SDTrans192 vs miniITXvoyageMPD

前回はSDTransも電源が出来たてということもあり満足のいく結果ではなかったので、その後エージングもかねて少し使い込んで再度miniITX基板のvoygeMPDとも比較試聴してみました。
まずのその前にSDTrans192のマルチ電源の各消費電流を測定してみました。用意した電源での余裕を知りたかったためですが、これはあくまで一例で製作にはマニュアルの容量設計でお願いします。
CN1 3.3V クロック 8.4mA
CN5 3.3V マイコン 123mA(停止時103mA)
CN7 3.3V S/PIDIF 33mA(無負荷)
CN10 2.5V FPGA 12mA
CN13 1.2V FPGA 20mA
5V LDC 17mA(バックライトオフ8mA)
やはりマイコンが一番食っていますね、でも思いのほか小電力です。これからの節電オーディオには最適かと思います。マニュアルにはないですが、マルチ電源の場合も5Vの供給(容量50mA程度)が必要です。
試聴はソースにブライアン・ブロンバーグの「アップライトダウンライト」、ReferenceAudioの「EXOTIC DANCES FROM THE OPERA 」等をもちい、S/PDIF出力以降は同まったく同じです。voyageMPDのDDCはDualUSBaduioをセルフ電源で使用しています。
エージングで大分闊達になってきてSDTransも元気が出てきました。スケール的にはやはりvoyge迄とはいかないのですが、その分ピントが合ってクリアーな音色と定位です。voyageはminiITXでも検討していてこちらはアタックの強さが際立ちますが少しにごった音色で音像も大きめになるようです。i7は更にグレードを上げたような音になりますが、思いのほか差は小さくなってきたような。でもS氏にも聞いていただきましたが、同じ曲がトラポを替えるだけで随分雰囲気が違って聞こるとの感想でした。
とはいえ自宅のもそろそろ他のポイントがネックになって差が判り辛くなりました。やはりそろそろチャンデバのDACを替え時かもしれません。
よく機器を換えても違いは駄耳でわからないと謙遜される方がいますが、たぶんに違いが判らないのは装置の特殊性とかレベルによって、違いが判り辛い場合が多いと思います。素人であってもどれが良いかわからなくとも、装置が良くなると一部を替えただけでその違いは歴然と判別できます。ボトルネックがあるとそのレベルで制約され周りを換えても差が判らなくなってしまのではないでしょうか。
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