FIRフィルター(その8)

FIRフィルターの特徴は位相直線が可能なことですが、その特徴をクロスの合成波形から見てみました。上からFIRの矩形波、IIRの矩形波、FIRの三角波、IIRの三角波で周波数は1kHz,サンプリングは96kHz、フィルターはそれぞれLR-48dB/octです。
果たして波形再現が必要かどうかは置いておいても、FIRの合成波形が綺麗なことは非常にスッキリしますね。FIRの特徴の一つは位相歪が無いことと言われても私などはピンとは来ないのですが、このように単純にデバイダで分離後波形を再合成して見るとその差が良く分かります。
合成再生音を聞いてもそれほどの差とは思いませんが、波形を見ると一目瞭然とはこのことで、なるほどと納得します。勿論スルーの時はどちらもFIRの波形とまったく同じになります。
使用機器 発振器 WaveGenerator(efu) 1kHz -6dB 96kHzfs
デバイダ miniSHARC 801Tap(FIR) LR-48dB/oct 96kHzfs
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