電流アンプ用スピーカ(TangBand編)

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 春のPARC鑑賞会では電流アンプ対応の2Wayマルチを紹介しましたが、流石にあれはシステム的に複雑になりすぎてサブとしては凝り過ぎです。そこで適当なのはないかと色々考えたのですが、TangBandのW3-881SIの対向ダブルバスレフを試した所これがうまくいきました。

 電流アンプはスピーカのインピーダンスによってレスポンスが変わってしまうので定インピーダンスにするか、周波数特製の補正が必須です。TangBandでも低域はLCによるfo潰しが必要ですが、高域の上昇はタイムアライメントも考慮して両ユニットを左右に向けたサイドユニット配置にすることにより、指向性による減衰を狙ってみました。

 高域ではインピーダンスが3~4倍に上昇していますが、真横での特性を取ってみるとそれほどでもないと言うか丁度良くフラットになっているではありませんか。心配したサイドの軸上を測っても高域全体に数dB上がっているくらいであまりピークはみられません。
 シングルコーンは軸上はフラットに近づけていますが、指向性から見てエネルギー的には高域が徐々に下がっているのでその辺が電流アンプの高域上昇とうまくマッチしたのかもしれません。


 実際に聞いてみると結構これがいけています。一寸マッタリ系だったTangBandがしゃっきりと切れの良い音になっています。高域の荒れも感じられませんし、パワーを入れても歪感がありません。ユニットが横向きながら正面での高域のレスポンスも不足感はありません。
 左右配置ですから対向の両ユニットからのタイムアライメントのずれも無く、ピントもぴったりです。むしろ無指向性的な音場による広がりと高域のエネルギー感がすばらしくとても8cmユニットとは思えませんね。

 メインスピーカの微細な解像度には及びませんが、全体の骨格や音調は充分に対抗できる質を持っていて、低域もレベルは控えめながら充分なレンジが出ていて、質的にも高いです。対向配置とダブルバスレフが生きています。

 試聴装置
 SDTrans384->BuffaloIIDAC(ES9018)->LM3886電流アンプー>TangBandW3-881SItwin

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