ディスクリートDACの復活(その2)

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 その後両者のディスクリートDACを少し聞き比べてみましたが、やはりDAMに比べてU氏のは少し高域が荒く、広がりもありません。
 この辺昔作ったDACはまだノイズ関連についてあまり対策が取られていなかったので、HDMIケーブルにフェライトを入れるだけでも改善するところから、ノイズが影響をしているのではないかと思われました。

 そこでとりあえずいつもの電源フィルターを入れてみることにします。デジタル系とアナログ系レギュレータは別になっているのでその大元に、それぞれフィルターを入れてみます。入れる場所も悩むところですが、今回は大小コンデンサも色々入っているので、整流後の大容量と小容量との間を切って入れます。こうすれば基板にもデカップリングコンデンサは付いていますが、なるべく電源側のコンデンサも基板側のコンデンサとして有効に使えます。

 対策はこれだけですが、電源を元から改造するまでもなく音質は大分改善されてきました。やはりノイズ系は効きますね。DAMと同様に、かなり音色も広がりも近くなってきて高域のサ行のきつさもなくなり、むしろDAMの方が高域が伸びて聞こえるくらいです。まあ1/10ぐらいの値段を考えればかなり検討しています。

 若干輪郭が甘いところがあって、電源トランスがEIコアだとか、HDMIがアイソレートされていないあたりが対策として取れるところが残っていますが、本来のマルチビットらしい切れが良く、S/N感の高いすっきりとした音になってたようです。
 実はこのセット、基板や選別済みの部品がまだ一式残っていて、そのままになっています。これを聞いて再開しようかとちょっと悩んでいます。

ディスクリートDACの復活

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 もう大分前になりますが、U氏設計の完全ディスクリートDACを作っていましたが、最近低音側をマルチビットDACにして好調なところから、このDACも少し見直してみることにしました。

 以前のDACはデジフィルレスのS/PDIF入力だったので、今度は入力はHDMIのI2S入力に変更しました。

 そしてその後にはCS8421のSRCを入れ、192KHzにアップサンプリングしています。こうするとSRCのデジフィルで96kHzまではフィルターがかかり、折り返しのノイズも少しはマシになる考えられます。また本来のアップサンプリングによるスムースさとクロックのたたき直しによるジッタ低減も期待できそうです。

 以前DACのは4ch仕様をバランス仕様にしてあったので、そのまま入力系のみを直しました。出力はオフセットがあるので定電流源で引いてキャンセルしています。

 まあアップサンプリングとはいえ通常のチップは少なくとも8倍オーバーサンプリングされていますので、まだまだフィルターとしては不十分です。しかし、デジフィルチップ単品がもうなくなってしまっている現状からして、FPGAなどで組むよりお手軽なところがメリットです。


 肝心の音の方はかなりスッキリとマルチビットらしい切れの良い音です。むしろDAM1201よりも中低域はしっかりしているかもしれませんが、この辺は電源の作りも効いているかも。
 まだフィルターが入れていないので、高域は若干しゃくりあがっていいる様な感じでサ行は少しきついかもしれません。まあその分しゃっきりはしていますが、ポストフィルターの定数は今後の検討ですね。

USBケーブル改

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 前回のUSB-Isolatorでゴンザエモンさんの時との違いが気になったので、使用したUSBケーブルの違いかと思いフィルター入りのUSBケーブルを作成してみました。

 USBケーブルは電源もつながっているので、ノイズの点からは何かと問題になりそうです。バスパワーを使わない場合は不要にも思えますが、無いと動かない場合もあるとかでフィルターを入れておくのが良さそうです。

 そこでまず普通のUSBケーブルをばらして見ましたが、思いのほかシールドはフォイルと網でしっかりと入っていまました。LANケーブルなどとは違って標準で既にシールドが入ってるようです。ちなみにシールド線は鉄?なので半田が効きませんでした。ということで今回のケーブルは入出力でシールドは切れています。(繋ぐと音は少し変わる様ですが。。。)

 対策は電源のプラス・マイナス線にいつものフィルターを入れたのもので(信号線は直結)、ついでに長さも短くしたUSBケーブルを作ってみました。

 ゴンザエモンさんの時と同じようにIsolatorとDDCの間にこのケーブルを入れます。通常のUSBケーブルと比較すると意外にも音調的にはここでも結構変わりますね。
 少し高域が落ちて暗くなる感じですが、中低域が充実した音になります。

 Isolatorの後ですが、これが効くというのは面白いです。Iolator内部の受け側の回路ノイズが伝播してくるということでしょうか?もう一度ケーブル込みで比較しないと詳細は解りませんが、やはり前回はこのあたりを聞いていたのかもしれません。

 こうなると個々の対策でのデータ的な裏づけが無いと、何が効いているか良く解らなくなりますね。ノイズ系は本当に奥が深い。

intonaのHigh Speed USB Isolator到着

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 注文していたIsolatorが届きました。paypalで発注後約5日で到着です。

