CF120に換装2Way

以前のDENONユニットを使った2WaySPのウーファをDaytonのCF120-04に換装してみました(ツィータはXT25SC90-04のまま)。幸いにも外径がほぼ同じだったので割と感単に入れ換えることができました。
今回は分割をデジチャンでなく簡易マルチとしてアナログCRフィルターによるチャンネル分割にしてみました。マルチを手軽に出来る方法としては上手くいけば便利に使えそうです。
またCRだとカットアンドトライも面倒なので、チャネルデバイダのシミュレーションツールとしてSpeakerWorkShopを使って検討することで調整を簡略化できないかと考えました。
ご存知の様にSpeakerWorkShopにはLCネットワークのシミュレータがあるので、これを上手く活用してみます。分割フィルターはLCの変わりにCRで組み、スピーカユニットの周波数位相データはそのまま使いますが、インピーダンス(位相)データは定値のアンプの入力インピーダンス(位相0度)と変換して読み込ませます。
これで通常のLCネットワークと同様CRタイプのアナログチャンデバのシミュレーションができます。今回低域はCR1段、高域は2段のフィルターの2kHzクロスのチャンデバを組んで見ました。
これでシミュレーションした結果が上のグラフで、実際のデータが下のグラフになります。中域は今一つの所もありますが、概ね合っていると思います。
実測データをベースにするSpeakerWorkShopは位相特性やオフセットによるアライメントもシミュレーションできるので、機能的にほぼ万全ですね。
CF120は前のユニットよりやはり低域が伸びているので試聴が楽しみです。
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