BlieSMaのベリリュウムツィータ(その5)

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 ベリのツィータボックス違いによるomniMICでの水平ポーラパターンを比較してみました。

 左が100角、右が70角でユニット、1kHzクロスの保護フィルターを入れ入力レベルはフラットでどちらも同じです。ボックス形状は下の写真に対応しています。測定距離は50cm、時間窓は5msで15度間隔で0-90度6ポイントのデータを対称展開しています。事前にはそれほどデータでは差は出ないかと思っていましたが、結構面白い結果になっています。

 一見して判るのは70角の方が全体に滑らかな音圧変化で、かつ左右の広がりも広帯域です。また全体のレベル差も少なく、均一度が高いですね。特に軸外の特性の滑らかさに差が出ています。これだけ差が有ると聴感でも判るというのはうなずけます。

 70角で中央の音圧が下がったのはやはりバッフル効果が少なくなったのでしょうか、その分周辺は上がっていますね。まあたまたま左右のエッジ反射が上手く打ち消しあったとも考えられますが、この辺は更に色々な形状でのデータが必要そうです。

BlieSMaのベリリュウムツィータ(その4)

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 70角のアクリルボックスに入れたBliSMaですが、やはりこちらの方が良さそうです。

 見た目もあるのかもしれませんが、解像度や音場の広がりがアップして、より全体が滑らかな感じになったようです。このぐらいのケースの違いで聴いて判るかなとは思ったのですが、結構差は有りそうです。

 ただしケース自体が軽いのでチョッと音圧で振られるような感じです。正面音圧が下がるのか高域の線がやや細くなるのでデッドマスでも付けたいぐらいです。そこで当面は上に真鍮の錘を載せて(写真は下に敷いたが上の方が効果的)、振動ダンプと重石代わりに載せるようにしていますが、やはり重しのあるほうが音が落ち着きます。

 ボックスサイズの違いで結構効果がありそうなのでポーラパターンでもとって見ましょう。

BlieSMaのベリリュウムツィータ(その3)

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 BliSMaのツィータボックスを小型のものに作り直してみました。

 折角の小径フランジになっているT25B-6ですから、回り込みを改善するようにギリギリのサイズでボックスを作り直してみたいと思っていました。そこで何時もの100均巡りでダイソーのアクリル70角の立方体を見つけましたので、これを利用してみることにします(写真右)。

 ダイソーのアクリルケースは流石に100円なので厚みはかなり薄いです。鳴きがチョッと心配ですが、後でダンプしてどの程度影響があるかは確かめてみるつもり。
 前の木製のボックスrが100角(写真左)ですから今度の70角だとバッフル面積は半分になるので反射の影響が大分減るのを期待しましょう。

 左のバッフルについてるのは他のツィータ取り付け穴にあわせた3Dプリンターで作ったアダプタだそうで、今回Seasとボックスを共用するために使用していました。

 試聴結果は次回に。

Spotifyを聞く

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 最近はストリーミングも話題になっているので大手のSpotiyを聞いてみました。音源メディアもCDなどの物理媒体からファイル、更にストリーミングへの変遷は流れでしょうがそれぞれ長短があるところで合った物を選ぶことになりそうです。

 ストリーミングの良いところは一部は聞けないものもある様ですがやはり曲数の多さで、大手となればまず不自由しないでしょう。基本は有料になりますが、いずれもお試しのfreeプランもあります。Spotifyも最近月間再生時間の制約が無くなって試しやすくなりましたし、料金的にも安い方でしょう。
 それでも最初はコースなどの説明がわかりにくいなど戸惑うところもあったのですが、ジャンルごとのプレイリストなどBGMにはうってつけですね。

 肝心の音質的には320kBPSとはいえ聞いてみても個人的にはやはり今一つで、ここはロスレスが欲しいところです。

BlieSMaのベリリュウムツィータ(その2)

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 Taxsisさんからお借りしたBliSMaのツィータ(T25B-6)を早速メインでSeas(T29MF001)と聞き比べてみました。

 クロスは2.5kHzのLR24dBです。ゲインはSeasよりは数dB高いようで、とりあえず繫いでみたというレベルでの感想です。

 BliSMaはSeasより更に刺激は少なく、チョッと物足りないくらいにアッサリとした感じです。華やかさという面はあまり無く、大人しいですね。その分耳障りな所も無く、かなりレベルを上げてもOKな点は有りがたいです。ですので声楽も張りがありながら耳に刺さることはありません。
 それでも高域の伸びは良く、解像度もそこそこ有りそうで、流石にベリです。

 全体のバランス的には高域が上品になった分ウーファの低域をもう少し絞めた方が良いかも。ツィータのバッフルももう少し小さく作り直したくなります。しばらく色々と聞いてみたいと思います。

