Masa邸訪問

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 以前からお願いしていたMasa邸をTakeさんと訪問することが出来ました。お近くの駅で待ち合わせ、お昼は恒例?のカレー屋さんでランチ。中々コクのあるルーで美味でした。

 早速お宅まで徒歩数分、東南斜面が開けたの見晴らしの良い3階建ての最上階がニスニングルームになっているようです。下階のリビングは陽光が燦燦と当たり明るく快適ですね。対照的にリスニングルームがグッとシックにダークな色調で窓にもカーテンが引かれ落ち着いた雰囲気です。まあ普段はなるべく遮光して聞かれるくらいですから、ぴったりかと。

 メインスピーカはウィンアコのBeethoven Concert Grandですが、最新の自作システム(ベリ+アクトン)もようやく稼働しだしてこちらも期待できます。
 最初はウィンアコで音量は控えめですが、ゆったりと静かになる雰囲気は新装のリスニングルームにぴったりですね。でも良く見るとアンプのとなりにはISOTEK sigmasが。やはりこれが効いているのでしょうね。PCが同居する関係でノイズ対策には頭を痛めているようです。

 自作の方も切り替えて聞かせていただきましたが、まだ調整中との事ですが、すっきりと高解像な音はユニットの特徴を良く生かしていると思います。しかしウィンアコと比較する厚みと情感がもう少しということで、確かにすっきりとしすぎな面もあります。
 そこで色々お聞きするとバッフル補正はしていないとの事、データをみてもやはりこの点が不足しているようです。当面直ぐできる対策としてトンコンで低域を補正してフラットに補正してみます。バッフル補正はほぼオーソドックスなトンコンで合いますからこれでも充分です。
 こうするとグッと厚みが出てお好きなオベラやリートの情感もグッと増して、高解像度ともに自作スピーカが優位にんってきました。

 後は例のノイズ対策ですが、アンプの電源系はsigmasやらファインメット、ヴィトロパームなどのコア材などかなり対策が進んでいますが、肝心のUSBケーブルはまだだったのでTakeさんの出番で何時ものケーブルと交換。
 これだけでもかなりの効果がありましたが、問題のPC(&ディスプレイ)の電源もそのままだったので特製ノイズフィルターを追加。ラインに繋がるものはなるべく徹底的に対策するのが効果的です。

 やはりこれも当たりで静寂間と細かい余韻が綺麗に出てくるようになりました。最終的にはここはご自分でノイズフィルターを使いすることになりますね。臨時にはPC等もsimgasからとるのも良いです。

 専用のリスニングルームとシステムが落ち着きこれからが楽しみですね。

アンビエントスピーカ(その1)

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 スパーステレオ用にアンビエントスピーカを天井隅に吊ってみました。ユニットはPARCのDCU-F080PPの対向ツィンです。

 以前にMID用に作っていたものですが、アンビエントでは余り低域は関係無さそうと、小型スピーカでためしてみているところです。

 ユニットは前後に向けた方がリスニングポイントには横向きにとなり、高域が落ちてアンビエントスピーカの位置があまり気にならなくなるようです。

 前回と聞き比べてみると前のアンビエントスピーカより音量を上げてもその効果が解り難い感じですね。アンビエントスピーカもやはりもう少し低域が伸びた方が面白そうです。スーパーステレオは広がりと共に低域の伸びが特徴なのでチョッと効果が薄く感じられるのでしょうか。

 もう少しアンビエントスピーカは検討してみるつもりです。

スーパーステレオの復活?

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 スーパーステレオというのは昔Dynavectorで発売されていたアンビエントch創生によるサラウンドシステムなんですが、この手は時々やってみたくなるのでいくつか持っています。

 このスーパースレテオもそれなりの技術的な目論見がある様で、効能はそれらしく説明されていますが、私には内容的には理解不能です。まあこういうのは聞いてナンボ良ければ使えばよいし、駄目なら外せばよいだけです。

 ということで今回はSSadpというアダプタを通して、アンビエントに小型のシングルスピーカをドライブさせてみます。ポジションは仮にということでユニットを上向きにしてリスポジの左右隅に置いてみました。

 ポイントはメインの3Wayの各ユニットを同相にするべきだろうというところです。スーバーステレオの場合には位相をグルグル回している様ので余り関係ないかもしれませんが、この辺が昔やったレベルでは今一つだった原因の様に思いましたがどうでしょう。


 新ためて色々聞いてみるとレイアウトの良さもあるのか結構バランスは悪くありません。アンビエントスピーカも気になるような変な定位は感じられないので、良い感じに前方メインの奥行きと広がりが拡張されるようです。

 これなら本格的にアンビエントスピーカを設置してみてもいいかな。少し考えてみましょう。

TPA3116D2中華アンプ

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 性懲りも無くまた安価な中華デジタルアンプ基板を購入してみました。

 使用ICはTIのTPA3116D2で電源電圧は26V程度までかけられるので8Ωでも出力は30Wぐらいは取れますが、この基板は豪勢に各ch毎にパラBTLの2IC構成で、8Ω負荷ではPBTLにしてもパワーは増えませんが2Ωで100W以上取れ低インピーダンス対応となっています。

 今回はチョッと力不足ですが、手持ちの50W24VSW電源基板と組み合わせて2階建てで小型のプラケースに入れてみました。アンプ基板も小さいのでマルチアンプ対応ということで電源も個別にセットで2台分このケースに一緒に入っています。重量825g(コード別)。
 電源SW付きVRが各基板に付いているので単独でも使用が可能です。

 特性はチップの仕様でゲイン切替が出来るようですが、36dBに設定されていてちょっとゲインは高めですが、チップ抵抗を換えれば調整は出来そうです。この下の32dB辺りがよさそう。

 高域特性は25kHz(-3dB)ぐらいまででそれほど伸びていませんが、聞いた限りではそれほど不足は感じません。音質的にもまあまあです。普段使いだとこのくらいパワーがあれば特に困ることは無さそうですね。

チップ?テスター

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 測定器が続きますが、HIROさんから紹介されたテスターを購入してみました。これは能動素子(Tr,FET,Di、LED)やCRなどがどれでも測定ボタンのワンプッシュで簡単に測れます。

 リード付きのディスクリート部品の測定には左下にゼロプレッシャのICソケットが付いて1,2,3の番号が振られているので、テスト試料はそこに挟んで測定します。チップ部品の場合はそのコネクタの脇に部品を載せられるパターンがありますので、そちらに試料を押し付ける形で測定することになります。

 リード部品もチップ部品も形状は2端子でも3端子でも可能ですが、このテスターのポイントはそこではありません。測定は部品を載せて(挟んで)テストボタンを押すだけですがこのテスター、素子の種別の結果が自動で液晶にグラフィックで出ます。
 数値はもちろんですが、トランジスタやダイオードなどの極性も差し込んだ1,2,3の番号に対応して表示されます。

