PCの消費電流測定

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 ノイズ対策のためにPCのフルリニア電源化が出来ないかと思い、マザーボードでの消費電流を測定してみました。測定は単純に電源延長ケーブルの間に50mΩ程度の微小抵抗を入れてその電圧から計算します。ですのでHDDや光ドライブ等は含みません。

 測定始めに実験用のPC-ASUS M4A78PRO(CPUはAMD AthlonIIx2 234e)を測ってみたところ平均では

 5V系    2.4A
 3.3V系  2.1A
 12V系   0.5A

 とそれほどでもありません。SW電源の容量を考えるとかなりの大電流を用意しなければならないかと思っていましたが通常の電源でも何とかなりそうな感じがします。

 実際はピーク対応などでこれを上回る電流容量が必要になると思いますので、やはりそこそこは要りますね。

 ただminiITXはこの測定系を入れると上手く起動しなかったのでまだ何かあるのかも。


お出かけminiPC(その2)

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 前回は試験中なのでHDDも固定していなかったのですが、なかなか音も良さそうなので持ち運べるようにフィルター等も合わせてシャーシに留めました。
 電源電流も実測で2.1~2.5A(12V)はあったのでアダプタ容量が2Aでは流石に苦しく、3Aのものに変更してあります。なおこれも本体の扱いを楽にするよう内部に固定しました。

 後はフィルター類の強化ですね。ファインメットコアも大活躍で、USB、LANもコア巻きとしました。

 これで音質的にはメインとの差は大分縮まりましたがまだ低域が弱いです。そこでダメ押しでAC200V供給とすると低域にも力が出てかなり満足いくレベルになります。

 メインとはハード的には大分違うのですが、ここまで似たような音質に追い込めるということはまだまだメインもやることがありそうです。とはいえやはり音の切れと低域の弾みが僅かですが、もう一歩追いついていないです。それでもこれなら充分使えそうですのであちこちでテストしてみましょう。

 使用OSは本体がWS2012R2(日本語)、コントロールがW10proを使用。本体重量はカバーをつけて丁度3kgになりました。

お出かけminiPC

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 PCのノイズ対策で大分音質改善できそうなので、持ち出し可能なお出かけPCを考えました。ノートPCは手軽ですが、内部改造は難しいし、以前のトランクPCでも結構大掛かりなので今回は丁度手持ちのmini-ITXのフォームファクターのPC(D945GCLF2D)を使ってみます。

 ノイズ対策は基本は電源系と入出力です。電源はACは元より、内部のボードへの供給端にノイズフィルターを入れます。
 以前作った電源ノイズフィルター基板は汎用に合わせて全ピンにフィルターを入れましたが、今回は必要最小限とし、その分強化してコモンモードも追加しました。合わせてHDD、CPUも別にフィルターを入れLAN,USBも個別にコモンモードを追加します。

 本体はリモートデスクトップで使うのでディスプレイもキーボード、マウスも不要です。SW電源は12V2AのDCアダプタでも何とか動いています。重量は本体215Wx323Lx130Hのみで約2.6kg、DCパックが180gなので、コントロール用のノートPCを入れて合計5kgぐらいでいけそう。

 音の方はまだまだですが結構面白そうなレベルにはいくかもしれません。

MIDのフローティング

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 今更ながらですが、MIDをフローティングしてみました。今までMIDは下のツィータとワイヤーでバインディングして固定、最下段のウーファとはi-Floatでフローティングしていたので、これでよいかと思っていましたが、早計でした。

 今回のテストの方法は簡単に100均5mm厚のジェルマット切って、MID下に挟むことでエンクロージャを浮かせています。バインディングはMIDが落ちない程度に緩めてしまっています。

 効果の方は従来のMIDをツィータ側エンクロージャと固定して締めた方が確かに音のパンチは出ますが、音色がやや濁るというか定位感が悪くなります。対してMIDをジェルで浮かせるとのびのび鳴る感じで、抑圧感が減少するように感じられます。
 MIDのフローティングは人にも勧めていたのですが、肝心の自前の方は固定した方が良さそうと実際には試してはいなかったのは迂闊でした。やってみると簡単でしたのにね。

 使用した100円ジェルは少し柔らかい様な気もしますが、まあとりあえずはこれでいけそうです。


 

DCU-F101G対向SP(その1)

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 次回のPARC鑑賞会用スピーカが入手できたので、少しづつエンクロージャの製作を始めています。

 何時ものようにボイド管を使用する予定なのでボイド管の上端にユニットを対向に固定するヘッド部の板切り出しをしました。ここがトリマーなどで段差をつけたりするので一番面倒です。粉塵の出る加工はガレージなので寒くならない内に済ましておきたかった所です。このところは風が強くないので日差しのある内はそれほど寒くは無く助かります。

 ヘッド部が出来てきたので大方の構想はこれで行けそうです。後はこれにあわせたボイド管の加工ですかね。まあ不得意な化粧仕上げもありますが。

 これにあわせるツィータ部はまだどうするかはっきりは決まっていません。こちらも新作の予定ですが従来のPARCで済ませてしまうかも。まだ時間は充分ありますからゆっくりできますね。

i-Float SPボード

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 ワイヤー吊りのi-Floatですが、モジュールを組み込んで使い易いスピーカボードにしてみました。重量スピーカにも耐えられるようにボードの四隅と中央にモジュールを入れ5点支持としています。

 ボードは12mm厚の合板でホームセンターでカットしてもらいました。サイズは40x70cmです。
 天板は1枚では弱いかと一部裏に補強桟を追加しています。吊りワイヤーも少し太めのものを使用したので単体でも私が載っても大丈夫ぐらいの静荷重に耐えられました。

 i-Floatモジュールも5個もあると高さをあわせるのがちょっと大変ですが、慎重にあわせます。後はボードに取り付けるだけ。

 重量級のスピーカも試してみましたが、音場なれば良く躍動感が出るのが良いですね。このくらいになると低域も締まってフローティングでも単体の重量があるので、余りデメリットは感じられないようです。

 トップボードはフラフラしているのでスピーカを乗せるときには注意が必要そうです。同じ高さの台から滑らせるのが良かったでした。

 

PARC鑑賞会スピーカユニット

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 次回(第8回)のPARC鑑賞会用スピーカユニットが届きました。今回は有り難くもメーカ無償支給ということでお送りいただきました。有難うございます。

 早速無エージングながら特性を測定してみました。大幅に違うとエンクロージャの設計も変えなければならないので、まずはユニット入手してから詳細設計に入るつもりでした。

 データは表&グラフのようですが、エージング未了なのでカタログの差分はありますが設計はほぼ同じでいけそうです。

 周波数特性は裸の近接ですが、高域のピークは緩やかながら中域の山はちょっと問題です。(太線が音圧、細線は位相)うまくツィータのネットワークと合わせて潰すつもりですが、ノッチが必要かも。

 これで製作に入れますが、こちらの方はボチボチ行きます。

MF邸訪問

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 今日はMFさん千葉遠征の折りのご縁で交換交流させて頂けることになり、今度はMF邸をTakeさんと訪問してきました。
 MFさんの所は皆さん出入りが多いようなので、当日も午後にはKE2さんとクロス遭遇しましたが、お忙しいところ有難うございます。

