RasPi4B対応Symphonic-MPD(その3)

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 ラズパイ4BもLight-MPDに加えSymphonic-MPDも使えるようになり、落ち着いて比較も出来るようになったので聞き(使い)比べてみた個人的な感想です。ハード的には両者とも同じです。

 それぞれ特徴があり、全体的に見ればどちらがベターとも言い難い面があり、今の所気分で使い分けています。

          SMPD(V4ベータ版)  LMPD(UPnPV4)
コントローラ       yaMPC      fiDataApp
操作性                    ○
広がり                    ○
音像            ○
解像度           ○
低音                     ○

 操作性はyaMPCがiPad専用で手持ちのiPadが初代のためチョッと力不足の為なのが大きいです。iPadが新しいものだとそれほど不満はないかも。途中からの再生が出来ないというfiDataAPPの残念なところもあります。後はSMPDのshutdown操作が必要なのも面倒ですが起動SDメモリーのセッティングは大分楽になったのでその辺は両者あまり差はなくなりました。

 音像的な広がりはLMPDの方に分がありそうですが、その分密度感や音像定位的には個人的にはSMPDの方が好ましいです。逆に低音の量感はLMPDの方がありますが、SMPDが締まってとも言えるのでその分量感が減っているのでしょう。

 総合的に見て音的にはSMPDですが、使いやすさを考えるとLMPDも捨てがたいかも。

RasPi4B対応Symphonic-MPD(その2)

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 ラズパイも4になって消費電力も増え冷却も必要といわれる様になってきたので、色々な条件でその温度上昇を測って見ました。

 測定環境はSymphonic-MPD(SMPD)でCD音源の連続音楽再生の状態です。ラズパイはオープンの状態で平置きです。計測温度はSMPDのDashboradから読み取っています。室温約20℃。

 グラフの4Bは3Bより安定状態で平均約1.5倍(0.6A)の電流が流れています。それでも3Bの2倍近く流れる4B対応のlight-MPDよりはソフトとしてかなり省電力な電力制御になっていますね。4B対応のlight-MPDでは直接温度は計測していませんが、その場合の温度上昇は3Bと4Bの差分の5℃以上更に上乗せになりそうです。

 4B+fanはかなり低速の微風ファンですが流石に温度上昇は少なく、時間が経っても安定して推移していますね。

 4Bでもこのくらいならファン無しでも空気の流れを上手く考えればファン無しでもいけそうですが、夏場は更に10℃以上加算されますから時間経過からやはりかなり厳しいかと思います。

 ちなみに小さな放熱フィンが売られていますがあの程度だとほとんど効果はありません。せめて基板サイズのが必要でしょうし、熱伝導に注意しないと放熱器は思ったほど効果が見込めない場合もあるので安全のためにはファンがあった方が良さそうです。


 

RasPi4B対応Symphonic-MPD(その1)

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 Symphonic-MPD(SMPD)もようやくラズパイ4に対応してベータ版が出てきました。早速ためしてみたDashboardが添付画像です。

 基本はほぼ同じですが、WebUI上からオプションやパラメータのセッティングが色々できるようになり、使い勝手も大分改善されてきています。ネットワークやサウンドボード、アップサンプリングや入出力対応などもGUIでできるようになり、普通の使い勝手に近づいています。

 まだベータ版ということでメモリー拡張やyaMPD対応などはSSHが必要ですが、反応は良さそうです。音の方も本格的なチューンはまだとのことですが、評判は良さそう。これから本格的に試してみようと思っています。

 色々と細かいところを試せるのもラズパイの良さですが、本質的にもレベルが高い(というか今までのPCオーディオをはるかに凌ぐレベルな)のがうれしいですね。

 ps:Alertはメモリー拡張前なので拡張後は消えています。

UcD34MPアンプ

UCD34MPamp.jpg
 HypexのUcDシリーズのデジタルアンプは以前UcD180STを作っています。

https://milestone.at.webry.info/201604/index.html
https://milestone.at.webry.info/201605/article_1.html
https://milestone.at.webry.info/201605/article_3.html
https://milestone.at.webry.info/201605/article_11.html
https://milestone.at.webry.info/201605/article_14.html

 それ以外に小物のマルチアンプ用にと小パワーのUcd34MP(1台で10Wx4、電源内蔵、現在はディスコン)を持っていましたが、やはりchあたり10Wではチョッと出力が寂しいのでそのままお蔵入りになっていました。
 でも良く見ると出力段の形態はシングルエンドなので2ch分をBTLにすれば2chアンプとしてパワーが取れそうなことに気が付きました。入力形態もバランス仕様なので接続変更だけでBTLアンプになります。

 実際に確認してみるとやはり上手くいくようで、1台(枚)で35W(8Ω)x2のステレオアンプになり、ついでに手持ちの2枚を何時もの100均ケースに入れ込んで35W2chステレオアンプとして使えるようにしてみました。
 贅沢に使えば片chのみでモノアンプx2としても使えますし、確かにその方が左右の分離は良さそうです。

 電源はユニバーサルなのでAC200Vやパワータップにも対応しています。

マルチ用ハイパワーデジタルアンプ(その2)

