apogeeの測定

某所でapogee(Duetta sgnature)の測定をする機会がありました。振動板は張替えられているのでオリジナルとは少し違うかもしれませんが、興味深いデータです。
apogeeはもうだいぶ前にディスコンになっているユニークなオールリボンスピーカですが、音も良いので根強い人気があります。今回は中クラス(とはいえ高さ150cmはある2Way)のapogeeを測定してみました。
レンジはかなり広く、低域は正面1.5mぐらいでも平板なのにしっかりカタログどおり30Hzまで延びています。クロスは思ったより高く7~900Hzぐらいですね。インパルスも位相特性もきれいで、特性的にも非常に良いことが解ります。
歪はこの程度だと暗騒音ギリギリぐらいで、低域は100dBぐらいだと少し増えますが、高域は95dBでもまだまだ見えないくらいで非常に低歪です。
インピーダンスは公称4Ωですが、中域は持ち上がりますが、両端では約3Ωとまあまあ使い易いレベルでしょう。
まあかなり鳴らし難いスピーカの代表のようですが、しっかりドライブするといまだにかなり魅力的な音がします。
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