スピーカユニット自作(その7)

スピーカユニット自作第2弾目を作りました。今回は前作の経験を踏まえていくつか改良しています。
一つ目は巻き線を太くしてパワーが入るようにしました。ボイスコイル線径を0.1mmダブルから0.18mmとして80Tで約5Ωです。
二つ目は磁気回路の磁束密度アップで磁石間を9mmに詰め、ボイスコイル径も28mmから約25mm径と縮め1.4倍ぐらいにアップしました。
三つ目は能率アップのためコーン紙を半分の重さのものと薄い厚紙にしました(10cm平方で37gを19g)
。振動系質量は7.7g(エッジ込み)
形状も開き角を変えた2段コーンとして中域の共振を抑えています。中心を絞りの強い6cm径、外側をゆるい15cm径(エンクロージャの関係でサイズを小さくした)としました。
前回はエッジストロークを大きく取ったので低域でかなり振幅が大きく、パワーが入るとリニアリティが心配だったのでエッジも少し固めにしました。その分foは100Hzちょっとと高めです。
結果
1.能率はAlpair10と比べてもそれほど遜色は無く、83~5dBぐらいにはなってそうです。そのため普通のアンプでもかなり音量は出せそうです。
2.高域限界は期待ほどあまりのびませんでしたが、中域の極端なピークは無く全体に中域が持ち上がるという感じで補正なしでもいけそうです。
高域は定電流アンプ駆動とすることでかなり補償できそうです。のでツィータ無しでもいけるかな。
3.一応エンクロージャに入れる予定なので中低域もしっかり出そう。ただし低域はfoが上がった分望めないと思います。