OmniMIC 簡易マニュアル

昔作ったOmniMICのマニュアルを最新版に更新しました。簡単な説明なので細かいところは抜けていますが、むしろ取り扱いよりも音響測定そのものの考え方が大事かと思います。
まずは測定そのものには余り意味が無いのではないか、測っても効果が解らないという意見が有るとも思います。
ポイントの一つはスピーカは不完全商品?だということです。つまり設置場所に置くまで性能を保証できない。単品で完全であっても部屋に置いたとたんどの様な特性になるかは保証できません。
つまり設置後にリスニングポイントで測定しないと基本性能(周波数特性)すら保証出来ないものなのです。
更に測ったとしても凸凹の特性はどうしようもない?とデータを見ても諦めの境地で測定無意味論までなりかねません。でも今はデジタル時代でイコラザーも簡単で劣化も少なくなっていますから、得失を考えると積極的に補償するべきかと思います。
もちろんそれ以前にセッティングでベストを探すのは勿論で、それにも測定は役立ちます。
スピーカ自体の特性が良くなる様に作っておくのは勿論なのですが、それよりもそれ以上に実際のセッティング状態での特性管理をもっと重視する必要があると思いますし、そのための測定はオーディオで必需品かと思うのですが、なかなかその辺の考えは普及しませんね。
この記事へのコメント
改めて熟読させていただきましたが、充分に使いこなせていないな~と痛感した次第です。
勉強しつつ調整に勤しみます。ありがとうございました。
取説というより概要説明のような感じでOmniMICがどのようなことができるかを書いてみました。
読み直してもまだ少しおかしいところや画像抜けがあり、逐次改定していきますのでよろしく。ご意見があればお願いします。
3-3.1)周波数測定機能の中で、画面上のshow phase
チェックボックスに関する記載は、如何でしょう。
位相表示の件、1)周波数測定機能に追記しておきました。
また最後の方の「ゲインと位相の同時取り込み」も5.04から有効になりましたので便利です。