Windows10

Windowsも昨年から10が無料ダウンロードとかで、かしましましいですが、この手は必ず初期トラブルが予想されます。面白がってインストするのは良いのですがヘタをするとコンピュータに遊ばれることになるのでしばらく様子見していました。
とはいえ、もうそろそろか時期かと味見でWIN10proをインストールしてみました。事務機としての実用性はともかく音も良くなっているという噂もあるので、PCオーディオ再生機としての実力を実験機でWIN7Ultimateと比較してみます。
ついでに前回の電源フィルターの効果もWIN上でどうなるか確認してみました。
WIN10はIDE3,5インチ,WIN7はSATA2.5インチとHDDの仕様が違うのですが、メインボード周りは同じでそれぞれにインストしたHDDを繋ぎ変えて聞いてみました。
ソフトは一般的なfoobar2000の最新版でUDA基板へのUSB出しでその先はS/PDIFです。その他のハードは実験機と同じですが、今回は光ドライブ以外はフル装備でオンボードVGAも使用しています。各WINはクリアインストールで何もチューンはしていません。ソースはチャネルクラシックのハイサンブリングデータでバロックと声楽、ピアノを聞きました。
まずは基本的なWIN7ですが、VortexBoxと比べるのは酷ですが、まあ普通の音です。少し厚めの音で力はあり聞き応えはしますがどうもスッキリとクリアーな感じはしません。
ここで電源フィルター有無も試してみましたが、実はあまりその差が良く解りません。というかフィルターをつけても若干見通しが良くなるくらいであまり改善しないといったほうが良いのかも。
次にHDDをWIN10に換えて起動してみると、聞いた感じではWIN7と比べるとかなり良いように聞こえます。細かい音までしっかり出ていて7より解像度もあるようです。更に電源フィルターをつけるとナチュラル感が増してその差がわかりやすい感じで、フィルターがあると音場感も自然に広がり再生の違和感が少なくなるなど良い感じです。
この実験でWIN10のHDDの方がむしろ条件が悪いと思われるのでWIN10の方が音楽用OSとしてはは結構良いのかもしれませんね。まあちょっと試してみただけなので結論を出すのはまだ早計かもしれませんが。
ただ、このWIN10による差分は全体に音はスッキリとして音量的には下がる感じなので、ちょっと聞きにはむしろ悪くなったように感じるかもしれませんがノイズに対する悪影響が少なくなったように感じます。
この辺の判断は総合的には全体と相性で決まる部分もあるので、全体の印象が変わってもその先を見据えて量感をどこで出すのかの判断をしないと判定は難しいかもしれません。一部の変更にによるバランスの狂いはまあ良くあるケースなのでどの部分の改善なのかを見切る必要があります。
やはり最終的にはそれぞれで聞き比べてみていただくのが一番です。
この記事へのコメント
10へのアップはバグが一番枯れた時期(6~7月)に行う予定です。
最近Linuxのほうが音が良い?とかの話もありますが、私には違いは分かりません。
単純に最近はフォントが綺麗なのと20年前からの愛着からLinuxを使っています。
ちなみに foobarもLinuxで使えますが、私は専らaudaciousです。
W10はしつこくインストールを迫ってきますが、覗き見をされるみたいでやっていません。銀行勤務の弟の話ではW10への移行は禁止とか。
何かセキュリティの問題があるのかも知れませんが、W7も更新の為に使うだけなので良く分かりませんのですが。
windowsでもLinux並みの音が出ればよいのですが、世の中、なかなかうまくはいかないようです。それでも常にアンテナを張って良い音を求めています。
例の豆腐のようなWinマシンですが、85%くらいの刈り込みで既にかなり良いです。前のXPとはかなり違う音が出ています。VortexBoxやlightMPDあたりと比べてみたいものです。刈り込んだOSと、マシンがどのくらいの比率で影響を与えているのかははっきりしませんが・・・。Winはデフォルトだとやはり苦しいですね。今回もそうでした。
8、9、10ユーザの皆さん、お金出してデバッグ支援(人柱)。敬服します。