シンクロナスモータの振動

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 以前にLP-12のヒステリシスシンクロナスモータの進相コンデンサの最適値を調べましたが、今度はわかり易くデータを取ってみました。

 ヒステリシスモータはコンデンサによる回転磁界とロータの回転角がマッチすれば回転が滑らかになり、モータ自体の振動が少なくなるはずですから、振動が少ないほど正し動作をしているように思います。
 ですので今回の測定はモータの振動を測定するためにピエゾ振動センサーを用いてモータ軸を垂直にした状態で、水平方向と垂直方向の振動を簡易計測しました。

 測定対象は50Hz用のモータを使い、プレーヤから外した単体フリー状態での測定です。(外さないと振動は微小なので判りません)

 グラフはこの振動によるセンサーの出力電圧値(mVp-p)を容量ごとに測定したもので、コンデンサ容量を変えていくと手の感じでも明らかに振動は凹状態になるのを裏付けています。結果からは垂直方向の差はあまり大きくない様ですが、総合的に見れば振動データから進相容量には明らかに最適値があるのが良くわかります。

 今回は0.22μF辺りがよかったのですが、これはモータの種類等によっても異なると思いますので、必ずしもこの値がベストと言う意味ではありません。ただしこの傾向はどのモータでもあるので個別に調べれば振動測定値を求めなくても感触でコンデンサの最適値は確認できます。

 このようにモータを手に持って単体で回してみればすぐに最適値は判りますが、そのようなテストできない場合はコンデンサの仕様値は規定されているはずなので、やはりその値がベストでしょう。
 この結果から見ると容量値は結構クリティカルなので少なくとも±10%ぐらいの精度は必要そうです。残念ながら測定はラフなのでコンデンサの種類による違いまでは判りません。

 問題はこの振動最適値と音質的な最適値の関係がどうかと言うことです。一致すれば何となく納得できるのですが、はて音質的な好み?もあるのでどうでしょうか。、




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この記事へのコメント

関澤@池袋
2014年07月30日 21:31
おもしろい実験ですね!
 LP-12のモータは、ロータにフェライト磁石を使っていているため、年々、回転のトルクが落ちてきます。
 その為か、ワウフラが酷く、LPを聴くことから、遠ざかっています。
 やはり最適値は、0.22UFのオレンジ・ドロップなのですね。
milon
2014年07月30日 21:56
素晴らしい。
位相はオシロでも分かるそうでが、私にはできませんので
耳が頼りです。
位相が合うと重心が下がり落着いた音になります。
ケン
2014年07月31日 07:53
 LP-12の50Hz用なら多分0.22μFでよいと思います。当初もBASICモデルはその値が付いていたと思いますが、どうです?関澤さんのところはVALHALLAなどの電子ドライブでしたっけ。

 milonさん。進相の位相はオシロでも見ていますが、判りにくいので単体の振動変化の方が顕著で検出には便利です。
 まあ振動最低ポイントと音質ベストの聴感が一致すれば問題ないんですが。少し色々試して見ます。
関澤@池袋
2014年07月31日 10:25
 当初、Valhalla付きでした、それを、自作Majik電源、HerculesⅡと三代です。
 電源がクリーンな時間(夜中)であれば、Majik電源の方が、音が良かった気がします。
 Valhalla、Herculesともに出力波形が、かなり歪んでいて、東電の電源の方が、綺麗です。
 クリーン電源+Majik電源(コンデンサー進相のみ)がベストだと思っています。
take
2014年07月31日 10:35
 これは理にかなった素晴らしい実験ですね。
データーもクリティカルでとても解り易いです。
勉強になりました。
ケン
2014年07月31日 11:43
 自宅でも現行クリーン電源(CSE)とBASIK(コンデンサ1本)でやっています。LINGOは高くて買えません。
 ValhallaやHerculesⅡ買うよりより良かったかな。
アマ二段逃げる算段
2014年08月13日 22:30
はじめまして

アマ二段逃げる算段です
今日はオフ会大変お世話になりました<(_ _)>

これからもよろしくお願いします。

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