 今は若干円高なので115円/USDの決済で済みましたそれに税金が数千円プラスされます。

 マニュアル等は一切なくHPを見てくれという紙が1枚付いているだけ。重さは148gと結構ありそうですが、大きさから見ると非常に軽く感じられます。
 使い方は簡単でUSB接続の中間に入れるだけですが、まあもう一本ケーブルが余計に必要にはなります。

 前回の試聴の時と違って今度はじっくり聞けます(^^;が、効果は慣れてくると当たり前のような音なので感動?は若干減りますね。まあそれでも全般にクリアーに音が冴えて、空気感が良く出るようになります。
 中の回路の電源はバスパワーで供給されているのですが、この辺も別にセルフで供給したほうが良くなるのではという余計な考えが。まあ当面はこれで行きましょう。
 アイソレータ先にも電力を送って(もちろんアイソレータされて)いるのが面白いところですね。便利にできています。

 ケースはプラですが、これはコストダウンというよりノイズの面から内部に戻らないようにしているのではないかと思うのです。ですのでその点からはあまり良くないかもしれませんが、周りにアルミフォイルなどでシールドするとこれまた音は少し変わるようです。まあ色々遊べそうです。

第6回PARCサウンド鑑賞会

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 昨日恒例のPARCサウンド鑑賞会に参加してきました。前回は私事でドタキャンでしたが、今年は何とか無事に出品できました。

 いつもながら参加者も熱心に聞いて頂けるので、出品者も熱が入ります。私の方はMarkAudioのCHP70をDCU-F131に換装した左右対向スピーカを出品しました。

 会場の新橋ピル鳳龍クラブは広さもそれほどでなく、響きも割と良いのでスピーカのデモとしてはやり易い方だと思います。それでも満席の人が入り、かなりの音量で鳴らすのは普段と違って予測がつき難く、こういうデモは緊張しますね。

 まあ何とかトラブルもなく終えることができましたが、20分程度の時間はあっという間です。

 今回も7cmシングルから3Wayまで各種のスピーカの発表があり、いつもながら皆さんの完成度が高いので面白い試聴会になりました。

 

ゴンザエモンさん、takeさん来訪

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 今日はいつものゴンザエモンさんとtakeさんに来て頂けました。

 今回の目玉はゴンザエモンさんの新たに購入されたintonaのHigh Speed USB Isolatorです。

 これは文字通りUSBラインの絶縁を目的としたものですが、USB2.0対応というところがポイントです。

 USB1.1対応でしたら従来も色々な製品があって、私も使っています。しかし、今までHighSpeedモードまで使えるアイソレータは見当たらなかったのですが、ようやく対応製品が出てきました。
 内部写真を見ても中身はかなり真っ当そうで注目していたのですが、ゴンザエモンさんが人柱(^^;で購入されたと聞き、聞かせて頂けることになりました。

 本体は絶縁のため?か全体がプラケースで内容も基板一枚のため非常に軽量です。早速PCとDDCの間に挿入してその有無の比較試聴をしてみました。

 このアイソレータを入れるとやはりかなり変化があります。音が滑らかに落ち着いた音質になるので、全体が静かになるのですが、低域などは更に輪郭がしっかりしてきて量感が増えます。最初の音から何か違う感じが漂うのがそれと解ります。またそれとともに、音場は深まり更に広がりも出てくるなど結構大きな効果がある様に思いました。

 現用の私のPCもグラボレスや光ドライブレス、電源フィルターや入出力のフェライト、HDD別電源等、ノイズが少なくなるように注意対策しているつもりのなですが、USB端子は根本的には対策されていないのでまだまだやることが残されていたようです。

 この後takeさんの所でも同様な効果を確認、早速私もtakeさんも導入したいと思っています。

BSデジタルアウト(その3)

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 アナログアウトに続いて、S/PDIF(写真右上)とHDMI(写真左上)によるI2S出力を追加して3Way出力対応となりました。元のアナログ出力も付いていますから4Wayかな。


 サラウンドchも聞けるようになり、今度はソースの整備ですが、DVD-aduioの5.1chはどうもプレーヤ(DV-600AV)では聞けないようです(HDMIからは出ていない)。以前に聞けたのは勘違いだったのかな。このプレーヤのサラウンド再生はDVDビデオ再生ONLYになりそうです。

 やはりこうなると本命はBSブルーレイレコーダですか。BSでも残念ながらクラシック倶楽部は2chなので、BSプレミアムシアターかクラシック音楽舘のN響定期がマルチ対応です。

 今年のニューイヤーコンサートを聞きなおしてみましたが、サランドだとやはり雰囲気が違います。この手やオペラなどはサラウンドがいいですね。

LPのDCモータドライブ

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 久しぶりにDCモータ制御回路の修理をしたので、アナログ(LP12)をターンテーブルの外部DCモータの糸ドライブと内蔵のシンクロナスモータのゴムベルトドライブで聞き比べてみました。