 写真は左上から抵抗、コンデンサ、下がトランジスタ、FETで、リード部品は差し込む向きどうでも良く、内容は自動で判別、表示してくれると所が面白いです。
 これはチップ部品など形状からは名称も機能も区別つかない部品でもただ載せるだけでよいので重宝します。

 数値情報も結構細かく、電解コンデンサなどの大容量のフィルムだとESRが電解コンだと更にVloss(tanδ?)が表示されたりします。(ただし極性は出ない)

 他にダイオードは順方向電圧が、LEDも一瞬定電流?で光ります。トランジスタはスレッショルド電圧とHFEが出て、FETだとその時のドレイン電流が表示されるなど、結構細かいデータも出ます。

 これでケース付きでも1.5K円ぐらいで本体のみだと1k円ほどですからお買い得かと。電源は9Vですが、下限は厳しいので006Pだとアルカリが必須かもしれません。

 なお取説?と自己校正方法がネットにありますが、ソケットのピン番号は上下とも左から1,2,3,1,1,1です。校正方法は1,2,3をショートしてスタートボタンを押し、途中指示でそれを抜きます。またその後100nF程度のコンデンサを繫ぐよう指示が出ますのでそれで終了します。まあ精度は普通のテスター並みです。






 

mini DSO

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 面白いDSOを見つけました。帯域は200kHz(実力はまあ100KHzぐらいですが)と狭いですが、amazonで3500円程度と超安価です。(キットもあるが完成品と値段はほぼ同じ。品名はETEPOPN EM001)

 それでも電圧分解能は12bitでリードアウト表示が周波数、サイクル、パルス幅、デューティ比に最大、最小電圧、平均値、ピーク値、実効値とこれでもかという具合に付いて性能的には中々良く出来ています。
 波形が見えるテスターとしても充分かと。

 ディスプレイサイズは2.5inchで液晶もカラフルで見やすいです。入力も1MΩのBNCと本格的でGND,DC,ACの切替付き、レンジは5mV~20V/Div、トリガーモードもauto、manual、singleとあり極性やレベルももちろん変えられます。

 という様に普通のシングルDSOとしては十分な普通の機能を網羅してあり手抜きのところがありませんね。波形メモリーまで備えていてEEPROMに書き込むことがさえ出来ます。

 電源は9Vですが、120mAとかなり食うので電池駆動はチョッと大変かな。006Pだとアルカリでも10時間ぐらいでしょう。下手なテスターなどより便利かも。

ポータブルオーディオ

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 お寺大会用のエントリーシステムとしてオールバッテリー駆動のポータブルオーディオシステムを作りました。

 スピーカ構成は以前のND-140とDCU-F101Gの2Wayがベースです。
 今回は全体が一体で持ち運びができる必要があるので、組み立て式で左右のスピーカをセンターの割り入りボイド管で結合し、その中と上部にバッテリー化したアンプ系を置けるようにしてまとめました。

 スコーカは左右のウーファの上に引っ掛けるようにして、左右間の幅をとりながらも正面での高域の特性を伸ばすために前方に向けています。スコーカはフリースタンディングの様になったので回りこみによる音場感も良く出ます。

 ポータブルなので軽量であることも重要です。元から重量に関しては軽量を特徴に開発してきたので全体をまとめても丁度10kgで収まりました。上部にベルトをつけていますの持ち運びは片手で容易です。

 メイン電池のニッカドはフル充電だとバンバン鳴らしても優に2時間は持ちましたので、実用?的にもデモなら充分な容量かと思います。

KaNaDe03

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 普段は余りインシュレータなどは使わないのですが、たまたま表題の物の預かることになったので試して見ました。

 とはいえ自宅ではあまり使える場所で適切な所が少ないので、とりあえずDACの下に敷いてみました。

本体はブレーキ摩擦材ということで焼結材のように軽くて硬い素材です。


  音の方は思ったよりは変わるようで、全体に整理された感じで余韻というかアタックは抑えられる感じです。しかし超高域成分が乗るような感じで爽やかな音になる気がしました。

 音色は地味ですが、うるさ目のシステムだと静かに落ち着いて上手くはまる感じですね。硬質の鉛筆で隈取をしたような感じかな。

 まあこの手は面白いですね。

バッテリー駆動アンプ

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 ボータプル用にアンプ系をバッテリー駆動にして試しています。

 パワーアンプ(写真中下)は先のニッカド電池32本セット(アンプ側が正負電源と思っていましたが、単電源だったので約20Vに変更、16本づつ並列接続にしています。写真右)を使用、ついでにUSBDAC(写真中白箱)も20V対応としてこの電源を流用しました。
 LOGATT(写真中黒)は既に単3電池内蔵の自動切換えに改造済みなので心配なし、アナログチャンデバ(写真左)も006Px2の電池駆動に切替できるように変更しました。
 プレーヤはAstell&KernのAK-100(写真中上)の光接続で勿論こちらはバッテリー駆動なのでこれでソース・アンプ系は全部バッテリー動作で動くようになりました。

 やはり何と言ってもバッテリーはAC電源系から切れるのでノイズ的には良い面があり、やはりスッキリ緻密な音になります。バッテリーというと瞬発力の弱さを考えますが、聞いた感じではそれほど心配する必要は無さそうです。
 ニッカドでも結構内部抵抗は低く、等価的には0.2Ωぐらいにはなりそう。下手にショートするとケーブルが燃えます。まあバッテリーは内部抵抗が低いのである意味怖い点もありますね。ヒューズで保護したほうが良いかな。

 まあパラになったこともあり1600mAH相当の電池なのでマルチアンプ2台でバンバン音出ししても1時間以上持ちます。臨時と思いましたが結構実用になりそうですね。急速?充電で6~800mAぐらい流してもたいした発熱はしないので2,3時間で終わります。まあ怖いので充電中は常時見守りは必要ですが。

ポータブル用バッテリー

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 お寺大会用ポータブルシステムの電源用に手元のニッカド電池を使えるようにしてみました。いつぞやのお寺大会で仕入れた8本シリーズのパックが4セットありますので、これでアンプ等の電源にしてみようと思っています。

 ニッカドの容量は@800mhとそれほど高性能ではないですが、今回の目的には多分?充分でしょう。16本づつ正負に割り当て±20V程度が得られるかと。

 早速持ち運んで使えるように100均ケースに入れ試しに充電放電テストをしてみましたが、まだ初期段階なので充電容量は8割方といったところです。何回か充放電を繰り返せばフルに使えるくらいにはなるかと思いますので、期待しましょう。

