ポート径によるバスレフの効き方

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 バスレフの共振周波数とポート径を決めればポートの長さは計算できますが、いつもポート径の最適値はあるのか疑問に思っていました。

 あまりその点に関しての実測データも見たことが無く、シミュレーションでもパラメータとしては出てきません。そこで自前で試してみることにしました。

 サンプルはSEASのW15CY001を使いました。以前フローティングでエンクロージャを作っていたのですが、丁度ポートを開けるまで行かずに密閉状態のものが有り、それのポートをつけて試してみます。

 実験は左右で内径3.1cmと4.3cmと径の違うポートを入れて測定してみます。同じ共振周波数で長さは大体計算できますが、微調で実際の共振周波数は合わせてあります。

 グラフは黒がニアフィールドのコーン紙直前の特性で左右はほとんど変わりません。青が内径3.1cmで茶が内径4.3cmのポート前データになります。 共振周波数は計算上は40Hzあたりですが、実際はもう少し低いくらいですね。

 両者のポート直前の音圧データ差は約3dB弱。ボート系の違いから来る計算上の補正は直径比のlog表示ですから2.8dBとほぼ実測と一致します。
 まあこの位の口径差ですからまだ解りませんが、ほぼポート径はバスレフ量に影響無さそうです。

 とはいえ細い方が音圧は高いので、風切音とかは影響が出そうです。それとここでも見えますが、ポートが太いと長さが長くなり、管共振の影響が出やすくなって、ここでも800Hzと1.5kHzあたりの出方が違いますね。

集まれ塩ビ管スピーカー・関東オフ会2017参加

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 「集まれ塩ビ管スピーカ・関東オフ会2017」に参加してきました。

 1年振りで新横浜のラボール座でのスピーカ鑑賞会?に参加してきました。当初はF081PPの対向でもと思っていましたが、つい先ごろ完成した対向2Wayが面白そうだったので今回は急遽こちらに変更して持って行きました。

 まあこの方が重量も軽くて遠征には楽ですし、パワーも入れられるので比較的広い会場では向いています。

 2Wayでバイアンプ駆動なので独自に低域レベルも変えられるのでコントロールしやすいです。とはいえ低音域はそれほど延びていないのでまあもう一息というところでしょうか。
 ツィータの向きによる音場感は会場が広いでのよく出てはいたと思います。まあトラブルも無くデモが出来たので良かったです。

対向ウーファ(その4)

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 対向ウーファが組みあがったのでツィータと2Wayとして組合せ調整と測定をしてみました。

 今回のネットワークは前回と同じ2次LPですが、ウーファのfoインピーダンスピークが高めのためそのままでは100Hz付近にピークが出てしまいます。ウーファインピーダンスをLCでキャンセルするにも大変なので、今回は簡易的にウーファにパラに10Ωの抵抗を入れ山を押さえることにしました。(ユニットは公称8Ωのパラ接続)

 特性は室内なので波打っていますが、まあ大体LR12でうまく繋がっているようです。

 最低域は望めませんが、結構元気でスケールの大きな音ですね。ウーファとはいえそのままでもシングルでも使えそうな中高域特性なので200Hzで切るのはもったいないくらいです。

対向ウーファ(その3)

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 組み上がったNE123Wを測定してみました。

 周波数特性を見ても低音は思ったほど伸びていませんね。ポート径が小さかったのでしょうか。

 ポート調整は流石に当初の12cmは長過ぎで、更に低音音圧がまた期待したほどでもなかったので、現在は高めのfs60Hz(5cm長)て様子を見ています。この辺は7~3cmぐらいで色々聞き比べをして最終的に決めようかと思います。

 というか低音特性は試聴する環境でかなり変動するのでその場で調整すべきなのかも。今回は3cm内径の塩ビバイプの圧入なので簡単に交換が出来ます。

 下の図の軸上正面の中高域周波数特性はウーファといわれながらも結構立派な特性で、このままフルレンジで充分通用しそうなくらいです。

 まあ口径から言って指向性はそれほど良くありませんから、やはりウーファなんでしょうが、中高域に暴れが無いというのは使い易いですね。

 音の方が元気で張りのある音で、やはりサイズに似合わないパワフルな感じです。

対向ウーファ(その2)

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 ようやくウーファのエンクロージャの組み立てにこぎつけました。

 容積は約9リットル。まあもう少し大きいほうが良いのですが、ここは持ち運び易いサイズと重量との兼ね合いでこの辺で我慢です。
 ポートはまだ未調整ですが、長めの12cm(内径3cm)をつけてあります。曲げないとユニットにぶつかるのでこの辺が最長でしょう。これで計算上はポート共振は40Hzぐらいです。

 このユニットは耐入力@45W、リニアXmax14.2mmというサブウーファ並みのタフネスさなのでブースとするなりかなりのパワーを入れられると思います。

対向ウーファ(その1)

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 mini対向スピーカに呼応するウーファの作成を始めました。もちろんこちらも対向で作成します。

 ウーファユニットはTYMPANY(peerless)の4inchウーファのNE123Wを選びました。サイズも少し大き目ながらネオジ磁石回路でユニットも@410gと軽いのが良い点ですね。

 エンクロージャは25cm径のボイド管を使用します。写真はサイドのバッフルを切り出したところです。今回は軽量を重点に桐材を使用しました。

 ドライバーユニットは左右を黒檀のスペーサを挟んでネジ止めし、バッフルの座繰りで挟み込もうという寸法です。座繰り用にトリマーの冶具を作りましたが、精度が悪いのでまだまだこちらは改良が必要そうです。

mini対向スピーカ(その2)

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 mini対向スピーカと手持ちのスピーカを臨時のウーファにして2Wayを組んでみました。

 ミニ対向スピーカのユニット自体はfoも高いので低域はほとんど期待出来ません。ですのでシステムとしてはウーファと一緒に使うことになります。まあそう割り切れば結構小型で軽く作れるので、今回はエンクロージャも密閉で、容積は0.5L程度と超小型、軽量になりました。

 低域に臨時で合わせたスピーカはAlpair10で、LPフィルターとしてカットオフ200Hz程度の2次ネットワークフィルターを入れています。ミニ対向スピーカの方はfo以下そのままで2次のHPフィルターが入っているような低域特性なので、何も入れずスルーで使います。

 周波数特性は大体LR12に近くなり、合成特性は左図のようにうまく繋がっています。(約60cm)

 TangBandの2つのユニットはシリーズ接続、Alpair10との位相は逆相接続です。

 音の方は歪も少なくスッキリとした音で中々良い感じです。歪率はあまり音量が上げられなかったので暗騒音レベルなので実質はもっと低いかも知れません。

 指向性はダイポール特性なので、F081PPの時のようにハの字配置などで臨場感も出る聞き方ができ面白いですね。

概略サイズは11cmΦx6cmで重量@約350gです。

mini対向スピーカ

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 TangBandのユニットを使ってミニ対向スピーカを作ってみました。使用ユニットはW2-852SH(口径4cm)です。

 相変わらず10cm径のボイド管に左右各2ユニットを背面の磁石面を突合せで対向にして固定しています。

 今回はユニットはまずバッフル面に固定し、ボイド管へのバッフル板の取付で僅かにスピーカが先に当たるようにしてユニットのお尻を当てるようにしています。

 容積も密閉の0.5Lほどでなので元々フルレンジとはいえ低域は期待できませんから、システム的にはウーファと組み合わせて使うつもりです。

 まあ簡易的にウーファにハイカットフィルターを入れて聞いてみましょう。

 2つの電気的な接続は単体が4Ωですからシリアルに繋いで8Ωにしています。能率が低いのでウーファとゲイン差を調整するにはバイアンプになりそうですが、ウーファによっては何とかなるかも。

