i-FLOAT
あけましておめでとうございます。 今年もオーディオに邁進していきましょう。

早速今年の事始は、対向スピーカでスピーカエンクロージャごと吊ると音の響きが良かったので、メインのスピーカも振動遮断もしくはスピーカの自由振動を妨げないと言う意味で吊る方法を考えてみました。
流石にメインスピーカとなると簡単に紐吊りとは行かず、水平振動の遮断という意味でのコロや玉受けなどもありますが設置の安定性の面で採用が難しいです。
そこで同じような考え?でウェルフロートボードという製品が出ていてます。どうも内部は短いワイヤーで吊っているようですので、これをヒントに構造を考えました。
写真のようなコの字型の鉄アングルをホームセンターで見つけ、これを2個向かい合わせにして間をスチールワイヤーで繋いでみます。こうすると4cmほどの隙間でも間に入れられるインシュレータ状の吊構造ができます。
写真のセンターワイヤー1本(実際は2本よりですが)の場合は2次元の自由度があります(つまり前後左右に動く)。これを4セット用意してスピーカの前方へ.。それとは別に下側の穴を2箇所としてワイヤーを3角に張って1次元の自由度(前後もしくは左右のみ)を2セット作ってスピーカの後ろ側に置いて三点支持としてみました。
機能的に前者は金属球の、後者はコロタイプのインシュレータとほぼ同じ機能を持たせています。
これで費用は金具が@約200円弱、ワイヤー(1mm径)が130円/mぐらいですから全部で2500円ほどです。
ウェルフロートの評判もそうですが、このフロートはかなり音が変わります。まあ激変といってよい部類でしょうね。フロートと従来の直置との場合のそれぞれの利点をあげると
フロートは
1.音場が広がる(特に奥行き)
2.音に躍動感が出る
3.低音が伸びて沈む
直置きは
1.音場がしっかりと落ち着く
2.細かい音の立ち上がりが良く聞こえる
3.音量が上がる
という感じで、利点の逆がもう一方の欠点になります。
つまりフロートにすると音の細かい立ち上がりは少し鈍りますが、躍動感のある弾む音がします。低域は明快になり音場感がアップし音離れが良くなります。しかし中音が少し引っ込み全体がフワフワし、音量感が下がります。
フロートが無い場合には高域の微細な音がはっきり聞き取れ足が地に着いた音がして、音量感はアップ音が比較的前に出ますが、フロートと比べると音が窮屈そうです。
フローティングはサブスピーカで試しましたが、軽いスピーカだとやはりコーン紙の反作用を受け止めきれないので、立ち上がりがより甘くなります。後ろのフロータを左右向きの自由度にして前後動かないようにするとかなり改善され、コロの時もそうでしたが、1次元自由度の場合はある程度向きで調整できそうですね。
取替えひっかえでも差は判りますが、落ち着くまでエージング?があるらしいのと今度はメインスピーカで試してみたいと思います。

早速今年の事始は、対向スピーカでスピーカエンクロージャごと吊ると音の響きが良かったので、メインのスピーカも振動遮断もしくはスピーカの自由振動を妨げないと言う意味で吊る方法を考えてみました。
流石にメインスピーカとなると簡単に紐吊りとは行かず、水平振動の遮断という意味でのコロや玉受けなどもありますが設置の安定性の面で採用が難しいです。
そこで同じような考え?でウェルフロートボードという製品が出ていてます。どうも内部は短いワイヤーで吊っているようですので、これをヒントに構造を考えました。
写真のようなコの字型の鉄アングルをホームセンターで見つけ、これを2個向かい合わせにして間をスチールワイヤーで繋いでみます。こうすると4cmほどの隙間でも間に入れられるインシュレータ状の吊構造ができます。
写真のセンターワイヤー1本(実際は2本よりですが)の場合は2次元の自由度があります(つまり前後左右に動く)。これを4セット用意してスピーカの前方へ.。それとは別に下側の穴を2箇所としてワイヤーを3角に張って1次元の自由度(前後もしくは左右のみ)を2セット作ってスピーカの後ろ側に置いて三点支持としてみました。
機能的に前者は金属球の、後者はコロタイプのインシュレータとほぼ同じ機能を持たせています。
これで費用は金具が@約200円弱、ワイヤー(1mm径)が130円/mぐらいですから全部で2500円ほどです。
ウェルフロートの評判もそうですが、このフロートはかなり音が変わります。まあ激変といってよい部類でしょうね。フロートと従来の直置との場合のそれぞれの利点をあげると
フロートは
1.音場が広がる(特に奥行き)
2.音に躍動感が出る
3.低音が伸びて沈む
直置きは
1.音場がしっかりと落ち着く
2.細かい音の立ち上がりが良く聞こえる
3.音量が上がる
という感じで、利点の逆がもう一方の欠点になります。
つまりフロートにすると音の細かい立ち上がりは少し鈍りますが、躍動感のある弾む音がします。低域は明快になり音場感がアップし音離れが良くなります。しかし中音が少し引っ込み全体がフワフワし、音量感が下がります。
フロートが無い場合には高域の微細な音がはっきり聞き取れ足が地に着いた音がして、音量感はアップ音が比較的前に出ますが、フロートと比べると音が窮屈そうです。
フローティングはサブスピーカで試しましたが、軽いスピーカだとやはりコーン紙の反作用を受け止めきれないので、立ち上がりがより甘くなります。後ろのフロータを左右向きの自由度にして前後動かないようにするとかなり改善され、コロの時もそうでしたが、1次元自由度の場合はある程度向きで調整できそうですね。
取替えひっかえでも差は判りますが、落ち着くまでエージング?があるらしいのと今度はメインスピーカで試してみたいと思います。
この記事へのコメント
これは面白い構造ですね、いつも研究熱心で感心いたします、流石です♪
色々試していますが良いかどうかは別にしてかなり変わりますよ。面白いです。
通販だとモノタロウで扱っていますね。