MS邸引越し

古くからお付き合いのあるMSさんが新居に引っ越されるのでそのお手伝いにいってきました。
転居場所は近くなのですが、一軒家からマンションへの引越しなのでリスニング環境はかなり狭くなってしまうのが難点です。
集合住宅なので一番の問題は遮音ですね。そこで今回はリビング脇の部屋を専用に仕切り、浮き床構造の本格的なリスニングルームに改装しています。
通常音楽室は吸音ボードなどでいかに音を吸うかを考えますが、ここの施工方針は寸法比を考慮し床、壁等の剛性を上げ響きを整える方向でまとめる形になっています。
そのため壁、床はかなりの厚板で頑丈に作り、表面仕上げは硬めにするため漆喰で塗っています。浮き床、壁なのでコンクリ直の様なところまでは行きませんが音響的には充分なようです。
結果としてリビングへはドアをそう重くしたくなかったこともあり遮音はD30ぐらいの等級ですが、隣接区画や外部はD60以上は取れるようなのでかなりの音量でもほとんど問題ないでしょう。
スピーカはごらんのように今となっては珍しいApogeeのDIVAです。かなりの大型で重量もあるので、搬送時のトラブルを心配しましたが、こちらは何とか大丈夫だったようです。
それでも組みなおすとデジタル系に一部不具合が見つかり、システムとしてはまだ完全復調にいたりませんでした。まあ部屋も大幅に変わってしまったので、全体調整も時間がかかりそうです。
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