6cmDSSダイヤフラムスピーカ(その11)

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 新しいエンクロージャに入れたPMS-061のバスレフポートの調整編です。

 容積は3L弱ですのでポート径1.9cmだと共振周波数が55Hz狙いでその長さは35cmほどになります。バスレフの問題点は本来の低域共振以外にエンクロージャ内部の定在波が開口から漏れて来てしまうことです。今回はエンクロージャの形状が径に比較し長め筒状なのでその傾向が著しく、上手く押さえ込めずに最後は妥協せざるを得ませんでした。

 グラフの黒線はポートのエンクロージャ内部開口位置が全体の約1/2、赤線が1/4の時のポート開口端での周波数特性で、エンクロージャの長さが40cmなので1次~3次の共振の450Hz,900Hz、1300Hzが良く見えます。1/2の場合には1次の450Hzと3次の1300Hzが振幅の腹になるので音圧は最低になり出なくなりますが、2次が残ります。1/4の時は逆で2次はつぶれますが、1次と3次が残ってしまいます。その間で上手くいくかと思いましたが、共振が強くてどちらかぴったりでないと肝心の基本波も抑えられませんでした。
 まあどちらかといえば1/2のときの方が聴感的にもマシだったので今回はその辺で妥協しています。前回の対向の様にエンクロージャの形状を定在波が立ち難いようにしないとこの問題の解決は難しそう。余り筒は長くしてはいけませんね。(ポート内部をダンプすれば少しは押さえられますが、本来の低域共振も減ってしまいます)

 まあデータ的には残念な所もありますが、聴感的にはあまり気になるほどでもないようです。このサイズのユニットとは思えない重い低音がしっかり出ます。