M氏邸訪問

相互訪問で先週来て頂いたM氏宅を訪れました。リスニングルームは6畳間ほどと狭いですが、うまくまとめられています。
メインシステムのスピーカは自作でScanSpaeakのベリリュウームTWと同じく振動板スリットで有名な15Wのウーファを10Lほどの密閉に入れた小型システムで4kHzほどの6dBネットワークになっています。小型密閉なので低域はタイトですが、その分高密度高解像度なスピーカになっています。このタイプは流石に市販品ではあまり見られません。部屋に合った装置としての自作なのではないかと思います。
駆動するアンプはHEAGLEのH4SE、プリはEARの868PLでソース系はLPがThorensのTD124と珍しいイケダのアームにDL-103R、デジタル系はCDPがA730にネットワークはRaspberryPiB2にMSBDAC、それにオープンのA6010と何でも来いですね。
全体に隙のないしっかりとした音でハイエンドの香りが充分にします。低域もアンプの駆動力があるので締まっていながら結構下まで延びています。密閉なので全体にクリアーでどこまでの破綻しない余裕を感じさせる音でした。
アナログもデジタルも均整が取れた高解像なのであまり差が感じられませんが、CDPのみむしろ独特の色気が有って楽しめる音がしているのが面白い点です。
このほかに別室にはB&Wのシルバーシグネチャーを使った渋いサブシステムもあるのですが、クラシックを中心に豊富なライブラリーを楽しんでおられるM氏の意図が良く解る興味深いシステムでした。
この記事へのコメント
音も流石ですね。