に壊してしまったかと早とちりして追加購入してしまったラズパイが余っていて、もったいないので予備機として活用しようと思いました。ただしメインで使っているオプション基板のRASDACは生憎1枚しか持っていません。そこで同様のHifiberry digi+proを入手しました。

 ここはdigi+proではなく、RASDACと同等のHifiberryDAC+proを購入しても良いのですが、いまさらDACは不要だし丁度現行にはSPIF出力が無いのでその代わりでdigi+proを購入することにします。こちらもDAC+proと同様にオプション基板上のクロックをベースに出力するというマスターモードになっているからです。やはり普通のラズパイとはジッターの基本の所が違というものなので、マスターモードは必須です。

 またこの基板は格安の並行輸入品ですませられそうなので改造目的にも面白そうです。

 早速届いた基板と3Bを組み合わせてまずは動作確認しました。相変らず紆余曲折中々素直に行きませんでしたが、何とか音出しまでいき購入品の動作確認が出来ました。やれやれ。

 まあ、面白いのはこれからですが、まずは表のLEDが眩し過ぎます。1mAぐらい流れているのですが、最近のLEDは高効率なので0.1mA以下でも良いくらいです。後で調整しておきましょう。

 ラズパイは電源供給と冷却は注意したほうが良さそうなのでこの辺を抑えながら、どうノイズ対策をしていくか検討を始めます。づづく。

symphonic-mpdを試す(その4)

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Symphonic-mpd(SMPD)のコントローラソフトとしてはpadを使ったympdが基本のようですが、カバーアートで選べないのは流石にチョッと使い難い点もあり、もう少し使い易い方向を考えています。

 そこでこの辺の使い勝手には一歩進んだapple系の端末も用意することにして、この際大きめのiPad(中古)を入手しました。

 これで使い勝手の良さそうなyaMPCを何とか動かすことができる様になり一歩前進?のつもりでしたが、一時カバーアートが出ずに(これはandroidも同じでしたが)これでは折角の意味がないので何とか表示させるよう苦労しましたが、共有ファイルのセキュリティ?の問題らしく、この辺は試行錯誤で何とか復帰(というかまともに)なりました。(この辺が写真の結果)

 今はまだ音楽データベースが仮なのでカバーアートも抜けだらけですが、今度はこの共有ファイルを従来のメインHDDから取れるようにして本格稼働を目指したいと思います。

symphonic-mpdを試す(その3)

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 電源チューンで本体側はこれだけになりました。無線ルータの電源もラズパイ側に上手く組み込んで、重量削減とノイズ対策を強化、LANケーブルもコアを入れて対策しました。お陰で本体重量も1.39kgで納まり、ルータを入れても1.6kgと全体でかなり軽量化できました(ノートPCを除く)。

 肝心の音の方はますますクリアーに冴えてきて、当初はサブ機としてある程度のレベルまで来ればと思っていましたが、どうやら現有のメイン(corei7のDualPCをWS2012R2で、ソフトはUPnPのfoobar2000)を凌ぐ音質になってきた感があります。
 特に高域の滑らかさが、従来のメインPC機ではまだ硬さを残していた面がありますが、その辺がSMPDでは完全に払拭され、硬さの原因として予想されたDACの問題というよりはトラポ側にあったことが結果として判りました。
 高域の滑らかさと共に全帯域に渡り緻密さと奥行きが相まって再生される音場に一体感があり、リスニング環境がます。ともかく従来と詳細に比較するまでも無いといった感じですね。

 とはいえまだ操作性には問題点が山積みです。androidでもそこそこ操作できるのですが、やはりここはソフトの出来の違いを感じますので中古ながらiPadを手配中です。 

symphonic-mpdを試す(その2)

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 今回のsymphonic-mpdの全容ですが、手前のタッパーに入っているのがラズパイとそのアナログ電源で、奥のノートPCと(共有ファイルの音源)と共に左の無線ルータに有線LANで繋がっています。
 操作は右手前のPadからWifiのWebUIで行います。音源ファイルがある奥のノートPCはマイクロPCなどで置き換えられれば全体としてかなり軽量化できるのですが、まあこんなところでしょう。

 ラズパイの出力はHDMIがメインですが、上に載っているHifiberry DAC+PRO相当のサブボード上のPCM5122には一応アナログ出力もあるので、簡易的にはこちらも使えます。