 システムは真新しいHugoIIが中央に輝いていて、そのDACを挟んでTriplePCとアンプにスピーカという非常にシンプルな構成です。

 DALIのHELICON 400 MK2自体はじっくり聞くのは初めてですが、シリーズの他スピーカを聞くにつけてもDALIは外れ少ないCPの高いスピーカだと思います。華やかな高域と厚みのある低域に加え華麗な木目サイドのスタイリングが魅力的です。
 低域は洋間の場合強くなりすぎる傾向にありますがやはり処理には結構苦労されいるようです。隅の吸音材とクッションがその辺を物語っているのかも。

 聞かせていただいたピアノコンチェルトも切れよい弦の中でも耳に付くようなところも無く、ピアノの透明な立ち上がりも気持ちよく聞けました。まあこの辺はHugoIIのゴリヤクかもしれません。

 見るところTriple PCの眼目はソフト的なノイズ削減(勿論ハードも色々こだわっていますが)だと思います。他の方々も最近は対ノイズ対策を重要視している点、今まのでのデジタル機器のウィークポイントが注目される様になってきたのは良いことかと。

 MFさんもDACの電源ノイズ対策でifiのGlvanicIosltorを導入されていますが、事前には余り好ましい変化でないという感想でしたが比較してみると音は大人しくなる反面奥行きが出て歪感が少なくなっているようです。音の厚みが減っていまうという点に着目していたので今一つと考えられたようです。
 ノイズの低減は一見つまらない音になると様に見える面がある場合もあるのが難しいところで、変化を好みと捉えられがちですが方向を間違えると迷走してしまうかも。
 intonaとも比較しましたむしろGalvanicの方が帯域が広い分シャープで濃い音がするようにも思います。それにintonaは前後のUSBケーブルにフィルターを入れないと実力を発揮しきれない点も少し使い難いところがありますので、GlvanicIosltorの良さを見直しました。

 そして今回のポイントはやはりDAC回りのコモンモードノイズフィルターでtakeさん手作りの物を入力系とPCの電源に入れると。。。。

 基本的にCPUが乗ったデジタル機器は全てノイズ発生源ですから、電源も含めてそこから外部への接続部にはどうも基本的に全部にノイズをカットする必要がある様に思います。勿論ソフト的な削減も効果がありますが、やはりハードとの両輪が必要かなと思います。 

ES9023DACの改良(その2)

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 ES-9023DACの改良第2段は電源周りです。AVCC、CPCN間、NEGともう一つのローカルレギュレータの出力に10μ35VのニチコンMWを追加。

 これで低域が締まってくる様です。後は基板上ではないですが、電源に何時もの6穴フェライト+ファインメットビーズのフィルターをかませました。
 電源がSWのDCパックのためかこれが音像のクリアーさと奥行き表現に良く効くように思います。

 それと出力の4700PFは積層メタライズドPPSにしました。こちらの方が音が滑らかの様に感じます。容量より種類かな?

 これで結構聞ける音になってきました。まだパンチには少し欠けますが、結構使えそう。

Amatiの変則マルチ

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 Taxsis邸でSonusの初代Amati(Homage)も変則マルチの実験をしてみました。ウーファ側はネットワークをパスしIPD1200、200Hzクロス?で直接ドライブ。中高域はネットワークを生かしてフルレンジで別アンプでドライブします。

 周波数特性図は正面2mほどで調整中のグラフですが、少し低音のレベルが高いので5dBほど下げると元のネットワークの特性に近くになります。このときクロスは約300Hzぐらいになるでしょうか。(カタログでは200Hz)
 クロスは6dB/octらしいのでミッドの下降スロープは緩やかです。元々SCANの18Wの改良品ですから、ウーファとしても充分使えるので、スルーでも良さそうです。(50,200の谷は室内の測定ポイントの影響でリスポジでは綺麗にフラットになります)

 マルチにすると全体にスッキリとして解像度が上がりますが、Amatiらしさは薄れますね。オーナーはこれではちょっとSonusの魅力が薄れるともう一つでしたが、やはりAmatiの美音の魅了はこのマッタリした厚みのある低音が支えているのかもしれません。
 解像度なら他にも良いスピーカは沢山あるのでこの魅力を生かすにはやはり元のネットワークの方が良いのかもしれません。ということで多分このプロジェクトはボツでしょう。

ES9023DACの改良

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 ローコストES9023DAC基板ですが、まあこれでどこまで行くか少しあたってみました。とはいえシンプルな回路なので余り手を入れる余地は少ないです。
 資料が基本公開されていないので正確には解りませんが、マスタークロックが基板上は非同期です。まあ50MHzなので問題は無いのですが、ソース側からマスタークロックが供給できるなら同期させたほうが音はスッキリします。これはESシリーズ共通だと思いますが9018などは周波数が高くなって使い難い点もありました。

 まあ物は試しで22/24MHzのマスタークロックを入れみます。水晶脇の100Ωを外して水晶からの信号はカットし、信号コネクタから入力系のマスタークロックを接続するだけです。それだけでハイサンプリングでもDACは問題なく動作しているようです。fs比は自動的に調整されている?のかな。

 やはりこの音の方が私は好みですね。後は水晶は使いませんから、無駄飯は食わせないよう電源パターンもカットしておきましょう。贅沢に水晶用にフィルター付き定電圧が別にありますから、これは全段のレシーバやアイソレータの電源に振り分けて使えます。

 今回は実験用にHDMI-I2S基板で外部からソースを入れて実験しました。まあ1k円基板としては頑張っていると思います。後は電源系の強化ぐらいかな。
 出力にパラに入っているコンデンサ容量は音に影響がありますが、私としては規定の4700PFで良い感じです。

InterBEE2017

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 久しぶりにプロオーディオの祭典InterBEEに行ってきました。

 最近のスピーカアレイは良く出来ていますね。キッチリモジュール化され小型なのに3Wayで勿論高能率高耐久です。100dB1KWなどというものザラですから凄いですね。

 ホールでも比較でもがあり平均音圧100dB以上。中央のコントロールエリアに音圧計が表示されていますが、平均で軽く100dB超えています。耳は元より心臓にも良くない?かも。胸に来ます。勿論私は耳栓使用。

 ここら辺でデモしてるのはPAとはいえ最新の製品なのでこの音量でも至極真っ当な音が出ています。普通のオーディオと比べるとちょっと考えられないレベルですね。

コントロールもDSPやLANを使って自在に扱えて隔世の感があります。

CARVERのウーファシステム

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 CARVER Amagiing Loudspeakerの低音ユニット(DynavoxSW-1220FL)を使ったサブーファを試してみました。対向ペアで組み、エンクロージャは勿論後面開放です。

 軽量にするため内圧の掛からない後面開放なので板厚は4mmの合板で済ませています。辺には固定&補強?の角材(といっても1,2cm程度)を入れているので何とかなりそうです。

 一応完成重量は@4.8kgと目標は達成?ですが、結構100Hz以下は音圧が低いの結構パワーは必要です。グラフは赤が全体がフラットになるよう中低域をまず補正した時で、黒はそれにチャンデバとして130Hzでフィルタリングした例です。(和室中央、マイク1m)