TPA3255amp2.jpg
 ようやくTAS3255ampをチョイ変してメインで試してみました。

 全面的な初段の改造は後回しにして、まずは電源のノイズフィルターの強化とLEDの調光とに絞り改造し、メインスピーカのドライブアンプとしての中域と低域アンプと入れ換えて試聴してみます。
 対策はこのアンプの前段に必要な12Vを48Vの電源から降圧していますが、発熱の点からSWで降圧しているのでそのノイズ対策に電源フィルターを追加しています。

 対策で若干音の荒さは減っていますが、もう一つといった所。低域ではパワフルで切れも良く、従来の5630よりは良さそうなのですが、中域ではHypexのUcD180STと比べると音色が少しキツ目で荒さが残っているような感じです。やはり前段にかなり手を入れないとこのまま使うには難しそう。

 そこでこの後はこの2ch分の独立したステレオアンプを2台のモノアンプとして低域に使うこと試してみようかと思っています。

Wavelet波形

Left-wavelet.jpg
 正直余り学術的な意味でのWaveletは良くわかりませんが、音響測定のOmniMICについているWavelet解析は中々便利で使い易いです。図は自宅の3Wayスピーカのリスニングポイントでの解析結果です。

 Waveletをどう役立てるかはそのグラフの見方が判らなければなりませんが、この場合は図は縦軸が周波数、横軸が時間で色合いが音圧強度を表わしています。判りやすく言えば系のインパルス応答を周波数的上下に表わしているといえばよいのでしょうか。
 低周波では波長が長いので分解能は取れず幅は広くなります。高域では逆に狭くでき、結果として素直な系ではロート型のグラフになるのが正解です。(周波数上の凸凹はこの結果ではフラットに補正済み)

 そのため系の位相的な乱れや音源の時間(等価的には距離)のズレなどが有るとグラフが曲がったり、切れたりします。また離れ島があれば何らかの音源の反射があるとも言えます。

 実は久しぶりにWaveletで再測定して見たところ中高域が切れているのが見つかりました。どうもアンプ系を交換したときにまちがえて高域側を逆相にしていたようです。周波数特性でも厳密に見ればReverseNullが見えるはずですが、厳密に環境を整えないと中々綺麗には見えません。その点Waveletは環境を含めた全体を見易く、解り易い点があります。各ユニットのタイムアライメントを視覚的に捕らえられることができるのも大きなメリットですね。当然ながらその場合は時間軸的には数msの範囲で見る必要があります。REWなどもこの機能があります。

 修正後は当然ながらしっかりと音像も安定してきて、最近はストレス無く音楽が聴けます。やはり時々はチェックしないとマルチは難しいのが難点ですが、上手く使えばCPは高いですね。

SATRI-ampのBTL化

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 マルチアンプのディスクリート化の一環で高域アンプにSATRI-ampを復活させようと思いますが、そのままでは15W/ch程度とパワーが少し足りません。構成としてはこの1筐体で4ch(ステレオ2ch)アンプなのでBTLにすればパワーアップが望めますし、音的にも良い感じかと。

 当初は外付けで反転アンプを付けてBTL仕様にしていましたが、中々良さそうなので反転アンプを内蔵し、BTL専用機(ステレオ)として復活させることにしました。
 まあ外見上は何も変わりませんが、余計なオプションが無くなってレイアウトがスッキリします。これで40Wx2(8Ω)ほどのアンプになり、中低域を前回のTAS3255に任せれば電源分離のマルチアンプ系でも全体がスッキリしそうです。

Symphonic-mpdを試す(その15)

UPnP-SMPD.jpg
 最近はLightMPDばかりになっていますが、SMPDの方ではゴンザエモンさんの所で取り上げられていたUPnPバージョンを試してみました。こちらは非公式バージョンなので動作の保証はありませんが、何とか動くようです。

 基本raspiはSMPDなのでVer3ですが、その中でも3B+が良いようです。3Bだとどうもfoobarではプチノイズが取りきれないようでCDレベルの44.1kHzfsでも音が切れますが、fi data Music AppなどのUPnPコントローラで動かすとノイズは出ずにハイサンプリングまで上手く再生するようです。

 画像はfoobar2000での動作状況ですが、一応UPnPにはなっている様ですが、componentsが上手く対応していないのかもしれません。

 音の方も線の細さも無く良い感じですね。もう少し他の方式とも比較してみたいと思います。

追伸
 もう少し聞き込んでみました。UPnPモードでは中低域が厚めになりますが、全体に緩くなる感じです。余韻が伸びているように感じるためかもしれませんが、システムのグレードが上がればバランスが良くなるかも。けれんみの無い音ですね。自宅だともう少しバシッとしたノーマルのSMPDの方が合いそうです。
 面白いことにUPnPモードでもWebUIコントロールが使えますが、音はUPnPモードとは異なる様に聞こえ、通常のSMPDに近い感じに聞こえます。このときはUPnPにはなっていない?のかな。LANは詳しくないのでその辺の詳細はわかりませんが。
 SMPDに比べるとLightMPDは低域は伸びますが高域は少し線が細いような感じです。まあV4になるとまた違った味が出てきますが。