バッフル違いによるツィータのポーラパターン(その4)

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 70角ツィータボックスの背面の蓋有無での水平ポーラパターンを比較してみたが、データには差は見られなかった。今回は無駄足でした。

 左が蓋なし、右が蓋ありで条件は前回と同じ。聴感では違う様に思ったのだがデータ的には差がわからない。まあ違いを感じるのはプラセボかもしれないが、必ずしも全てデータに出るかどうかは判らないのでこの辺は継続調査ですね。

バッフル違いによるツィータのポーラパターン(その3)

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 色々水平ポーラパターンを録ってみると前回のSeasのデータを見ても周波数特性の凸凹に特徴があり、バッフルだけでなくツィータボックスの形状による影響が思ったより大きいのではないかと気が付いた。サイドエッジの反射もあるが側面や背面の形状が効いていると思われたので、実験としてSeasのツィータスタンドとして使っていたロの字型のバッフルの縦横の場合を比較してみた。これはサイドの面があるかどうかがポイントとなる。

 結果は図の上のポーたパターンで下の写真と対応している。条件は前のパターンと同じ。

 パターンを見て判るように左の側面が無い縦置きのスタンド(ボックス)では周波数特性の凸凹が大きく、軸外の周数特性も中域よりになっている。右側の横置きとした側面のあるパターンはそれと反して全体に滑らかで特性もフラットに近い。

 実際音を聞いても思っていた以上にかなり違いがある。縦置きの場合はメリハリはあるが中域にピークを感じうるさい場合もあるが、横置きは滑らかで大人しく、響きの細部も良く聞きとれるなど結構違う。

 縦置きのサイドが空いているツイータボックスでは前後の板からの反射で指向特性が乱れているのではないかと思われる。こうなるとベリのボックスは背面が空いていたのでこれも影響があるのかもしれない。次回はベリの背面を塞いでも確認してみた方が良いかも。

バッフル違いによるツィータのポーラパターン(その2)

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 前回のバッフル付きのポーラバターン測定が簡易的なのものだったので、きちんとしたエンクロージャの、ツィータ(Seas T29MF001)埋め込み状態でのエンクロージャで録り直してみました。

 エンクロージャは以前のSeas2Wayのものでサイスは22Wx35Hx33Lです(バッフル板外周はR10で面取り)。測定条件はほぼ同一ですが、測定角度を7.5度おきと倍にして、低域のクロスも500HzBW-48dB/octと下げました。

 図を見ても判るように大分前回と様相が異なります。中央のディップは左右バッフルのエッジ効果だと思います。また中央から後後方に延びているディップも同様にエッジ効果の延長だと思いますが、自信はありません。
 また1kHz以下の周波数一定のギャップもエンクロージャ前後間の反射行路差による干渉かも。

 以前とのグラフの違いは大きいですが理由はまだ良くわかりません。

 このツィータは意外に中域のエネルギーが強いようですね。

バッフル違いによるツィータのポーラパターン

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 前回ボックスサイズの違いによるツィータの水平ポーラパターンの変化が面白かったので、通常のバッフル取付けと単独ユニットとの違いがどう出るか確かめてみました。

 今回のユニットはベリではなくSeas T29MF001を使いました。信号レベルは同じで保護用に1kHz4次のLRのHPを入れてEQはフラットです。測定はomniMICV2を50cmの距離で時間窓は5msスムージングは1/6th oct、15度おき片側0-90度の7ポイント測定は前回と同じ条件です。

 グラフは左側が28cm角のバッフル付き、右側はほぼユニット単体(トッププレート11cmφ)です。

 今回は優劣の判定は単純には難しいですが、それぞれの特徴は良くわかります。

 左のバッフル付きは思ったより指向性は広いです。5kHzまではむしろ均一性も高くバッフル効果により低域も比較的伸びていますが、5kHz以上だと広がりがなくなり、軸上の特性も凸凹が多いようです。
 その点右図のユニット単体では4kHzまでの軸上のレベルは高いものの、全体のレベルの均一性は高く、それ以上の周波数での周辺での落ち込みが少なく、均一性も高く滑らかで、余り癖は無い様に見られます。

 この結果から類推するにクロスを2kHz程度とレンジを広く使うならバッフル有りが有効で、2.5kHz以上でよければユニット単独レベルの最小バッフルで使う方がメリットはありそうです。


 追伸 バッフルが簡易のため段差の影響による干渉が大きかったかもしれない。この辺はもうチョッときちんと取り直してみようかな。2/6