 100Hz以下は補正なしでも20Hz以下までフラットに出ていますが、これだとやはりパワーが入らないので実際の使用時は30Hz以下をスッパリ切る方が良いでしょう。

 これを2台用意してステレオで再生予定。一応ダブルウーファになりますが、本家はクワッドなのでやはりそのくらいは欲しいかもしれません。対向なので少しはマシかな。

 搬送時はステレオの2つを重ねて半分の容積にするのだ。

ES9023DAC

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 以前超安価なES9023DACの音が割りと良かったので、サブ用にとデジアン購入ついでに発注してみました。右側の黄色い基板がそれで、メイン部品ほとんどDACチップのみですね。

 左はエレアトさんのUDA基板でお蔵入りだったのを復活させました。I2Sダイレクト接続です。まあシンプルな音出しだけならこれでも充分かと。

 ES9023基板は基本改造?する予定なので素の物と比較しながら試してみたいと思っています。

CARVERのウーファユニット

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 ApogeeモドキのCARVER Amagiing Loudspeakerに使われている30cmウーファユニットを測定しました。CARVERがそれほど大きくない平面バッフルで低域までフラットに出ている秘密はやはりこの特大のQ値で、実測でも2.5と特異な数値です。
 このため低域ではfo付近でピークがあり、これが平面バッフルでの低域減衰を補う形になって低域のレンジを伸ばしている要因の一つだと思います。(測定は近接なので測定レベルは低い。)

 Q値が高いということは磁石は余り強くないということで、ユニット重量も1.44kgとこのサイズにしてはかなり軽量です。磁石が強いことが高性能というイメージですが、要は使い方で平面バッフルにはこちらの方が合っているということなのかも。
 そこでこのユニットを対向にして軽量ダブルサブウーファを作ってみることを考えています。勿論このユニットは箱入りでは使えませんから、後面開放の予定です。
 対向で振動は打ち消しますからバッフル強度は不要でペラペラの薄板でも空気遮断ができれば良いのでエンクロージャもかなり軽く出来るはず。目標は@5kg以下です。

MagicoV3の変則マルチ

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 最近知りあったご近所のTaxsis邸でMagicoV3のウーファ側ネットワークを外し、バイアンプにて変則マルチの実験中。
 低域アンプはLab.gruppenのIPD1200+200V出川パワータップ、高域はSATRI(SP+V5.1+V6)コモンモードフィルター付きSW電源とエビアンプ、それにNECのA10アンプなどで比較しました。

 Magicoはネットワークではかなり鳴らし難いスピーカで音色は素直ですが、色彩感が出難くそのままでは低音ももう一つです。
 そこでウーファ側のネットワークを外し、こちらはIPDによるデジタルマルチでダイレクト再生します。中高域の方はネットワークをそのまま生かしてバイアンプ構成として変則マルチにしてみました。

 こうすると低域もかなり余裕ができ、少しブースとしてあげるだけでレンジも2,30Hzまで伸びます。この辺は密閉の良さですね。

 こうなると中高域もアンプの個性が出やすいので違いが明確に出ます。A10は少し固めでアッサリ傾向。SATRIは中高域が華やかで情報量も多くHiend風、エビアンプはこれも無帰還ですがソフトでゆったりなる感じが良いです。

 まあTaxsisさんには色々選択を悩んでいただきましょう。



 

TAS5630バイアンプ駆動

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 サブ用として使用しているTIのTAS5630チップを使ったデジタルアンプを買足してミニ対向スピーカをバイアンプ駆動にしてみました。

 このチップは300W(4Ω)ステレオとパワーに余裕があり、結構音のも良いので(何より安いので)重宝しています。ケース付きのアンプが見つかったので買足しました。残念ながらチップは既にディスコンのようですが、完成基板ともどもまだ見かけるので良かったです。

 今回はアンバラ入力のみの仕様で勿論このケースでは電源は別ですが、VRつきで何と鉄ではなくしっかりしたアルミのケース入りです。
 まず素のままで聞いてみましたが特に音は従来と遜色は無さそうです。入力のOPアンプはAD827でスピード重視のビデオ用みたいですが、それほど悪くは無さそう。ソケットですから交換も可能です。

 ゲインも同じ様なのでバイアンプには丁度良く、流石にシングルよりはぐっと締まってご機嫌です。これならフルマルチも簡単に組めそうですね。

アンビエントツィータ

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 最近の大型システムでは背面にもう一組のスピーカをアンビエント様につけているものもあります。自宅でもスーパーツィータをアンビエント様につけていましたが、この際ツィータもパラに後ろ向きに追加してみました。

 追加のツィータは予備のSEAS T29MF001をT29CF-002の振動板に交換したものです。

 接続はそのまま従来のメインのTWにパラ接続しただけですが、正面の周波数特性的ではまったくといってよいほど変わりはありませんでした。 能率はほぼ同じなので後ろ向きでも影響はあるかと思いましたが、データ的には出ませんね。

 ただし聞いた感じではやはり付けたほうが高音の線が太くなります。素では繊細というか軽い感じがしますが、付けた方が全体の音色はあう感じもします。しかし若干奥行きの方向は狭くなる感じがします。

 まあそれほど変では無さそうなのでしばらく試しで付けてみましょう。

信号系ノイズフィルター(その2)

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 結局他のパワーアンプにも入力側にノイズフルターを組込みました。

 パワーアンプもサブも入れると4台(その内バランス3台)あるのでフィルター作りも結構大変。まあMIDのアンプは先行の外付けを使用して、残り3台に組み込みました。

 やはり全面的に入れると更にきつさが取れて滑らかになるようで(実測はしてませんが)効果はありそうです。

 サプの方では実験的に内蔵と外付けをダブルにしてみると更に効果が高まるようで、まだフィルターが弱いようですが、まあ当面はこんなところかな。

 残るはHDMIケーブルですが、こちらは配線数が多いのとアイソレータICも高周波的にはどの程度の効果があるかは不明なのでコモンモードは中々難しいです。今の所はフェライトをかませるくらいですね。

信号系ノイズフィルター

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 電源系やデジタル系のノイズフィルターはだいぶ完備してきたのですが、アナログ信号系は後回しになって余り手をつけていません。

 そこで遅まきながらアンプ入力に入れるためのコモンモードフィルターアダプタを作成し、TAS-5630デジタルアンプに繋いで聞いてみました。フィルター構成はいつものファイメットビーズx2、5穴フェライトx2でそれそれ2ターン半巻いています。(写真はバランス用)

 マルチシステムだと個別アンプの違いはわかりにくいので、テストはmini対向3Wayのネットワークで聞いてみます。

 電源系が住んでいる為かあまり激変とは行きませんが、それでも全体にスッキリとして定位と分解能もよくなっているような感じです。面白ことにたたずまいが落ち着くというか静かになる感じですね。まあまだノイズの影響はそこそこあるようですから、他のアンプにもフィルターを入れるようにしてみようと思います。

Apgee STAGE

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 この前takeさんの所でApogeeのSTAGEを聞いてきました。中々概観の程度もよく音も本来の性能を引き継いでいるようで良かったです。
 STAGEはApogeeの中でも一番小型とはいえ98HX67Wはあり、重量もそれなり(@25kg)にあります。takeさんの所では自作のキャスター台に載せ、楽にセッティングができるようになっていました。

 小型とはいえ低域はカタログでも40Hz、実測では30Hzまでフラットで伸び、平板型ながらこの辺は上手くできています。Apogee全体として低域はユッタリとワイドレンジなのが特徴のようです。

 高域は低歪ですが、縦長の振動板なので垂直の指向性はかなりあります。なので聞く場合にはなるべく振動板の中心軸上にリスニングポイントの高さをあわせる必要があり、できれば近接より距離をかなりとった方が上中からの干渉も少なくなりその方が高域が伸びます。

 能率は程々(86dB)ですが、インピーダンスは3Ωといずれにせよ結構パワーアンプは選ぶと思います。今回はICEPOWERの1kWで鳴らしましたので充分伸びのある締まった音で、ダイポール特有の広い音場と合わさって結構なレベルで楽しめました。

CARVER Amazing loudspeaker

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 某所で面白いスピーカを聞くことができました。名前はタイトルどおりでやはり名前からしてアメリカ製の様です。
平板で有名なAPOGEEを参考にした?らしくネットをつけるとちょっと解りません。中高域は同じくリボンタイプですが、違いはウーファが30cmx4のコーンタイプというところでしょうか。(なので全高さは168cm、推奨パワーアンプ最低300W/ch!)

