UcD180ST(その2)

UcDアンプをTIのデジアンと入れ替えて早速聞いてみました。TIのデジアンの電源は160VAのU字トランスでショトキーダイオードのコンデンサ(10000μF)インプット整流です。
電源電圧は規定の±45Vは取れなかったのでパワーは定格の半分ほどです。
電源電圧 ±37V(フルパワー時±32.5V)
出力 約56W(8Ω負荷両ch同時)
周波数特性 ~40kHz(-3dB)
キャリア周波数 387kHz(無負荷)
424kHz(8Ω)
437kHz(4Ω)
ゲイン 約24dB
キャリア漏れは0.2V程度なのでハイパワーデジアンとしては小さいほうだと思いますが、周波数特性はそれほど伸びていません。歪みはフローティグなのでまだ測れていません。
早速サブシステム(SDTrans+ES9018、Alpair10)で聞いた感じでは非常にスムーズで滑らかな音色です。エッジを効かせるという感じではありませんが、そうかといって丸くなるほどでもない、ちょっと不思議な音です。
最初はアンバラで聞いていましたが、滑らかなエコー感が良く聞こえる感じですが、バランス接続にするとちょっとマッシブになり、厚みが出てきますが雰囲気は少し後退しますね。まあこの辺はDACの音色かもしれません。
回路的にはまだノーマルそのままで、定電圧回路も入れていませんから素の音が聞けているはずですが、デジタルらしくない高域の滑らかさがこのアンプの特徴かもしれません。
"UcD180ST(その2)" へのコメントを書く