 上手く行ったら早速アンプにつないで音出しテストもしてみたいと思います。

DCU-F101G(その3)歪率

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 DCU-F101Gの2Wayの歪率を測ってみました。マイク位置はリスニングポイントでスピーカから2.5mほど離れています。
 クロスが200HzだとスコーカのF101Gの歪が増える前にウーファに引き継げるので歪の増加はせずにうまくつながります。また最低域の歪はストロークの限界から増える40Hz以下の信号をカットしているので、低域でもほとんど歪は増やさずに済みました。
 このdaytonのウーファはローコストながら結構優秀ですね。パワーを入れてもそうヘタリません。まあ鉄板フレームですからちゃちですが、その分ネオジマグネットと相まって全体重量が軽くて済みます。

 

 

ES9038Q2MDAC(その4)

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 DACのI2Sアイソレータの有無でノイズを調べてみましたが、やはりアイソレータの効果でノイズが減っていました。

 右上のグラフがアイソレータ有り、右下がアイソレータ無しの997Hz0dB再生波形のスペクトル(efuさんのWG,WS使用)です。

 途中入れたアイソレータはDDCのAMANROからの途中ES9038Q2Mに行く途中のISO7240の基板(本体右上)で、無しの場合は直接AMANEROからES9038Q2Mに繫ぎます。比較はそのアイソレータ基板を挟むかどうかで行っています。

 まあアイソレータを入れても前々回とは電源が異なるので低域でまだ若干ノイズが大きめですが、今回のはDCパックの簡易電源なのでその辺の影響が出たのかも。

 アイソレータの有無で音を聞いてみても結構差が感じられ、やはりアイソレータ有りだと中低域の見通しが良くなります。全体にすっきりとして音量感は下がりますが解像度は上がる感じです。好みもあるでしょうが、私はこちらの方が良いと思います。

ES9038Q2MDAC(その3)

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 前回の続きでDIYINHKのDDCのアイソレータをはずしてみました。そうするとAMANEROと中低域ノイズ上昇はほとんど差が無くなり、ノイズの差はアイソレータの有無のようです。

 前回DIYINHKに使ったアイソレータはISO7240ですが、結構効いていますね。無信号時のノイズレベルも外すと0.10mV->0.16m,Vとアップしています。

 まあ後はこれがどのくらい聴感で解るか?が肝心ですが、比較はちょっと面倒そう。HDMIレシーバを2組用意して切り替えるかな。

ES9038Q2MDAC(その2)

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 DACのノイズ特性を取っていた時に気が付いたのですが、USBDDC(USBからI2S信号を取り出す回路)のAMANROとDIYINHKのバックグラウンドノイズがかなり違います。

 解り易く無信号時のアナログ出力をFF400でA/Dし、そのスペクトルを比較した図をあげて起きます。(efuさんのWaveGeratorとWaveSpectraを使用)。

 上がDIYINHK、下がAMANEROのDDCにDACをつけたときの無心号時出力になり、AMANEROは中域から低域にかけてノイズが30dBも上昇しています。最初信号出力を見たときDAC基板の違いかと思っていたのですが、どうもDDCの違いが加算され出力されていた様です。

 ただしDIYIINHKのDDCはアイソレータが入っていて、それ以外にも経路が若干ちがうのでその辺の違いが出たのかも知れずもう少し調べてみようと思っています。それでも随分違うものですね。

ES9038Q2MDAC(その1)

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 現在のES9039Q2M 3chDACはまあ電源もしょぼいし、3ch分をまとめて作ってしまったのでコモンモードノイズなども有り、将来的には作り直したいと思っています。
 そこでこの際、電源強化でどのくらい違いがあるか同じES9038Q2M基板を用いて実験用のシングルDACを作ってみることにしました。

 電源は昔のDACのマルチ電源を利用し、なるべくDAC基板に分割して供給するようにします。

 ですので電源ラインは本体と発振回路、アナログ部、PIC回路に分けて送るようにします。各chも余裕のあるトランスとなるべく低ノイズレギュレータを用います。これで従来との比較でどのくらい違いが出るかを検証し、次作の参考しようかと考えました。

 とりあえず組み上げて音は出ましたが、チョッとまだ腑に落ちない点もあるので調整中です。

 

SP補正Qノッチ

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 ゴンザエモンさんのところで導入されたAccuton C51セラミックドームを聞かせて頂いたのですが、ユニット単独なのでバッフルステップの関係か中域に若干盛り上がりがあり、今一つバランスがまとまらない印象がありました。

 解決方法としてはある程度の広さのバッフルを付けてうねりを無くする方法と、電気的に盛り上がりを補正する方法とがあります。
 バッフルの方も試されたのですが、電気的な補正Qノッチフィルターも試していただこうと回路図の様なものを作ってみました。

 ピークは約2.2kHzなので計算上色々なLCの組み合わせがありますが、丁度SPのピークの形状にあわせてノッチを作るようにLCのQ値を合わせます。今回は空芯コイルが使える値だったのでフィルムコンとで上手くまとまりました。

 パラの抵抗(R1)で減衰量を調整します。6Ωでは図の様にほぼ-6dBになり1Ωごとで約1dBの調整が出来ます。

 バッフルは電気的には何も入らないので劣化は少ないですが、音場的な回りこみが異なるので奥行きの面で違いがありそう。フィルターはその点は問題ないのですが、やはり素子の分音色の影響が出ますのでどちらが良いかはケースバイケースですね。
 上手く調整が済んだらまた聞かせていただきたいと思います。

 

DCU-F101G(その2)2Way

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 8cmフルレンジのDCU-F101GをDaytonのウーファのND140-08と組み合わせて2Wayにしてみました。クロスは自作のアナログチャンデバを使用してLR-12dB/octの200Hzで合わせています。周波数特性は補正を入れて、フラットにしています。

 素のままですと流石にチョッと癖が目立つので、ここは補正を入れたほうがぐっと素直に聞こえます。低域はまだ未調整ですが、やはりベースがしっかりすると音楽に安定感がありますね。

 補正はfoobarのグライコを使用していますので18バンドとそれほど細かくはありませんが、これだけでも結構役に立ちます。

 スコーカ(+ツィータ)の役割のF101Gは写真の様にウーファに載せるだけだと少し低いので、直接上に置かずに単独で台などの上に別に置くのも良い感じです。むしろその方がウーファを床に直接置けるので低域がしっかりして良いかもしれません。

DCU-F101G(その1)

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 昨年製作したDCU-F101Gですが、最近は出番が余り無いのでシングルに組み替えてみようと思います。

 ユニット外径が100Φのボイド管の径とほぼ同じなので、バッフルレスエンクロージャとします。2Lほどの小容積で単独で低音を欲張らずにミッドレンジ用として使う予定です。重量@0.83kg

 低音は以前のDaytonと組み合わせれば余り欲張らずともバランスが取れますから、ここは軽量化を図って小型に組みます。最終的には低域に寄ったウーファを付けて2Wayでまとめるつもりです。

ES-9038Q2M 3chDAC(その4)

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 その後色々なDACを聞いて、まだまだやることありそうな現行の3ch9038Q2MDACをほぼ1年ぶりに見直してみました。

