極低音のCD

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 低音再生の下限として40Hz以下は基音は少ないものの雰囲気などの臨場感を盛り上げるには重要だと思いますが、実際に再生されているかを判断するのは測定でもしないと難しいですね。

 そこで市中のCDから低周波が録音されていそうなものを探して、測ってみました。

 いくつかの例を挙げていますが、なるべく単音に近い音色で連続か繰り返しのある解り易い音源を捜しました。
(OmniMICのFFT測定、番号左上から右、上段から下段へ)

1.Titanic サントラ    1曲目  40Hz
2.MangerデモCD     15曲目 32Hz
3.鬼太鼓座(I)      弓ヶ浜 28,56Hz
4.Hell Freezes Over HotelCalifornia 29,42Hz
5.Bad Plus GIVE 30-40Hz
6.TheFifthElement Mondoshawan 30Hz

1.Titanicのサントラは冒頭何回か低音の鳴り響くので有名ですが、周波数的には40Hzとそれほど低くは有りません。ただこの周波数ぐらいまではきちんと再生できるのが望ましいですね。レベルも高く2次高調波(80Hz)もあまり無いので解り易いため、テストには便利かと思います。

2.一時デモ用に配布・販売されていたのですが現在入手できるかは不明です。曲はTHE O-zone Percussion Group のJazz Variantsですが、原盤が見つかっていないので御存知の方は教えてください。途中と最後に大太鼓の連打がありその部分です。このぐらい低い周波数でレベルも高いのは珍しいので調子に乗ってスピーカを壊さないように。

3.鬼太鼓座の2m超の大太鼓x2です。色々な盤がありますが、それぞれレベルバランスが異なり、これが一番良さそうです(VICG-5373)。基本波と2次高調波なので普通にもそこそこ聞こえますが、問題は基本波が出ているかどうかです。

4.左下のグラフでこちらはライブ盤のホテルカルフォルニアのバスドラです。低い29Hzにその1.5倍の42Hzという面白い特性です。やはりこちらも基本波が出ると出ないでは大分違いますが、解りにくいかも。

5.一時話題になったロックジャズ?でロックチューンのバスドラの音が1曲目から盛大に入っています。30Hzより低い成分も入っているかもしれません。

6.こちらも映画音楽(というか効果音)で2曲目のシンセバスの周波数です。2次高調波はありますがレベルは低いのでわかり易いかも。映画音楽では結構低域が強調されるのでこの手は沢山有るかと思います。

 超低音は通常の低音感とは異なり、低域が伸びているから低音が出ているとは限りません。むしろそれより高い60~100Hz辺りの方が量感としては重要です。有名なJenniferWarnesのhunterの8曲目Way down deepも主音はそれほど低い周波数ではありません。
 40Hz以下は雰囲気に近い空気圧の様な音なので臨場感やスケールの大きさなどの表現に役立つと思いますがまずは無くても解らないかもしれません。

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この記事へのコメント

grigri
2015年08月29日 14:38
 20Hz~40Hzの低音は、音楽の雰囲気にかなり影響しますね。
 特にクラシックの大編成、パイプオルガンの場合、臨場感が全く異なります。
 この帯域が豊かにでる市販のスピーカーは、あまり巡り合いません。
 しかし、出すには設計当初から狙わないと出ないので、自作派の特権かと思います。
 ケンさん宅で聴かせていただきまして、設計時に考慮しました。
ケン
2015年08月29日 18:43
 この辺になるとスピーカだけでなく部屋の定在波等も絡んでくるので、実際に実用レベルにするのは中々大変です。大口径であれば出るというものでもないですからね。
Mr. Hippo
2015年08月31日 18:43
スミマセン、上記URLではうまく行かない様です。

LA BAMBA "THE O-ZONE PERCUSSION GROUP"
KLAVIER K-77017

TRACK #10 JAZZ VARIANTS
ケン
2015年09月01日 10:19
 Mr.Hippoさん、ご連絡有難うございます。

 上記URLで見られました。早速手配しましたので、到着を楽しみにしています。

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