 下がその周波数特性で、クロスは何と100Hz!これもまさにアメイジングです。残念ながら本品は少しビリつきがあり、実力が充分いは発揮されていませんでしたが、中々面白い音をしています。

 下のグラフのウーファレベルは実は10dBほど下げていてこちらが正しいように思うのですが、その辺は定かではありません。Stereophileのデータではやはり+10dBの方が正しいようですが?そうするとクロスは?

 勿論低域の形式はオープンバッフルですが、20Hzあたりまでフラットに伸びています。この辺はapogeeも同様ですが、普通考えるとちょっと理解に苦しみますね。
 通常はオープンバッフルでは外形長の周波数からfoまで-6dB/octで下がるはずです。このバッフルサイズから見て100Hzぐらいがフラットで良いところでしょうか。勿論ネットワークでフラットには出来ますが、能率が85dB(に10dBブースト?)などという芸当は出来ません。

 種明かしはウーファユニットの特性にあります。データを見てみるとQtsが「2」となっています。つまりフリーのユニット特性でも右上のシミュレーションでわかるようにfoに向かって上昇し、このバッフルによる低域のレベル低下をユニット自体で補償している設計のように思えます。
 案外apogeeも低域はこの様にほとんどフラットなので、同じ様な手法を用いているのかもしれませんね。

 Qが高いのはダンピングが悪くなりますが、超低音の場合は聴感的にそれほど気にならないのかもしれません。むしろその方が量感的には好ましいのかも。apogeeはアンプが強力(オーバダンピング)でないとうまく鳴らないというのもこの辺に秘密があるのかも。

真空管オーディオフェア2017

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 昨日損保会館の真空管オーディオ・フェアに行ってきました。今年はTIASも行きましたが、こちらはマイナーメーカが中心ですが、その分色々特徴がありますね。

 まあお目当てはA&Cさんですが、今年はPARCは出展なしなのがちょっと残念。

 展示試聴は新作のjupiterが中心かと思っていましたが、3WayのDurantyが間に合ったようで更にワイドレンジになった音を聞かせてくれました。やはり3Wayは余裕が違います。

 同室のもう一社は新進のオーディフィルさんで小型シングルが中心かと思っていましたが、こちらもかなりの大型の2wayの製品がスケールの大きな音を出していて、こういうものやっているのかとピックリしました。

Jazz Concert

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 先日安孫子オーディオファンクラブ(AAFC)の企画でJazzConcert+AudioConcertがあり、聞きにいってきました。

 場所は我孫子市の生涯学習センター内のホールで150人ほどのミニホールです。演奏はベースの安カ川大樹を中心としたトリオで広さ的にも丁度良い感じでした。

 休憩を挟んで1時間半ほどの演奏で、流石にベテランの演奏はうまいですね。客席もほぼ満席で盛り上がり、じっくり堪能できました。

 依頼でポータブルでの録音もしましたが、こちらはまあ記録的なものですね。

i-Float第4弾

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 i-Floatはそのままだと吊り下げたほうが倒れてしまい、設置時に起こさなければならずちょっと面倒です。そこで下側のコの字型に輪ゴムを渡して倒れ防止を付けました。

 こうすればi-Floatを並べた状態で、真上から載せるものを置けばきちんと設置できます。後はクリアランスが取れるよう位置の微調整だけで大丈夫ですね。

 ついでに詳しい作り方の問い合わせがあったのでレポートにまとめました。スピーカなどの重量物用の前作のレポートもあります。

i-Float第3弾

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 前回紹介したウェルフロートもどきのi-Float第2段を色々な機器に使用してみて中々良かったので、作り易さを考え第3弾を試作してみました。

 前のはルビジュウムクロックに使用して良かったのは従来からの感じで見当が付いていたのですが、もう一組作ってあったのをどこに使用するかで考えました。
 サブシステムのアンプ系はシンプルなので、デジタルアンプですが次はパワーアンプの下が簡単です。早速敷いてみたところ意外にも結構効果がありました。

 静けさと切れの良さという両立し難い変化がうまくマッチして、クロックに使った以上に効果的なような気がします。何故だかは不明ですが、これはいずれの機器でも効きそうだと思われるので少し量産?を考えてみることに。

 というのも今まのでのは鉄バーを曲げていたのでぱらつきが大きく、サイズも大きくなってしまいます。何よりも作るのがちょっと大変です。

 そこでアルミのコの字引抜材をカットして2個を組み合わせた物を作ってみました。これなら割と軽量小型の機器でもいけそうな感じですし、何より安価で作りやすいです。

 今は倒れ防止を仮にテープで止めましたが、その辺はもう少し考えて見なければなりそうです。まあ何とかうまくいきそうです。






スピーカの設置位置(その2)

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 前回壁からのスピーカまでの奥行き寸法で特性がどの様に変わるかを測定してみましたが、同じ様にサイドの壁からの距離でも同じ様なことがいえるはずです。そこで脇の壁からスピーカまでの距離を変化させ特性をとってみました。

 距離は40cmから140cmまで20cm間隔の6ポイントで、奥行きは70cm、マイクはSP正面1mです。スピーカはmini対向3Wayを使用しました。
 距離による色分けは40cm茶、60cm橙、80cm赤、100cm緑、120cm青、140cm黒です。

 1.60Hz 、150Hzあたりは距離に応じてレベルが徐々に下がっていますが、150Hzは1mあたりで底のようです。
 2.300Hzから600Hzあたりは逆に40,60cmあたりでは落ち込んでいます。
 3.100Hzは1mあたりから逆にレベルが上がってきます。
 4.1kHz以上の高域はほとんど変化がありません

 150Hzは壁までの距離が1/4波長で強めあい、300,600Hzでは1/2波長での打ち消しと考えられますが、50Hzあたりの近接上昇はまだ良く解りません。この辺は奥行きの変化の時と同じですね。

 この様に低域ではやはり壁からの距離が重要のようですが、これはスピーカのレベル変化と共にマイク位置での定在波の強さの両方を見ている可能性も有りますので注意が必要です。今度はマイク位置を固定しても測定してみたいと思います。

 スピーカの設計では主に単独の周波数特性に注目するだけですが、以上のように中低域はスピーカの設置位置やリスニングポイントで大幅に特性が変わります。
 つまりスピーカ単体でいくらフラットにしても中低域では最終特性を保証できないのですから、スピーカだけを追い込んでもそれではあまり意味を持たないかもしれません。

