イオンツィータ

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 先日takeさんより預かったのは(先日の来訪者とは別の)K氏からのもので、リアル音響工房のプラズマ スーパーツィータ リアロンMK3と称する物です。

 これは電極間のコロナ放電に音声信号で変調をかけ、それによる空気振動をホーンでマッチングさせた物。振動板レスなので原理的には究極?のツィータと考えらています。

 まあ原理はともかく測定してみるとスーパーツィータと言っている事からも下はそれほど延びていません。7,8kHzがよいところですから、実質的には10kHz以上で使う物でしょう。
 メーカは直接スピーカにパラに接続するような使い方を推奨していますが、流石にそれでは高域が伸びている近代的なスピーカではツィータと重なってしまいますので15kHz当たりで切るか、ツィータにフィルターを掛けたり、軸をずらせるなどの対策が必要かと。

 それと感度的にはそのままでは85dBぐらいでちょっと普通のスピーカから見ると少し低めです。PT-R5と比べると5dBぐらい低いです。スピーカ全体のシステム感度が低い物だと丁度良いのですが、もう少し欲しいくらいですね。まあバイアンプにすればこの問題は解決しますが、もう一組アンプが必要でちょっと大掛かりになります。

 それと10cmぐらいの直近でも100dBぐらいの音圧でサチるようであまり過大な音量は出ません。まあスーパーツイータですから実際に家庭用ならそんな音圧は必要ないとは思いますが、極端な使用は無理があります。

 それとメーカサイドではオゾンやイオンは出ていないと言っていますが、今回の物はやはりかなり匂いがあります。オゾンは健康に良いように思われていますが、ごく微量ならともかく通常は有害で注意が必要です。特に締め切った部屋で聞くオーディオにはちょっと問題が有るような。

 ともかく現状でDynaudioのツィータT-330Dの素と、それに14kHz-18dB/octフィルターをつけてパイオニアのリボンツイータのPT-R5やリアロンMK3を追加した物を聞き比べてみました。(ツイータはハイカットなし)
 
 ソースはハイサンプリングのガムランを使用。

 HDDを替えてから高域もかなり伸びるようになってT-330Dでは15kHzあたりから少し落ちますが、ガムランもほぼ問題なし。すっきりと再生します。

 PT-R5をつけると流石に金属音がしっかりして鮮やかになりますが、それほど空気感は変りません。もっと高級なリボンだと更に良いかも。なお付属のリボンの内蔵フィルターは外しています。

 リアロンはつけても静かなのでレベル的にはほとんど変化は感じられませんが、僅かに空気感が変りやわらかさが出るように思います。ここはもう一段増幅してレベルを上げれば良くなるのか、もう既にサチッているかはよくわかりません。自宅では本格的な4Wayはちょっと難しいのでここまでですね。

 音の可能性はありそうですが、個人的には臭いの方からちょっと使えそうに有りません。メーカ側も健康安全の面からちゃんとしたオゾン発生データを発表してもらいたい所ですね。

 

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