マルチスピーカ設計法

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 Iridum17さんが上梓されたスピーカ設計法の本が出ました。

 これは最新のインパルス応答をベースにしたシミュレーションを含むネットワークスピーカの設計法を一貫してまとめたもので、国内としては初めてかもしれませんね。

 最近はフリーのソフトや安価なハード測定器も普及してきて、音響測定も気楽に出来るようになったのは喜ばしいのですが、そこはやはり今度はノウハウなり使い方の知識が必要になります。

 ただの測定は簡単に出来てもそれをうまく使いこなさないと、結局測っても何も役に立たないというデータ至上主義という批判にしかなりません。まあ測定もうまく使ってこそ役に立つものですから、そこの所が理解された無いと空回りしてしまいそうです。

 まあそういう意味ではこの本も測定と設計がうまくまとめられた一冊かと思います。もちろんこれ以外にもオーディオ環境の発展に必要な解法やノウハウはまだまだありますから、このような本(や情報)が次々と公開されることを期待し、またそれに少しでも寄与する努力を惜しまないつもりです。

 ちなみにこの本は昨日の技術書典2で発売されましたが、今後ネットやオーディオ店でも扱われるよう努力されるということなので、気がついたら見てみると面白いかと思います。

今頃コアモード

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 JPLAYを使い始めて、もうそろそろ1年ぐらいになります。

 当初にはコアモードも試してみてはいたのですが、安定性重視からデュアルPC構成までで安心して、最近はハイバーネートも使っていないというライトユーザでした。

 最近TさんもPCを始めてJPLAYフルシステムを導入、着実にグレードアップしてきています。
 またこの前お越しになったHさんのサンプルソフトが結構再生の難しいソフトで、もう一つだったのでこのままではちょっとまずいと思い直しています。そこでこちらも重い腰を上げ、JPLAYをフルに使いこなすことにしました。

 まずはハイバーネートをONにすることにしましたが、ここはアッサリ移行して特に異常や問題も有りませんでした。ハイバーネートは再生側audioPCの画像関係のプロセスを止める働きで、その分PCからの発生ノイズが少なくなります。

 ハイバネートにすると確かに音の方も解像度が上がり、細かい線でキッチリ隈取をしたような細密描写的表現になります。高音の歪感が下がると共に解像度が上がりましたが、バランスはやや高域よりです。

 これは良いと、さらにステップアップのコアモード(AudioPCを恒久的に画像プロセスの一部を止める)に移行させることにしました。audioPCがGUIからCUIになるので操作はし難いですが、まずaudioPCは弄るところがないのであまり問題にはなりません。ただしわたしの所では全てリモートデスクトップ接続でコントロールしているのでこれがコアモードで動くかどうかが心配でした。幸いコアモードでもリモートデスクトップが出来たので、何とか現状の構成のままで移行はうまくいきました。

 JPLAYSettingsのEngineもULTRAstreamでOK、DAClink、PCBufferも350Hz、0.02secと以前と変えずに再生できるのを確認。ただし私の所だけかもしれませんが、ハイバネートはコアモードと同時にはまずいようです。

 音の方は予想とはちょっと違って解像度重視の音より厚みと安定度?が上がりました。音が筋肉質?になり締まってスケールが大きくなった様です。ぐっと落ち着いた音になり、何を聞いても安心して聞ける音ですね。

 こんなに変わるなら、なら早くトライして置けばよかったです。今更ですがコアモードお勧めです。

HDD聞き比べ

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 PCオーディオデータ収納のHDD違いのついでにインターフェースの差も聞いてみました。従来はeSATA(
SATA)ですが、簡単なUSBを試してみました。

 インターフェースは今回専用ケースが無いので接続が簡単なOwltechのOWL-PCSPS3U3U2 2422(USB2/3)を使用しました。電源も12VのみでHDDにインターフェースを差し込むだけで簡単です。

 USB3まで対応しているのですが、PC側の設定問題で今回はUSB2で試しています。(まあUSB2の方が音が良いという意見もありますので)

 電源は付属のパックもありますが、一応リニア電源の12Vを作成、突っ込んでいます。まあ今のHDDは省エネなので1Aも有れば何とかなりますが、一応2Aまで対応しています。

 音質的には微妙な点もありますが、それなりに違いはあるようです。やはり私には音的にはeSATAの方が良いような感じですね。

 USB3は汎用性の点で便利なところがやはり重要かと。まあ転送レート的にはeSATAでもUSB3とはそれほど差はないでしょう。

HDD(SSD)聞き比べ

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 偶々HDDが2台揃いましたのでついでにSSDも加え3台のハードディスクの比較試聴してみました。

 1台目は現用のグリーンシリーズ最安値のWD20EARS(2T)で2台目が少しお高いAV用のWD30EURX(3T)です。SSDはシステム用のADATA SP550(120G)の一部を使用しています。いずれも接続はマザーから直SATAで繋がり、HDDはアナログ電源SSDは本体のSW電源に繋がっています。
 またHDDの方は30mmALのサンドイッチ防振構造は同じです。

 HDDはなるべく同じ条件に近づけているのでほぼドライブの音の違いといっても良いのではないかと思いますが、それでも結構違いますね。

 2Tに比べ3Tはスッキリとワイドレンジでその分2Tの方が音数は多いように思います。SSDはHDDに比べれば大人し目で柔らかい感じかな。まあこの辺は当然各自の感覚で評価が違ってくると思いますが、ともかく結構な差がありすぐに解るほどです。

 これに更にインターフェースの違いを加えると更に差が広がりますので、選択は悩ましいところです。まあ余ったHDDなどはデータ用に使えばよいので無駄にはなりませんから、やはり色々聞き比べて好みのものを選ぶしかありませんね。

Seas2Wayのユニット間ディレイ

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 Seas2Way(W18EX001、T29MF001)のユニット間ディレイ(オフセット)を測定しました。

 流石にそのままではインパルスが重なって判別できません。ツィータのみを約17cm(0.5msec)下げて測定してみました。
 その時両ユニット間のディレイは340μsecでしたから面一の場合は160μsecつまり約5.5cmほどウーファが奥目になっているのでツィータはその分下げればアライメントは合うことになります。

 5.5cmというのはクロスあたりの3kHzでは半波長相当の長さですから、ユニット取付を面一にすると理論的な正解から反転させて丁度合うくらいですので差ですね。
 
 とはいえスピーカの位相もフラットではありませんから、最終的には各ネットワーク素子の値や構成で追い込むか、ツィータを移動できるなら位置で調整することになります。

 便利なwaeveletですが、このくらいでも0.16msecのディレイですからほんの僅かなブレにしか見えませんので、注意が必要です。

SpeakerWorkShopでのネットワークシミュレーション(その2)

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 スピーカネットワークのシミュレーションのオフセットの問題、よく見直してみたらWorkShopの方でドラバー(スピーカユニット)にオフセット(ディレイ)の指定ができましたね。もうすっかり忘れています。これだとシンプルに設定が出来ます。

