6V6高帰還アンプの仕組み

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 前述の6V6アンプの概略回路図とボーで線図はこうなっています。SATRIと書いてあるブロックはトランスイピーダンスアンプでSATRIドライブ回路です。
 C1~C3、R3が帰還回路をなしていて、それが無い場合が右図のボーデ線図のNFなしの回路。これにC2(C1は補正)によるPG帰還を掛けるとPG帰還のみのゲイン線図になります。これにR3(C3は補正)のオーバーオール帰還を掛けたものが最終ゲインになります。
 ここで最終ゲインのクローズドカットオフ周波数(この場合は約50KHz)あたりが問題で、この時の位相余裕が取れるようにするためにはスロープがー6dB/octになっていることが必要で、このためにPG帰還をかけているのです。実際はトランスの位相回転がプラスされるのでこの場合の余裕は約60度ぐらい、ゲイン余裕は12dB程度になりました。
 この回路これだけNFBを掛ければ特性は良いはずですが、見ると解るとおり高域10kHzあたりでは2次側からのNFはほとんど掛かって無いのが欠点です。通常は終段の球の歪が大きいのでPG帰還による改善を期待できるのですが、今回はどうもドライブ回路の歪が大きかったようで10KHzの歪特性が良くありません。まあこの辺は何事も一朝には行かず少しづつ改善していくつもりです。

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