7233 8パラの特性

ようやく涼しくなってOTLアンプに火を入れる気になってきましたので、まだ詳細の測定をしていなかった7233 8パラOTLアンプの特性測定をしてみました。
主に測定したのは調波歪率ですが、出力にほぼ比例する感じです。流石に低出力ではノイズを別にしているのでぐんぐん下がります。(WaveSpectra,WaveGene,RME Multiface使用)
出力管はまったくの無選別ですが、自己バイアスのためそれほどひどくはなっていないようです。
スペアナの表示を見るとハムはまだかなり残っていますが、まあまあでしょう。歪みは2,3次が中心で4次以上はかなり小さくなっていて高次の物はあまりみられません。
最大出力はクリップで12.5W程度でした。電源電圧を上げればもう少しいくでしょう。流石に10kHzの矩形はまったくリンギングも無くきれいなものでした。
周波数特性 10~200kHz(-3dB)
ノイズ L 0.6mV R 0.7mV
最大出力 12.5W(クリップ、負荷抵抗8Ω)
歪率 約0.1%(1W) 1%(10W)
DF 約6.0
クロストーク 50kHz以下 -90dB以下
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