低電圧OTLアンプの実験(その3)

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 シャーシにSW電源を組み込んでゼロバイアス低電圧駆動OTLアンプが完成しました。

 電源は2台の24VのSW電源(都合により違うメーカ製)を使用し、電圧調整で+29V,-28Vを供給しています。SW電源ラインにはフェライト+ファインメットビーズのノイズフィルターを入れています。初段のOPamp電源はこれを3端子レギュレータで+15V,-12V(回路上内部にプラスオフセットがあるためプラスを高め)に落とし供給しています。

 まだ少ないですが、出力は何とか1W(8Ω)とれました。結局各主要特性は

 出力     1Wx2(8Ω)
 ゲイン    19.5dB
 周波数特性 5~500kHz(-3dB)
 ノイズ    0.3mV
 消費電力  約285W
 重量     約3.5kg

といったところです。

 以前の球OTLアンプを最少変更でお寺大会用外道アンプに改造できそうだったので、製作しました。
主な変更点は

1.自己バイアス回路ショート(ゼロバイアス)
2.黒田式位相反転->OPアンプのみの反転(増幅管を外し、回路をソケット経由で挿入)
3.初段定電流値の変更
4.B電源電圧変更 ±100V->±29V

 低電圧、ゼロバイアスなところが村嶋風です。300W近く消費して1W出力なのでアンチエコロジカルで実用性は余りありませんが、ゼロバイアスOTL回路はシンプルな分、音はすっきりとして素直、かつワイドレンジで、低域が良く伸びます。小出力でよければかなりの音質ですね。

 ただ今後実用にするには低域の安定性などはもう少し検討した方が良さそうです。

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この記事へのコメント

ARITO@伊吹南麓
2014年12月26日 15:49
お久しぶりです。
この実験ですが、バイアス電圧はどれくらいなのでしょうか?
バイアスをプラス側で設定すればかなりの出力が取れると思います。
(もちろん、グリッド電流を流しこめるだけのドライブ段が必要ですが)


拙の実験↓では2パラでもそれくらいの出力が出ました。
 
http://www.za.ztv.ne.jp/kygbncjy/tubeamp/petitOTL/petitOTL.HTM
ケン
2014年12月26日 17:16
 一応カソード抵抗はショートです。DCサーボのためバイスは完全に0Vにはなっていないかもしれません。
 電源電圧は±29Vです。
 もう少しパワーが出るかなと思っていたのですが、7233が弱いのか、それとも何か間違えているのかな?
 一応ドライブはプラスまできちんと振れています。
ARITO@伊吹南麓
2014年12月26日 19:07
もしかしてグリッドに抵抗を入れていて、その抵抗値が高すぎる!なんてことありませんか? 
 
ここの抵抗で、ドライブにつれて増えるグリッド電流が原因の電圧降下のためにドライブができず、出力が出なかったという経験があります。
audio fun
2014年12月26日 20:39
パワーアンプもスイッチング電源化したらどうなるのだろう?

って気になっていました(^^)
1W、これはホーンドライバーに最適なアンプになりそうですね。
ケン
2014年12月30日 11:24
 先日の手作りアンプの会のお寺大会で発表しました。

 概観・音質とも好評で、賞も頂きデモができて良かったです。

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