DCU-C171pp(その2)

今回のエンクロージャは約18Lと標準より少し大きめにしました。更にバスレフ臭くならない様にポートの共振周波数も40Hzあたりと少し低くして、低域での郡遅延を少な目にしています。そして最低周波数領域も伸ばしています。ただし、その分低域全体のレベルは下がるので、バッフル面を大きくしバッフルステップの補正も行う様にしています。
一番上のグラフは裸のユニットのインピーダンス特性でカタログどおりfoは35Hzぐらいとかなり低めです。それをエンクロージャに入れて密閉にした時のインピーダンスが次のグラフで、foは55Hzぐらいになっています。(2番目からはツィータ付きの特性)
これから求めらるティールスモールパラメータもメーカ発表値とそれほど異なりません。かなりいい線行っているでしょう。
そしてそこに約15cm(5cm径)のポートをつけたのがその次のグラフで、ボート共振は40Hzぐらいでしょうか。インピーダンスはほぼ共峰特性になっているのでそれほどずれてはいないようですが、もう少し短くても良いかも。
さらに低域のダンプに低域のインピーダンス補正用のLC共振回路をパラに入れたのが最後のグラフです。
低域の補正はインピーダンスの均一化というより、低域のダンプ効果をねらったものです。しかし効果は低域だけでなく全体域にわたってスッキリとした音になるようです。
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