 9038DACはゆくゆくは電源から作り直すつもりですが、その後のシングルDACの経験からも直しておくべき点がいくつかあったのでそちらを先に追加改造します。

 基本はやはり電源でまずは残っていた電解コンを全てOSコンに変更しました。それとPIC部分などを始め、残っていた電源フィルターの未対策部分を改造しました。

 これでICの全給電毎に個別に対策したことになります。電源の個別化や低ノイズレギュレータ、バランス対応はこのケースでは無理なので新作の方になりますね。

 まあそれでも以前よりは更にスッキリとして、若干はマシになったように思います。


 その後メインでじっくり聞いて見ましたが、やはりかなり良くなっているようです。全体が静かになり深みが増してきました。そして低音がしっかりして更に力感が増して来ています。高域はEvaCassidyのAutumLeavesなど子音がきつめでソースのせいかと思っていましたがそれほど感じなくなりました。なかなか良さげです。

アナログチャンデバ

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 大創2Wayシステム用に調整用のBHERINGERに替わるポータブルなアナログチャンデバを久しぶりに作ってみました。OPampで2次のフィルターを組み、3D用にmixも入れておきました。

 クロスはウーファ側が100Hzですが、フルレンジ側はショートピンで100Hzと200Hzの切り替えられる様にしています。実測でも200Hzの方がクロス点でのピークが出ずフラットに近くなりましたので、音も素直なようです。

 このアナログチャンデバは電源込みでも重量は595gと軽く、容積も100均の小ケース(10Wx17Lx7H)なので持ち運びが楽です。電源は±15Vが出るモジュールを利用して簡単に済ませました。音の方も特に問題無いのでチャンデバをあまり意識しなくても良さそうです。

大創スピーカ(その5)

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 大創USBスピーカの問題点はやはり低音ですので、先日作ったDaytonのND140ウーファを付けて2Way化してみました。グラフは室内のなのであまり精度が出ませんが、低音はしっかりカバーできているようです。(赤線-ウーファ、青線-大創、黒線-総合、灰色-暗騒音、距離約1m)

 テストではチャンデバを用い100Hzクロス(LR-12dB/oct)で軽く繫いでみます。良ければポータブル用にOPampで組める程度の次数にしています。
 実質はクロス150Hzぐらいになっていますが低域が加わるとやはり音がしっかりしますね。ウーファはシングルの3Dサブウーファでもいけそうなので、状況に応じて色々なタイプが取れそうです。

 中低域が共鳴管なのであまり定位は良くありませんが、鳴りっぷりはこんな軽量ユニットとは思えない押し出しで、これも面白いですね。

ND-140 2Wayスピーカ

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 シングルでも補正すれば結構いけそうなDaytonのND140-08ですが、やはりここはツィータを追加して2Wayスピーカを試してみました。

 今回のツィータは以前飛ばしてしまったSEASのマグネシューム振動板をソフトタイプの代替品に交換したもので、チャンデバは以前の簡易CR1次フィルターを使用しました。アライメントはウーファ正面から6cmほど下がったところで合っていそうです。

 クロスは2kHz、-6dB/octの1j次です。高域が逆相の方が少しクロスの裾のウェーブレットの収まりが良いのでツィータは逆相に繫いでいます。正相でもウェーブレットが少し流れるくらいで特性上はそれほどひどくはならなりません。

 音質はまあ全体におおらかな感じです。もう少し密度感が欲しいくらいですが、バランスが良いのでそこそこの音は出ています。ウーファは感度が84.5dBと低いですが、耐入力が40Wと高いので結構音圧は取れます。まあ14cmで軽量タイプなのでこの辺で良しとしています。低域はバスレフポートが31mmφで7~12cmといった所でしょうか。

ND-140スピーカ

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 DaytonのND140-8を使った(サブ)ウーファを作ってみました。今回のねらいの音質よりも軽量化なので、相変わらず200φのボイド管を使用します。容積は10L(高さ36cm)ほどのバスレフタイプで重量は@1.54kgに収まりました。12cm対向でも1.86kgですから、最軽量?かな。

 一応スピーカユニットはMIDBuss用ということですが、測ってみるとフルレンジでも使いそうな感じです。まあ、ちょっと中高域は暴れ気味(黒線)なのでコンボルバで補正を入れて(赤線)としても使えるか試しています。

 こうすると音の方はかなり素直な感じになりますが、補正無しでも結構元気の良い感じで使えます。

 ローパスフィルターを入れてウーファやサブウーファ用に使うつもりでしたが、2Wayのウーファまたはフルレンジとしても使えそうですね。

OmniMIC 簡易マニュアル

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 昔作ったOmniMICのマニュアルを最新版に更新しました。簡単な説明なので細かいところは抜けていますが、むしろ取り扱いよりも音響測定そのものの考え方が大事かと思います。

 まずは測定そのものには余り意味が無いのではないか、測っても効果が解らないという意見が有るとも思います。

 ポイントの一つはスピーカは不完全商品?だということです。つまり設置場所に置くまで性能を保証できない。単品で完全であっても部屋に置いたとたんどの様な特性になるかは保証できません。
 つまり設置後にリスニングポイントで測定しないと基本性能(周波数特性)すら保証出来ないものなのです。

 更に測ったとしても凸凹の特性はどうしようもない?とデータを見ても諦めの境地で測定無意味論までなりかねません。でも今はデジタル時代でイコラザーも簡単で劣化も少なくなっていますから、得失を考えると積極的に補償するべきかと思います。

 もちろんそれ以前にセッティングでベストを探すのは勿論で、それにも測定は役立ちます。

 スピーカ自体の特性が良くなる様に作っておくのは勿論なのですが、それよりもそれ以上に実際のセッティング状態での特性管理をもっと重視する必要があると思いますし、そのための測定はオーディオで必需品かと思うのですが、なかなかその辺の考えは普及しませんね。

逢瀬WATERFALL Integrated 250

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 先日、合同会社逢瀬のWATERFALLIntegraed250アンプ(以下逢瀬)を自宅で聞ける機会がありました。

 自宅装置はマルチアンプで専用接続(コネクタ等)になっているので市販アンプが簡単に試せません。そこでミニ対向3Wayスピーカをネットワーク接続でテストすることにしました。アンプ上のケースはそのネットワークケースです。

 比較は私の方はUSB接続で現行のメインのマルチシステムの1ch分をチャンデバのフィルタをフラットの状態にしたもので、DDCはXmos,それにminiDSP(miniSHARK)のチャンデバにDACをES9038Q2M、アンプはTIのTAS5630をつけたものです。

