New3Way(その5)

Taiko3way2.jpg
 メインSPのMidの変遷もATC>Seas>Tangbandときて最後に前回の紹介したPARCの対向ユニットとなりましたが、それぞれ形態も価格もパラバラながら不思議に完成度は段々上がってきているように思います。

 Seasは解像度は高いのですが、どうもなにか高域に硬質感が残り弦や声が中々満足する音になるまでいきませんでした。対向のTangbandは臨場感や解像度は素晴らしいのですが、音圧が上がるとどこか歪み感が増え、音が濁るのが残念です。この辺はやはり5cmx2のユニットでは耐音圧がパワー的にきつかったのでしょうか。

 その点PARCのDCU-F081PPはさすが8cmx2なのか耐音圧的にも歪感が少なく全体に滑らかになり、今のところ自宅の音圧レンジでは限界には至らないようで、音圧ピークでも歪感はあまり感じられません。
 そしてこの組合せが声や弦の張りを活かしながら滑らかに再生するという矛盾を上手く克服している様に聞けます。PARCの8cmシングルコーンとツィータの組合せで値段としてはこのクラスとしては最安の価格帯ですが、そうは思えないレベルの滑らかな音になっているのもが不思議です。まあ好みとしてかなりかっちりとした輪郭を出すようなギリギリの線を狙っているのでボロがでないか色々なソースを当たっていますが今の所問題は無さそうです。

 グラフは合わせ込み初期の特性ですが、ここまで来ればその後の微調の追い込みは測定では判り難く、むしろ聴感での追い込み方が調整しやすくなる様に思います。

 しばらくこの状態で聞いていますが、こんな組み合わせでベストが出るとは思いませんでしたが中々スピーカは奥が深いですね。
 

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