 OmniMICを使った手順を忘れずに書いておくと

1.ドライバーごとにネットワーク無しで(ツィータは保護コンデンサ入り)でレスポンス、位相、インピーダンスの周波数特性を取る。

2.ツィータとウーファなどのスピーカ間のディレイを同時に鳴らしてインパルスで計測する。

 基本的には零になるのが望ましいのですが、エンクロージャの関係などオフセットが出る場合はそれを計測します。少なくとも1cm(0.03msec)ぐらいの精度は必要だと思っています。
 重なって読み取れない場合はツィータにディレイをかけるとか物理的にずらせて測定し、差し引きます。

3.データをWorkShopで統合し、ドラバーに2のオフセット値を入れてシミュレーションする。

 ということかと思います。何か一人でバタバタしていたようで、すっかり手順を忘れてしまったために余計な回り道をしていたようです。

 ついでに色々調べてみると昔darerdevilさんだったかのSpeakerWorkShopのチュートリアル(自己保存版)が見つかりました。こちらにもこの方法が(2の所は不明ですが)ちゃんと書いてありますね。もう7年も前なのですっかり忘れています。
 まあ必要なオフセット測定精度については必要に応じて決めればよいと思います。

PS
 Iridium17さん、今すぐにこちらでARTAのFull duplexモードを試せないので確認できないのですが、解析のときのカーソル?の位置を変えると位相データが変わるかどうかを確認いただければと思います。
 以前使っていた折はカーソルの指定は解析のゲート開始と終了を表すのみで位相には関係なかったように思っていましたが、あまり位相までは良く見ていなかったので確信はありません。

スピーカユニットの位相特性測定

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 前回のネットワークシミュレーションでOmniMICを使って周波数特性と位相特性を取りましたが、よく考えてみると色々問題がありそうです。(図が2つの位相特性)

 個々の特性も気になるところはあるのですが、今考えている問題は2つの異なるユニット間の位相差です。ネットワークのシミュレーションでは相互の位相関係は合成特性に影響を与えますから重要です。

 ところが2つの測定には良く考えると相関がありません。スピーカユニット毎に周波数ー位相特性のデータは得られるのですが、それぞれ測定信号のインパルスを元にした基準点での相対位相データを表していると思われるので、例えば片方のユニットの位置を多少前後に移動させても、個々の測定では自動的に基準点(ユニット)も動くので基本的には得られる位相測定データは同じになります。

 つまり実際にはこの基準点からずれた位置での位相はこのグラフから特に中高域ではズレ量に応じて位相がどんどん回ってくるはずなのに、それをどの程度グラフ(データ)に反映させたらよいかがわかりません。

 実際の合成時には2つのユニットの相互の位相関係で合成時にピークディップができますから、本来正確な測定を機するなら何らか2つデータ間の基準位置差を知る必要があります。

 この辺が前回のシミュレーションで問題にならなかったのはウーファとツィータが同一平面に取り付けられ、構造がコーンとドームタイプのために音源相互の基準位置が近いためです。

 実際、数kHzであれば音源位置の1,2cmの違いでは位相角は10~20度ぐらいなのであまり合成時の影響はわかり難いところでしょう。

 ただこれもホーンなどズレが大きい場合は合成特性に影響が出てくると思います。この場合はwavelletなどで相互位置関係を補正する必要があるでしょう。ただしwaveletあまり精度が取れないのが弱点ですね。

 この問題はOmniMICだけでなく、インパルスをベースにした測定方法なら同じでArtaやSpekerWorkShopも同様だと思います。中々難しいですね。

FiioX3gen2

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 N氏が遊びに来ていただいたときにポータブルプレーヤのFiioのX3gen2を聞かせていただきました。

 最近はポータブルプレーヤも高級化の一途でとても手を出すきにはなりませんが、以前よりローコストながら充実したプレーヤをそろえているFiioの製品を今回聞くことが出来ました。
 持参されたX3gen2は2年前の発売なので今では大分値段もこなれて来て手ごろな値段になっています。

 このシリーズは音質的にも評判がよいので、デジタル(同軸)のみですが、メインのPCやAK-100などとも比べてみました。ポータブルはメイン接続形態の関係で自作SRC(ルビクロック)経由です。

 X3は総じてワイドレンジながら高低ともクッキリとキレの良い音がしています。シャープながらあまりノイズっぽいところはないので中々良くできたプレーヤです。特に両端の音色が良いのでとてもレンジが広いように感じます。
 しかし、その分やや細かい音や余韻は少し薄めで中音域がやや弱いですが、音像が明確なので骨格がしっかりした音を聞かせてくれる様に思います。この値段のプレーヤとしては出色ですね。

 AK-100は比較すると光ケーブルの問題かもしれませんが。少し固めの音で比較的音数が少ないように思います。
 流石にPCはゆったりと落ち着いた音を聞かせてくれていますが、高低の音色から見てDDCが水晶なので、此処のクロックを早めにルビに戻した方が良さそうだと思いました。

 機能的には出力は3.5φのミニジャックですが、同軸デジタルアウト(アナログ端子コンパチ)があるのも良いですね。電源投入後の立ち上がりも早そうです。

SpeakerWorkShopでのネットワークシミュレーション

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 久しぶりにSpeakerWorkShopを動かしてみました。

 SpeakerWorkShopは統合スピーカ測定設計環境とでも呼べるような、測定、演算、シミュレーションを一括でできるフリーソフトです。最近はほとんどマルチアンプ駆動が多くてネットワークを使わなくなったり、また測定もOmniMICのお陰でそちらに移行し、近年はあまりWorkShopを使わなくなってしまいました。

 とはいえ、演算やシミュレーション系は強力なのでネットワーク設計にはとっても役に立ちます。そこでスピーカ単体の周波数、位相データはWorkShopではなく、Omniでとることにして、インピーダンスのデータはDATSでとり、WorkShopに入れての活用できるか試してみました。

 つまりデータは外部で取ってWorkShopに読み込ませてシミュレーションすることもでるのです。このためには位相情報も必要ですが、Omniで位相を取るのは初めてかも。V5.02はバクっていますが、V4.7ならメニューからの指示でFDRファイルに取れました。

 昔使ったはずですが、WorkShopの操作はすっかり忘れてしまっていたので、ネットで解説を探してようやく何とか動かせるように。

 実際の例題として手持ちのSeasの2Wayを測定、シミュレーションしてみたのですが、ちゃんと測定結果と合っていました(あたり前ですが)。

 ついでにもう少し改善できないかと、いじってみた結果が図の特性でこちらの方がよりフラットになりそう。

 実際の音響出力のフィルターの効き具合を示すアコースティックスロープを見ながら、ネットワークのパーツ値を調整するなんてのは実地ではやはりかなり苦労が多いです。その点シミュレーションならあっと言う間なのでネットワークではやはり便利ですね。

PARC2Wayネットワーク変更

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 以前にDCU-131AとF131PPの対向+T114Sの2Wayを作りましたが、少し手を加えてみました。

改良点は主にネットワークで

1.低域高域を完全分離(バイアンプ化)
2.ネットワーク次数の変更(下記)
3.ピークキャンセラー、ゲインの再調整

が主な所です。2番目の減衰量に関しては特に音響出力のアコースティックスロープを対称的な-12dB/octの2次になるようネットワークを変更しました。

   低域ローパスフィルター  高域ハイパスフィルター
旧  1次(-6dB/oct)       3次(-18dB/oct)(電気2次)
新  2次(-12dB/oct)       2次(-12dB/oct)(電気1次)

