ルビジュームクロックの追い込み

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 調整中のルビジュームクロックだが私が購入したのはFEI Communications,Inc.といところのFE-5680Aというモジュールだ。これは前に言った様にDDSの調整方法が開示されているので、通常のマスタークロックの10MHzではなくデジタルオーディオ用の周波数に色々合わせこめる点から選んだ。
 同じルビジュームクロックといっても色々あってESOTERICはSRS社のPRS10というものらしく、こちらは位相ノイズのスペックからいっても例えば-140dBc(100Hz)と本機の-125dBcよりずっと良い。流石に140万円の事はある?。しかしスペックだけならOXCOでも-110dBc(100Hz)と迫るところもあり、また実際上の44.1KHzのワードクロックに分周したところでのスペックはESOTERICも公開していないので何とも比較もできない。
 それに相変わらず電源や置き方、クロックケーブルでも音が違うとかまびすしい。まあこの手はスペックだけでもよく解らない世界かもしれない。以下は途中の中身でも色々変るというお話。

 本体は正弦波出力で1Vp-pにも満たないのでこれを直接分周するには問題があるので最初に矩形波に波形整形している。10MHzくらいになると簡単に矩形波に変換というわけにもいかない。簡単にはインバータが手っ取り早い。その他にラインレシーバやビデオ帯域のOPアンプも考えられる。OPアンプは電源電圧が高くなってしまうのと流石にこの帯域では苦しいのでインバータのAC04とレシーバの75157を試してみた。また分周ICもHC163とAC163とが使える。
 波形整形はいずれも一発ですっきりカクカクとは行かないがそれなりに使えるまでにはなる。75157の方が厚みがあるがAC04はワイドレンジだが少し薄い。157の方が力強さがあって好ましく聞こえる。こんな所でも変化があるのが面白い。それ以上に分周でも差が出る。HCは少しまったりとした厚みのある音でACはギュッと凝縮されているが高域により過ぎて音がきつい。どちらとも決めかねていたが、2段あるので前段をAC、後段をHCにしたところで丁度よくなった。やっている本人も何だかわからなくなりそうだ。多分ICだけでなく回路や実装、ケースとか電源に手を入れても変ってくると思われるので最終的には聞いて追い込むしかないのかもしれない。相変わらず超高性能(高価?)な測定器でもないと訳のわからない世界だ。

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この記事へのコメント

Bunpei
2009年03月14日 01:57
不勉強なので教えていただけると有り難い次第です。位相ノイズというのは正弦波の出力信号の周波数スペクトルを求め、目的周波数の鋭いピークの近傍にどれだけの余分な成分が出ているかを示すものだと理解しております。方形波に加工した場合は、位相ノイズというのはどのように定義するのでしたでしょうか?
ケン
2009年03月14日 14:32
 私も詳しくないので今年のトラ技の3月号の特集記事をご覧になったらどうでしょか。
Bunpei
2009年03月14日 22:27
白状しますと、トラ技の2月号は買ったのですが、3月号は立ち読みでざっと見た程度で、特に方形波のことには触れていなかったようなうろ覚えです。申し訳ありません。
方形波のディーティー比を自由に設定して考えると話はややこしくなるかもしれませんが、50%のもので±に振れているものを考えると奇数次の高調波しか載っていないことになるので、基本波の近傍だけに注目すれば正弦波の場合と同じでよいのでしょうね。

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