ルビジューム用新DDS

画像
 ルビジュウムクロックもだいぶ使い込んできましたが、今回はFE-5680Aの内部DDS(ダイレクトデジタルシンセサイザー)ではなく、ベースクロックを上げてジッタを削減した外部DDS回路によるマスタークロックを作成しました。

 ルビジュウームも普及してきてそれほど珍しくは無くなりましたが、まだ使い方だけを取ってみても奥深いものが有ります。

 というのも気がつかない所に各段階でPLLを介して周波数変換をしている部分が有るのでその性能がネックになる場合が有ります。ですのでその段階が少ないほどやはり音も良さそうに思うからです。

 例えば10MHzのルビジュームを源信とするマスタークロックジェネレータが良く使われますが、10MHzから44.1kHzなどのワードシンククロックを作成する段階でPLLが使われています。この時にPLLのローカル発振器が良くないと(大概はそうなのですが)ジッターが増えてしまいます。
 同様にそのワードシンクを受けるトランスポートの中でもワードシンクからマスタークロックを作成する際にもPLLが入り、更に劣化しているかもしれないといった具合です。

 そこで自宅ではFE-5680Aの内部DDSで直接マスタークロック(256FSスーバークロック)を作成しDACやトラポなどのソース機器に直接マスタクロックを送る様にしています。
 スーパークロックは11~12MHzとかなり高い周波数なので、波形管理が必要になるなどあまり使い勝手は良くないので、どうも最近はすたれてしまったようですが、やはりこれが一番良いと思います。


 ただしこれも問題が有ってFE-5680Aは最終分周をDDSを使って約50MHzから10MH前後を作り出しているので、最近の512fs(22~24MHz)のマスタークロックには直接作成できません。それで仕方がないので256fsスーバークロックから比較的特性の良いPLL-ICを用いて逓倍して使っていました。

 ですのでやはりここはダイレクトにDDS出力が使いたいと思っていましたが、ようやくFE-5680内部では無く外付けのDDSを入手しました。
 このDDSは入力も5680内部から100MHzを別途取り出し、DDSで更にこれを4倍してこの400MHzをベースクロックとしています。
 DDSはクロックは高いほど分周後のスプリアスを小さくできますから、このぐらいあれば20MHzでもかなりジッタ(というかスプリアス)を抑えたクロックが作成できます。

 写真がそのDDS基板で44.1kHz系と48kHz系の同時2出力ができます。これでチャンデバのマスタークロック(96kHzの256fs24.5676MHz、I2S接続なのでこれがDACのマスターにもなる)とUSBインターフェースのマスタークロック(CDデータが中心なので44.1kHzの512fs22.5792MHz)がダイレクトに送れるようになりました。

 ちょっと聞いた感じではずいぶんすっきりさっぱりさわやかな音質で歪感が少ないせいか澄んだ音に聞こえます。やはりクロック系は効きますね。
 

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 2

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ナイス

この記事へのコメント

関澤@池袋
2013年09月05日 18:07
 FE-5680Aは、シンセサイザで50Mhzから10MHzを作り出しているとは、存じませんでした。
 PLLでは無く、ロジックなのですね。
 う~ん、FE-5680Aの蓋を開けるのでしょうか? 
ケン
2013年09月06日 08:12
 そうですね。それが5680Aの特徴かもしれません。
ただし全く使っていないという訳ではなく、途中ではPLLも使っています
 100MHzを取り出すのは内部の回路からです。5680Aもいくつかタイプが有るので、取り出せない(周波数がちがう)ものもあるようです。

この記事へのトラックバック