DIASOUL試聴会

画像
 今日は新進のDIASOULのスピーカ「DIASOUL i 」を試聴してきました。

 DIASOULは名前の通り三菱を退社された寺本氏が起こされた会社で、三菱系の素材であるボロンを使ったツィータが使われているところも特徴のひとつですね。今回の試聴も九段下の三菱電機の試聴室を使用していてDIATONEの伝統を継承したいという思いが伝わります。

 このスピーカ構造は中々理詰めでよく考えられています。低域は対向ウーファを密閉箱に入れ専用のデバイターと内蔵アンプで駆動、それに補正を掛ける方向などは一番ステディな低音再生の方法だと思います。
 また中高域はウーファと別のエンクロージャでアイソレート、ツィータもコロの上に置き、それぞれデッドマス付きなどこちらも、アイソレーションと始点確保の思想が貫徹しています。

 ウーファの受持ちは80Hzとのことなのでマルチアンプで、中高のデバイダーはネットワーク(正相接続の-12dB/oct)を使っているのは通常のシステムに組み入れ易さを考えられた結果でしょう。

 試聴システムはCDプレーヤ、アンプ類はスペクトラルが使用されていました。ソースは用意していただいたものと持ち込みのCDが中心です。

 全体にかなりリッチな響きでパンチのある音がします。開発者も音のエネルギー感を大事にしたということなのでその辺はうまく出ていると思います。低域は軽く、レンジも結構伸びていて、立ち上がりが速く対向の良さを
あらわしているようです。
 特性的にもほぼフラットな感じで余計な音が一切無く、感覚的にはダイレクラジエータよりホーンのような音ですね。

 アンプ系の個性かもしれませんが、表現としては音場よりむしろ音像の方が、クラシック系よりジャズ、ポピュラー系の方が際立っているように感じられました。

 値段もかなりなものですが、キチンと作られた感のあるスピーカシステムですね。


 


この記事へのコメント

この記事へのトラックバック