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zoom RSS スピーカの設置位置

<<   作成日時 : 2017/08/08 21:36   >>

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 スピーカの背面からの距離でどの様に特性に影響するかを見てみて、面白いことが解りました。

 スピーカの設置はノウハウが多い項目ですが、特に周りの壁面からの距離は重要です。そこで基本的な背面の壁からの距離によってどの様に特性に影響があるかをOmniMICのポーラディスプレイを応用して2次元表示してみました。

 条件は小型スピーカを60cmの高さでマイクまでを50cmの定距離とした条件で、スピーカを壁から30cmから150cmまで移動しながら20cmごとに周波数特性を取りました。

 それを縦軸に壁からの距離、横軸に周波数にとるグラフで表したものです。ここでは特に低周波での特性に注目して下さい。強さは右側にしめした色で表されています。

 1.約40Hzは壁際が強く、距離が離れると減衰する
 2.約90Hzは30と150cmは強いが90cmあたりでは弱くなる
 3.約170Hzは逆に90cmあたりが強く前後では弱くなる
 4.250,500Hzあたりも同様の周期性が見られる

 これらを壁からの反射波との定在波と考えると大体説明が付きます。
 例えば90Hzの1/4波長は88cmぐらいで、壁は固定端ですから反射では位相が反転し定在波の節が90cmぐらいに出来ます。節では音圧が打ち消され弱くなります。
 逆に180Hzではモードが逆になるので90cmぐらいで強めあいます。この様に以降逓倍の周波数で同じ様な山谷ができている様に見えるので、そう考えるとグラフの説明が付きます。
 40Hzも4mぐらい先には山があるかもしれませんが、波長が長くなって壁の効果も限定的で難しいでしょう。


 今回のこの小型スピーカでは壁からの距離が6,70cmあたりで一番フラットな状態が得られました。

 これは40Hzや170Hzあたりの反射を利用しながら谷を埋め、100Hzあたりのボンつきを逆に抑えてうまく距離による反射を利用して低域特性を補償できていた様子が良く解ります。 

 実際に試聴しても150cmも前に出してしまうと低音は全く出ず、100Hz前後のみボンボンいう感じになってバランスの悪い音になるばかりでなく、音場感もそがれてしまいます。また壁にぴったりつけた状態ではやはりこれも音がスピーカに張り付いて癖の強い音になります。
 最適の65mあたりでは音場感も出て均一で細かい音まで良く聞こえる様になりました。

 小型スピーカの場合近接では出ても大概はフリースタンディングだと低域は7,80Hzあたりまでしか伸び無い場合が多いです。そこで壁やコーナを利用して低域をうまく延ばすのが重要ですが、一面ピークを抑える要素もあるのにも気づきました。そしてこの辺の効果が出方に理論的な解釈が出来そうなことが良く解りました。

 もちろん基本的な特性の異なる大型スピーカのような場合は最適位置が異なると思いますが、基本的な反射定材波の出方は同じなので、うまく本来のスピーカの弱点を補うポイントを見つけるのが肝心ですね。

 

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