 過激かも知れませんが、つまりはスピーカ単体では半完成品で室内に置いて初めて完成する?という物だと見たほうが良いのかもしれませんね。

 

 

PC電源200V化

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 DualPCのJPLAY用PCの電源のAC200V(パワータップ経由)供給を試してみました。

 UcDデジタルアンプなどのSW電源は既に200V化していますが、電源強化とは無縁なはずのPCの場合ではどう効果があるのかというのが今回のテーマです。
 まあこの辺はやってみるしかありませんが、SW電源のアンプなどでは200V供給にすると整流後の平滑コンデンサのチャージ電荷量が倍になり、電源が強化されたのと同じ効果で音が締まります。

 ただし昔有ったSW切替で200V対応の電源は整流方式が変わるだけで内部整流後の電圧は変わりません。これではつまらないのですが、最近のPC電源は切替なしのユニバーサルタイプ(100~230VAC)がほとんどで私の使っているのも大丈夫でした。

 200V化はアンプなどではその効果の理由があるていど想定できるのに対し、PCでは電源容量が増えてもスピードが上がる訳でもなく、理論的にはあまり影響がありそうには思えません。まあ確かに内部動作の降圧比が変わるので若干の変化はあるかもしれませんが、それとてどちらが良いかは不明です。

 ということでなにはともあれまず2台のPCの電源を200V系から取って実験してみます。今回はタップの関係もあって出川式のパワータップ(1次側外部整流器)も入れていますが、基本は変わりません。
 実際の200V供給での起動、動作としてはスンナリ何も問題有りませんでした。

 音の方はというと元の100Vとも同じ条件で比較しましたが、やはり結構違いますね。面白いことにアンプ系の200V化と同じ様な音質変化を感じます。200Vでは全体に音が締まって、余計な響きが抑えられ音に芯が出ます。クリアーで力強くなる感じです。
 このぐらいだとアンプ系と同じで切り替えれば差は直ぐに解るレベルですね。でも果たして何がこんなに効いているのでしょうか。PCからはUSB経由で信号が出ているだけですから、何とも良く解りません。まあPCのみでも今まで音はコロコロ変わるわけですから元々解っていないことは同じかも。

 まあともかく自宅PCは200V使用が決定の様です。


 

対向スタガード

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 前後に対向のスピーカを配置するとどうしても前後の時間差が気になります。音像が滲んだり、打ち消しが起こったりする悪影響が避けられません。

 そこで一番の解決方は前の音にディレイをかけて時間差をなくすのばベストですが厄介です。そこで後ろのみローパスフィルターかけて解決できないか試してみました。

 図は灰色が前ユニットのみ、青が後ろユニットニ500HZ-6dB/octのフィルターをかけたもの、黒が単純パラ出し、赤は前ユニットにディレイをかけて合わせた場合です。

 灰色に比べ低域では2ユニットの場合いずれも4dB程度バッフルステップ分の音圧上昇がみられます。
 ディレイをかけた赤線は中域まで音圧上昇が見られますが、パラの黒線では200Hzあたりから下がり、特に600Hzああ足りの落ち込みが大きいですが、これは前後の距離差における打消しで、フィルターをつけた青線では少しカバーされています。

 音を聞いてもフィルター付きは丁度半分ぐらいの感じです。まあディレイはネットワークでは難しいので何とかフィルター付きでいけそうな感じです。


i-Float第2段

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 2年前に作ったウェルフロートもどきのi-Floatですが、スピーカなどの大型機器には良いのですが、普通に使うにはちょっと大きすぎます。
 そこでアンプなどにも使える小型版を作ってみました。

 丁度良い小型でコの字型の垂木押さえが無かったので、しょうがなく120mmのフラットバーを曲げています。まあこの方が安いので丁度良いのですが、手曲げではバーが硬いので形(直角)はあまりきれいに決まりません。

 インシュレータとしての効果のほどはアンプ系では振動はあまり関係ないので効かないように思いますが、トランスなどの振動しそうなものもあるのでやってみると面白いかと試してみました。

 経験からクロックが一番効きそうなので、まずルビクロックの下に敷いてみると、微妙ですがやはり変わります。音場がほぐれて奥行きがでてくるというか、全体に音が落ち着いてくるように感じます。

 試しにアンプでもやってみるやはり同様な傾向の変化なので、結構どれでも効きそうですね。前回今一つだったステップダウントランスも再度試して見ましょう。

 まあ作るのはちょっと面倒ですが、面白そうなので色々試してみます。

DACの歪率

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 DACの歪率を測定する必要があり、ついでに自宅のDACを色々測定し直してみました。

 上からSoekrisのマルチビットDAC,中上は自作のディスクリートマルチビットDAC、中下はエレアトさんのDSD変換UDA基板に原理基板フィルター+バッファで、下は通常のICを代表してBuffaloIIのES9018DACです。

 測定系はFF400を使いefuさんのWaveGeneとWaveSpectraを使用、96kHzfsでデータ数は16384です。6kと8kのノイズの山はFF400のA/D?の測定系の影響なのでDACの問題ではないと思います。
 FF400からのデジタル出力はDACがHDMI入力用なのでspdifを外部でHDMIに変換して出力(BuffaloIIのみspdif入力)、DACのアナログ出力はFF400のアナログ入力で受けています。


 上の二つは同じR-2RのマルチビットDACなので歪の出方もよく似ていますね。選別が効いているのか自作の方が若干歪は良さそうです。低音のノイズの出方も似ているのは原理的に回路インピーダンスが高いからでしょうか。

 中下のUDA基板はちょっと様子が違っていてノイズフロアはかなり高いですが、マルチビットのような細かい高次歪はでません。ただし22,25kに特徴的なピークがあり、折り返し雑音のようですね。このUDA基板でもSPDIF入力だとこの歪はまったく出ないのでIC内部のフィルターの入れ方?の問題でしょうか。(当然他のDACではHDMIでもspdifでも特性は同じです)
 実際問題としてはUDADACは今は低音用として使っているので実害は無いのですが、全帯域フルで使う場合にはちょっと気になりますね。

 下の9018DACは流石に特性的にはきれいでノイズフロアも低く、歪も2,3次のみのようです。最近の高性能ICDACはこんな感じなんでしょうね。

 こう比べてみるとかなり方式の特徴が良く見えてきますね。まあこのレベルになると必ずしも特性が良いことが全てではないのでこれだけ優劣は決まりませんが。

PowerTap 強化版(その2)

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 前回のパワータップは更なる効果が確認できたのですが、元々嫁ぎ先が決まっていたので今度は自分用にもう一台製作しました。

 今度は高容量でも大丈夫なようにリレーによるラッシュカレント保護を行ない、タイムラグヒューズも用意して万全を期しています。

 リレーはDC(AC)100V用のパワーリレーを用い、それでもコイル電圧がオーバーですので直列に22kΩ(200V用)を入れて遅延をかけます。これで最終270Vぐらいになるところ210VぐらいでONします。まあもう少し高めでもよかったかもしれませんが頭のピークさえ避けられれば、まず問題ないでしょう。
 
 コンデンサ容量は8200μFx2で1秒程度でリレーはONします。電流制限抵抗は39Ωなので6、7Aぐらいには抑えられていると考えられます。タイムラグヒューズなら5Aでも大丈夫でしたが、一応10Aを入れています。

