FIRフィルター(その2)rePhaseとは

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 FIRフィルターを作るにはそのパラメータを計算する支援ソフト(rePhase)が要なので、理解した範囲で説明します。

 miniDSPなどでFIRフィルターを使う場合には要求される特性の伝達関数(インパルス応答)を支援ソフト(rePhase等)で計算し、miniSHARCなどの処理装置でソース信号に畳み込む形で実現しているようです。

 具体的にはrePhaseは

 1.フラットな基準信号もしくはターゲットスピーカの測定データを入力として

 2.各種チャンデバフィルターによる変更と

 3.グライコ風のゲイン、位相のそれぞれ独自調整を自由な組合せで加え

 4.要求する出力(ゲイン、位相)になるような伝達関数(インパルス応答)を出力する

 働きがあると考えればよいでしょう。

 項目2.のポイントは直線位相のフィルターがつくれることで、タップ数(勿論サンプリング周波数など)に応じて瞬時に実現できるフィルターの計算シミュレーションができます。他にもminimum Phaseもあります。

 項目3.のポイントは理想から外れた実際のスピーカを使い、測定データからトータルでの理想値なるように位相、ゲインが独立して調整が出来ることです。グライコ風なので勿論完璧には合いませんが、かなりのところはいけそうです。

 FIRの特徴はIIRと違いゲインだけでなく位相も調整して追い込めることで、チャンデバフィルターも次数やタイプにこだわらず位相フラットなら色々な組合せが取れそうです。ただしタップ数が有限なのでその辺の限界は勿論大きいですが先日のレベルより図のように色々工夫するとminiSHARCでもかなりのことが出来そうです。(青線がターゲット、赤線が実現値。96kHzfs、miniSHARC3Way)

 とはいえまあ当面はタップ数の限界から単純なFIRチャンデバかスピーカ補正のどちらかに特化した方が現実的だとは思いますが。

 rePhaseは日本語の情報がほとんど無いので簡単な操作マニュアルも用意するように考えています。電子本がある様なのですが、見てはいませんが内容はどの程度でしょうか?

 以上私の理解もかなりいい加減なので、ご指摘があればよろしくお願いします。

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この記事へのコメント

関澤@池袋
2018年07月28日 13:45
 i2S入出力、ルビジウムクロック同期が実現したところで、拝聴させていただきましたが、素晴らしい音でした。更にFIRで動作したら、いよいよ最終型ですね。大いに期待してます。
ケン
2018年07月28日 16:29
 ちょっと聞いてみたところやはりFIRはいい感じです。ルビも良かったのですが、更にもう一歩進んだ感じです。お楽しみに。

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