旧タイプでもクロスポイントでは逆相になるのでよいのですが、やはり対称の方がすっきりとします。
高域はユニット自体で-6dB/octの特性なので電気的にはコンデンサのみの1次フィルターで済ませます。

結果としてはグラフのようにどちらもほぼ2次の減衰量になり、逆位相接続で合成特性も理論的にあってきました。×印の黒線がほぼ-12dB/octの傾きになります。

 ウーファの13kHzあたりのピークは消そうと思えば何とかなるかもしれませんが、この辺だとあまり気にならないと思いますので今回は放置ですね。

 測定は距離約1mので高さはユニット位置の水平です。

S/PDIF打ち直し(その3)

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 以前に作ってあったSampleRateConverterを入れたS/PIDFフォーマット変換器(写真右)をサブシステムに使ってみました。

 PCからのUDA-DDC経由出力だとS/PDIFは同軸出力のみなのでデジタルアンプの光入力には変換器が必要です。

 ポータブルのAK-100からの出力の場合は元々AK-100が光出力なので、直にデジタルアンプに入るのでこの変換器は不要なのですが、ルビクロックでの打ち直しの効果がどのくらいかも試してみたいところです。

 そこで手持ちでいくつかある変換器のどのタイプが良いか見極める必要がありました。

 その内2つは市販機に付属していた専用切替器で、内部はディスクリのゲートICで構成され、電源の引き出しやケースを一部加工しています。
 もう一つはSRCを使った変換器でこちらはクロックも外部クロックに替えられるようになっています。

 専用切替器もそれぞれ音は若干個性があるようですが、やはりSRCを使ったものはかなり音が違う様に思いますね。SRCの方が解像度が高いというか細かい所が良く聞こえ、音場が広くなります。
 更にクロックの影響もあって水晶はNDKの低ノイズタイプ(写真下)ですが、ルビ(写真左)の方がピントがあってエッジが立つようです。その分水晶はマッタリと聞けます。

 ポータブルでもやはりクロック打ち直し効果は結構あり、面白いですね。

FMICラジオ

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 手作りアンプの回のN氏の尽力でICラジオを組み立ててみました。残り部品が遅れていたのですがようやく届いて完成しました。

 今時ラジオということも無いのですが、最近はワンチップでかなりの高性能ラジオが作れる様になっているんですね。
防災用?にもなるし、PICコントロールなのプログラムの実験台にもなりそうです。

 ICはRDA5807FPというもので、これをコントロールするPICさえあればそれでラジオとしては機能的に充分のようです。まあ今回は贅沢にヘッドホンアンプ?付きですが、今時のラジオの回路構成は随分と簡単になりました。

 それでも下手なポケットラジオよりは感度も高く音質もよいです。まあ最近はあまりラジオも聞かなくなりましたが、組み立てキットで音が出るというのはやはり楽しいものです。

SW電源比較

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 お出かけ用のデジタルアンプには軽量化のためSW電源を使用していますが、出力W違いの2組が手元にあるので比較してみました。

 一つは150WのR150-24(写真上)でもう一つは50WのLDA50F-24(写真下)でメーカは同じCOSELで、左右独立2電源です。

 50Wでも使用状態ではほぼサチら無いと思われるので、回路構成と余裕の差ですかね。容量が少ない分50Wの方にはショットキーダイオードの出川式のパワータップ(外部1次整流回路)と自作のノイズフィルターが追加されています。

 で比較すると150Wの方がちょっと太目の低音がしっかりした感じの音が出るようです。まあ50Wの方がスッキリとした伸びのある中高域ともいえますが、この辺はノイズの違いでしょうか。

 小型スピーカの方には50Wが、大型スピーカだと150Wの方が合いそうな感じです。

高橋和正邸訪問

 先日ユニウェーブやMFBシステムで有名な高橋和正さんを久しぶりに訪ねました。

 じつはA&Cの社長さんとは長年のお付き合いとかで、そちらの方との話で話題になり、久しぶり(ブログをたどると2009年なので8年ぶり)の訪問となりました。

 生憎写真を撮り忘れたのですが、既にユニットは昔とはツィータ以外は変わっていましたが、もちろん全てMFBタイプに改造されているものです。

 久しぶりの再開でお話も盛り上がるなか、現在のシステムでも色々聞かせていただきましたが、低音伸びと切れの良さ、中高域の静かさと余韻の卓越した描写などやはりMFBの良さが生かされた世界でも唯一?な貴重なシステムだと思います。

 5.1chやFront3chなどもマルチも試聴でき、オペラを臨場感豊かに楽しめる工夫もいろいろありました。

 相変わらずお元気で、以前と変わらない気さくなお話ができ楽しい一日でした。

DCX2496新基板

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 最新のDCX2496の中を見る機会があったのですが、DSP基板が一新されていますね。以前からも何回か改版されてはいましたが、チップの変更程度で基本は変わりませんでいたが、今回レイアウトからまったく新規です。

 チップやコネクタ配置から見て、基本的な回路構成は変わっていないようですが、ネジ位置からして基板の互換性はありません。

 どうやらメモリーカードがなくなったことから、裏面実装部品を無くして全て表実装に替えたようです。まあコストダウンでしょうがないですが、電源回路も少し変わったようで確認が必要ですね。
 背面のアナログ基板も新規になっています。

 ROMはV1.18となっていて、LEDの色見が少し変わっていますが、機能には変化は無いようです。

光デジタルの怪

 サブスピーカ用にSTAのデジタルアンプを使用していますが、デジタル入力(光)でどうもよく解らない現象が出ています。

 アンプ系はTOSLINK入力でDIRはCS8415A、これでI2Sに変換した後、ラステームのRSDA302P(STA328使用)のデジタルアンプに繋がっています。
 ここにDDCとしてDIYINHKのXMOSからS/PDIF信号(TOTX177使用)を送るとアンプ側でロックはするのですが、音が出ません。

 同じ状況で問題ののデジタルアンプはエレアトさんのUDA(DDC)からのS/PDIF信号(光に変換)では音が出ますし、ポータブルプレーヤのAK-100からの光デジタルもちゃんと動作します。

 DIYINHKはメイン用としてチャンデバ(HDMIのI2S伝送)のDCX2496で受けていますので特に問題は無さそうですが、相性?なのでしょうか。もちろん同軸(光)でも他のデジタル機器だとちゃんと受けています。


 つまりXMOSとSTA328の時のみうまく繋がらないということになりますね。はて、デジタル伝送で何かそんな条件がありましたでしょうか。(fsは44,88,96kHzでも同様)どうもよく解りません。

DDX-8001基板

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 デジタルマルチプリのICとして有名なDDX-8001を使った基板を入手。中々手が掛かりそうですが、作ってみたいなぁ。

 マルチチャネルの音量やミキシングコントロールは中々良いのが無くてアナログでもデジタルでも苦労するのですが、デジタル分野でOKならこれが一番手短かと思います。

 DDX-8001の内容は8ch(Stereo4ch)のデジタルプリ機能満載のICで、多分これ一つでかなりのことが出来ます。
まソフト次第ですが、I2Cコントロールなので汎用性は高いですが、機能が多すぎて使いこなせないかも。今となってはICも馬鹿安なのでどこかで作らないかなと思うのですがね。

 動けば面白いのですが。ボチボチやります。

スピーカエンクロージャ振動測定

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 対向スピーカを使っての同相,逆相駆動によるエンクロージャ表面振動量の違いを測定してみました。



