無帰還アンプ(その2の4)

今回はチビスケをパワーアップしてデカスケに改造しました。
トランスの都合で整流後の電源電圧は31Vに、基板内部の定電圧後は26、5Vにしました。これで出力は±20Vppまで振れるようになり約10W->25W(8Ω)のパワーアップです。
それでも電圧利用効率は余り上がっていませんね。フルパワー以上だと無負荷でも過電流が流れるので、スピーカだけでなくアンプ部もシャットダウンさせる方が安全そうです。わたしはこれで片ch飛ばしました。
その他の変更点は保護回路の検出を定電圧前からとり、これも25.5Vとして電源OFF時のノイズ防止のため早めに落ちるように考えています。ただし最大出力で保護回路のハンチングが起きるので、これもできればなんらかラッチを入れるか復帰時間を延ばしたいですね。
回路変更点としては出力のオフセット(というかフローティングなので中点電圧設定)でR29をVRにして電圧調整をします。これを変更しないと電源電圧をフルに活用できないので出力が増えません。現状では11Vぐらいが良さそうです。原因は電圧増幅段でこの辺の偏りが電圧効率が低くしています。
残念ながら出力調整で片chを飛ばしてしまったので、試聴はまだです(;_;)。
飛んだのが終段だけならよいのですが。
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