IPD1200(その2)

画像
 前回は開けただけで改造検討で終わりましたが、オーナーの要望もあり、改造してみました。

 デジタル系はクロックと電源が肝心ですから、今回はまずクロックに着目しました。入力系のA/D(AK5388)のマスタークロックをあたると唯一のクロックである水晶の発振周波数の25MHzで動いていましたので、信号系のマスターも後の処理系のマスタークロックもどうやら同じくロックを使っていると思われます。
 このA/DのLRクロックからみると内部処理のサンプリングレートは97.5kHzfsですね。一般お96KHzfsとはちょっと違って変則的な所が面白いです。

 そうするとデジタル入力系はfsをあわせる為にSRCがどこかにあるはずですが、それは残念ながら見つけられませんでしたが、まあメインクロックが25MHzと思われますのでこれを高精度にしてやれば音質は向上するはずです。
 そこで改造点はシンプルに水晶を外して外部から25MHzを直接入れるようにすることにします。この場合扱う周波数が高いので信頼性は落ちますが、今回は個人用ということで何とかなるかと。

 付いていた水晶振動子が表面実装タイプなので外すのにちょっと苦労しましたが、まあ何とか外せました。その分パターンが一部切れてしまったこともあり、発振回路の配線を追いかけるのに基板とにらめっこ。隣がAC04の解り何とか入力部分を探し当てました。

 25MHzのスーパークロックは周波数が高いので最短距離の同軸線で外に出します。丁度背面にスペースがあったのでBNCを取り付けクロック入力端子としました。
 後はルビの出力を12.5MHzになるよう内部DDSを変更し、逓倍して送り込めば繋がります。丁度前のDAC用のルビクロック(右端)が余っていましたのでこれを流用しました。4ch分配器付きなのでぴったりです。(分配がうまく動くかはやってみないとわかりませんが)


 クロックを繋いで電源ON。何とかうまく動いているようです。

 実はよく考えたら素であまり試聴していなかったので今回改造後ちゃんと試聴してみました。流石にしっかりとした低域と余裕のあるパワーで落ち着いた音がします。改造前は少しチャラチャラした感じもありましたが、中高域のざらついた感じもなく滑らかです。外部水晶クロック(本体の右隣)と比べてもルビ(その右)はやはりきっちりとした分離の良さが伺えますね。

 ついでに出川式外部1次整流の自称パワータップ(写真左端)を繋いで見ると更にメリハリが出て楽しくなりますね。内部のコンデンサが小さめなのでハイパワー用の外付けパワータップは有効のようです。

 後は内部コンデンサで交換できそうなところはOSコンにでもしましょうかね。

"IPD1200(その2)" へのコメントを書く

お名前
メールアドレス
ホームページアドレス
コメント