LYRA DORIAN 導入

画像
 色々と縁あってLYRAのカートリッジDORIANを導入した。長年昔のカートリッジしか聞いたことが無かったので最近のものを聞いてみたかった。

 LYRAは日本にあるメーカだが経営はStigさんという北欧出身の方だ。音響製品、特に小型のものは販売もワールドワイドなので本拠がどこにあるかは余り意味が無いかもしれないが、日本は適地なのかもしれない。
 DORIANはLYRAの中でも入門用?と言う位置づけだが名前からして独特の雰囲気がある。構造は他のLYRAと同じ様なアルミベースにスケルトンの振動発電アセンブリーが乗っている。特徴は結構軽い割りに出力が大きいことだろうか。やはり最近は磁石が優れたものが使えるのだろう。現行のOrtofonのMC-20IIと比べると(EQは電流入力という特殊タイプだが)出力は4,5倍はある。出力が大きくなればS/Nが良くなるのでこの点は歓迎だが、EQの許容入力が心配になるほどだ。

 音の方はMC-20IIとはまた違う方向の様に聞こえる。Ortofonは中低音がしっかりとして、がっちりとした音を出すメーカだと思っているが、DORIANはソフトフォーカスのようなホールトーンが綺麗に鳴る美音系の音がする。針圧は指定も少し重め(1.9g)だが、結構針圧には敏感で軽めだとホールトーンが増え、重くすると抑えられて音像も下がる。
 美音系は私は苦手なので何とかならないかと考えたところ、劇薬の制振金属を思い出した。これはちょっと使っただけで音はスッキリ・アッサリになってしまうので使わなかったものだが、この薄板をカートリッジベースとシェルの間に挟みこんでみることにする。すると狙いは的中でこの余韻が大分抑えられ普通の感じに大分近づいてきた。
 美音系といっても音自体は甘くなっている訳ではなく、解像度もあるのでバランスは良いが、とにかくどんなLPでもきつくなく聞けるというのが面白い。この点クラシックなどはオールマイティなのかもしれない。ただ、やはり中低域のゴリゴリした音は出にくいようだ。しかし、最低域はむしろ柔らかめで量感はあるので、コントラバスなどの感じはよく出る。

 LYRAのカートリッジも色々聞いたわけではないのでこれが個々のメーカのトーンポリシーか解らないが、ともかくLPをうまく聞かせる音色を持っているような点は良く解った。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック