SATRI-V11.4 トリプルドライブ(モドキ)

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 ようやく朝晩少し涼しくなって、製作モードにも切り替えられるようになって来たところで、新しい世代に入ってきたSATRIを徐々にフォローしようと思います。

 出力段のプッシュプルトランジスタの上下のエミッタ(ソース)を個別に定電流源で引いて合成し、より完全なパラシングルに近づけたSATRI-V11回路ですが、最新ではそれに加え更に出力段のドライブ段を強化して総合的な音質改善に成功して開花したのが新世代SATRIのようです。

 バリエィションは色々あるようですが、今回はSCA-7511MK3のようなトリプルドライブという方法を採用してみました。これは出力段の両極FETのゲートをそれぞれ個別にプッシュプルドライブするもので、小電力・電圧増幅段向けということのようです。
 ちょうど現用フォノイコライザをV11.0に対応させているので、今回はそれを更に改造することにしました。出力段はK2013-J313のFETプッシュですが、それを前段からダイレクトにドライブさせるのではなく、間にそれぞれK246-J103のバッファを入れます。

 最近はLPもDSD録音して少しづつデジタルライブラリーにしていますので、アンプの回路変更も前の録音が残っているので比較は簡単です。再生系はいつものでLP12にLYLA-DRIANをElectorArtさんのUSBRecorderでDSD(5.6MHz)で録音したものを使います。

 今回のV11.4の特徴はピントがよりシャープになったことが印象的ですね。その分ポピュラー系は少し線が細くなった様に聞こえるきらいはありますが、より分解能が上がって聞こえ、奥行きもわかりやすいようです。
 その点クラシックは効果がはっきりして誇張のない落ち着いた雰囲気でありながら、よりきめ細かい音が楽しめます。
 V11で格段に良くなりましたが、このバッファを追加するだけでも結構違いますね。また一段と音量が上げられそうです。

 大電力向けは少し複雑になりますが、これに気を良くしてV11.0の試作アンプも更に新世代向けに改造してみようかと思っています。

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