OmniMICによるスピーカアライメント測定(その3)

画像
 相変わらずのwaveletですが、新旧メインの調整結果を比較してみました。

 左が従来のユニット振動板物理位置を基準にした合わせ方、右側が今回のwaveletの波形が自然になるように調整した結果です。調整パラメータは以下のようでした。
旧                新
W 457Hz But12 Rev 66mm 401Hz But12 Rev 280mm
M 457Hz But24 Rev 0mm 401Hz But12 Nor 0mm
2.4kHz But48 Rev 0mm 2.4kHz But24 Nor 0mm
T 2.4kHz But48 Rev 34mm 2.4kHz But24 Nor 104mm

 旧タイプだと図からやはりかなりユニットごとのアライメントがずれているのがよくわかります。インパルス的にはあっているのですが、カットオフが急だとクロス点での位相回りが大きくなるためでしょう。低域のレベルも強めなためもありますが、つながりもよくないですね。
 これでも周波数特性は±5dBぐらいには入っています。

 新タイプはウーファ、ツィータともかなりディレイ時間が増えていて、もう物理的な位置とは合いません。クロス点の周波数特性の極大を見ながらwaveletの形状が漏斗状に近くなるようにあわせこんだものです。インパルスも結果的には良く合っています。

 旧タイプはたまたま全体が逆相でしたが、その影響は少ないと思います。

 低域のつながりはもう一つですが、旧と比べると大分マシになりました。5kHzあたりの島は壁か床の反射でしょう。測定のマイク位置は1.5mほどです。

 新旧比べてみるとやはり音は大分違います。新タイプの方が音がより詰まってしっかり鳴ります。それでいて煩さを感じない点が聴いていても良く判ります。より違和感が少なくなった感じですね。

 今までボイスコイルまでの物理的な距離差で概略のアライメントを取っていましたが、インパルスで確認していましたが、この辺まだまだ追い込む必要がありそうです。クロス周波数のゲイン極大やwaveletと合わせて総合的に調整するノウハウが必要そう。

 まあどちらが良いかはまだ例が少ないので何ともいえませんが、waveletは包括的なマルチの合わせ方の助けとして中々便利な測定方法だと思います。
 

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