 音の方はやはり低域が締まるだけでなく、音場もキッチリと出て良い感じです。まあ若干重くなってしまったのが難点でしょうか。

 

apogeeの測定

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 某所でapogee(Duetta sgnature)の測定をする機会がありました。振動板は張替えられているのでオリジナルとは少し違うかもしれませんが、興味深いデータです。

 apogeeはもうだいぶ前にディスコンになっているユニークなオールリボンスピーカですが、音も良いので根強い人気があります。今回は中クラス(とはいえ高さ150cmはある2Way)のapogeeを測定してみました。

 レンジはかなり広く、低域は正面1.5mぐらいでも平板なのにしっかりカタログどおり30Hzまで延びています。クロスは思ったより高く7~900Hzぐらいですね。インパルスも位相特性もきれいで、特性的にも非常に良いことが解ります。

 歪はこの程度だと暗騒音ギリギリぐらいで、低域は100dBぐらいだと少し増えますが、高域は95dBでもまだまだ見えないくらいで非常に低歪です。

 インピーダンスは公称4Ωですが、中域は持ち上がりますが、両端では約3Ωとまあまあ使い易いレベルでしょう。

 まあかなり鳴らし難いスピーカの代表のようですが、しっかりドライブするといまだにかなり魅力的な音がします。

PowerTap 強化版

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 SW電源の強化に別体の出川式1次整流回路(自称パワータップ)の強力版を作ってみました。手持ちで丁度良いコンデンサが無かったので、写真の様な巨コン?を使用、容量を750μFから2700μFに増強しました。

 回路的には簡単なのですが、当初8200μFで組み上げてテストすると電源投入時のラッシュカレントがかなりありました。生憎大容量のタイムラグフューズが手元に無く、普通の5A程度では全然歯が立ちません。

 そこでチョークを入れたり抵抗を入れたりしましたが、当初の容量ではちょっと対策が難しそうだったのでやむをえず容を今の小さいコンデンサに変更してようやく落ち着きました。

 まあそれでも今までのよりはかなり強化版なので、低域も締まって良さそうな感じです。やはり電源は重要ですね。

 

mini2Way(その4)

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 先日三土会でこのスピーカを披露したところやはり手抜きを見破られてしまいました。当初はウーファをフローティング実装の予定でしたが、ちょっと面倒そうだったので普通のバッフル固定で仕上げたところ、ツィータの実力が出ていないとのご指摘、私も聞いてみて(広いところで聞ける機会が無いので)パワー入れるとウーファの振動にもじられて中高音が濁るのが解り、納得です。

 ということで早速当初の目標どおりフローティングに改造してみました。良く考えれば今回はバッフル3枚重なので、浮かせるためのサブバッフルを用意せずともバッフル板間にシールを仕込む方法で(オフセットも稼げる方向で)うまくいきそうです。

 1番手前のバッフルにはユニットが直接付き、フランジの間隔も狭く密封性が大事なのでここはガッチりナットで固定します。そして次の2枚目のバッフルとの間にサンペルカ(5mm)をはさんでシール兼クッションとします。(写真右下)ただしサンペルカは圧力をかけ続けていると経時変化でへたってしまうので、つぶれないように防振ジェルを挟んでいます。
 そして通しボルトを2枚目と3枚目のバッフルを挟んで裏からジェルを挟んだスペーサで固定します。(写真左下)
 裏のナットはガッチリは締めこめませんから2重ナットで抜けないよう固定します。

 これで密封性を保ちながら柔らかめのフローティングを保持できるようになりました。なおバッフル2,3枚目の穴は通しネジよりかなり径を大きめにしてフローティングを阻害しないようにしています。

 フローティングがあるとエンクロージャの中高域での振動はかなり軽減し、聴感上も思った以上に影響があってや全体にスッキリし、音離れが良くなります。まあこれで本来のツィータの性能が聞るようになった?でしょうか。

 この手の改良は聞けば解るのですが、データに現れ難いのが難しいところです。

 まあともかく最初からフローティングにすればよかったのですが、それ以上に普通のスピーカが段々聞けなくなる?のは困ったことです。
 

スピーカ回転台

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 Iridium17さんを見習ってスピーカの指向特性ポーラーパターンを測定するためスピーカ回転盤を作ってみました。

 以前100均で購入した作業回転台が手元にありましたので、これを使って外周に15度おきに目盛をつけてスピーカ回転盤を作りました。上下の回転盤の間にベアリング球が入っているので、重いスピーカでも楽に回ります。

 サイズが若干小さいので、スタンドの後ろにスペーサが必要ですが、回転にそれほど支障はありません。手前に少し傾ければ軽く回り、角度も上から見えるので作業効率が上がります。

 2Wauの場合には特にウーファとツィータのクロス点での指向性の違いがどうしても出易いのでこの辺が小型スピーカの課題かもしれませんね。

 意味が無いかもしれませんが、2Wayでの垂直指向性のポーラーパターンもあまり見たことが無いので今度計ってみたいです。

mini2Way(その3)

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 ミニ2Wayも仕上げの段階になりました。

 基本的な所は出来ているので、後は細部の仕上げです。

 見えませんがウーファの背面の座繰りを広げて抜けを良くし、ツィータ取付もバッフル面への落とし込みをしました。まあこの辺は細かく見れば違いは出ますが、聴感上はどうでしょう。ポートは少し低域が出すぎなので最初の55Hzから45Hzに下げました。

 後はとりまとめがしやすくなるようにネットワークも内蔵にしました。音響的には外付けの方が良いとは思いますが、使い勝手は流石にこちらの方が楽です。またバナナ端子が一つ減るのでその辺も良くなるかも。ネットワークも基本的には換えてはいませんが、若干高域アクセントを追加しました。

 特性図ではバッフルステップ補償は入れていませんが、やはりひろいところでは必要でしょうね。

 背面はシンプルにシングルワイヤで、実用上は黒檀ブロックで少し傾斜させた方が良いかも。重量は約5.5kg/個。

 中々音離れも良く、小型ながら音楽を楽しめます。アンビエントやセンターchに使えそうです。

mini2Way(その3)

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 アライメント調整でウーファバッフルを厚くしてみました。まだこれでも足りませんので試聴時は傾斜をつけてオフセットを更につけると良さそうです。

 バッフル追加は2枚25mmくらいでWaveletではこの辺の細かいところまでは解りませんが、インパスルではもう少しずらせたほうが良さそうです。まあ後は少し傾斜させて補うことでこ辺は試しながら進めていきます。

 追加バッフルはトリマーでの斜面取りと内側のエアフロー改善でカットを入れています。まあ工作は適当なので細かいところは見ないように。

 やはりアライメントを取ると音離れば違ってくるようで、音場も全体に広がりが出て細かい音も消えずに再現できるようです。ポートの効きもしっかりしてきたので共振点も55Hz(3cmφx7cm)とシミュレーションとも合致してきました。

スピーカの設置位置

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 スピーカの背面からの距離でどの様に特性に影響するかを見てみて、面白いことが解りました。

 スピーカの設置はノウハウが多い項目ですが、特に周りの壁面からの距離は重要です。そこで基本的な背面の壁からの距離によってどの様に特性に影響があるかをOmniMICのポーラディスプレイを応用して2次元表示してみました。

 条件は小型スピーカを60cmの高さでマイクまでを50cmの定距離とした条件で、スピーカを壁から30cmから150cmまで移動しながら20cmごとに周波数特性を取りました。

