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zoom RSS omniMICの測定上の問題

<<   作成日時 : 2017/07/16 17:18   >>

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 思わぬところからomniMICの周波数測定上の問題に気がつきました。

 通常周波数特性の測定では中央メニュー欄のインパルス処理のwindow時間は(本来は反射を見て調整する値ですが)あまりいじっていないと初期的には5msecあたりになっています。そしてその脇のラジオボタンが(赤の上矢印)only toだと下矢印のグラフのように低域が表示されませんので、真ん中のblendedを選んでいると思います。

 少し説明が長くなりますがonly toで低域が表示されないのは先ほどのwindow時間が短いと低域での周波数計算結果の信頼性がなくなるというomniMICの測定法の原理的な問題で、わざと表示させていないのです。

 ただしそれでは見難い?ということで低域に関しては先ほどの時間窓を無視したラジオボタン左のallモードの測定結果を自動的に継ぎ足して表示するのがblendedというわけです。 

 これだけなら特に問題は無いのですが、周波数特性を計算するwindow時間により(通常の部屋では)2から6dBほどのかなりレベル差、違いがでてしまうのです(この理由については私はまだ良く解っていませんが)。

 そうすると特に考えずblendedで周波数特性を取ると低域の時間窓は長く、500Hz以上は5msecでの測定結果となり、周波数の高低でスピーカがたとえフラットでも高域下がりのレベル段差が付いたデータになるということが起こります。

 下のグラフは自宅のリスニングポイントでの測定例ですが、赤が5msec、青が30msec、黒が250msecの時間窓での測定結果です。赤ですと明らかに低域と中高域に段差が付いていますね。(3dB/Div)

 今までインパルス処理の時間窓を長くしたほうが聴感と測定結果の周波数特性が合う感じがしていたので、経験的に時間窓を伸ばして測定していたのですが、どうも原因はここにあったようです。
 親切?なblendedモードが仇になっていたようですね。まあ良く考えずに使っていたのが悪いといえばそれまでですが良く考えないと測定も中々難しいものです。

 段差は環境は測定距離などにもかなり影響するのでそれほどでもない場合もあると思いますが、やはり見直したほうが良いですね。

 当面の測定方法としてはやはりこちらが良いかと思います。


 時間窓の長短でレベル差が出る理由がお解りの方がいましたら教えていただけると参考になります。よろしく。残響分のエネルギーかと思っているのですが、確証はありません。


 


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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
解説の最後に載っている解釈で良いのではと思います。
聴取位置では、時間窓が長いと間接音の残響で実際に音圧が上がると考えます。
スピーカーを壁や床から離し、マイクをスピーカーに近づけると、相対的に間接音が小さくなり、時間窓が長くても段差は小さくなります。
omniMICは正直に測っているだけかと。
take
2017/07/19 13:10
やはりそんなところでしょうか。
そうするとやはり時間窓は長いほうが実際に近いと言えますかね。まあ30msecも取れば大体は充分のようですが。
ケン
2017/07/19 21:11

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