6V6CSPP(その2)

画像
 先日改造した6V6CasCompCSPPですが、最終調整して色々データも取ってレポートも作成してみました。

 図は初段のゲインを上げNFは約17dBとした時のひずみ率です。思いのほか低歪になりました。OPTの特性が良いのでゲインが上げられれば特性的にはどんどん良くすることができますが、聴感的にはどうでしょうね。

 ただし、このひずみ率は通常の雑音歪率ではなく、高調波歪のみです。というのも今回歪率測定に使用したのはefuさんのWaveSpectramで、これを使うと(ちょっとコツが要りますが)正確な高調波歪が測れるので便利です。特に小出力時や低歪率の測定に威力を発揮します。グラフは無いですが、どの調波が多いかも一目瞭然ですし、ハイサンプリングインターフェースを使用すればかなり高調波も見られます(今回の10kHzの測定は96kHzfsサンプリングで測定しました)。

 出力はクリップで7.5Wになり、低域でもOPTのコアが余裕があるので15Hzまでフルパワーが出せます。聴感上では入力コンデンサを交換したぐらいです。

 今回も最終版で6MP17ppCIRCLOTRONと比較試聴してみました。前回太めだった中低音は力強くなり、低域もしっかり伸びます。6MP17PPはさわやかな音で、すっきりした点は両者同じですが、やはり回路も球も違うのでイメージはかなり変わります。
 簡単に言えば6V6PPはホットな音で6MP17PPはクールな音でしょうか。6V6PPは演奏が迫ってくるような熱さを感じますが、6MP17PPは響きがきれいでちょっと澄ましたような演奏に聞こえるようです。電源も違うので低域は6MP17PPが弱いですが、増設コンを追加するとかなり6V6PPに迫るのでそれほど差はないようです。

 

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

ARITO
2011年12月07日 11:56
マッキントッシュタイプのCSPPと、CIRCLOTRONとを別モノのように書かれておられますが、両者は電源が信号路に入るか入らないかの違いはあれども、AC的には全く同じCSPPですので、ちょっと違和感を感じてしまいます。
ケン
2011年12月07日 17:25
 勿論CIRCLOTRONもCSPPの一種ですから基本的には同類だと思っています。ここは6V6PPと6MP17PPの比較という意味で、音色が近いものを基準にしただけですのでCSPPとCIRCLOTRONの比較という意図は無かったのですが、誤解を招くようでしたら管種名を頭に入れるようにします。

この記事へのトラックバック