 それを縦軸に壁からの距離、横軸に周波数にとるグラフで表したものです。ここでは特に低周波での特性に注目して下さい。強さは右側にしめした色で表されています。

 1.約40Hzは壁際が強く、距離が離れると減衰する
 2.約90Hzは30と150cmは強いが90cmあたりでは弱くなる
 3.約170Hzは逆に90cmあたりが強く前後では弱くなる
 4.250,500Hzあたりも同様の周期性が見られる

 これらを壁からの反射波との定在波と考えると大体説明が付きます。
 例えば90Hzの1/4波長は88cmぐらいで、壁は固定端ですから反射では位相が反転し定在波の節が90cmぐらいに出来ます。節では音圧が打ち消され弱くなります。
 逆に180Hzではモードが逆になるので90cmぐらいで強めあいます。この様に以降逓倍の周波数で同じ様な山谷ができている様に見えるので、そう考えるとグラフの説明が付きます。
 40Hzも4mぐらい先には山があるかもしれませんが、波長が長くなって壁の効果も限定的で難しいでしょう。


 今回のこの小型スピーカでは壁からの距離が6,70cmあたりで一番フラットな状態が得られました。

 これは40Hzや170Hzあたりの反射を利用しながら谷を埋め、100Hzあたりのボンつきを逆に抑えてうまく距離による反射を利用して低域特性を補償できていた様子が良く解ります。 

 実際に試聴しても150cmも前に出してしまうと低音は全く出ず、100Hz前後のみボンボンいう感じになってバランスの悪い音になるばかりでなく、音場感もそがれてしまいます。また壁にぴったりつけた状態ではやはりこれも音がスピーカに張り付いて癖の強い音になります。
 最適の65mあたりでは音場感も出て均一で細かい音まで良く聞こえる様になりました。

 小型スピーカの場合近接では出ても大概はフリースタンディングだと低域は7,80Hzあたりまでしか伸び無い場合が多いです。そこで壁やコーナを利用して低域をうまく延ばすのが重要ですが、一面ピークを抑える要素もあるのにも気づきました。そしてこの辺の効果が出方に理論的な解釈が出来そうなことが良く解りました。

 もちろん基本的な特性の異なる大型スピーカのような場合は最適位置が異なると思いますが、基本的な反射定材波の出方は同じなので、うまく本来のスピーカの弱点を補うポイントを見つけるのが肝心ですね。

 

mini2Way(その2)

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 SPWorkshopでネットワークをシミュって作りました。低域はバッフルステップ、高域はマイクがユニット中間なので軸上から外れて少し下がりますが、まあクロスはうまくつながっていそうです。実際のアライメント調整はまだなのでそれはこれからですね。

 何時もはウーファの高域ピークに苦労するのですが、今回はツィータのfsのインピーダンスピークが高いのでそちらを潰しています。それ以外は割と素直につながりそう。課題はバッフルステップをネットワークに入れるかどうかかな。

 相変わらずネットワーク部品は値をうまく調整して手持ち部品で何とかなりそうです。今回はネットワークはエンクロージャに内蔵したいですね。

 

mini2Way(その1)

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 12cmウーファの12RW38とpeerlessのXT25SC90-04で早速7Lのボックスに組み込んで軽く音出しをして見ました。
中々予想以上に音もいけています。

 まだネットワークもいい加減の仮ものでユニットも平付けのままですが、意外に聞ける音をしています。やはりツィータの性能が良いのでしょう。段々やる気になって来ました

 ウーファは高域のピークも無く使い易そうで、下もしっかり出そうです。思ったほどバスレフが効かないのでまだどこかに漏れがあるようですが。

 インパルスで見るとアライメントでは3cmぐらいツィータを下げたいところですが、Waveletでみると6,7cm下げても良さそう。この辺の差がなぜ出るのかはまだ解りませんが、少なくとも何らか対策はしたいところです。

 対向は重くなるので考えますが、それだと簡易フロートぐらいにはしたいですね。

12cmウーファ

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 以前にも作っていたのですが、メーカ不詳(DENON?)の12cmウーファがデッドストックで結構残っているので、サラウンド用に小型2Wayで使ってみようか考えています。

 fo 66.6Hz Qts 0.52 Ms 7.3g Vas 4.5L SPL 85.2dB/W 重量890g

 と割と使い易くエンクロージャも7~10L程度でいけます。

 7Lの箱とpeerlessのツィータがありますので組み合わせると丁度度良さそうかな。

 最近は何かスピーカ作りに嵌ってしまったような。

ffmpegの更新

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 JPLAYで使用しているminimServerのサンプルレートコンバータをゴンザエモンさんのアドバイスでffmpegを更新しSoxを使う設定に変更しました。やはりこちらの方が良さそうでうすね。

 minimServerではサンプルレートやフォーマットコンバートもffmpegを利用することで自動的に変換もしてくれるのですが、便利さは解りますが音質的にはどうかという点は気になっていました。

 そこで最新版ではサンプルレートコンバータにffmpegに内蔵されているSoxを使うとい方法を紹介していただいたので早速試してみました。

 手順はhttps://ffmpeg.zeranoe.com/builds/より自前のシステムにあうものをダウンロードして解凍、minimServerのSetting画面で写真のようにstreamer.options、stream.transcodeで図の様にセットをするだけ。

 以前のものよりスッキリとピントがあって良くなったように感じます。コンザエモンさん有難うございました。

TAS5630とUcd180の聞き比べ

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 TIのTAS5630(右)の音質比較でNcoreのUcd180(左)と聞き比べてみました。一言で言えばTASは元気で再生音に力があります。

 Ucdの方は組み込んだ電源電圧の関係でパワーが落ちますが、それ以上に素直でフラットな感じですね。耳当たりの良い滑らかな音質はHypexのほかのアンプにも共通する音質のように感じられます。

 TASは前回の5613より更にパワーアップしたお陰かともかく元気の良いスッキリとした音で、パワー以上に音のとおりが良くなる様な音調なのでmini対向3WayもネットワークでTASを使えばマルチより聞き栄えがするようになりました。まあこの辺は面白いです。

 これで丁度夏向きにAK-100->TAS5630->mini対向3Wayでシンプルな省エネサブシステムが組めるようになりました。まあDACを入れるなりPCトラポにするなり気分でグレードアップも出来、お好みのシステムができますね。ただしTASは電源ON/OFFで少しノイズが出るのが玉に瑕です。

TAS5630アンプ完成

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 チップをTAS5630に換装したモジュールを組み込んでアンプらししくしました。電源はやはりSW電源を使用します。
ケースは百均のプラ籠が丁度良いサイズでぴったりでした。上には後で板カバーをかける予定です。

 SW電源は今回ハイパワーのため電源電圧が50Vぐらい高い必要があるので、手持ちのが有りません。新品だと結構高いかと思いましたが、にネット探してみるとまあリーズナブルなものもあるようなので購入にしました。

 ニプロンのOZP-350-48-JSEで350W電源ですが、ピークで600Wは取れるという便利なものです。モジュールのリコメンドだと16A必要な所ですが、今回の電源はピークで12.5A(48V)ですのでまあまあですかね。

 流石に最新の電源だとアイドル電力も低くほとんど熱くなりません。ドライブ用の15Vを作るためのドロッパー抵抗の方が余程熱いです。これもDCDCにするか悩むところです。音質の方は後ほど。

