ネット回りのリニア電源化

net-power1.jpg
 メインのネット回りの電源をリニア電源に変更しました。

 ラズパイのネットプレーヤは光回線のインターネットアダプタとルーターに有線LANで繫いでいます。音楽データをNASに入れルータ直結です。

 当初はこれらの電源は付属のDCパックをそのまま利用していましたが、やはりここプレーやラズパイまで有線でつながるだけに各機器間のノイズ対策が肝心とすべてマルチのリニア電源(下のタッパ内)に変更しました。それに伴って各電源ラインのノイズフィルターと、LAN間のすべての配線にもコモンモードフィルターを配置します。
 コントロール系はこれにWifi接続ですが、ラズパイには5mほどの有線LANで繫いでいます。

 音質的にはやはり電源の対策効果は大きく、解像度とS/Nが良くなりましたが録音の優劣も逆にはっきり出てしまいますね。 

 NASもノイズ対策済みPCの共有ファイルの方が最初は音質は良かったのですが、ここまで対策すると未対策の購入したNASそのままでも結構使えそうです。SMPDも大分安定してきました。

FreeDSP SMD A/Bボードプロジェクト(その5)

freeDSP-fs1.jpg
 久しぶりのFreeDSPのチャンデバボードで、内部処理のサンプリング周波数を変更できることが分かったので動作を試してみました。

 当初のサンプリング周波数は48kHzfsでしたが96kHzfsや192KHzfsまでDSPの内部レジスタの変更で変えられるようです。この辺もDSP内部までユーザに手が入れられるFreeDSPのお陰ですね。96kHzfsのチャンデバは普通に有りますが、192kHzfsはデジタルチャンデバとしては珍しい部類かと思います。
 まあそこまでは実用上必要かどうかは不明ですが、まず妥当な96kHzfsを試してみました。

 アナログのIN/OUTなので内部サンプリングを確認しずらいため、分かり易くチャンデバの高域通過帯域幅を見てみました。
添付のグラフがそれで、赤線が48kHzfs、黒線が96kHzfsです。通過帯域幅はサンプリング周波数の約半分ですから、きちんとサンプリング周波数が変わっていることが確認できます。

 実質的に可聴帯域ではサンプリング周波数が変わっても周波数特性に影響はありませんが、あとは音質的な影響がどの程度かですね。192kHzfsなどで帯域幅が広くなるのはいいのでが、その反面ノイズも増えるデメリットもあるのでこの辺は総合的に見極める必要がありそうです。

 FreeDSPはA/B切替ができるので、今度それぞれにサンプリングレートが異なるチャンデバを入れて比較試聴をして見ましょう。

Diretta target PCとUSB DACの試聴会

dirreta3.jpg
 先日OLIO.SPECで催されたDiretta Target PC&USB DACパックの試聴会に行ってきました。

 聞き慣れないDirettaというは新しく開発されたLAN接続用のプロトコルの名称で、今回はそれを実装したミニPCとUSBDACのセットの試聴です。
 構成は通常のネットプレーヤと同じですが、IPv6を使用するのでルータ(DHCP)は不要です(Direttaが自動的に探索、割振る)。メリットは接続の手間要らずと安定動作で、転送データの均一化によるノイズ削減等、転送方法による高音質化がうたわれています。

 今回のパッケージはソフト単独では無く、インストール済みのミニPC(写真中央とUSBDAC、SU-8写真右)でこの手のソフトのインストールによるトラブルやメンテナンスの複雑さを避ける意味でも面白い取り組みです(ソフトはハード込みのセットで保証)。まあOLIOがPC屋さんですから、その面を生かした商品展開方法かと思います。基本はこれ以外にHostPCが必要で、こちらには専用のASIO-Driverを組み込む必要があり、(必須ではないがサイクルタイムを上げるため)少なくとも4コア以上の少しパワフルなPCが必要です。


 試聴はまずは単純な効果比較でHostPCから直接USBDACにつないだ場合と、その間にDirettaTagetPCをシリーズに挟んだ場合です。面白いことにこれでも充分良さが解り、Direttaを入れた方がすっきりし音像も締まります。

 Direttaの効能にうたわれているのはアクセスの平坦化によるノイズ削減ですが、この場合単純にDriretta分deviceが増えるのでノイズは増えこそすれ減らないと思います?
 まあ考えられるのはHostPCのUSB接続が無くなり、その代わり電流消費が平坦化されたLANで総合でノイズが減るということでしょうか。ただしDACとのUSB部分は同じでしょうから音が良くなる理由は理論的にはチョッと解りません。
 後はHostPCとDAC間のLANによるアイソレーション効果も考えられるので、こちらの方が大きいでしょうか。この辺はもう少し突っ込んだ比較試聴が必要ですね。

 それと先ほど比較より、TagetPCの接続はHub経由より、HostPCに別セグメントのLANで直接繫いだ時の効果(差)が大きかったです。

 まあお店の試聴環境ですから、絶対レベルは不明ですが、少なくともDirettaの効果はあるようなので、今後アプリケーションが増えれば面白い選択手になると思います。例えば写真左のはSoundGenicにDirettaを入れた試作版らしいのですが、このように色々な所にインストールされる可能性がありますし、実際いくつかの製品が進行中とのことです。

 今回はUSBDACと接続できる小型PCで、Direttaを使った汎用性のあるシステムを狙ったものの様ですが、出力に出来ればUSBだけでなくI2Sなども付けられるような形があれば個人的には欲しいですね。



GigabitLAN

Gigabit1.jpg
 テスト的にNASを導入したのでLAN環境をGigabitLANに整えようと廉価なLANアダプタとSWハブを仕入れました。

 SMPDのラズパイは有線LANが基本でUSBは使いません。最近はDirettaに見られるようなLAN 接続が注目されるようですが、良く見ればLANはUSBと違って元々アイソレートされた接続(カテ7を除く)なんですね。結構その辺が音に効いているのかも。

 アダプタ(写真上中央の黒いチップ)やハブ(中央ずらっと並ぶトランス群)をみても廉価ながら仕様ですから、この辺はしっかり押さえています。アダプタはご丁寧にコモンとディファレンシャルのトランスがしっかり4ペアとも入っています(当たり前ですが)。
 USBで高価なアイソレータなど買わずともLAN接続を基本にすれば幸せに成れるかも。まあ高周波はどこまで切れるかは分かりませんが、その辺はフェライトなどで何とか行きそうですね。