 音質的には比較すると逢瀬はクリアーで滑らかな点が特徴的でした。流石にノイズにこだわったというだけに澄んだ音がしています。
 自宅のは3ch分を統合アンプとした影響で製作時からコモンモードノイズに悩まされようやく聞けるようになったのでその問題が残っているようですね。以前テストで同じ基板で作った個別シングルのDACやアンプの方がずっと良かったのはこの辺が効いていたのでしょう。
 次作はマルチアンプの電源をまとめた統合アンプではなく、基本に立ち返って電源分離型にする予定です。バランス接続も有効とのことですので、できればそうしたいですね。
 

 

AVセット再調整

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 メインスピーカは室内を横配置にした設置に変更した為に、横長で見るAVセットはお休み状態でしたが、専用にDCU-F131PP対向とTOT19NC00の変則2Wayをあてがう事にして再調整しました。

 スクリーンを避ける様にスピーカはトールボーイが必要でしたが、ポールスピーカは色々作っているので選べます。しかしAV用としてはワイドレンジでパワーも入る必要があるのでこのセットにしてみました。

 純正の3Wayと比べると中域の解像度は少し落ちますが、このウーファ側のユニットは13cmx2の対向なので、ルームゲインと合わせて低域も良く伸びています。周波数特性はリスニングポイントでスピーカからは約3m、クロスは約2.5kHzの2次FIRです。

 AV用にはやはり最低域が充分出ないと面白くありません。その点設置を工夫数とこのスピーカでも50Hz以下でかなりたっぷりとした鳴りっぷりになります。これならヘタなサブーファも必要ないほど最低域が伸びて充分でしょう。中高域も素直で、最近はリバースヌルよりアライメントをあわせる方を重視した再調整で、その後は他のシステムともひけをとらないほど奥行きとバランスが良くなりました。

 こちらはメインと違って横配置なので、スピーカまでの距離も充分取れ、音像レイアウト的にもやはり落ち着きますね。低域が伸びれば横配置もいいです。やはりどっちをメインにするか悩ましいです。

mini対向スピーカ(その9)

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 久しぶりにネットワークSPが必要になり、以前のmini対向3Wayを見直したのですが、やはり当時アライメントが詰め切れていなかったようで、再度全体を見直し再調整しました。

 ネットワークの場合は物理的な前後でアライメントを調整するのですが、まあボイスコイルの前後位置を合わせておけば後は周波数特性を見ておけば良いだろうとその時は余り深く追求してい無かったようです。

 今度改めて細かく再調整してみるとやはりツィータの位置がベストではありませんでした。ツィータの高さが少し耳の高さから低いことあって、最適方向は少し仰角を持たせて上向きにする必要もあり、中域と垂直だとツィータ位置は前気味なことが解りました。そこでツィータの取り付け方向を逆側にして3cmほど位置を奥に下げました。

 従来位置が写真左側で修整後が右側になります。上グラフはそれぞれのWaveletで、やはり従来ではグラフ上の高域が左側に曲がり、少し前気味なことが解ります。
(下側の写真は左方向がスピーカ正面側になります、ユニットは左右についているので、真横の写真にユニットの正面が見えます)

 合わせて周波数特性も少し追い込んでツイータレベルを1,2dB下げると非常にバランスが良くなり、奥行きが増し、かつ広がりも本来の無指向性に近い特徴を生かした広大な臨場感になりました。

 室内の設置位置も横置きにすることで低域のルームゲインで伸びワイドレンジになります。スピーカは調整次第でやはりかなり化けますので使い込みが肝心ですね。

Colleen邦楽ライブ

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 昨日我孫子オーディオファンクラブの主催でColleenさんらの邦楽ライブが開かれました。「ワタシが日本に住む理由」で紹介されて注目されましたが、ColleenさんはAAFCの我孫子に近い東葛の新松戸にお住まいという縁もあって、AAFC恒例のコンサートにお出でいただいたようです。

 明るい語り口と琴、三味線、尺八の合奏を上手くアレンジして、ちょっととっつき難い邦楽を飽きさせずに楽しめる構成は中々です。オリジナル曲も含めて1時間半ほど演奏は会場を和やかに楽しい時間にしてくれました。
 当日は生憎の雪模様でしたが満席になるほどの来場者もあり、事前の心配も杞憂でした。

 折角のコンサートなので私も録音をする予定でしたが、今回は機器の不調で間に合わず、ポータブルで済ませることにしました。まあもう一方のD氏の方が友人と共に本格的な録音をして下さったので安心かと思います。

三味線 Collen Christina Schmuckal
琴    樹本 佳音里
尺八   森 維久山

大創スピーカ(その5)

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 大創スピーカは約80cm長のポールの底を十字スタンドで2cmほど持ち上げて開放し、ポールの管共鳴で低域を持ち上げると100Hzぐらいまでほぼフラットになりました。このくらいなら後は若干の周波数特性の補正でこの状態でも使えそうです。(測定は室内1m)

 グラフはこの周波数特性と下がポーラパターン(左右90度、15度間隔の測定)の図です。左右90度のデータですが、前後対称形なので全周もほぼ同じはず。短距離で配置され前後左右に直角4ユニット対向が効いて、全帯域がほぼ水平無指向性になりました。周波数特性はポーラパターンが解り易いように若干ピークを抑えて補正してフラットにしていますが、そのまま補正無しでも充分聞けるレベルです。

 まあこれから最低域を伸ばそうと頑張るのも面白いですが、それはサブウーファをどうするか考えてからにすることにしました。
 100Hzまで出ているとウーファはなくとも結構これだけでも充分音楽が聞けます。4ユニットのお陰で思ったよりパワーもかなり入ります。それに全帯域対向で高域まで全周フラットですから、立ち上がりも良く、高域のエネルギー出力が半端でないですね。音の切れの良さはピカイチです。極安の大創スピーカですが、そんなユニットとは思えない音でやはり大創、侮れないです。
 シリパラでも負荷4Ωと厳しいので、駆動するアンプで音色もコロコロ変わります。その辺も面白いですね。

大創スピーカ(その4)

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 対向は片側2組で計4個のスピーカをつけました。90度ずらせて2段重ねでバッフル間はできるだけ最小寸法にしました。対向ユニット間にはボトムエンドに5mmほどの板を挟んで長ネジでバッフル板と一緒にトモ締めです。

 接続はシリパラですが、内部スイッチで中点をショートできるようにしてパラシリにもなります。特性はほとんど変わりませんが、聞こえ方はちょっと変わります。前者の方が広がりがあり伸びやかですが、後者は厚みが出て馬力があります。この辺は好みで選べはよいかも。

 音の方は中域にちょっとピークがありますのでそれを補正すれば結構まともです。対向のためか小型の割りに力強さがあって音色的には面白いスピーカですね。

 流石にこれでも低音は出ませんので、低音を追加して2wayにしようか考慮中。

DSDダイナミックレンジと情報量(その2)

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 DSDデータの最大値はどうかという質問があったので0dBの周波数特性をスィープで録ってみました。96KHz24bitで20Hzから44kHzまでの0dBスィープを一旦DSFに変換してからPCMに戻しWaveSpectraでピークを測定しいます。