 

BlieSMaのベリリュウムツィータ

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 友人のTaxsisさんから新進のBlieSMaのベリリュームツィータをお借りすることになりました(T25B-6)。BlieSMaはSB Acousticsと同様最近になって相次いでベリリュームツィータを発表しているメーカで比較的値段も手ごろ?です。

 こちらのはフランジサイズも68Φと小さくその点ポイント高いですが、今回は取付けバッフルの都合でまずは写真左のように添付(特製)のスペーサを介して取り付けて試してみます。まあ個人的に好評なら追加で小フランジを活かした取り付けも試してみるかも知れません。

 ダイヤフラムは25mm径ですが、SB AcousticsやScanとは違ってエッジはそれほど広くないのは好印象です。ただしそのため低域はそれほどのびていず、特性的にみても2kHzぐらいが下限でしょう。一応従来のクロスの2.5kHzでも何とかなるかとは思っていますが、この辺は実際に調整してのお楽しみです。

New3Way(その7)

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 中高音スタンドを両持ちにしてツイータも載せ換えられるようにしたので、Seas T29MF001を付けて試してみました。特性は前回のグラフ参照。

 元はPARCのUCD-T114の左右対向なので指向性の面からはSeasはシングルユニットで弱いですが、やはり音質的にはやはりこちらの方が分があるのではと考えられるので、試してみる意味はあると思います。


 調整して聞き比べてみると比較すれば指向性の狭いSeasでも奥行きや臨場感はそれほど落ちない様に感じられ、いけそうです。
 音色的には全体に少し大人しく、品の良さがわかるような音です。やはりこちらの方が歪みは少ないのでしょう。PARCもこうやってSeasと比べてみるとそれほど遜色はなく、少し明るめの音に感じられるくらいで結構これでもいけるようですね。値段を考えるとかなり健闘しています。

 次はベリがお借りできる様なので、メインでもツィータ3社間で比較が出来そうです。

 

臨界距離

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 チョッと見慣れない用語ですが、こちらに紹介があったので援用させていただきます。臨界距離というのは概念的には音源からの直接音とその環境(部屋など)からの反射音が等しくなる距離という意味です。

 リスニングポイントがそれよりかなり近ければ直接音中心、離れれば間接音中心で聞こえるといって良いことになります。この場合どちらが好ましいは用途によるので必ずしもどちらかが良いという意味では有りません。所謂モニター用途なら前者、鑑賞用なら後者になるかも。

 自宅の場合は計算すると大体1.5mぐらいですので2.5mほどのリスポジではかなり間接音の占める割合が多くなっています。

 この辺を確かめるデータとして図に上げたのは現行の3Wayでツィータを通常のSeas(シングル)にしたものの、時間窓を5msと250msを切り替えたデータです。この時間窓はインパルスから周波数特性を演算する場合のエネルギーの取り込み範囲ですから、短ければ直接音、長くとって残響時間分まで取り込めば間接音込みの周波数特性になり、この差を見れば測定ポイントがどの範囲にあるかが大体判るはずです。
 ですので多分短時間窓の方が長時間窓の周波数特性より3dB程度低くなる距離のところが臨界距離に近いと考えられます。ですから、現状のリスポジは間接音中心の音場だということが分かります。また高域はシングルユニットで指向性が強いので直感のレベル差が少なく、無指向性に近い(指向係数が小さい)中域は両者の差は大きくなっていると考えられます。

 まあ鑑賞用としては理想的には全帯域で同じ様なレベルの間接音を含み、その間接音の質?を上げるのが望ましいのでしょう。
 

PARC用両持スタンド

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 メインのミッドレンジをPARCに交換して音質的にも不満はないのですが、このスタンドに最初についていたTang-bandと比べるとやはりかなりの重量増となっているので、当初の片持スタンドのままでは左の画像の様にステムが曲がってしまってやはり無理が有るようです。

 そこで当面このシステムが中心になるので、右写真の様にステムを増やして安心できる両持スタンドに変更しました。これなら結構な重量のミッドでも(といっても2kg程度ですが)大丈夫です。
 改造は簡単ですが、これだけでは面白くないのでついでにSeasなどの他の大型ツィータも付けられる様に若干の変更をくわえてあります。

 現状音質的に満足しているとはいえツィータはPARCの最安品ですから更に良くなるかは気になるところです。ですのでまだ調整もこれからですが、とりあえず他のツィータも取付けられるようにしてみました。

 まあ自前のツィータとの比較もありますが、実は後ほど面白いツィータを借りられそうなので、その時の準備といった所もあります。