使用スピーカ            PARC DCU-F081PP対向配置
アナログ出力加速度センサー ADXL 3358 0.5Hz~550Hz±3g(z-axis)
センサー位置          スピーカ近傍エンクロージャ表面(コーン紙移動方向で検出)
駆動信号             ピンクノイズ(WaveGene使用)

対向したユニットを同じレベルの同相と逆相信号で駆動した場合のセンサー出力をFFT(WaveSpectra使用)で解析(横軸周波数)

同相(打ち消しあり)水色
逆相(打ち消し無し)赤色

 比較グラフをみると同相の方が50~500Hzで10~15dBほど振動加速度が小さく、この帯域全体に渡り一様な減少効果がはっきり出ています。

 しかし、500Hz以上ではエンクロージャの振動モードが変わりるためか、打ち消し効果が入り乱れています。(センサーの問題もあるが)バッフル板が分割共振しているのではないかと推察されます。

 いずれにしても対向のユニット振動打消しはエンクロージャの振動(音)減少に効果的なのが解りました。今後はもう少し細かいところもあたってみたいと思います。

DCU-F081PP対向スピーカ(その4)

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 相変わらずのF081ppですが、今回はスタンドを作ってみました。

 小型スピーカは設置位置でかなり低音が変わります。床置きだと少し厚くなりすぎ、机ぐらいだと薄くなるので途中で丁度良い高さがありそうです。

 そこで中ぐらいの高さでスタンドを作ってみたのですが、ついでにポータブルにするため床机風に折りたためるようにしました。高さは25cmほどです。
 なにやら全体で太鼓風になってしまいましたが、これ以上うまいアイデアが浮かばなかったのでこんなものでしょうか。

 音の方はスタンドがヤワなので心配しましたが、フローティグのせいかリジッドなものと比較してもあまり気にはなりません。
 このスピーカで聞くと音場感が正確に結構出るので面白いです。その点はむしろメインより良いかもしれません。これでポータブルセットもほぼ完成ですね。

第7回PARCサウンド鑑賞会

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 今年も来る5月27日に第7回PARCサウンド鑑賞会が開催されます。毎回出させていただいていますが、今回も出品する予定で申し込みました。
 例年発表枠はすぐに埋まってしまいますが、まだまだ今日現在余裕はあるようです。


 私の方の出し物としてはDCU-F131A対向2Wayもあるのですが、ハンドキャリには少し重いのでこちらだと配送なりそうですから、お手軽なDCU-F081PP対向にしようかどうしようか検討中です。
 ついでにDCU-F081PPの内部写真も上げておきます。

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 またどちらも対向タイプなので、その効果を定量的にアピールできないかという問題も検討しています。

 具体的にはSPのフレームやエンクロージャ表面の加速度が取れれば少なくとも対向ユニットの有り無しの効果のほどが計測できるのではないかと思っていますがどうなりますか。

 まあいずれにせよ毎回中々ユニークはシステムが聞けますので楽しみにしています。

DCU-F081PP対向スピーカ(その3)

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 F081PPの対向スピーカですが、エンクロージャが円形のためこのままではすわりが悪いです。そこで転がり止めをデザイン的に工夫してみました。

 転がり止めだけでしたら底の部分に足を付ければ済むのですが、それではエンクロージャの外径がただの円柱で面白くありません。そこで四画のくり貫き板を斜めに入れて転がり止めとアクセントにしました。この板は取り外せるので運搬時には邪魔になりません。

 これで外形やようやく完成かと思いますが、まだ表面は生地のままでお化粧していません。これが何時も難問ですね。

 まとまってきたので時々聞いていますがどうも対向2ユニットは通常のパラ接続だと音が硬いのが中々取れません。そこで基本的なパラ接続から試しに2SPの接続を直列(シリアル)にして聞いてみるとこれが結構良いです。
 ゆったりと奥行きが出て音離れが良くなりました。ダンピングが悪くなるはずなのですが、むしろ低音はそのために量感が出てバランスが良くなるように感じます。色々やってみるもんですね。

 SPのインピーダンスはパラの3Ωからシリアルで12Ωになるので低負荷で無くなりアンプにも優しいので好都合です。

千葉バッハ合唱団コンサート

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 昔から聞かせていただいている千葉バッハ合唱団の第15回記念公演が何時ものさや堂でありましたので、行ってきました。当日は録音もお願いされたので、最前列の特等席で聞けました。

 曲目はカンタータ第4番をメインに12番やヴィクトリア、モンテベルディ、ゼレンカなどです。

 更に今回は15回記念公演ということでアンサンブルも豪華なメンバーが揃っています。皆さんプロで活躍されている一流のメンバーですので安心して聞けました。

 

MBL試聴

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 ハイエンドSPでは有名なドイツのMBLスピーカシステムを聞く機会がありました。

 MBLジャパンは京都なのですが、関東でもi株式会社ingコーポレーション(鴻巣)で聞けるようになったということでtakeさんと行ってまいりました。

 お目あてはユニークな形態で著名な写真のmblE101(MK2)ですが、ミニサイズのmbl126も聞けました。
 このスピーカはアンプ食いで有名なのでパワーアンプも同メーカのmbl9008A2台をモノ使いと贅沢です。(mbl126はアキュA100x2)

 どうもingさんの所は普通の代理店とは違ってユーザが好意で自室?を開放している様な感じです。つまりingの会長さんがオーディオが好きで、mblを聞けるところが無いということで試聴室として聞かせていただいている様です。まあそうはいっても30畳ほどもある立派な試聴室で、天井高は普通ながら周囲は板張りとして響きも悪くはありません。また他にも同様なものが2室あるとか。まあ今回はそちらはチラッと覗いただけですが。

 肝心のmblは私は展示会なので聞いたことがあるのですが、流石にリッチでゴージャスな響きはここでも堪能できました。水平無指向性という特徴も有り、音像の出来方は特殊ですが、あまり奥まるのでもなくスピーカラインのあたりにうまく出ます。CDプレーやが丁度故障ということで代役のためか少し音像は大きめでしたがその魅力は充分感じられました。
 高域は高解像というわけではないのですが、リアルで引っかかりの無いスムーズな出音がパワーを入れてもまったく変わりません。低音は豊かですが、中低音の魅力に比べ最低音は少し薄めでCDPのせいかやはりここはこの上のクラスのサブウーファ付きが本来の姿かもしれません。

 小型の方も聞かせていただきましたが、むしろこちらの方が全体のバランスはうまく取れていて好印象でした。中高域のユニットは同じなので低域が締まっている分mblの特徴がより明確になります。これにサブーファを足せばかなりの線行くと思います。

 中々普段ゆっくり聞けるスピーカではないので大変参考になりました。

 

DCU-131A、T114S対向(その2)

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 最初に作ったSPネットワークがシングルワイヤ対応だったので、これをバイワイヤリング対応に変更しました。つまり低域と高域のネットワーク回路をアースを含め完全に分離しました。

 バイワイヤはやはりシングルワイヤよりは良いものの、スピーカケーブルを分けただけではもう一つです。そこでバイワイヤ対応にしたのですから、バイアンプ駆動を試してみました。そもそもバイワイヤ対応にしたのはバイアンプ駆動をしたかった事もあるので、これが本命かと。

