300円円筒スピーカ(その4)

円筒スピーカの特性を測り直してみました。上の周波数特性はユニットと同じ高さの70cm距離の測定です。
周波数特性は思いのほかきれいですね。ボイド管が適度に鳴っているためか結構豊かな音です。
低域の持ち上がりはユニットfoでインピーダンスにピークがあるため電流アンプなのでゲインが増えるからですが、インピーダンスのピークが2倍ほどなので、それほどボン付きません。むしろこの辺が低域の豊かさに聞こえるのかな?
面白いのは下のインピーダンス特性で、共鳴管というよりバスレフのような感じで、なぜこの様な特性になるのかはよく解りません。
高次共振も少ないのでこの辺が共鳴管らしくない音の原因かもしれませんね。
管の中部にはユニット近くに15cmぐらいのスポンジを詰め、下部の出口付近には厚手のフェルトを丸めて入れていますが、フェルトの穴の塞ぎ具合で低域の調整が出来ます。
フェルト無しだと流石にちっと低域が膨らみ過ぎで、完全に塞ぐと高域よりの腰高な音になってしまいますのでその中間でバランスよく調整が出来るところがあります。ダンプドバスレフに近いのでしょうか。
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