PARC2Wayネットワーク変更

以前にDCU-131AとF131PPの対向+T114Sの2Wayを作りましたが、少し手を加えてみました。
改良点は主にネットワークで
1.低域高域を完全分離(バイアンプ化)
2.ネットワーク次数の変更(下記)
3.ピークキャンセラー、ゲインの再調整
が主な所です。2番目の減衰量に関しては特に音響出力のアコースティックスロープを対称的な-12dB/octの2次になるようネットワークを変更しました。
低域ローパスフィルター 高域ハイパスフィルター
旧 1次(-6dB/oct) 3次(-18dB/oct)(電気2次)
新 2次(-12dB/oct) 2次(-12dB/oct)(電気1次)
旧タイプでもクロスポイントでは逆相になるのでよいのですが、やはり対称の方がすっきりとします。
高域はユニット自体で-6dB/octの特性なので電気的にはコンデンサのみの1次フィルターで済ませます。
結果としてはグラフのようにどちらもほぼ2次の減衰量になり、逆位相接続で合成特性も理論的にあってきました。×印の黒線がほぼ-12dB/octの傾きになります。
ウーファの13kHzあたりのピークは消そうと思えば何とかなるかもしれませんが、この辺だとあまり気にならないと思いますので今回は放置ですね。
測定は距離約1mので高さはユニット位置の水平です。
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