 マルチとなると結構大掛かりになって、スキル的にも二の足を踏まれる場合がありますが、バイアンプはその点パワーアンプを2台用意するだけですから入りやすいですね。

 やはりバイアンプにするとかなり音の出方が違ってきます。しっかりと芯があるというか、音像が明確になります。それでいて音場は広くなり、雑味が減る感じです。

 こういう時は2chの連動アンプが便利です。今使っているのは中身がフルデジタルアンプのRSDA302Pを2台重ねたものですから、元々VRレ電圧ベルによるデジタル音量コントロールなので連動も簡単です。
 ついでに入力もアンプのデジタル入力のTOSLINKを2台に分配するようにして、1本の光ケーブルで2ch同時に鳴らせるように改造しましたので、構成も簡単になりました。

 

DCU-F081PP対向スピーカ(その3)

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 DCU-F081PP対向スピーカの特性です。上が距離70cmでの周波数特性、角度は30度内振り、ユニットは斜め上方45度ぐらいの時です。

 下は同じく歪率で音量は75dBぐらいかな。

 周波数はまあまあで高域はやはりだら下がりですが、聞いた感じはそれほど違和感はありません。このまま7kHzぐらいからツィータを載せても良い感じですね。まあこの辺が後ほど試して見ましょう。

 低域も思った以上に伸びていますが部屋の条件もありそう。対向なのでバッフルステップ補正も無しで、素の特性です。

 歪は流石に8cmなので低域は振幅が増えるに従ってかなり悪いです。まあそれが低音感の補助になっていますが。(赤2次、紫3次、緑4次、青総合)

 特徴的なのは中域1-2kHzの2次歪が2%ぐらいと山になっています。左右ほぼ同じなのでユニットの個性?かな。ボーカルのサビが際立つ感じなのはこの辺が効いているかもしれません。まあそれ以外はほぼ0.3%以下なのでかなり優秀ではないかと思います。

 パワーを入れるとかなり元気になってくれますが、能率が低くパラ接続だとインピーダンスが3Ωなのでアンプが大変です。±20Vpp出力のデジアンではステレオだと6Aの電源でも苦しいので、シングル接続にしてユニット毎にバイアンプ駆動にするとフルに鳴らせるかと考えていますが、ちょっとオーバードライブかな。まあ流石にこれでVRmaxでは鳴らさないでしょうが、試聴会などで調子に乗ると危ないかも。

DCU-F081PP対向スピーカ(その2)

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 DCU-F081PP対向スピーカがもう一つ出来て、ようやく1組ステレオで試聴できるようになりました。

 まだ外装のお化粧はしていませんが、音的にはシングルスピーカなのでそういじるところがありませんね

 吸音材は軽く入れ、ポート(3cmφx6cm)も低域共振周波数がほぼ計算どおりなのでこのままでいけそうです。重量は現状で3.7kg/台です。

 セッティングは正面向けだとフラット目ですが少し高域のレベルが落ちるて寂しいので、少し強めの内振りにして外側ユニットからの高域が聞こえやすいようにしました。内側のユニットは後面の壁に反射して、奥行きが出るようです。まあダイボール特性を少し活用した感じですね。

 音調はレンジが狭いながらシングルの良さで定位がビシッと決まり、スッキリとストレスが無く聞けます。ともかく何を聞いても安心して聞ける感じですね。
 ダイポールの良さもあるでしょうが、こう聞くとマルチはまだ音場空間が歪んでいるようにも聞こえます。中々難しいですね。

 低音不足は少し音量を上げると結構聞こえてきます。まあ充分とはいえませんが、それほど違和感は無い様なので当面このままのシングルで聞いてみてから2Wayを検討してみましょう。



 

SW電源

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 秋葉原でジャンク品?扱いながら、新品らしいスイッチング電源を発見。メーカはCOSELと1流で、使い易そうな50Wものです。1k円/台とお安かったので早速買ってみました。

 通電したところで特に問題は無さそうです。一つは100-240V入力のユニバーサルタイプ24V2.1A出力(LDA50F-24定価約5k)のもので200V給電が面白そう。
 それとこっちはそれほどお買い得でもなかったですが、珍しい高電圧の36V1.7A出力(LCA50S-36定価3kほど)なので電流アンプやハイパワーデジタルなどには便利かと。

 どちらも現流品なのでどこかの流れ品かな。お出かけアンプにはSW電源は軽くて便利ですね。

DCU-F081PP対向スピーカ

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 PARCの13cm新対向も良かったのですが、やはり少し大きくなってしまうのでもう一度8cmのDCU-F081PPを本来の対向配置で見直してみることにしました。

 低音の伸びからこのユニットのエンクロージャはなるべく大きいほうが良いのですが、許せる手ごろなサイズということで考えたのは、32cm外径のボイド管円筒を使い13.5cm厚のエンクロージャとしました。容積は2個ユニット分で約9Lで、円筒が大きいのでユニット取付はギリギリまでオフセットさせています。

 これでバスレブポートは60Hz前後を狙っていますが、あまり低音は期待程伸びないかと思います。

 手始めに出音の確認用にとエンクロージャを1個作ってみました。

 スピーカユニットの固定は磁気回路間に真鍮のスペーサをはさんで2個のユニット同士をネジ止めします。エンクロージャへの取付は緩衝材のサンペルカを挟んで固定という一応フローティグ方式です。

 実は今回は完全対向なのでユニットはほとんど振動しません。フローティングも必要ないくらいですが、ネジ穴をユニット同士の固定で使ってしまっているので、エンクロージャで挟み込んで固定するしかないのでそれがこの保持方法の趣旨かもしれませんね。

 ざっと音出しまで出来ましたが、結構いけてそうです。ツィータが必須かと思いましたが、割と高域まで伸びていて30度ぐらい斜めだとシングルでもよいかなと思えるくらい充分です。まあおまけ程度にツィータも付けられるように考えておきましょう。

 やはり対向は音離れが良いのでmonoでも自然に聞けます。さて、もう一個作らなきゃ。

マイコンメータ

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 最近電気計量メータが変わりました。昔のアゴラ円盤のから今風のマイコンメータになったようです。以前のは風情があっていかにも電気使っているなという感じはしましたが、新しいのは無粋ですね。

 ゴタゴタがあって変更に時間が掛かってしまったのですが、ようやくという感じです。まあ選べるものでもないのであまり気にはしていませでした。
 
 音も変わるという情報もあったのですが、あまり気になるような変化は無かったような。付け外したり戻したりというわけには行かないし、まあそこまで自宅は検出度がなかったのかもしれません。
 まあ悪くなった様でもないので一安心。

S/PIDF用フィルター

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 6穴フェライトとファインメットビーズで作るS/PDIFフィルターですが、100均のプラケースではやはりちょっとカッコ悪いので何か良いケースが無いか探していました。

 そこで見つけたのがタカチのプラケースでSW-90Bというものです。

 フィルターも中簡に挟むのではケーブルがもう一本余計に必要になりますから、できれば直接機器に刺せる方がそのまま入れられるのでベターかと思います。
 そでもあまり長いのは後がぶつかりそうですからこのぐらい(全長14cm)が何とか収まる長さではないでしょうか。ま変換アダプタを外せば挟むタイプにもなりますが。

 中身は4フェライトと2ビーズでちょっとケースからは長めですが、性能的にはなるべく多くしたいので何とか収まる範囲です。

 このぐらいでも追加で差し替えるだけでもシンプルな装置なら結構差がわかり、音がスッキリしますね。

DCU-131A、T114S対向

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 PARCユニットで対向システムを作ってみました。

 低音はDCU-131Aに対してエンクロージャ内の裏側にDCU-131PPをつけています。本来は同じユニットの方が望ましいかもしれませんが、裏側の振動キャンセルユニットはフリー状態になるので前のユニット動作が異なる分必ずしも同じユニットが正解とは思えません。

