DCX2496の入力I2S接続プロジェクト(その1)

デジタルチャンデバのDCX-2496の懸案だった、入力のI2S接続への変更プロジェクトをスタートしました。
現在はDCX-2496の入力はS/PDIFです。出力のHDMIによるI2Sパラレル出力化による改善からみても、アナログ接続よりは良いとは思いながら、やはりS/PDIFは音質のネックの一つだろうと以前から改良を考えていました。
そこでDCXの回路図を見て、改造方針として2つ考えられました。
1つは現状のSRCチップであるCS8420のモードを変更し、I2Sパラレル入力に変更する方法です。現状はMODE1なのでこれをMODE2にすれば良いのです。
ICを外さずとも、いくつかの足ピンを上げ、配線をし直せば改造できそうです。
2つ目はアナログ入力は使わないとして、A/Dチップの出力の代わりに、外部からのI2S信号を別SRCチップで変換してその出力に繋ぎかえる方法も可能かと思います。
1は追加回路も少なく一番簡単そうですが、足上げのピン数はちょっと多くなりそうです。
2はSRCチップが追加で必要ですが、その分新しいチップが使えるので入力サンプレートが広がり、192fsまで対応できることと、従来のs/pdifデジタル入力は残るので切替機能が使え、両者の比較も簡単にできることなどメリットは多そうです。
今はCS8421という改良チップも安価で入手可能なのでまずは2の方法で進めてみようと思っています。
必要なモジュールはDDC内のI2SのHDMI出力インターフェース、それにDCXでのHDMI(I2S)入力インターフェース、そして追加のSRC変換モジュールになります。
写真の3点がこれにあたり、概略は整いました。後はうまく接続して組み込む必要がありまが、はてうまくいくでしょうか。
実際の動作検証や追加基板の取り付けとケース加工やらまだ色々ありそうです。
この記事へのコメント
うまく行くと良いのですが。
入力もI2S化しようかと見直してたらCS8420の仕様 THD+Nに気が付きました。SRCの部分は別に任せて、SC8420を飛ばした方がよくないですか?
最初はオンボードのCS8420を使うつもりでしたが、入力レンジを広げるためにも新しいCS8421を外部に用意することにしました。これだとTHD+Nも大分改善されているようです。19bit->22bitぐらいにはなりそう。
当初と大分構想が変わって、新たにUSB入力の1体デジチャンを作成予定です。