 高域までレベルもきちんと出ています(数値レベルは見やすく変更しています)。最高域で少し下がるのは元のPCMでも同じなのでWSの特性みたいです。
 ホワイトノイズでも測っていますがこちらも同様ですので最大値は問題なさそう。

 ところが肝心のFF400のノイズレベルが以前ほど下がらなくなってしまって何だか良く解りません。深海のサルベージみたいで上手く測れていたのかも何か自信なくなりそう。何か間違えて測っていたのかなぁ。

大創スピーカ(その3)

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 そのままシングルでエンクロージャを作ってもよいのですが、シングルではパワーも入らず能率も低いので、ここは音圧を稼くために複数使用を前提に考えます。

 折角の複数使用ですから、まずは対向にして使ってみようかと思っています。対向は立ち上がりの改善に効果的で切れの良い音が望めます。ユニットのつくりを見てみるとエンド(底)のヨーク面が平らなので対向するにも使い易いです。

 スペーサを挟んでユニットは対向にしてバッフルと共締めにしてとめることにします。後は全体のエンクロージャをどうするかですね。いつも対向はこの辺が難しいのが難点です。まあゆっくり考えましょう。


DSDのリニアリティ

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 DSDフォーマット変換を経由した微小領域の直線性を測定してみました。

 前回のやり方でDSD64フォーマットを経由して-100dBから-143dBまでの計算値データの変化を測定します。元のPCMデータとDSDとの差分を取っていますが、流石に-140dB以下はPCMでも値は怪しくなります。

 それでもDSDも含めてほぼ極小の-143dBレベルまで微分直線性のある出力が取れているので凄いですね。まあ考え方に間違いは無いとは思うのですが怪しいところがあるかもしれません。

 できれば今度実際のDSDDACのアナログ出力も見てみましょう。

DSDのダイナミックレンジと情報量

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 ちょっと話が難しくなりますが、DSDフォーマットにどの位の情報が入って送れるのかを考えてみました。以前考えていたレベルではDSD64(2.8MHz)だと高域では16bitがやっとで、PCMフォーマットのハイサンプリングに対してDSDは余り優位性ははないのかと思っていました。

 構造の考察からではそのくらいかと思っていましたが、実力は実際にデータをテストしてみたらというアドバイスがあり、なるほど測定方法を考えてみると変換を経由すればDSDの実力データが取れそうです。

 その方法はまずはWaveGeneで10kHz正弦波の微小PCMデータを用意します。これを一旦DSD64にAudioGateでDSD変換します。今度はそれを再度PCMに戻してそのPCMデータのスペクトラムをWaveSpectraで測定してみました。(データフォーマットは96kHzfs32bitフロート)
 こうすればDSDフォーマットを経由しますのでDSDに入る分しか最後のPCMには送れないことになります。DSDの伝送能力の限界はその間の劣化を見ればよいことになります。

 今回もインターフェースはFireWire400を使用しましたが、アナログ系の影響を除くためデジタルでのループバックで変換のみの結果を見られるように考えました。


 結果は途中リニアリティも見ていますがどちらも-140dBくらいまではほぼ直線性を保っていて、24bit最小ビットのLSBのみとなる-143dB振幅でも図のようにきちんとそれらしい結果のデータが残っています。(上がPCMデータで、下がDSD変換後PCMに戻したデータ。ゲインの約6dB差は今回の計測時の問題で常にある)
 
 これでDSD64でもPCM24bit相当の実力(ダイナミックレンジと分解能)が入ると考えられます。
一波長のデータ構造からは難しそうですが、まあ連続正弦波ですから時間的に広がっているのかもしれません。果たしてどの様にしてDSDにこれだけの情報量が入っているのか興味がわきますね。

CF120に換装2Way

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 以前のDENONユニットを使った2WaySPのウーファをDaytonのCF120-04に換装してみました(ツィータはXT25SC90-04のまま)。幸いにも外径がほぼ同じだったので割と感単に入れ換えることができました。

 今回は分割をデジチャンでなく簡易マルチとしてアナログCRフィルターによるチャンネル分割にしてみました。マルチを手軽に出来る方法としては上手くいけば便利に使えそうです。

 またCRだとカットアンドトライも面倒なので、チャネルデバイダのシミュレーションツールとしてSpeakerWorkShopを使って検討することで調整を簡略化できないかと考えました。

 ご存知の様にSpeakerWorkShopにはLCネットワークのシミュレータがあるので、これを上手く活用してみます。分割フィルターはLCの変わりにCRで組み、スピーカユニットの周波数位相データはそのまま使いますが、インピーダンス(位相)データは定値のアンプの入力インピーダンス(位相0度)と変換して読み込ませます。

 これで通常のLCネットワークと同様CRタイプのアナログチャンデバのシミュレーションができます。今回低域はCR1段、高域は2段のフィルターの2kHzクロスのチャンデバを組んで見ました。

 これでシミュレーションした結果が上のグラフで、実際のデータが下のグラフになります。中域は今一つの所もありますが、概ね合っていると思います。

 実測データをベースにするSpeakerWorkShopは位相特性やオフセットによるアライメントもシミュレーションできるので、機能的にほぼ万全ですね。

 CF120は前のユニットよりやはり低域が伸びているので試聴が楽しみです。

大創のUSBスピーカ(その2)

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 箱を開けて特性を測ってみました。磁石が弱いせいかQは高めですが、むしろ低域を上手くカバーするのに使えるかもしれません。現状だと300Hzぐらいに山があり、低域はまったく望めませんが、2リットルぐらいの箱に入れるとレンジも広がり良さそうです。

 諸特性は4個平均で

 Re 3.8Ω fo 170Hz Qts 1.6 Ms 0.73g Vas 0.22L

 です。結構ばらつきはあり、作りは悪くないのですがやはり値段どおりかも。振動板が軽いところは良さそうです。

スピーカフレームのアーシング

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 写真解り難いですが、スピーカのフレームからリードを出し、システムのグランドアースに落としています。これは最近のFGアースと同じで、昔のシステムではやっていたのですが、最近はサボっていたのを思い出してやってみましたが、それなりに効きます。

 確かTADやTANNOYでも昔はスピーカのフレームアース端子がある製品がありましたが、今は見かけないですね。

 これも理論的には理由は良く解らないのですが、音への影響があります。勿論システムによってその効果の差は大分ありますが、結構聞き分けられるかと。

 メリハリが出て弱音が沈み込みダイナミックレンジが上がる様に聞こえます。まあケーブル交換と似たようなものかもしれませんが、こちらはコストはほとんど掛から無いのがメリットかな。

 まあ注意点としてはフレームの塗装(アルマイトなどの処理を含む)がある場合にはキチンと剥がしてアース線とフレームの導通を確認する必要があります。

 アース回りはいろいろと面白いですね。

大創のUSBスピーカ

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 ご存知100円ショップで有名な大創で売っているUSBスピーカです(ただしこちらは300円)。300円とはいえしっかりした箱に入った4cmスピーカがアンプ付きでステレオで聞けます。