 そこで似たような振動系質量でfoが80Hzぐらいと高いDCU-131PPを裏側ユニットに使用して対向にしてみました。これで裏側の低域共振点がバスレフの131Aの高い方の共振点と近づくと思います。
 
 設置はツィータの対向に合わせてウーファのユニットは上向きとして、全体を無指向性に近づけてみました。

 エンクロージャは以前の流用なので22Lと少し大き目ですが、まあこの際は妥協して使ってみます。ツィータは前回のT114S対向を使用しています。

 ネットワークは低域はパラ接続でバッフルステップ補正に7kHzのQノッチ、高域ユニットはシリアル接続で2KHzの2次ハイパスですのでクロスは約2kHzになります。

 エンクロージャの関係か右chで少しビビリがでますがバランスは良さそうです。バッフルステップのため全体の能率は低いのでかなりハイパワーのアンプが必要です。今回はデジタルアンプで駆動してみました。

 ちょっとハデ目ですが、スッキリとした安定した音がしています。まだ細かい点調整が必要そうですが、無指向性特有の奥行きのある音像定位が良いか感じです。

minn邸訪問

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 1年振りぐらいで目白のminn邸を訪れました。今回の目玉は写真のRAALのリボンツィータです。

 正式名称はRAAL 140-15D dipole amorphasで、リボンサイズは140x15とかなり大き目です。リボンにヒダは無いのでR3ほどは低域まで出ませんが、それでもかなりワイドレンジなツィータです(現在クロスは1600Hzとか)。

 特徴は名称にもある様に完全ダイポール特性で前後の放射形状は同じになっています。Y氏は中域もFPSのダイボールなので全体では平板システムといっても良いような感じですね。お陰で奥行きと定位の安定度は秀逸です。

 変換トランスは割と小型ですが、アモルファスタイプとのことです。面白いのは本体の全体の厚みはほぼ一定(一部厚みが違いますが)なところで磁石もそれほど大きなものとは見えませんので、磁気回路がどうなっているのか興味がありますね。
 上下のウレタンはリボン特有の固定端の歪成分を出さないようにするためだと思います。中に針金が入っていて漏れ磁束で吸着しています。

 音の方はどこも引っかかるところの無いスムーズな出音で、さっぱりとした感じです。その分長時間聞いても疲れませんし、大音量でもうるさくならない所は流石です。これだとクラシックにもぴったりで非常に偏りの無いオールマイティなシステムになりました。



 

目玉ツィータフォルダー

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 以前作ったPARC DCU-T114S対向ツィータに新しいフォルダースタンドを作りました。DCU-T114Sもあまり出番が無いのでたまには使ってあげなければもったいないので、ウーファと組み合わせられる様に独自スタンドで設置出来るようにしてみたところです。

 スタンドのベースは100均のペーバータオルフォルダーを使っています。

 ネットワークはクロス3kHzの2次タイプを組んでUCD-F131PP(こちらも対向)と組み合わせて2Wayにする予定です。

 対向なので接続は前後ユニットの直列ですが、後はユニットはフィルターを掛けて切った方がよいのか、アンビエントでそのまま出したほうが良いのかは聞いてみて決めることしにます。

 今は暫定でALPAIR10と鳴らしてみていますが、中々よい調子です。

I2Sのコモンモードフィルター(その2)

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 正月は風邪をひいて寝正月でここの所は何もしていませんでしたが、ようやくマトモになってきたようです。

 ところで昨年来I2Sのコモンモードフィルターはサンプリング周波数が変わるとどうもうまくいかなくて、原因を色々調べています。そこでfsが変わらないBS系ならうまくいけば安定動作が見込めそうではと、BSコンバータにフィルターを入れてみました。
 
 ぐちゃぐちゃなので写真からは判らないと思いますが、BSコンバータのI2S出力とのドライバーの間にフィルターを入れてみました。本来ならSRCとBSコンバータの間の方が良さそうですが、配線上の入れ易さからまずはこちらに。

 フィルターは前回の失敗?作を流用し、グランドとのペアでそれぞれ組でコモンモードフィルターを入れています。

 BSコンバータはウーファを換えてからも一度聞いてみましたが、素(といってもSRC入りI2S接続)ではあまり芳しくなく、クロックをNDS水晶からルビに入れ替え無ければダメかなと思っていたものです。

 今回I2Sのドライバーとの間に入れたフィルターですが、結構良さそうです。再生音にも異常は出ませんし、何より音に深みが出て落ち着いた音になっています。

 これならまあ使えそうですので、5.1chの夢が少し近づきました。

 あまり普段はBSは聞いていませんが、ソースも大分たまってきたので何とか常用できるようにしてみたいですね。

iFloatの活用

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 丁度2年前に作ったウェルフロートモドキのiFloatインシュレータですが、新しいスピーカではウーファフローティングにも使用して結構その効果を上げることができましたが、まだ残っているのでこれをうまく活用する方法を考えてみました。

 最初は電源のステップダウントランスが結構振動し、置き方で音が変わるのでここに試すのははどうだろうと入れてました。しかしこちらは音は豊かになるもののエッジが滲んでくるのでちょっと目指す方向とは違うようなので、残念ながらパスとなりました。

 次に考えられたのはウーファとミッドハイのエンクロージャの間に入れ、更にミッドハイの振動を抑制する方法です。ウーファはフローティングにした分かなり振動は抑えられていますが、まだ完全ではありません。

 丁度iFloatも大2、小4個あったので左右のスピーカに3個づつ使えます。まだ設置位置が追い込めていませんが、震度抑制効果は結構あり、低音をピーク音量まで入れてもほとんどミッドハイのエンクロージャには振動を感じないくらいに改善されました。

 聞いた感じも中低域がすっきりとして分離が良くなり、今まで低音の振動がかぶっていたのがよく解ります。その分少し中低域の太さが減少しますが、ボーカル系のメリハリが良くなり、細かい表現も良くなる様です。

 ミッドハイは大理石ベースも一緒に挟んで重量が35kgほどあるので、フローティング効果も出やすいのでしょう。本来は床から立ち上げて支持するのが理想ですが、これでも実質的には十分といえそうです。

 ますます歪感が減少し、スッキリと奥行きのある音が出るようになりました。

HDMIコネクタのプラグホールド

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 最近デジタル系のシステムで同期はずれのようなクリック・ガリ音が出る病気が時々見られて気になっていました。DCXの入力をI2S化したころからなので、改造したDSPボードがおかしくなったのかと交換してみましたが、改善しません。

 色々当たってみるとどうも高域DACのHDMI入力でコネクタを抉るとノイズが出ることがわかりました。プラグを下に抉るとLRクロックが切れることが確認でき、そうすると出力のアナログ音が切れるとかノイズが出てしまいます。

 他のHDMIではあまり不良が見られないのでコネクタの不良かと思いましたが、予備品でも同じような感じだったのでむしろコネクタのホールドを付けてみました。

 確かにこの方がしっかりして安定しそうで、コスト的にも安いので当面はこちらで行って様子を見てみることしています。これで完治すればよいのですが。

 

