ツィータの歪率

ベリリュームツィータとマグネシュームツィータの個性の差の原因をつかむためにとツイータの高次調波歪みをとってみました。
とりあえず悪い?と思われるマグネシュウーム振動板のSEAS-EXCELのT29MF001を測定対象にしてみます。
測定装置はOmniMICで音圧は軸上50cm(時間窓5ms)で音圧レベルは約90dBと聴感でもかなり大きな音にしていますが、これはグラフを見て分かるようにこのくらい音量を上げないと歪が見えないからです。80dBでは歪みは室内の暗騒音レベル以下で判別不能。(2次ー赤、3次ー紫、4次ー緑、2-5次総合ー青,600HzHPF-LR24dB入り)
結果から見ると全帯域に渡って調波歪みは総合でも0.3%以下とかなり低く、2次でも0.1%強、特徴的なピーク周波数もありません。残念ながら歪では個性は判りそうにないという結果ですね。ベリを測っても無意味かな。