 給電がUSBで入力信号はステレオジャックですから、ノートPCのデスクトップ拡張用といったところでしょうか。実は町田の会でこれをベースに本格的に作っていた人もいたのですが、結構マトモな音がしています。この手の小型スピーカはいくつか出ていて聞き比べた事は無いのですが、同じ出元なのでしょうかね。

 特性を測っても流石に低音は出ていませんが、中音以上はかなり素直で聴感を裏付けます。スピーカは元々構造も簡単で部材コストは安いのでノウハウと数量がまとまれば恐ろしく安く出来るのでしょう。ちょっと遊んでみるもの面白そうです。

Hypexアンプ

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 UcD180STに続いてUcd32MPアンプを入手しました。こちらはローコスト2chデジタルアンプで小パワー(30W4Ω)ながらSW電源込みで50€(ボードのみ、写真のケース等は別)とかなりお安いのが特徴です。思いがけないプチクリスマスプレゼント。

 音の方はそれなりにいけますが、一応UcDアンプなのでオーバーオールの帰還が掛かっていて歪は少ないはず。小規模用なら結構いけますね。この派生で4ch,6chアンプもありますが、4chも現在のロットで終了とか。やはり小パワーではデジアンは売れないのかな。

 ワンボードなのでノイズ対策も少しやり難いのでどうしましょうかね。入力に電源だけでもやっておきたい。
 

foobarを高task priorityに

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 ゴンザエモンさんの日記でPCオーディオソフトのプライオリティを上げて聞いてみました。JPLAY以前は確かにそのような事をやっていましたが、その後はすっかり忘れていました。

 というわけでDualFoobarでもプライオリティをrealtimeにあげてみます。場合によっては高までしか上げられない場合もありますが、とりあえずレンダラーのaudioPCではfoobarとDDCのドラバイーを、ControllPCではfoobarだけになりそうですが変更しました。

 まあそれなりに効いているようで全体に締まり高域は切れが良くなります。中々良い感じなので採用決定です。起動コマンドで自動化も出来そうなのですが、これから試してみましょう。

 

DAC比較part1訂正版&追加

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 今回は最初にとったSSDAC64の歪率特性の取り直しです。こちらは前報のように測定条件の改良では余り結果が代わり映えしません。
 やはり細かい高域の歪列はこのタイプ(多分マルチビット?)の特徴かもしれません。

 これだけでは面白くないので、DACのリニアリティも取ってみました。このリニアリティとは例えば1kHzの信号が入出力の間で比例関係がどのくらい保たれているかを表わしています。

 グラフの最初の方で乱れているはSSDAC64ですが、これは内部演算処理が16bitのためで、理論上も早くからリニアリティがずれてくるからです。

 他のグラフとも一緒に書いていますがこのとき横軸は等間隔では無いのに気をつけてください。

 残りは内部演算が24bit処理系なので-120dB辺りまではほとんど問題ないレベルで変化しています。各機種間の差は後はノイズとの絡みもありますので、この程度ならどれでもほぼ問題ないと思います。流石に1ビット系は結構リニアリティは保たれているようですね。

DAC比較part2訂正版

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 前回のDAC比較測定も色々やっていると少しおかしい点が見えたので取り直しました。測定は中々難しいですね。
図は前回と同じ左からAK4490,とRMEのFF400(初代)ES-9038Q2Mです。

 測定のポイントはやはり対になるA/Dの影響をいかに少なくするかで、どうやらFF400の入力感度を-10dBVから+4dBVに上げた方が予想に反してひずみが下がりダイナミックレンジが取れそうです。また表示を平均値としたのでノイズ成分も少なくなり見易くなりました。

 結果、前回と比べてグラフ中央のFF400の高域歪が1.25kHzの高次は残っていますがピークは20dBは良くなっています。FF400のイメージは余り良くなかったがこれなら優秀なレベルといえるでしょう。まあ低域は9038などと比べるとやや(10dBほど、ハムもちょっと多い)高いですが4490などと比べると充分優秀だと思われます。

 4490や9038には7,8,9kHzあたりの特徴的なノイズが見えますが、これもFF400はわずかなのでUSB経由による問題(FF400は本体出力をループ)の様にも思えますので、DACの歪ではないかもしれません。

 SSDACもデータを取り直していますが、こちらは余り大きな変化は無さそう。

Daytonユニット入手

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 気になるユニットがあったのでちょっとポチりました。Daytonのウーファで左がCF120-4、右がND140-8です。hiroさんが使っているのを聞いて面白そうなので手配しました。

 到着して早速特性を測ってみましたが、NDの方はほぼカタログスペックどおりですが、CFの方は少しずれていますね。

ND140-8
maker sample
fs 56.5  57.5 Hz
Qts 0.68  0.68
Ms 10.4  10.4 g
Vas 7.74 7.18 L

CF120-4
maker sample
fs 53.2 63.6
Qts 0.28 0.34
Ms 6.9 6.3
Vas 4.87  3.7
SPL 89.1 85.5

NDは噂のとおりペラなフレームですがネオジなので@355gと超軽量、CFの方がダイキャスト+フェライトなので小さいながら@910gもあります。

NDはサブウーファ向き?CFはQガ低いので小型エンクロージャでも結構いけそうだと思います。

まあボチボチとシステムを考えながら作りたいと思います。

理科fes

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 先日北千住の東京電機大学キャンパスで行われた関東の大学オーディオクラブの合同イペントに参加してきました。

 参加大学は写真左上から
中央大学理工学部電気工学部オーディオ班
東京都市大学電気電子研究会
 下段
神奈川工科大学オーディオ研究部
日本工学院八王子専門学校オーディオ研究会
 2段抜
首都大オーディオ研究会
東京電機大学オーディオ技術研究会
立命館大学音響工学研究会
明治大学AudioEngineeringClub
 の8団体です。

 各団体から順繰りに発表作品のプレゼントとデモが行われました。作品も初級から凝った設計までバラエティに富んで、ユニットメーカも広範囲にわたっています。

 最近は若者のオーディオ離れが言われていますが、大学生でも結構オーディオに熱心なメンバーが居て、頼もしい限りですね。製作品の仕上げや設計技術なども玄人はだしのレベルもあり聞き応えがありました。

 今後の皆さんの更なる発展に期待すると共に、世代を超えた交流が深まればと思います。

DAC比較part2

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 DAC比較の第2弾で左から旭化成のAK4490,とRMEのFF400(初代)、比較に前回と同じくES-9038Q2Mも載せてみました。入力レベルは-20dBで条件は同じです。