STAXヘッドホン他聞き比べ

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 STAXのヘッドホン(イヤスピーカ)が一台借りられましたので自分のと合わせて比較試聴してみました。ついでにダイナミックのも聞いてみます。

 STAXの一台は所有の初代?Λ(右下)で、もう一台は同じ長円ダイヤフラムΛシリーズのSR-404Signature(右上)です。アダプタはSRD-7MK2を使用。もちろんproモードです。

 ダイナミックの方はAKGの密閉タイプK271studio(左上)とカナルタイプのエティモティック製ER-4S(左下)です。

 Λはコンデンサーの透明感と広がりを備えながら、ダイナミックタイプにも相当する厚みのある音で結構低音も出ます。久しぶりに聞いたせいか思いの他、個々の音の輪郭がはっきりして切れの良い音がしますね。

 ヘッドホンにありがちな頭内定位があまり気にならない点がコンデンサータイプの良さですが、この辺がダイナミックに無い利点だと思います。
  
 初代とSingnatureの差は思ったほど無くSingatureの方がやはり余韻の出方は綺麗で伸びがあるメリットは有りますが、それほどの差は感じられません。まあ初代Λもパッドが少し硬くなったことを除けば結構健闘しています。(パッドはまだ交換可能だそうですが)

 AKGも密閉とはいえバランスもよく、この値段ではかなり良いほうだと思います。少し低音の音像が大きくなる点はありますが、特に音を作った感じもせず使い易いですね。

 ER-4はカナル型ですが、これもバランスは良く、すこし高低とも控えめの鳴り方なのが好き嫌いが分かれるポイントでしょうか。その分疲れませんし、個々の描き方はやはりかなりのものです。

 ヘッドホンはあまり普段使用しませんがたまに聞いてみるのも良いものです。


I2Sのコモンモードフィルター

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 ES9018K2MDACのI2S接続に入れたコモンモードフィルターが良かったので、DIYINHKのDDCとかDCXのI2S入出力側に入れてみました。

 若干本数が増えたりしてあまり綺麗にまとまりませんが、結果は良否半々といったところです。

 音質的にはもちろん良かったのですが、なぜかハイサンプリングなどでノイズが載ってしまったり、音が切れてしまいます。

 必ずしも周波数の高いサンプリングが問題になるわけではないところとか、波形もそれほど問題になりそうではないのでまだ原因が良く解りません。

 DDCの方は96kHzfsまではどうやら何とか問題なさそうなのでそのまま残していますが、DCXの方は元に戻してしまいました。
 フィルターは全部の配線をまとめてフィルターを通すタイプと、グランドと各信号2本対ごとにフィルターを通すのもやってみましたが、問題が起こる周波数は違いますが、やはりどちらもダメですね。

 原理的にはあっていると思いますが、もう少し考えなければならない様です。

 

STAXアダプタの改造

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 イヤースピーカのSTAXのΛ用に専用ドライバとしてSRDXproを使っていますが、内蔵のパワーアンプが大分古いパワーIC(HA1394)なので今一つ?気分的に物足りない感じがします。

 そこでインピーダンス変換のトランスのみ利用して外部アンプが自由に選択できるように外部パワーアンプ駆動用に改造してみました。

 DCバイアス回路と出力トランスのみ利用するようにして、パワーIC部は切り離し、外部入力端子を追加します。バイアス昇圧回路はあまり電流は食わないので、内蔵電池は006Pにして一応外部DCパックも使えるようにしています。

 音の方は流石にSTAXなので爽やかですが、アンプも選べる様になったので面白くなりそうです。

 

DDCのノイズ対策

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 前回のDACの基板間接続にもコモンモードフィルターが効いたので、早速メインのDDCにも応用してみました。

 DDCは内部でXMOSのUSBインターフェース(右上)からLVDS(HDMI)のトランスミッター(左上)に接続されています。

 ですのでその接続線(電源含みで6本)の線にコモンモードフィルターをかませることにします。簡単にはフェライトでもかませればよいのですが、それでは効果が薄いのでDACのときと同じように5穴フェライトを通したフィルターを間にいれることにします(右下)。

 接続線の本数が多いのですが、0.2mmのフォルマル線が6本まとめて5穴フィルターを通りましたので、接続線はまとめて作るこのしました。5穴フェライトが2.5巻きで直列に2個、ファインメットビーズが2巻きで2個いれています。

 組み上げての動作確認ではスキューのためか176.4kHzfsのハイサンプリングがうまく通りませんでしたが、96kHzまではOKでした。後で波形確認をしてみましょう。

 フィルターの効果はXMOSには既にアイソレータも入っていますが、やはりコモンモードフィルターを入れると音が変わりこれは効きますね。

 フルターを入れると全体に音は静かになり、低域は切れが良くなり明快になります。ダンピングが良くなる感じでより低域まで伸びますが、量感は少なくなるかも。
 中高域は余韻もスッキリとしてちょっと細身の様にも感じますが、力強い音で魅力的です。

 DACの時にも感じたように音の品位が上がったようで、ほかにもまだ入れられるポイントあるかもしれませんので検討してみます。

USBDACノイズ対策

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 AMANERO384+ES9018K2MDACですが、途中のケーブルが長すぎてちょっと気になりましたので、この際ノイズ対策も兼ねてDDD基板とDAC基板の間にコモンモードフィルターを入れたケーブルに換えてみました。

 接続はグランドを入れて(BCK,LRCK,SDATAと)4線あるので少し細めのホルマル線(0.15mm径)にしましたが、ちょっと細すぎたかも知れません。細くて扱いが結構面倒なので入れば0.2mmぐらいでも良いかも。

 この4線をまとめて通しますが、5穴フェライトに2.5回巻き2個とファインメットビーズ3回巻き1個の直列で様子を見ます(本当は倍ぐらい欲しいところですが)。

 後は電源(DCパック)とUSBにもフィルター付きを用意しました。上の結線はフィルターなしのも作ってみて、完全ノーマルとフィルター付きの比較が出来ます。


 全部有りと無しではやはり相当差が出ますね。付けると滑らかに静かになって、余韻が良く聞こえます。分離も良くなって一気に普及機が高級機に変わったみたい。
 今までDDDの前後の配線をフィルタリングしてみたことは有るのですが、内部も結構効きます。これはDACの基板間もフィルターを入れたほうが良さそうです。

 

DDDの怪?

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 エレアトさんのDDDコンバータ基板は小型で持ち運びがべんりなのでお出かけに利用していましたが、ノートPC(FUJITU LIFEBOOK S560A)だとどうもプチプチノイズが取れません。(もちろんメインPCだと大丈夫なのですが)

 ノートが古いせいかと思っていたのですが、色々試しているうちにamaneroだとノイズが聞こえないことに気がつきました。
amanero combo384  Driver ver1.0.57
electroart USDA_MINI_HDMI2 Driver ver3.23.0
DIYINHK DX10pro Driver ver3.38.0

 と3種類手元にあるのですが、ドラバー系統が同じエレアトさんのとDIYINHKではどう調整してもやはりノイズが出ます。レイテンシーが調整できるのは良いのですが、amaneroとは性格がちがうのでしょうね。
 まあamaneroはJPLAYではDAClinkは20Hzぐらいまでしか出ませんが、192kHzfsまでノイズレスで再生できるのはえらい。

 ノイズはHDDのアクセスによるものらしく、曲によって出方が変わります。フラグメンテーションが違うのではないかと推察しますのでSSDにすれば改善される?かな。