 肝心の音の比較元の方はメインのUPnP接続のデュアルPCfoobar2000のUSB出力をXmosのDIYINHKのDDCで受け、それからHDIMI(I2S)でチャンデバに接続しているところからの切替になります。
 SMPDは音的には中々滑らかでラズパイは思えない余裕がありますね。foobarとはまた違った面で音の品位は結構高そうです。電源系などまだいじれる所はありそうですから、今後が楽しみです。

 操作系はまだ私の現状ではCoverArtが出ないなど使い勝手は良いとは言えませんが、改善の余地もあり他にもコントロールアプリが有りそうなのでこの辺は今後の課題でしょう。まあ楽しめそうです。

 

symphonic-mpdを試す(その1)

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 rassberyPiのディストリビューションでsymphonic-mpdというのを試してみました。

 ラズパイ対応のディストリビューションも色々あり、Volumioも試したことがありますが、音質的にはもう一つというところだと個人的には思っていました。
 そこで同じラズバイを用い音楽再生に特化して、ハードもソフトもかなり切り詰めたらしいディストリビューションとしてsymphonnic-mpd(以下SMPD)を見つけたので、何とか聞いてみようと思ったわけです。

 このSMPDに対応するラズパイは現在のところ基本的3Bのみということですが、丁度手持ちのvolumio2を入れていたのが3Bなので早速SDメモリーにイメージを移し替えて使ってみました。
 とはいえメインのラズパイの他に音楽データのNAS(か他のPCの共有ファイル)を有線LANで結び、それ外にコントロールPC(WebUI)をリンクさせ選曲制御をさせる必要があります。

 あと、ラズパイのDACは基本GPIOのI2S接続が推奨されますが、市販のボードごとのドライバーも用意され、GUIとは行きませんが対応しています。私の場合はI氏設計のPCM5122ボードが付いていて「Hifiberry DAC+PRO」相当なのでこれを選びました。このDACクロックがマスターモードというDAC側のクロックで動かせるのが特徴でSMPDも対応しているようです。なお出力はLVDSによるI2SのHDMIコネクタ経由になります。

 

FreeDSP SMD A/Bボードプロジェクト(その4)

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 FreeDSPボードをデジチャンとしてDyatonとAurasoundで2Wayを作って調整してみました。

 プログラムとしてはまずステレオ入力に2Wayのチャンデバブロックを繫ぎその高低それぞれの出力にパラメトリックEQを繫ぎます。高域のみゲイン調整のためアッテネータをいれ出力に繫ぎます。
 プログラミングとしてはそれぞれの機能ブロックを並べ1本づつ線を繫ぐだけでお終いです。

 実際の調整は本体RAMへプログラムを展開した状態でPCの設計支援プログラムの回路上からリアルタイムでパラメータが調整できます。それで音出ししながら特性を整えます。これが図の状態です。(ここではチャネルデバイダーでゲイン調整中)

 OKならROMに書き込むとPCは不要ですが、その分その後の微調整はできません。(デジタルVRぐらいは付けられますが)

 2Wayの周波数特性を調整した結果が下のグラフで300Hzクロスの2WayでパラメトリックEQで全体をほぼフラットにしてみました。

 事前の音出し準備が整っていれば、プログラミングを含めても30分もかかりません。単体で何でも変えられる汎用機とは行きませんが、特性を固定した組み込み型としては全体が軽くて小さく済みますのでこれはこれで便利ですね。

 

FreeDSP SMD A/Bボードプロジェクト(その3)

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 FreeDSPボードですが、内部スルーでAD、DA含みの総合特性を測定してみました。アナログ入出力なので上はチョッと調波歪みが多いですが、今回の測定系ノイズです。

 下がその測定系の間にFreeDSPボードを通したときのノイズで、中域に若干細かいノイズが付加されフロアは6dBほど上がっていますが思ったより少ないですね。調波歪みもほとんど増えていませんからこちらも問題ないと思います。
 中級ADDAのようだったのですが、結構まともそうです。

 周波数特性もほとんど10Hzから20kHz(fs48kHz)で0.1dB以内ぐらいに収まっています。若干コンデンサ部品等は当初のものから少し変更していますが、素でも特性上は余り変わらないでしょう。試聴が楽しみです。

 なおこれで当面はアナログで作っていた200Hzクロスのチャンデバの代わりをさせよう思っています。