 以前の比較では電源が中心でしたが、モータの差も感じたのですがどちらが良いか明快な判断つきませんでした。

 その後2年以上も経ってスピーカも様変わりし、定位感も良くなってきたので両者を比較してみました。DCモータの制御は簡単なブリッジ検出型で制御はかなり弱いですが、回転数は安定しています。


 試聴した感じではシンクロナスモータでは個々の楽器の音が浮き出て聞き易くなる所が良い点です。背景が静かでダイナミックレンジというか音楽の抑揚を大きく感じます。ただし個々の定位位置が近く感じられるので、全体に奥行きが浅目に感じられます。

 これに比べDCモータは一聴、大人しそうですが、個々の音源の距離感があって、全体がふさわしい奥行きを持っているように感じられます。そのため全体の音調や定位にまとまりが合って、あまり録音の違和感を感じません。
 レンジも広く、得に低域の伸びが良いですね。
 解りやすくいえばマルチマイクとワンポイントマイク録音の違いのような感じといえるかも。

 以前はどちらが良いか判断に迷うところでしたが、スピーカの定位感が良くなったせいかDCモータのメリットがはっきりして来たようです。

 DCモータ中々良いですね


BSデジタルアウト(その2)

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 バラックで動作確認をしたBSコンバータですが、実用に使えるようケーシングしています。トランス電源も2系統入れてDACアイソレーションもできます。ノイズ対策もいつものようにしっかり入れています。

 出力はメイン・サブともデジタル(I2S,SPDIF)とアナログのいずれの組み合わせでも可能な様に4線信号部分を内部でソケット式に差し替え可能にしてみました。

 まずはES9023のアナログDACで音出しし、動作を確認しました。まあ音は以前にも確認しましたが、そこそこですね。

 SRCもソケット式でDAC前やデジタル出力前に入れることも可能なので、それぞれ有り無しが比較できます。SRC基板は2枚あるのでメインとサブ両方に入れることも可能です。

 ただし今のところDAC基板やデジタル出力基板は1枚づつなので、メイン・サブ両方同じタイプにはできません。まあデジタル出力は増設すれば可能なので必要に応じて追加するかも。


 ついでにサンプリング周波数の件も確認してみましたが、やはりソースの半分?になっている様です。それもSACDは2chモードでないと88kHzfsにならず、マルチモード(といっても5.1chになるわけではないのですが)だと44.1kHzfsなのでひょっとするとCD層?かもしれません。
 DVD-Audioではソースは96kHzfsのはずですが、どちらのモードでも半速の48kHzfsになってしまっています。
 肝心のBS放送はやはり48kHzfsですね。

PS:SACDの件は2chモードとマルチモードが逆でした。

低域にDAM1021

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 今までメインのDACは各帯域とも同じエレアトさんのD2S基板(PCMtoDSD)と原理基板(DSDデジタルフィルタ)によるDSD変換DACを使用していたのですが、どうも時々低音側DACの調子が悪いのでこちらを変更してみました。

 交換したのは先日作ったマルチビットのDAM1021DACです。これにもHDMIによるI2S入力を付けてあるので交換は簡単です。従来とDACの出力ゲインのみを合わせれば置き換られます。それにDAM1021は元からバランスアウトになっているので、ここもそのまま使えて好都合でした。

 流石にPCMDACだとDSDDACとは多少音色が違うので、中高域の一部だけの交換だと違和感があるのですが、低域では割りと変化が少なく、うまくつながるようです。

 PCMDACはどちらかというとメリハリがしっかりして切れの良い音になりますので、低域が締まりボリューム感が出ます。ついでに全体バランスも再調整したところ安定感のある音になりました。

 その内全帯域でマルチビットDACと切り替えて楽しむのも面白いかもしれませんね。

JAZZ喫茶めぐり

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 先日AAFCのメンバーと神保町あたりのJAZZ喫茶めぐりをしてきました。一時衰退の一途?でしたが、最近は又復活の兆しが見えているかの知れません。

 最初はその名も「オリンパス」で名前の由来のJBLオリンパスがドンと正面で鳴っています(写真上)。午後でしたが、会話も通じ難いほどのかなりの音量で鳴らしています。
 週末ということもありますが、団体で押しかけたのこともあってほぼ満席の状態でした。皆さん一人の方が多くじっくりの聞き入っている感じですね。
 ソースはアナログでアンプはJBLのSG-520で鳴らしていました。もうビンテージに類するシステムですが、結構元気に鳴っていて大分前に来た印象よりずっと良くなっていました。

 2件目は「ピアノフォルテ」でこちらはJAZZというよりクラシック系ですね。スピーカは珍しいマッキントッシュのXRT22です(写真中)。こちらも音量は大きめでオーケストラなど中々迫力のある音がしています。腰の据わった音でイコライザは使っていないようです。
 炭火焙煎珈琲ということで珈琲が中々いけます。

 3件目は「The Adirondack Cafe」さん。少し狭いですが、ニューヨーク在住だったマスターがその当時の雰囲気を充分に出している店内です(写真下)。食べ物も美味しいのでこちらでゆっくりしました。

 まだまだ音楽系のCafeが健在でうれしいですね。