 4490は大体9018K2Mと同レベルでノイズや歪性能はよく似ています。

 FF400は中域のノイズは優秀ですが、低域はそれほどでもありません。ハムが見えるのはちょっと残念です(ループバックがアースループができてまずいのかな?)。中高域の歪は特徴的ですが特に高調波のレベルは低く優秀です。

 以前のSoekrisのマルチビットDACとも比較すると面白そうです。

DAC比較

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 左からES-9038Q2MとSSDAC64,ES-9018K2Mの3者のDACボードの歪を測定して見ました。これは-20dB入力の時で0dB時より差が解りやすいですし、実際に普通良く聞くレベルで実力を表わしていると思います。
(SSDAC64は3次スプライン関数補間のマルチビットDAC、トラ技10月号参照)

 差が分かり易いのは9018が他の2者とくらべノイズレベルが高いですね(AK4490も同様)。9038とSSDACはバックグランドノイズ並みで優秀です。高調波歪も9038が優秀で、SSDAC、9018の順にレベルが大きくなってきます。特に10kHz以上での1kHz折り返し?ノイズの差も大きいように見えます。

 9038は他と比べると1kHz信号の裾野が少し広いのでジッタは多いかもしれませんね。ただし他の2者とDDCが異なりHDMI経由なのが効いているかも。

 入力レベルが0dBだとむしろ3者の(ノイズレベルは解りますが)歪の差は余り顕著に出ません。また-20dBより入力レベルが下がっても歪やノイズはあまり下がらず、変化は少なくなります。

 歪の基準とされる-60dB再生では

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 こんな感じになり、9038では高調波歪はまったく見えずバックグラウンドと変わらなくなります。

 SSDACは入力が-97dB以下で出力が無くなるので16bit対応?なのでしょうか。9038、9018等は24bit対応なのでそれ以下でも出力がありますが、特に9038はノイズレベルが低いので-120dB以下までリニアリティが確認でき、何と24bit限界の-143dBまで出力が見えます(-144dBだと無くなる)。もうデジタルVRでのビット落ちを心配する必要は余り無さそうです。

 この辺歪やノイズでは流石に最新のES9038チップの威力でしょうか抜群の性能ですね。SSDACも汎用のチップをはるかに越えるかなりのレベルに達していると思います。

 測定環境
 信号源 WaveGeneretor (efuさん作成)96kHzサンプリング24ibt
 A/D   RME FireWire400(96kHzサンプリング)
 スペアナ WaveSpectra(131072サンプリング、Hannig)

交差法から平行法?

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 システムのアーシングに伴って大分音質が変わってきたのでスピーカの角度を平行法に近づけました。大体35度くらいの内振りでスピーカの軸延長がリスポジ前の交差だった(左)のを、内振り15度ほどとしてほぼスピーカ正面向け(右)にしました。(ウーファは固定にして上のミッド、ツィータのみ回転)

 あちこちアンプ系のアース(フレームグラウンド)を取り直すと大分音質が変わってきました。以前は音像の密度感の向上と奥行き感からスピーカはかなり内振りで良かったのですが、アース接地でピントが有ってきた分密度感が上がり音場もセンターに集まり過ぎるくらいになりましたので、それをうまく再調整しました。

 角度的にはそれほどでもないようですが、リスポジから見るとクロス点が前から後に移動しこの辺の変化が大きいです。それでも奥行き感も損なわれず音像の厚みも出ていい感じになったように思います。

 流石に平行法も正面(0度)までにすると部屋の使い方が横配置なので中抜け感がありますが、角度的この辺が良さそうです。まあ未だ変えたばかりなので周波数レベルバランスと共に少しづつ追い込んでみようと思っています。

 

FGの大地アース

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 以前機器の簡易的な大地アースを試していた事もあって、アースラインは敷いてあったのですが、面倒になってそのままでしたが、色々試しに再開してみました。

 基本的にフレームアース(FG)のみを落とし、アースループになるので信号グランド側は落としません。まそれでもSW電源やノイズフィルターなどはコンデンサでアースに落ちている場合もあるので中々難しいところです。

 まあ駄目なら戻せばよいですし、物は試しと落としてみました。

 それなりに接地はやはり変わりますね。変化の具合はちょっと説明しずらいですが、音場の雰囲気が変わるような感じで全体が落ち着きます。比べると以前は足が地に着いていないというかふわふわしている様に聞こえます。

 クラシックなどは音場が広く効果的の様に思いますが、スッキリとして躍動感は少し落ちる感じで音は薄めになりますね。

 以前はスピーカフレームまでアーシングしていましたが、これはこれでまた嵌りそうな感じです。まあコストはほとんど掛からないのが利点ですが。
 

Volumio2のDSD Direct再生は?

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 VOLUMIOではプレイオプションでDSD Directの指定が出来るので、直接I2S信号にDSDデータが載せられそうです。I2SにDSD信号が載ればSDTrans以外でもI2S経由の再生でES9038が使える様になるかと早速試してみました。

 拡張ボードは前回のPCM5122を使ったマスターモードです。これでDSFファイルを再生してみると画面にDSD再生の文字が表示され音も出て一安心と思ったのですが、良く調べてみるとI2Sに出ているのはDSD信号ではありませんでした。
 I2S信号に載っていたは352.8kHzfs(8fs)のPCMフォーマットでした。まあ音は良いのですが、指定のDSD Directにはなっていません。

 良く考えるとDACチップのPCM5122はDSDを受けられませんから、「HiFiBerry DAC Plus」ドライバーではDSDモードは生きていないのでしょう。お粗末さま。

 それではDSD Directの再生方法はというと今の所対応DACチップのボード(ドラバー?)に変更するしかないようですね。その時はマスターモードで動くようにならないのかな。

ラズパイトラポ

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 話題のラズパイも3BにマスターモードのPCM5122を載せてI2S(HDMI)も付けて、改めてメインと比較して聞いてみると結構使えそうなレベルだと思いました。そこでこの際電源を作り直して可搬性を良くしてみました。

  前のアナログ電源はHDD電源などの流用だったので、不釣合いに重く大きかったのです。これを必要充分な容量にしてラズバイと同じケースに入れ込みます。この際この所のノイズ対策も盛り込んで仕上げました。
 ケースといっても相変わらずのタッパケースですが、これが軽くて加工しやすいので便利です。

 電源はRSのトロイダルを使い通常のショットキーと3端子レギュレータとそれほど凝ったものでもありません。出力に5穴とコンデンサの梯子方フィルターを入れているぐらいです。

 PCとのLAN接続は無線(Wifi)もできるのですが、ノイズのために有線にして、出力はHDMIでデジチャンにつないでいます。

 音の方はメインと比べると少し中低音が薄い感じですが両端はしっかりと出ているので、解像度は高く感じられます。少し高域は五月蝿い感じも僅かにありますが、その分低域も含めて切れの良い音に感じられます。少しバランスを調整すれば結構いけますね。

 重量はトランス込みなので1.3kgとまあまあかな。