対向スタガード

前後に対向のスピーカを配置するとどうしても前後の時間差が気になります。音像が滲んだり、打ち消しが起こったりする悪影響が避けられません。
そこで一番の解決方は前の音にディレイをかけて時間差をなくすのばベストですが厄介です。そこで後ろのみローパスフィルターかけて解決できないか試してみました。
図は灰色が前ユニットのみ、青が後ろユニットニ500HZ-6dB/octのフィルターをかけたもの、黒が単純パラ出し、赤は前ユニットにディレイをかけて合わせた場合です。
灰色に比べ低域では2ユニットの場合いずれも4dB程度バッフルステップ分の音圧上昇がみられます。
ディレイをかけた赤線は中域まで音圧上昇が見られますが、パラの黒線では200Hzあたりから下がり、特に600Hzああ足りの落ち込みが大きいですが、これは前後の距離差における打消しで、フィルターをつけた青線では少しカバーされています。
音を聞いてもフィルター付きは丁度半分ぐらいの感じです。まあディレイはネットワークでは難しいので何とかフィルター付きでいけそうな感じです。
この記事へのコメント
後ろ側の中~高域にフェイズシフター入れて繋がりを改善(or改悪?)できる可能性はないでしょうかね?(低域は同相をキープしたいからの苦し紛れの案ですが・・・)
まあ後のみ高域カットのフィルターでも良さそうに思います。
http://en.audiofanzine.com/full-range-pa-speaker-cabinet/bose/802-Series-II/medias/pictures/a.play,m.208983.html
http://park8.wakwak.com/~hilo/audio/phaseshifter/index.html