拡張ディスプレイモニター

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 JPLAY操作用のノートPCに拡張LCDディスプレイを追加してアルバムアートを表示させてみました。というのも今日は遠路のてつさんとTaxsisさん、かなみねさんをお迎えしてオフ会があったからです。

 操作用のノートPCは画面も比較的小さくBEHRIGERのリモートコントロールウィンドウとKAZOOの表示も兼ねているので画面が一杯です。それにKAZOOのCoverArtを広げていると操作し難い面がありますし、私の方しか現在掛かっている曲(アルバム)名が見え難く、ゲストから再生アルバムが良く解りません。

 そこで拡張ディスプレイの登場ですが、KAZOOをダブルで立ち上げ片方を拡張ディスプレイに置いてCoverArt(&曲名)を表示、もう一方をノートに置いて操作と曲名表示をさせるとうまく連動してダブルで表示できるようにできました。(完全な連動ではないのですが曲やアルバムの切替には連動します)

 人数が多い場合は皆さんにも再生アルバムが見えるようなオプションディスプレイも便利ですね。

 今日は皆さん若手の方々がお見えになったので、こちらも若返った気分です。

室内の音響分布

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 OmniMICのポーラディスプレイの平面版を利用してリスニングポイントの移動でどの様に周波数特性が変わるかをイメージグラフ化してみました。

 スピーカは一人で聞く分にはよいのですが、人数が多くなると同じポイントでは同時に聞けません。隣り合った席でも狭いリスニングルームとなると結構差がでそうですが、具体的に実測をしたことが無いので大まかの所しか把握していませんでした。

 更に何枚ものポイントによる周波数特性図を見ても全体的な把握が難しいので、前回ポーラバターンで使った2次元表示で出来ないか試してみました。

 自室のセンターのリスポジの両脇は壁まで左右1.75mづつあります。そこで左右1.2mを3等分して7ポイントでの特性を2次元化してみました。スピーカまでの距離は約3.5mです。

 グラフはミニ対向3Wayのグラフで、上の図が向かって左側スピーカからの特性、下が右側のスピーカからの特性です。グラフは縦軸上からセンターから右1.2m、下限が左1.2mで横軸がそのポイントでの周波数特性になります。色合いがレスポンス強度で右のバーに見えるように赤から紫まで変化します。

 こう見るとやはり左右のコーナに近づくと低域が盛り上がり、ディップも深くなるように定在波の影響が強くなるのが良く解りますね。特に左コーナは後がキッチンに抜けていますが、右コーナはドアがあるので対角のスピーカがたまり易いようです。

 まあこれでも30~12kあたりまでフラットに近いですからかなり良いほうだと思いますが、やはりセンターで聞くのが一番(と言うか、そこであわせているので)良いようです。

極低音のCD(その2)

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 以前に超低音のCDをUPしましたが、その後もいくつか面白いものがありました。写真のは有名な「驚異のコントラバスマリンバ」です。

 32.7Hzが出ているということで再生音を見てみましたが、確かに確認できました。普通40Hz以下で基音がしっかり出る楽器はまれで、かつ太鼓などではなく音階が出る楽器では珍しいです。かつマリンバは共鳴系の音なので純音に近い様に思います。似たようなものでガムランの「ジュゴク」がありますね。

 結構音圧もあるので室内のビビリ対策には格好?の音源です。自宅でも壁との接触でビビる箇所が見つかり早速対策しました。

 このコントラバスマリンバは特注品だそうですが、大き目のトランクぐらいであの音響が出るのが凄いです。

 30Hzは苦しいかと思いましたが、10cmのミニ対向サブスピーカでも充分その凄さは再現できます。打楽器系より合っているのかもしれません。
 低音再生は帯域はもちろんのこと、立ち上がりの質や高域とのアライメントが取れているかが重要で、それにより解像度も変わってくるので低音の聴感上のレベルも影響を受けるようです。

 後は「三十弦」(宮下伸)バッハ「トッカータトフーガBWV565」(福田屋)「フラメンコ」(生録)なども30Hz付近まで出ていて、低音用テストになりそうです。

DAC Link700Hz PC Buffer0.01sec

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 JPLAYのSettingパラメータで以前はDAC Link700Hzに若干不安定要素があったのでずっと350Hzで使用していました。その後この辺はほとんど見直していなかったのですが、別の話題のきっかけでもう一度700Hzを試してみましたが、今度は無事?安定動作しています。

 以前との違いはaudioPCがコアモードになって、controlPCがリモード接続をやめたぐらいですが、その辺が効いているのでしょうか。まあ結果オーライなので700Hzでも聞けることになりました。

 肝心の音はやはりそれなりに差があって700Hzは解像度は高いですが、その分低域は締まり少し高域よりで大人し目です。350Hzはボディ感があってのりが良く、音楽を楽しく聞けますね。メインは350Hz、サプは700Hzが合っているみたいです。

 ともかくDAC Link周波数とPC Buffer時間を700Hz0.01secにするのが高性能の証明?みたいな風調がありますが、やはり最後は全体とのバランスですね。

omniMICの測定上の問題

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 思わぬところからomniMICの周波数測定上の問題に気がつきました。

 通常周波数特性の測定では中央メニュー欄のインパルス処理のwindow時間は(本来は反射を見て調整する値ですが)あまりいじっていないと初期的には5msecあたりになっています。そしてその脇のラジオボタンが(赤の上矢印)only toだと下矢印のグラフのように低域が表示されませんので、真ん中のblendedを選んでいると思います。

 少し説明が長くなりますがonly toで低域が表示されないのは先ほどのwindow時間が短いと低域での周波数計算結果の信頼性がなくなるというomniMICの測定法の原理的な問題で、わざと表示させていないのです。

 ただしそれでは見難い?ということで低域に関しては先ほどの時間窓を無視したラジオボタン左のallモードの測定結果を自動的に継ぎ足して表示するのがblendedというわけです。 

 これだけなら特に問題は無いのですが、周波数特性を計算するwindow時間により(通常の部屋では)2から6dBほどのかなりレベル差、違いがでてしまうのです(この理由については私はまだ良く解っていませんが)。

 そうすると特に考えずblendedで周波数特性を取ると低域の時間窓は長く、500Hz以上は5msecでの測定結果となり、周波数の高低でスピーカがたとえフラットでも高域下がりのレベル段差が付いたデータになるということが起こります。

 下のグラフは自宅のリスニングポイントでの測定例ですが、赤が5msec、青が30msec、黒が250msecの時間窓での測定結果です。赤ですと明らかに低域と中高域に段差が付いていますね。(3dB/Div)

 今までインパルス処理の時間窓を長くしたほうが聴感と測定結果の周波数特性が合う感じがしていたので、経験的に時間窓を伸ばして測定していたのですが、どうも原因はここにあったようです。
 親切?なblendedモードが仇になっていたようですね。まあ良く考えずに使っていたのが悪いといえばそれまでですが良く考えないと測定も中々難しいものです。

 段差は環境は測定距離などにもかなり影響するのでそれほどでもない場合もあると思いますが、やはり見直したほうが良いですね。

 当面の測定方法としてはやはりこちらが良いかと思います。


 時間窓の長短でレベル差が出る理由がお解りの方がいましたら教えていただけると参考になります。よろしく。残響分のエネルギーかと思っているのですが、確証はありません。