UcD180ST(その3)

UcD180STアンプの音を確認する上で以前のTIのTAS5613アンプを足を付けて基板単体でも比較試聴できるようにしてみました。電源は本体側から取れるようにしています。
しかしTIのアンプは単電源のためかリップルがあるとハムがのってしまうので、メイン電源にはレギュレータを入れています。その分Vccは30Vに下がったので、以前よりはパワーは少し減っています。
TIの入力コネクタの関係から、両者をアンバラ入力で比較試聴してみました。
TIはしっかりした音質で、リアリティの良さを感じますが、少し表現が単調のように感じられます。
それに対してUcDはエッジが立たない滑らかさで、球アンプのような音色ですね。そのためかUcDの再生には演奏の思いが伝わるような貯めが感んじられます。
TIのアンプには音の正確さを感じるのですが、UcDは表現の面白さが伝わるという具合ですね。
ほぼ同じところから電源は取っていますので、デジアンの個性なのでしょうが、面白いです。
5/5追:電源構成から気がつかれたかもしれないが、両者は駆動方法が少し違ってます。UcDはハーフブリッジ、TIはフルブリッジになっているのでその辺の音の違いがあるかも。
贅沢にUcDを4台使ってフルブリッジができるかなと思ったのですが、SPマイナス側には保護回路か何かつながっているようでそれは難しいかも。
TIもマイナス側入力が浮いていたのを忘れていて、ショートさせると更に切れが良くなって大分改善して来ました。こっちも良いな~。
この記事へのコメント
公式では、ブリッジできるとあります。私はちょっと聴いて、すぐにモジュールを改造してしまったので、ブリッジは試しておりません・・・。
やっぱり出来るんですね。スピーカグランドがアースに落ちていない?様に見えたので出来ないかもしれないと思っていました。本家のFAQに出ているので出来るのがわかりました。今度試してみます。
今の所インテル駆動にして少し改善しています。
http://av.watch.impress.co.jp/docs/review/review/20151126_729693.html
近年のデジタルアンプの音質改善(低域の弾みかたや高域の滑らかさ)には目を見張るものがありますね。
マランツがUcDを使っていましたか。まあデジタルアンプはICEpowerを始め心臓部技術をOEM導入した方が早いですね。
そうするとDACの使いこなしは解りませんが、例のアンプはかなりお買い得かな。