ND-S1クロック換装

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 中々素でも音の良いND-S1だが、やはり家のPC系と比べるてしまうと、まあこれはこれで迫力があり、厚みのある音なので良い場合もある。しかし、全体にファットでしまりが無いともいえるので、早速改善手段を検討することにする。
 やはり勘所はクロックだと思うが、肝心のiPodの44.1kHzfs系で使われている水晶がどれだかND-S1はクロックが多くてはっきりしない。まあ周波数から見て33.868MHzのチップ水晶がそれだろうと考えられるので、これを高精度化してみることにする。

 しかし、この周波数だと周波数が高すぎて直接ルビを使うのは難しい。3逓倍回路というのもあるが結構面倒そうなのでND-S1の可搬性を生かして今回は高精度水晶で換装することにする。ちょうどVCXOが3.3V電源で33.868MHzなのでND-S1にはちょうど良い。
 この水晶オーブンタイプなので割と電力を食うので、現行の水晶部分から取らず直接電源コネクタの5Vからひいてレギュレータで落として使う。常時動作ではないのでコントロール端子付のレギュレータにした。

 ND-S1のケースはプラだが前面の部分は実はアルミである。塗装仕上げの調色がうまいので最初は解らなかったがサイド(内側)の鉄板と共に全体の重量感を出しているのである。結構考えられたメカ設計で、iPodのスライド蓋と共にメカ屋の工夫の跡が見える。電源レギュレータは放熱を兼ねサイドの鉄板に取り付けることにした。

 水晶は面実装で非常に小さいのでとてもでないが簡単には外せない。ところがちょうど接続部の良い所にチップ部品があるので、これをうまく利用することにする。電源コントロールはR625を外しそこから、発振出力はL625チップを外しそこに入れる。ただしこのチップもサイズは米粒のような1608なので普通の人は諦めた方が良い。水晶も本体よりも高いので買ってまでするのは合わないだろう。まあ今回はどの程度まで向上するかお試しの感じである。この辺実装状態が写真の様子。

 早速iPodを刺して起動してみるとまあ何とか動いてる様子。今のところ動作に別条は無い。例のチャネルステータスが変なのでSRC2496を介してWM8641DACで44.1kHzfsに認識させてテストしている。
 最初はND-S1のクロックで聞くためにリングバッファを外しS/PDIF同期で再生する。やはり素のままのND-S1とは大分ちがってくるようだ。にじみが減りスッキリしてくると共に音像の密度が上がってくる。つまり音がしっかりしてくる感じ。しかし、その分音はしまってくるのでちょっと聞きでは膨らみが無く、寂しく感じるかもしれない。でもこれが本来の音だと思う。

 iPodはAACとWAVで入れてあるが、同じ曲を聞いてもほとんど差は感じない。AACが良いのかWAVがもう一つなのか考えようだが便利になったものだ。おかげで最近はもうiPodへのリッピングはAACで済ましているので2Gでも結構入る。
 W8741DACもリングバッファを生かし外部同期としてルビを入れると、更に音はタイトになり芯がしっかりしてくる。ボリュームをあげるとパンパンに張ったボールが弾むように元気の良い音が聞ける。まあこれで聞けばND-S1のクロック精度はあまり利かなくはなるのでケースバイケースというところか。

 PC系と比べるとその条件で面白いことにND-S1の音はちょっとドライな感じがする。それに比べ何時ものPCは僅かにシットリとした音色が落ち着きを感じさせてやはり良い。DACの入力データにリングバッファをつけ外部同期をかけるとほとんどその差は判らなくなるが、やはりトラポの差は僅かだが残るようである。

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この記事へのコメント

ケン
2009年11月04日 07:19
 自己フォローですが、やはり33.8688MHzのクロックは44.1kHzfsのiPod再生時のクロック元のようで、S/PDIFの再生クロックと同期していました。でも結構ジッタがー多そうな感じです。

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